水流渓人のページ「登山日記」No.202
 
2005/10/12

「春はあけぼのルート」
雌鉾岳
   
取り付きより見上げる 6P あと1ピッチ・・・!
 

  
   【春はあけぼのルート】
  1P 50m・5.3 右上の松の木へ
  2P 45m・5.5(V) 細かいスラブ
  3P 50m・5.5(V) 細かいスラブから凹凸
  4P 50m・5.10b(VI+〜VII-) 傾斜の強いスラブ
  5P 20m・5.8(VI-) スラブから草付
  6P 30m・5.9(VI) アンダーのレイバックからクラック
  7P 25m・5.10d(VII+) 強いスラブからバンドを右上しカンテを乗り越す

 1〜3Pは、鉾独特の楽しいスラブ登りのウォーミングアップピッチと言えよう・・・。奇妙に倒れた緩いスラブだが、思い切り・慣れがないと、体が張り付きすぎて返って怖い目に会う。ここらの岩場で言う、「思い切り」と「タッタッターと行く」という表現が的確だと思う。指先とシューズのつま先がポイントである。ここは、以前に登りそのまま大長征ルートへと繋いだことがある。
 いよいよ、4Pからルートの核心が始まる。とにかく、ホールドだろう?!スタンスだろう?!という岩のざらつきを、シューズと指のフリクションで登っていく。実にデリケートな、スラブ登りの醍醐味ここにあり!!というピッチである。今、自分がどこにいるのだろう?などと想像したら恐ろしくて耐えられなくなるかもしれない。とにかく、呪文の様に「滑らない・・・。」と唱えながら攀じるのである。
 5Pは、草付をとらえる手前のワンポイントで、ようやく靴のかかとを外せるテラスに立てる。しばし水分補給と行動食を取りながら、頭上の6Pアンダーのフレークを見る。あれこれ話しながら「とりあえず行きますか!」と、取り付けば、ガッチリ効くアンダーで、かえってそこから直上するクラックは、木や草が埋まり込み嫌らしい感じだった。
 7P・・・ルートの核心ピッチとなる。傾斜が強いスラブ。出だしが難しい。小松の親分は、一度左にルートをとりつつなんとかフリーでのトライを試みたが、A0となる。とにかく、4ピン目までは、圧倒的である。何が?と思うが、行けば判る!と記しておくのが良いだろう・・・。私は、テープアブミでエンヤコラサッサである。
 
 もう直ぐすると、鉾立谷は紅葉の絨毯となるだろう・・・。厳しいスラブの登りの途中、下に見える紅葉を楽しむ事が出来る。九州にいて、宮崎にいて、なんと幸せなことだろう・・・と、至福に浸れる瞬間である。
 

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自宅6:30----佐土原駅----都農神社7:30----鹿川キャンプ場10:00----入山10:20----取り付き----11:00----登攀開始11:20----終了点15:20----下山16:20----帰路----日向お舟出の湯----自宅20:00
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           西都山岳会
年齢 46           小松の親分
ピーク合計 255            
 
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