水流渓人のページ「登山日記」No.267
 
2007/06/27
「白亜スラブルート」
 
比叡山・3峰
 
中央の白いスラブが3P目 4P核心ピッチ 終了点の石舞台にて
 

 
来て見ないと判らないのが「天気」である・・・。
 自宅を出るとき降りだした雨も、比叡では青空になっていた。もっと驚いたのは、岩からの染み出しが少ない事だ!鉾岳の滝奥を狙っていた水曜登攀隊だが、デリケートな梅雨時期の天候が心配だから、晴れてるなら3峰への転進を決めた。
  
1P/3+級/35m
 ウォーミングアップには物足りないスタートだが、4級あってもいいのではないか?の3+級を、フリクションを感じながら右上に行く。テラスから右にトラバースし草付の立木でビレー・・・、トラバースするとき岩角に左膝をゴツンとやって血が滲んでいた・・・マヌケである。
 
2P/7級-(5.10b)/25m 
 1Pとは比較にならないほどの傾斜と、厳しさが漂うクラックである。パワーの要るルートだけに、私には不向きである事も理解できる。小松の親分は、上手にレストを取りながらフリーRP成功!さぁ・・・私の番・・・、実に恐々震えながらの登攀となる。最初のクラックから腕の力が足りない。5mほど登り、自分の腕か?と思うほど。せめてA0でなんとかしたいとの目標も、返って腰のアブミを取り出すのに体力消耗である。まったく先の思いやられる白亜スラブである。
 
3P/6級+(5.10a)/45m 
 長いスラブとフィンガークラックの直線的ルートである。日が差してきて上を登る小松の親分が見えない。長さに、結構苦労して登っていた。フォローの私は、A0なのでグイグイと登れた!小松の親分、フリーRPを意識して、大切に登って行く。白亜スラブの名前がここから付けられたのだろう・・・白いスラブが帯状にハングに吸収されている。あくまでも迫力のある大ハングが覆いかぶさるように迫ってくる。

4P/7級-(5.10b)/35m
 
いよいよ大ハングの左を抜ける核心のピッチである。コーナーをレイバックで掴みあがり、正対からハングをステミングで越える。越えてからのワイドクラックの直上が、正に核心である。時間をかけたが、とおとおRPして歓喜の声を上げた小松の親分である。フォローの私は終始A1だが、ワイドクラックはA1でもどうしようもなく2度墜落!狭いクラックを見つけ、フレンズ+アブミで立ちこみ、ようやく切り抜けることが出来た。無理矢理登った感じがして、怖いばかりである。

5P/5級+/25m
 
いよいよ最終ピッチと思えば、少し気が楽になってきた。ビレー点すぐ右の岩が動くので大注意!である。5級とは言え、出だしが渋い。そこを過ぎれば、「石舞台」はすぐである。小松の親分のRPをお祝いして握手!
 

写真レポートのページへ

 
自宅6:25----佐土原駅----都農神社7:30----3峰水場駐車位置9:25----取り付き9:35----登攀開始9:45----3P終了11:45----4P終了13:20----終了点13:45----昼食----下山車道へ14:40----下山完了14:45----帰路----日向サンパーク・お舟出の湯温泉16:10----帰宅18:00
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            西都山岳会
年齢 48           小松の親分
ピーク(山行)合計 325