水流渓人のページ「登山日記」No.277
 
2007/09/24


「第一スラブルート」
 
比叡1峰/南面

ノーマル5-級 亀の甲スラブ 最終ピッチ
 

 
 「ついに」・・・という言葉がピッタリな感動である。そう、ついに家族と「通称:1スラ」を登ることが出来た。中学2年になった長男の腕力は、私を止めるにふさわしい力を持つようになった。取り付きとなる比叡登山口のトイレ横駐車場で身支度を整えた。怖がることも無く、淡々と準備を進める息子を見ていると、男同士の付き合いが出来るようになった気がした。
 1Pスラブ/50m/4級
 
雨後の乾きを待ってのスタートだが、1Pはジクジクとしていた。濡れながら登った経験もあり、落ち着いてスタートする。簡単な凹角を5m程上ると、ホールド豊富な階段状のスラブとなる。誰が打ち足したかハンガーボルトが2箇所増えていた。他にもあちこちにボルトを打ち込んだ跡ががある。比叡の初登であるこのルート上に、失礼極まりない行為に思える。立ち木でビレーし、息子を迎える。そのまま、ノーマルカンテへブッシュを移動。
 2Pカンテ/45m/5−級
 実に好きなルートだ。体が宙に放り出される感じが、とてもスリリングで、核心となる凹角気味のムーブが微妙だが、50cm程体を上げれば、すべて解決する。テラスに登り上がり、フォローを確保。問題なく登ってピースサイン!テラスで、お茶を飲む。
 2P亀の甲スラブ/35m/4+級
 ちょっとしたチムニーから棚に登り上がる所がポイント!ここにもハーケンの打ち足しがある。グッと右に回りこみ、特徴的な亀裂の入るスラブを快適に登る。シングル10.5mmロープは、滑りが悪く重くなる。岩角のロープのひっかかりにも要注意である。問題なくテラスへ抜けるが、息子はギアの回収に手間取り、しばし動きが止まった。棚から右に回りこまず直上してきた。
 3Pバンド/30m/4+級
 バンドを右に行き、コーナーを直上する。楽しい。
 4Pスラブ/20m/4−級
 フリクションバッチリのスラブを登ると、スーパールート核心部の取り付きテラスに立つ。
 5Pフェース/40m/5+級
 「後、何ピッチ?」と長男に聞かれる。「お父さん、ここは落ちるかも?」と言いつつ登りはじめる。以前、クライミングを始めた頃、リードで落ちた経験のある場所だ。落ち着いて行けば数メートル先の棚まで何てことはない。棚に上がると、岩を抱くようにずり上がって行く。フェースだが、落ち着いて行けば確実にホールドが見つかる。3ピン過ぎると、階段状になり後は楽勝!長男は、インクノットが外れず大変だったそうだが、ギア回収も回数をこなし上達する事だろう・・・。要は、経験した程!というのは何事も同じ!って事だな・・・。
 6Pスラブ/35m/4−級
 快適極まりない最終ピッチ。川底から、向こうの六峰街道の山々がフルスケールで見える。高度感を楽しんで終了点を迎える。達成感を感じながら、コンテで稜線を歩く。雨になる。
 
 

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自宅発6:50----比叡トイレ横駐車場9:00----麓屋へ----再度トイレ横駐車場9:30----1スラ取り付き9:40----亀の甲取り付きのテラス10:25----核心5+取り付き11:30----終了点12:20----稜線下山口12:55----千畳敷13:20----駐車場13:30----麓屋でシャワー----帰路14:20----自宅着16:30
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           
年齢 48       13    
ピーク(山行)合計 335       103