水流渓人のページ「登山日記」No.276
 
2007/08/29


「根子岳」
 
ヤカタガウド〜天狗峰〜地蔵尾根

天狗峰への登攀 25m懸垂下降 高度感ある縦走
 

 
 8月、冒険の旅は終了する。気合い充分に、そして純粋に「山」に向かい合った。それは、何の邪念も無く、自己への挑戦だった。何年かけて・・・いや、どれくらいの経験を積めば、私は自らの挑戦を実行に移せるのだろう・・・と思い悩み、そして恐れてきた。積み重ねてきた数々の登山や登攀は、周到に自分に蓄積され、この計画を終了させる事が出来た。恐れるに足りない?そうではなかった。そうではなかったのだ。私の挑戦は、数々の岩場を攀じる事や、未踏のルートに向う事では無かったのかも知れない。本当に、純粋に根子岳のギザギザを歩きたい!と思った。この夏、岩登りで6級ルートへリードで挑んだ。チョンボしたが稜線へ抜けた。沢登りで初めてのルートへ挑戦し、しっかりとコースを辿り山頂へ立った。だから、根子岳だったのか?この山への挑戦を終えて、3週間が過ぎようとしている。なんと書けばいいのか、書く理由を見失った感じでいる。誰も、この記録に反応しないで欲しいと思っている。
 足元を見てみるがいい!ロープを繋ぎ、クライミングシューズを履き、谷底が見えているじゃないか!あの頃、てこてこと歩く娘や息子達の姿があったはずだ!子供たちを勇気付ける厳しいママの声が聞こえていたはずだ!今は、ロープには家族が繋がらず、岩場にその声は響いていない。山や岩に対し、純粋になると言う事は、そういう事なのだろうか?私の目指す所は、すでに家族全員での域を超えてしまっているのだろうか?いや、家族でその域に踏み込みたくて、ならば強いリーダーシップと技術と経験を積み重ねなくては・・・と考えていたはずだ。でも、その気持ちは家族へは届かず、自分の欲だけの域に到達したのではないだろうか?そんなはずでは無いのに、そんな状況が出来てしまっている。根子岳の縦走を終え、満足げに露天風呂から眺めた景色が、今はボンヤリとしている。雲が垂れ、山が覆われている感じがしている。スッキリと晴れ渡る思い出に戻すために、私はどんな努力と修正をしたらいいのたろう・・・と焦っている。強く思っている。
 

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自宅発5:10----高森・月廻り温泉前駐車場7:50----鍋の平キャンプ場8:05----登山口着8:35----支度----登山口発8:49----メガネ岩9:33----天狗への基部10:05----天狗取り付き開始10:30----天狗峰ピーク10:51----蟻の戸渡り11:55----3mクズ岩ナイフリッヂ12:.50----Y峰ピーク13:30----昼食----下山14:10----駐車位置13:35----月廻り温泉16:23----帰路----自宅着20:30
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            川キョン
年齢 48           じんさん
ピーク(山行)合計 334