生理後半や終わった後の
痛みなど(生理後症候群)

生理開始から3日目以降、または生理終了後に現れる体調不良は、月経によってエネルギーが漏れることが原因です。一般的に痛みそのものは激しくなく、虚弱体質者特有の症状を随伴します。


Ⅰ気血両虚
生理3日目以降や生理終了後に下腹部痛が出る。押すと痛みが緩和する、経血が淡くて量が少ない、エネルギー不足、易疲労、顔色が青白い、消化吸収能力の欠如・・・など。
胃腸によるエネルギー生成能力の不足、あるいは先天的エネルギー不足、働きすぎなどによるエネルギー消耗で、気血が不足して生命力が低下すると同時に子宮の滋養が低下するために痛みが生じます。


症状:生理中又は生理後に下腹部がシクシクと痛み、押すと寛解する。月経血は淡くて量も少ないことが多く(生理にパワーが足りない)、性格的に活気がない、易疲労、顔色が悪い、消化吸収能力の低下、舌質の色が淡くて脈が弱い。
養生法:足を使った運動・早寝・食べ過ぎない食事などの生活習慣の改善により消化吸収能力を高め、後天のエネルギー産生を促す。それにより、気血を補い、経脈を養い、経血を潤沢にします。

Ⅱ肝腎の虚証
先天的な虚弱体質・働きすぎ・睡眠不足・運動不足などにより、肝腎の精血が低下し、生理によるエネルギー漏失が加わって、子宮を滋養できないために痛みを生じます。
①精血の虚
生理終了後に下腹部痛や腰痛が出る。月経血の量が少ない、月経周期の延長、フラフラする、耳鳴り、目の疲れやかすみ、膝に力がない・・・などを伴う。精血の不足が原因の症状であり、虚熱(ほてりなど)が出ることもあります。

症状:生理終了後に下腹部や腰がシクシクと痛み(虚痛)、血の量が少なく、周期が延長する傾向がある。舌質が淡いか紅い、舌苔が少なく、脈が細くて硬い。のぼせや寝汗を伴うこともあります。
養生法:足を使った運動・早寝・食べ過ぎない食事などは全ての養生法に共通しています。

②陽虚(冷え症)
生理終了後に下腹部痛や腰痛が出る。月経血の量が少ない、頭のふらつき、耳鳴り、極端な冷え性、精神不安定で頼るものが欲しい・・・など。
陽気が足りなくなり、極端な冷え性に陥ります。精神不安定も併発することもあり、生きていくことに不安を覚えることもあります。外からの冷えにも弱く、項の辺りがスースーすることもあります。


症状:エネルギー不足とともに、極端な冷え、元気の不足、易疲労、舌質が淡くて舌全体がポチャッと腫れている、脈が弱くて遅め・・・など。
養生法:冷たい飲食物や身体を冷やすことは絶対厳禁です。水分を摂りたくもないのに無理矢理に飲むのもいけません。足を使った運動・早寝・食べ過ぎない食事などは全ての養生法に共通しています。

生理痛の東洋医学的養生法TOPへ


Copyright(C)2007-2018  Nagashima Acupuncture Moxibustion Room(Tsutomu Nagashima)    リンク:女性特有 月経後の症状