太陽の勇者ファイバード


火鳥勇太郎は永遠のヒーローです


1.この作品について
シリーズ第2弾であるこの作品。
当時はエクスカイザーほどではなかったものの、かなり好きな作品ではありました。
エクスカイザーを段々見なくなった割には、なぜか早い段階から見ていました。
1話を見たのもはっきり覚えています。
エクスカイザーは見なくなってしまったのに我ながらなぜだったんでしょう?
飽きやすいくせに、新しい物は好きだったのかもしれません。

2.そして月日は流れ・・・
結構見ていたファイバードだったんですが、最強合体登場辺りから見なくなったと思います。
なぜだかよく分かりませんが、多分飽きてしまったんだと思います。
詳しいことはまるで覚えてませんが、まだ幼かったので気まぐれみたいなものだったのでしょう。

3.再会
この作品もAT-Xで一気に見ました。
これも当時は特に思わなかったのですが、ロボの個性や話の密度の濃さに驚かされました。

4.この作品の魅力
この作品の魅力。
それはやはり火鳥勇太郎の存在が大きいのではないでしょうか。
男の僕が言うのも変かもしれませんが、火鳥の兄貴はボケも含めとにかくかっこいいです。
前作のエクスカイザーはあくまでガレージ内でコウタと会話する程度でしたが、 火鳥勇太郎は宇宙生命体でありながら天野博士の作ったアンドロイド を元に人間の姿で日常生活に溶け込んでいます。
その火鳥はエクスカイザー同様地球に来て間もないうえ、普段は人間 地球のことをよく知らず 頓珍漢な行動や言動をしてしまいます。
普段は大ボケをかましながらも 悪の前では凛々しく見得を切り、敵を蹴散らすさまはかっこよすぎです。
さらに妙に純粋というか、なんでも素直に取りすぎているのも見てて楽しいんですよね。
これだけ火鳥が個性が強かったため、 他のキャラクターはちょっと火鳥に食われてしまっているように 見えなくはなかったですが、僕としては十二分に個性が出ていたと思います。
ケンタは微力ながらもリスターなどを駆使し火鳥をサポートし、 後半はフレイムショットを装備しテシター相手に奮闘しました。
博士はたまに変な発明をしますが、 ファイアージェットやバロンチームなどのスーパーメカを 多数開発し、ジャンゴの発明や作戦を的確に分析し 対処や作戦を立てる天才。
ハルカは戦闘や作戦中は若干空気気味ですが、生活観のなくだらしない博士の 身の回りを面倒見る良い子で、ちょっとした助言が成功を収めたことがあります。
ケンタ、ハルカ、博士は親戚ということもありやっぱり仲間とも友達とも また違う面白い描き方がされていたと思いますね。

途中で正式に仲間になる美子先生は科学者としての立場ですが、 また他のメンバーと違った見方で火鳥との関係を築きました。
ただ美子先生と火鳥の関係がよく分からないまま終わってしまったという 意見をよく聞きますが、そのこで僕なりの考えを。
美子先生の感じた火鳥に対する好意のようなものは、一人の女性としてではなく、 人間として火鳥の姿に惹かれたんだと思います。
火鳥にしても、基本的には生命の全てを愛しているということで、 人間の愛とは別次元なんですよね。
元々恋愛的な要素はなかった気がします。
佐津田刑事は若干ピエロ役でもありましたが、平和を願い 奮闘する姿は勘違いはするけど正義感のある人ではあったと思います。
一度ドライアスの作戦を見抜いたこともありましたしね。
最終的には博士への嫌疑も晴れ仲間になりましたが、 もう少しそういうパターンも見たかったですね。
しかし佐津田刑事は何故あそこまで天野博士を疑っていたかは明かされませんでしたね。
ガードファイアーに多少なりとも嫌疑を持たせたからには、それなりに 伏線だと思ったんですが。
ただ脱税していた嫌疑があったから、だけではないと思います。
もっと疑うべき何かがあったのではないかと。
またこの二人は自分の乗るパトカーや救急車が宇宙警備隊だと知らずに いて、 この二人はいつその真実を知るのか、という話の引きも本作の群像劇としての 側面も果たしていたと思いますね。

