水流渓人のページ「登山日記」No.323

 
2008/10/29
 
「鷲ヶ峰・北稜」
阿蘇
  

   
北稜を攀じる川キョン 鷲ヶ峰にて 天狗台にて
  

 
 とおとお「鷲ヶ峰」である。ぜひ、行ってみたかった「鷲ヶ峰」である。4人が揃い、緊張感と達成感のある1日を過ごせた!
アプローチ
 仙酔峡の駐車場から出発する。舗装された遊歩道を歩き、仙酔尾根と分かれて赤ガレ谷を目指す。砂防堰堤工事がされており、現場の人の指示で通過させてもらう。しばし、背の高いブッシュを掻き分け赤ガレ谷に入って行く。左に虎ヶ峰、谷は次第に狭まり「関門」へと到着した。
関門〜赤壁
 関門で少し休憩をする。日陰で吹く風が冷たい。しばらくすると体が冷えてしまいそうになり。ガリー2へ向け歩き始める。どんどん傾斜が強くなり、脆いクズ岩がザラザラして危険極まりない。いよいよという所に古いハーケンを見つけ、ここでロープを出し第一キレットに立つ。ジャンダルム(護衛兵)は、とにかく落石を誘発しそうで慎重に行動する。左を巻くように進み、間を抜けて右を回り込むと、安定した所に出る。少し下って赤壁の基部となる。鷲ヶ峰ピークに達する北稜は、見上げると迫力があった! 
赤壁・・・ペツルのボルトが打ってあり、思い切り登れそうに見える。取り付いてみると、運動靴でもフリーで抜けれるが、やはり掴んだ岩がグラつくし抜けそうで恐い。どう見ても直上の後、左に階段状を攀じるはずだが、小松の親分は、わざわざもっと上の被り気味の岩を乗っ越していて、続くじんさんも私もその通りしか行けない様にロープが岩の隙間を通っていた。エイっと乗り越すと、ザレ場になり傾斜が緩くなる。小松の親分は、大きな岩で確保していた。そのまま、私が北稜の取り付きとなる基部の平行ピンへ先行する。
稜1P・・・要所にペツルが打ってあり、安心して?登れるのだろうが・・・、いかんせん、打たれた岩ごと外れそう・・・、握った岩、立ったスタンス、いつでも外れそう!30mぐらいで、まず終了点。
稜2P・・・凹角状を5mほど登り、左の壁へと移る。ボルト・ハーケン方向にルートをとるのだが、うっかりするとそのまま直上してしまうので注意!クライムダウンの技量のある小松の親分は、3mほど下がったが、フォローでありながら上に行き過ぎた川キョンは、そのクライムダウンが恐ろしくて下から悲鳴を上げていた。実に高度感に襲われ始める頃・・・である。1人用?のテラス?に3人が絡み合ってしがみついていた。
稜3P・・・高度感に慣れ始めた頃・・・。10m程度の登りで、安定した位置に登り上がる。写真を写すと、素晴らしい高度が背景に写し出される。
稜4P・・・まぁ、なんともない登りで、草付へと抜ける。後は、そのブッシュをひと登りで、鷲ヶ峰の山頂へ立つ。360度の眺望を楽しむことができるが、ここから、懸垂・ナイフリッジ通過があるので、緊張感は維持しておく。後、大切なのは時間経過に対する認識である。
懸垂下降・ナイフリッジ通過〜天狗の舞台
 良く見る・聞く懸垂下降位置は、シュリンゲの束が、まるで名物みたいに巻かれていた。下降用のボルト・リングが設置してあるので、そちらにロープを通し、次々と下降していく。第2キレットへトラバースし、15m程度の登り返しでナイフリッジの尾根に立つ。ここでロープ解除。両端切れ落ちているが、皆、何事も無く淡々と通過して天狗の舞台へ抜ける。しばし、ギアの片付けと休憩。
高岳・中岳・ロープウェイ下山 
 登山道のなんと歩きやすい事よ!と、スイスイ歩く・・・つもりだが、歩きの早いじんさんについて行けない。膝に問題のある私と川キョンは、既に100m以上もあけられてついて行く。小松の親分もやっとこさつついて行ったそうだ!
 
 達成感を強く感じる山行だった。当然、初の挑戦という事がとても大切な要素である。良かった!!

写真レポートのページへ

 
西都発4:30---都農神社5:10---延岡---高森7:40---仙酔峡8:20---登山開始8:50---関門9:25---第一キレット11:05---ジャンダルム---赤壁11:20---北稜12:00---鷲ヶ峰13:45----懸垂地点14:20---天狗の舞台15:10---高岳15:50---中岳16:05---ロープウェー駅16:35---仙酔峡16:45---月廻り温泉---食事---高森初18:30---都農神社22:10---西都着22:40
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           小松の親分
年齢 49           川キョン
ピーク(山行)合計 397           じんさん