水流渓人のページ「登山日記」No.224
 
2006/05/24
「第3スラブルート」宮崎県
比叡1峰
   
6級ルートリードの川キョン 川キョンとKYさん 下山後、記念写真!
 

  
 「どのルートにしますか?」などと決まらずにいた。本当は、鉾岳スラブのササユリを見ながらのクライミングを考えていたが、遠く福岡から合流していただけるKYさんとのクライミングが断然優先である。「ひょつとしたら遅れるかも・・・。」と仰られていたKYさんが1時間以上も前に到着され、近い私達がノコノコ後から到着である。
 なんて言おうか・・・?などと、向かう車中で川キョンと話していたが、居眠りしながら喋る川キョンとは話が合致する事はなく、支度しながらKYさんに「3スラ辺りに・・・。」との意見に反対する言葉は持ち合わせていなかった。3スラの黒光りスラブまでは、1・2スラと同じピッチを登る。3スラ突入となり6級のリードは、私にはかなり自信の無い事・・・、とっとと最初ぐらいは・・・と私がリードで取り付き50mロープをのばして、立木で確保し、フォローするKYさんと川キョンは、そのまま今度はリードしながらブッシュ混じりの中に消えていった。追いつくと、3スラの黒光りスラブが正面に見えてきた。
 テンション低い腰抜け気味の私と川キョン・・・、KYさんにリードをお願いするが「あんたら登るまで、私は待つ!」と仰られ、先輩の川キョンが取り付いた。的確なKYさんの指示と、素直な川キョンの登りは、とうとうその核心ルートを成功させた。しかも完全にフリーで・・・。そして、続く6級ピッチも川キョン先輩はリードを成功させた。フォローする私は、いつものチョンボを下からKYさんに注意されながら、いつも以上の体力を消耗して登った。登りながら、リードは無理だろな!と、思うばかりである。
 3スラの3ピッチ目は、ちょっとした小ハングが出てくる。川キョン先輩に促されて、しぶしぶ私がリードで取り付いたが、ハング上のピンにクリップしたあと、その上のホールドをとろうとすると、下のアンダーホールドを持つ手が外れそうで、どうしても有効な乗り越し体勢を作れず、こっそりピンにかけたヌンチャクを掴んだら、下からすかさず「左手!」と声が飛んできた。・・・が、その手は離れる事無く、私は罪悪感にかられながら登り上がってしまった!!まぁ、実力だろう・・・!と、納得していたが、あくまでも純粋に岩に挑戦される間もなく60歳のKYさんに叱咤激励されると、本当に情けない気がしてならない。
 得る物の多い1日だったことは言うまでもない。技術?それ以上に、高い精神を見せられ、足元にも及ばない貫禄を感じさせていただいた。
 

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7:30自宅発----9:45比叡駐車場----10:05登攀開始----12:40終了点----休憩----13:00下山開始----13:55下山----日向「お舟出の湯」----17:20自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           川キョン
年齢 47           KYさん
ピーク合計 275