水流渓人のページ「登山日記」No.321

 
2008/10/15

比叡山3峰
「ウォーターカップUルート〜比叡の果てルート」
  

  
ウォーターカップUの2P 比叡の果て4P 終了点にて
 

 
 前日、たっぷり降った雨だから、水の通り道となった「ウォーターカップUルート」を登るなんて・・・。と思う気持ちがあるものの、行って見ないと・・・という気持ちも強く、とりあえず杉林&藪を抜け、取り付きに立つ!案の定・・・濡れている・・・のは、誰でも判るが、敗退も意識しながら登攀開始となる。
 1Pへ向かうアプローチも濡れると凄い!私はゴボウでなんとか樹林帯へたどり着けた。ますます悪いアプローチを、ロープを出して2P・・・必死に上がると、いよいよピンに導かれてルート上に出ている。いつもながら、シビアなスラブである。しかし、濡れていると、恐ろしいスラブと化していた。上から染み出しの水滴が垂れ、しぶきとなってピチャピチャしている。ひたすら終了点を目指す小松の親分は、戻る気配はない。2Pを過ぎると、完全に乾いていて、実に快適なスラブ登りが楽しめた。4P核心となる5.10cを、一気に登り上がるが終了点(3峰トンネル上付近のいつもの取り付き地点)で14:00だった。ルートに入ってからは2時間10分だが、アプローチがそこまで1時間25分要していた。
 計画では「左方カンテルート」であったが、ここで止めて温泉!ってのもグーでありかな?と軟弱な思考で弁当を食べる私に、「じゃ、比叡の果てルートにしましょうか!」と、天の声・・・。「まぁ、暗くなっても大丈夫だから、ゆっくり楽しみましょう!」なんて、思ってもいない言葉が口から出るから、自分ってのは実に信用ならないもんだ!
 1Pは、左のハング下を行く。いつもは、コーナーをレイバックで豪快に掴み上がり、ハング下のクラック・・・フィンガークラックをトラバースする恐ろしいルートだが、今回は初めてクラックのコーナーを直接ハング下に出るルートを辿ってみた。私は、当然ながらフレンズ掴みのA0でなんとか・・・である。2Pは、段違いを乗り越し、クラック走る楽しいスラブ。3Pは左トラバースで、あの大変なフレアクラックの走る左方カンテバリエーションを通過し、さらに左に回り込み、強いスラブを直上。そして、5.10dの4Pが待ち受けている。ツルンとしたスラブは、小松の親分をしてもA0・・・だが、ここで探りに探って次回への糸口を見つけた様子。そして、ハングを乗り越し、さらにハング・・・。アヘアヘとロープは50m目一杯のばす。後、1Pを残し、矢筈岳に太陽が隠れた。落ち着いて最終の5.10cを乗り越すと、がっちり握手。「水曜登攀隊らしく!」と、おっさん二人で夕日に叫ぶ?いや叫ばない!いつものように、小松の親分ありきのリードの水曜登攀隊・・・、また来るぞ!!
 

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自宅6:30----佐土原駅----都農神社7:30----3峰先空地駐車場発9:25----ウォーターカップ取り付き9:49----登攀開始10:08----1P取り付き10:50----終了点14:00----比叡の果て登攀開始14:15----終了点16:50----下山17:20----駐車位置17:40----帰路----日向お舟出の湯----帰宅19:30
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           小松の親分
年齢 49            
ピーク(山行)合計 395