水流渓人のページ「登山日記」No.237
 
2006/10/11

「庵ルート」

雌鉾岳
 
1Pの核心を越える 3Pより 最終の7P膨らみを越す
 

  
 鉾立谷の川床に立つと、その鉾のスラブの下部は、思い切り傾斜は強い!横幅400mとも言われる、巨大1枚岩が、今にも前に倒れそうで、その上に鎮座した1〜3の坊主が、コロリと落ちてきそうである。足元には、それはそれは聡明な水が流れている。しばし、支度を済ませ意を決して上を見上げると、後はとにかく上だけを目指すのみである。今回も、チームとしての初見ルートチャレンジである。
 
【庵ルート】 5級下 Z- A1 205m 3〜4時間
1P・・・30m 6+級 A1 スラブ
 
取り付きからアンダーのクラックを押さえる感じで最初のピンをやり過ごすと、ちょっとした横長のスタンスみたいなへこみを目指す。そこから次のピンへは左トラバース気味にきびしいスラブを行くと、とりあえずくぼんだ感じて立てる所に両足を置ける。そこから強い傾斜を、A1に加えナッツ穴を利用して上がる。本日の最難であり、思考回路を破壊される圧倒的ピッチだぞぃ!!
2P・・・45m 6級 スラブ
 
とにかく強いスラブ。鉾の6級スラブは、慣れないとどこにも有効なラインを見出せない。終盤、落着くほど快適な傾斜に転じてくれる。
3P・・・15m 4-級 バンド
 ここは、「ボク、行きます!」のコールが出来る唯一のピッチ。しかも、登ったかと思うと、草付テラスで終了。
4P・・・35m 7-級 A1 スラブ
 
グレードハ高いが、それはフリーなら・・・。アブミを使えば、結構快適に行けた。一部、ゴボウも手段に入る。しばらくで、おなじみの中央バンドが見えてくる。
5P・・・15m 4級 A1 スラブ
 このピッチで、中央バンドを越すのだが、ピンか遠く、落ちると中央バンドにグランドフォールするので緊張する。なんだか結構難しい気がした。ざらついた苔の多いスラブに、落ちないと靴底に全神経を集中させ思い切るしかなかった。15mにだまされてはイケナイ!四月の風と同じ平行ピン。
6P・・・25m 6級 スラブ
 
少し、ホールドみたい感じをつなげていけるピッチ。右斜上するが、数箇所ギリギリのフリクションで耐えねばならない。
7P・・・35m 6+級 A1 スラブから膨らみ
 
膨らみに達すると、いきなり傾斜が増す。左を直上し、右の膨らみのスタンスらしき凹みで耐えて、手も凹みスローパー?摩擦だけでズリ上がれると核心を抜ける。強烈に恐ろしい、本日第2の核心部。その上も、へんてこなポケットを拾うが、易しくはない。樹林帯の木を掴めば登攀終了となる。

 

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6:30自宅発----佐土原駅----7:30都農神社----鹿川キャンプ場----10:00入山----10:30取り付き----10:55登攀開始----14:50終了点----昼食----15:20下山----フィックスロープ下降路----15:55駐車位置下山----帰路----日向サンパーク温泉---19:20自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           西都山岳会
年齢 47           小松の親分
ピーク(山行)合計 289