次にロボットですが、この作品のロボってデザインもキャラ設定もリアルじゃないですか?
ガードチームの3体は子供が好きそうなマシンの集まりと思われがちですが、 ガーディオンの合体形式はかなりマニアック。
この作品で初である3体合体+1でも、3体では飛行できないものをフォローしたといういい意味でも
とてもよくパワーアップを再現していたと思います。
バロンチームも5体いる割にはそれぞれタイプの違いマシンの集まりで、 とても面白く仕上がっています。
当然各ロボットの個性も非常に出ています。
特にガードスターは佐津田刑事、ガードレスキューは美子先生とそれぞれに 地球人との絡みが存在し、
これらの効果もあり彼らの存在感はとても大きかったです。
特にガードスターは単独での出番が非常に多く、これもパートナーの 佐津田刑事のおかげでしょう。
主役以外のサブロボの場合、大抵はチーム単位で活動するのが後にも先にも ほぼ主でした。
しかしその話の最後まで単独で活躍できたのは前作ではスカイマックスの 一回、次回作ではビッグランダーだけでした。
単独で活躍できるため、主人公が戦う前に戦闘を開始 出来たというのは大きいですよね。
ガードチームは基地の外で待機している恩恵と言えます。
バロンチームは基地で待機なのでガードチームほど自由度はなかった ですが、エースバロン以外の4体は人格がなかった割には各機能を生かした レスキュー活動がとても上手に描かれており、
各個性が良く出ていたと思います。
比較対照にしてしまい申し訳ありませんが、マイトガインの人格もありレスキューチームであるダイバーズより よっぽど印象に残っています。
またまれに敵のフィニッシュも担当しており、 スーパーガーディオン登場後、サンダーバロンやガーディオンが 担当したこともありました。
明確なフィニッシュだけでなく、最低でも必殺技を一緒に放つなど、 エクスカイザーの時に比べ大分活躍が増えています。
グレートも毎度登場せずファイバードとグランバードを両立させており、 前作ではキングエクスカイザーの出番がほとんどなくなってしまったことを 考えると、ロボの活躍は大分振り分けられるようになっています。
個々のロボの個性が一番出ていたのはジェイデッカーだと思いますが、 このファイバードもなかなかだったと思います。
フィニッシュを決めたという点では、多分トップじゃないですか?

次に内容に関してですが、これも結構濃く仕上がっていると思います。
敵側の作戦も前作と違い世界を制覇するというのが目的なので、人類にとって 脅威となる作戦を次々と展開しました。
まず2話の段階でサミットを乗っ取り、世界征服を宣言するのが現実的ですよね。
ちまちました作戦も多いのですが、基本的には無差別に大量に 殺害を行う、人を洗脳するなど、ある程度理にかなっています。
その方法もオゾン層の破壊、リニアモーターカーを暴走させ原子力発電所 に突っ込ませる、爆弾を積んだ航空機を手当たり次第に各地に飛ばす、 人工衛星を大気圏で 燃え尽きないように落とす、月面のマスドライバーを利用して 隕石を落とす等々。
小規模なものですが、洗脳ウイルスを撒き散らすものや、少々 間抜けなのですが夢の中で洗脳するという物もありました。
この夢枕というのは割と現実的で、現実的に考えると結構怖いですよね。
これ以外でも洗脳のパターンは多く、これまた地味なようなですが 洗脳ってのは結構怖いですよね。
戦隊とかの場合、どうしても「その作戦が成功したとしてどうなるの?」 と思わずにはいられない作戦も多かったです。
まあ勇者の場合は割とそんなことないですけどね。
彼らはデビルの塔を建て、地球を暗黒世界にするのが目的なわけで、 その時のために人類を降伏させるのが目的でした。
たまにお金を奪うための作戦が出てきますが、その理由が 作戦用のロボを作るのにお金がかかるからというのが涙を誘います。
やっぱり地球人である以上お金とか必要ですよね。
あとボスのメカであるドライアスもかなりかっこいいです。
内面的にはダイノガイストの方がよいですが、合体シーンや見た目のカッコ良さではこちらが好きです。
ガイスターにあったコミカルさがなくなり、敵の魅力がなくなったという 評価もよく見ますが、彼らの作戦のおかげで毎度楽しく見れたと思います。

5.最後に
この作品はそこそこ知名度があると思います。
やはり火鳥が女性に受けたのが大きかったのでしょうか、
できればそれだけではないと思いたいところですが。
まあアニメディアくらいでしかまだ取り上げられず、 火鳥勇太郎のかっこよさに引かれた女性ファン以上の ファンを引きこめれたかは難しかったようですね。

前作エクスカイザーで完成した土台。
それらに加え人物、ロボット、内容、全てをリアルにしつつ、あくまで子供向けな範疇を越えない レベルで描かれたとても完成度の高いこの作品、
個人的にはシリーズ中でも屈指の名作だと思ってます。
ただここで一つ問題が起きました。
勇者シリーズは第2作目にして早くも完成作を出来上がったしまったのです。
そのため今シリーズは迷走の時を迎えてしまった気がします。
ただこの作品はエクスカイザーに比べ、玩具的には少々苦戦したようです。
ライバルとも言える戦隊、メタルヒーロー、それらに加えアニメ作品でも ライジンオー、ゲッターロボ、同社でありますがメタルジャックなど 色々な作品が食い合ってしまったせいらしいですが。
あとバブルが弾けたこともあり、その反動が来たということもあったようです。
内容に関しては主観によるものなので勝手なことはいえませんが、ドライアスの 作戦などが結構ハードであり、苦戦など暗めの場面が前作よりちょっと 多かったかもしれませんね。
子供が見る作品としては。


ページ名 ページの解説
ストーリー感想1 1話〜10話までの感想です。


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