水流渓人のページ「登山日記」No.211
 
2005/11/30

「ニードルルート」
比叡山/スーパー〜ノーマル
   
  
千畳敷からニードル 2Pのフレーク ニードルから千畳敷
 

  
 いや、寒いったらない。風がビュンビュンである。
 で、1P。スーパールート6級へ。小松の親分が登れば、ロープがつながっているのでそのまま私もスーパールートへ行く事になる。ボルダーの1級を落とした小松の親分は、ここのところフリークライミングにも精を出している。登り自体に、強さと粘りが素晴らしい。だんだん私は付いていけなくなって来ているのでは・・・・・と、不安も大きい。以前登った時は、A0になりながらアヘアヘ登り、あれから少しは上達しているのでは・・・と、勝手な自分への期待もあった。取り付いて岩に足が残らない。寒さで手の感覚がない。結果はアブミが無ければ登れない始末である。重ねて恐怖が先に立ち、横へ体重を移せない。辛い登りが30m続き、へこたれさそうになりながら、更に風の強い2Pのテラスへ立つ。
 2P、7級のスーパールートを断念した。風に参ってしまったからだ。ノーマルでも6級だが、少し風が弱いフレークを登る。小松の親分は、フレークの下に立つと、フレンズを1本差し込むと、フレークの末端を掴み、今までに無い速さでハンドトラバースし切り抜けた。ハンガーボルトにクリップすると、傾斜のキツイコーナーを登り、立木でビレー体勢に移った。私も、最初の離陸に手間取ったものの、フレークを掴むと、なんとか今まで一番気持ちよく切り抜けることが出来た。しかし、そこからの直上が思い切りが悪く、ぎこちない登りになってしまう。立木まで行くと、少し上の平行ピンまでは私が先行する。
 3P、クラックを登る。小松の親分の登りは、ここでも進化していた。いつもよりフレンズのプロテクションを半数しか取らなかった。グイグイとロープは出て行った。風はますます強くなり、体感温度が低く凍えてしまっていた。フォローする私は、いつもは考えられない体力消耗を感じていた。足の踏ん張りも、クラック内を手で保持することも、予想以上の力が必要だった。なぜなのか判らないが、怖さであることは判っていた。完全にクライミングという行為、そしてニードルというルートに「怖さ」を覚えていた。
 ニードルの頭から懸垂下降をする。更に怖い。地面に降り立ち、しばし体の力が抜けてしまった。何度かリベンジしておかなくては、今後が無いような気さえする・・・そんな弱気にさせられた1日だった。
 

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自宅6:25----佐土原駅----都農神社7:30----比叡駐車場9:12----入山9:25----取り付き9:36----登攀開始10:05----ニードルの頭12:20----懸垂下降終了12:45-----千畳敷13:20----昼食----帰路----日向お舟出の湯----自宅17:20
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           西都山岳会
年齢 46           小松の親分
ピーク合計 264