水流渓人のページ「登山日記」No.285
 

2007/11/23

「白髪岳」
 
1417m

 
威厳あるブナ 三池神社 山頂
 

 
 2日前の「比叡V峰・ウォーターカップUルート〜ラストフロンティアルート」の合計10ピッチは、なんとも充実感があった。この日、山の会のクライミングにも誘われていたが、前夜の仕事が遅くなり、朝も寝坊したくなり、明日から息子のレスリングの試合で北九州へ行くこともあり、比叡へは足が向かなかった。かと言って、何もしないのも・・・と、とにかく米良方面へ走る。走れば、なんと祭日(勤労感謝の日)なのに工事をしているではないか!たくさん足止めをくらった人たちがたらふく苦情を言っている「通行止め」箇所で1時間ボーッとさせられた。
 足止めを食いながら、「白髪岳」を決めた。山容の如くなだらかな登山がいい!と思った。この山は、子供を連れて山の会の仲間と、そして家族で来ている。まぁ、昼から登ってもゆっくりだと思った。とかなんとか思いながら、記憶と言うものは本当にあいまいで、登山口への道がチンプンカンプンになっていて、食料品店の兄さんに訪ねる始末である。
 登山口で、「今日は、休憩ナシに山頂まで!」と気合を入れる。落葉した森は、明るくて気持ちよい。リズムよく1時間程度で山頂を踏めた。後は、ゆ〜〜っくり、昼飯を食べて、のぉ〜〜んびりして下山するだけだ!登りに頑張った分、ホッとして眠くなってしまった。青空だが、正面に見えるはずの霧島連山は、雲に隠れていた。
 「山を歩く」という事は、何なんだろう?と考えたりした。当然、答えは出ないが、「癒されたい」とか「ストレス解消」とか「健康のため」とか、何か違う様な気がしている。だいたい、あれこれと難しい理由をつけたがる私であるが、違う気がする。山を歩くに当たっては、山の会?仲間?一人?家族?・・・どうだろう。一人で歩くことは、何かに追われている感じがする。はたまた、脅迫され怖くて歩いてる気もする。景色を見て、森を見て、汗をかいて、怪我もなく下山して、安全に帰宅する・・・それでいいのかな?それがいいのかな?白髪の森は、あれこれ考えて歩くのに、とても気持ちいい。必死に歩かなくていい分、たくさんのゆとりがある。ゆとりがあれば、目に入る景色もより深まる。見ながら、歩きながら、考えてみた。歩けば、歩くほどに、たくさんの「ゆとり」が出てきて、色々楽しめる。人は欲があるから、慣れると更なる物を求めてしまう・・・。日常と一緒だな!!ふと気づく。あの頃、ガイドブックを見て、地形図を見て、準備に時間をかけて、登山口に向かった。達成感に包まれ、帰宅するとレポート(日記?)を綴る。そんな充実感が薄れている気がしてならない。家族と行く機会が減ったからだろうか?それだけでは無い気がしている。
 ふと、周囲の明るさが強い気がして見渡すと、以前の台風で起きたのだろうか・・・倒木で痛々しい景色に変わっていた。三池神社の裏で焚き火をしているグループがいた。重い足取りで下山してくるご夫婦とすれ違った。母と小学生の親子が、私のリュックを見て驚いていた。
 

 
自宅9:30-----工事による通行規制(1時間待機)----登山開始12:45----猪子伏12:55----三池神社13:34----山頂13:47----休憩・昼食----下山15:06----登山口16:04----ゆたーとで柚こしょう購入----帰宅19:30
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠             
年齢 48            
ピーク(山行)合計 344