水流渓人のページ「登山日記」No.263
 
2007/05/20
「春はあけぼのルート」
 
雌鉾岳
 
4Pをリードする私! 4P終了点から、山岳会の仲間 アンダーフレークを恐々と
 

 
 実に久しぶりに所属の「西都山岳会」の仲間達とのクライミングが実現した。そこまで強調するのは、今後も実現の可能性は少ないからだ。当然、いつもの水流渓人も、同会のメンバー同士のクライミングなのだが、複数パーティで、しかも師匠であるnamaさんの胸を借りてのリード登攀が実現したのだから、私的には価値の高い記録・記憶となったのである。
 
参加者
 パーティ1(nama--アヤちゃん--水流渓人)  パーティ2(梅ッチ--タエちゃん--川キョン)
 
春はあけぼのルート】 2005年10月に、小松の親分と一度登っている。
 
1P/50m/5.3・・・右斜め上に見える松の木めがけて、へんてこな体勢で寄っていく。傾斜は無いが、出だしの1Pというのとピン1本という状況でロープは50m出て行く・・・。「つるべで行くから、順番をよぉーく考えて行きないよぉー!」と言われて、私がリードする。
 
2P/45m/5.5・・・出だし付近が少しだけ微妙だが、フリクションが効いて「鉾に来たぞォ〜!」と、気持のよいピッチである。namaさんリード。
 
3P/50m/5.5・・・2P同様、気持ちよくフリクションを感じての直上だが、リードの私は終了点を見失い、キョロキョロしていたら、隣のルート「庵の秋ルート?」を攀じられていた、かの三沢御大から「もっと右に3本平行ピンがあるだろう!」とアドバイスを戴いた。時遅し・・・ほぼ同位置まで上がりすぎてしまっていた。緊張しながらトラバースしよう!と2mほど行こうとしたが、左の松の木のテラス(美しいの3P終了点)があまりにも近く、そこを利用させていただく事になった。一度切って、中央バンドまでnamaさん行ってもらったら、つるべ登攀の4Pが私の番になってしまった。
 
4P/50m/5.10b・・・いつも思うが、鉾スラブは案外フォローが容易く登れると感じるので、意を決してリードで取り付くと、その恐怖たるや天と地程の差があることぐらい最近知っている。直上するピンを目で追いながら、私は行く事にした。クライミングの世界を覗かせてくれた師匠へ、少し成長した自分を見せたかったのが正直な所だが、初めてリードするこのピッチで、たとえ成功できなくても「行きます!」と挑戦する姿勢こそがすべてである気がしたからだ。15mほど上がった所で、左足が50cmほど滑りピンで止まった。岩の摩擦しか上へ行く術が無いこのピッチは、正に「鉾スラブ」を代表するフリクションクライミングのルートの様な気がする。平行ピンにたどり着いた時の感激は、グッと胸に仕舞いこんである。
 
5P/20m/5.8 + 6P/30m/5.9・・・もう、つるべ登攀の話はどこか行っている。最終の5.10dにするか?ここにするか?の選択を師匠から迫られる。「ここをリードせんかったら、後悔するって!!」と、実にけしかける事の上手な人である。それに単純に乗っかるのも男の世界?なのか、「じゃ!」と、ひきつった顔で言うと、ニコッとするのである。アンダーフレークやクラックなどの内面登攀は、体重をもろに感じるので、肥満下手クライマーは大変なのであるが、案ずるより・・・なんとかであった。
 
7P/25m/5.10d・・・namaさんのリード。フェース?と言えそうな傾斜のキツイスラブである。A0とマイクロナッツが秘密兵器?すぐそこに樹林帯があり、案外高度感を感じずに登ったが、上から見下ろすとフォローしてくるアヤちゃんが空中に浮いている様に見え、すごい迫力だ。
 
 後続パーティのクライミングを眺めながら、先に弁当を食べる。川キョンとタエちゃんがつるべで登るのだから、西都山岳会の女性は凄いヨナァ〜!と思う。「夕方、打ち上げにギョーザ屋に行こうか!」と、namaさんが発声してくれ、旨いビール付きで1日を締めくくれた。
 

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自宅6:00----麓屋7:50----鉾登山口8:20----取り付き8:55----登攀開始9:10----中央バンド9:55---終了点11:15----下山----駐車位置12:25----下山----日向お舟出の湯----帰宅15:30----打ち上げを高鍋にて
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           西都山岳会
年齢 48           5名
ピーク(山行)合計 321