水流渓人のページ「登山日記」No.278
 
2007/10/03

「天空への階段ルート」
 
比叡3峰

1P 40m 5.11a 3P 50m 5.10b 5P 25m 5.11b/c  終了点
 

 
 2度と登らんでもいいかなぁ〜・・・と思うルートはたくさんある。白亜スラブ・・・2峰正面・・・、そしてこの「天空への階段ルート」である。ルートの良し悪しでなく、私自身が怖くて大変だからなんだが、また来てしまった。リードできる小松の親分感覚でなく、なんでもやり放題登攀の私感覚で日記を残す・・・。

1P 40m 5.10b A1 (フリー5.11a) きついスラブを直上 
 
上から張られたロープを完全に頼り切って、しかも腰に下げたテープアブミを使い放題である。登り始めは、少しフリーで行くが、傾斜が増す段違い辺りからは、ヌンチャク掴み、アブミ、ピン立ち・・・状態である。しかし、ピンにばかり立つのも、結構疲れるもんである。ガッチリ効いたRCCボルトは、本当に心強い。ロープ掴みのごぼうだけは免れたが、なんとかフォローする。
 

2P 25m 5.9   A0 (フリー5.10a) 階段状から小フェイス 
 草が相当うるさくなっている。フェイスになった所は、以前来た時より難しく感じてしまったのは、少しフリーで抜けようとしたせい?だと思うが、唯一、心休まるピッチでもある。傾斜の強さは、足下の川床の景色から判る。右手に2峰やニードルが精悍に見えている。ふと、ようやく「岩登り」に来ることが出来た!みたいな満足感を感じてしまう。風が涼しい。
 
3P 50m 5.10a A0 (フリー5.10b) スラブトラバースで凹角、カンテ直上 
 
棘だらけのブッシュからスタートする。簡単だが、なぜかとても緊張するスラブトラバースから、一気に難しくなる凹角を直上。本来は、凹角の中間辺りから左へルートは行く?のだろ・・・。ピンが2本見えている。以前と同様に、凹角を直上するが、結構微妙なバランスを要する。凹角が左折する所に平行ピンがあるので一旦切る。
 ここから15m程度のカンテ登りだが、素晴らしい高度感を楽しめる。以前はリードしたカンテだが、完全に頼りきっている精神では、このフォローさえ怖く感じていた。行動食を食べ水分を補給する。
 
4P 30m 5.9   A0 (フリー5.10b) チムニーからハンドクラック 
 チムニーが、草で埋まり小松の親分はナイフで草刈をしながら登る。結構な時間を要した。私は、どうもこうも出来ない事は判っていたが、チムニーに入りこまない様にするが、傾斜がきつくピン+アブミに必死にしがみつくだけの散々たるもの・・・。チムニーからの抜け口も微妙。でも、抜ければすがすがしい気分にはなれた。後1ピッチ・・・という押し迫る嬉しさをプラスされる。
 
5P 25m 5.9   A1 (フリー5.11b/c) きついスラブ 
 
このキツイスラブの核心は、ボルト穴にマイクロナッツ+アブミで立ちこみ更に上にピンを打っているのを覚えている。小松の親分も取り付く前に、マイクロナッツをハーネスの取りやすい位置に移動させていた。しかし、私には何も関係ない程のエイドクライミングである。もう・・・やりたい放題、ルール無用の世界である。以前は、少しチョンボをした後は落ち込みや後ろめたさもあったが、成長?したのだろうか・・・悟ったのだろうか・・・平気になってきた。これで、「登りました!」と大口は叩けないが、上にたどり着けたという事実もある。ガッチリ握手。昼食を取り樹林帯を下降すると、水場のすぐ横に出た。

 
 

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自宅発6:30----佐土原駅----都農神社7:30----麓屋へ----比叡トイレ横駐車場9:10----3峰水場9:20----取り付き登攀開始9:50----3Pへ11:30----4P12:50----終了点14:50----昼食----下山15:10----3峰水場駐車位置15:28----日向・お舟出の湯----自宅着18:30
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            西都山岳会
年齢 48           小松の親分
ピーク(山行)合計 336