水流渓人のページ「登山日記」No.199
 
2005/09/19

「大長征ルート
雌鉾岳
   
トラバース 直上の核心部 2の坊主にて
 

  
 長崎からのご夫婦を交え、3年越しのクライミングが実現した。3年前、しかも私がクライミングを始めた時、同じ日本勤労者山岳連盟に加入する仲間として、比叡で交流クライミングをして以来である。前夜、所属会の借りている家で合流した。
 朝、鉾岳の登山口となる「上鹿川キャンプ場」へ向う。途中、通行止めがあり初めて対岸の迂回路を走ると、なんと「上鹿川中学校」横に出て、すぐ、かの有名な「鹿川・庵」前に出た。祭日とあって、たくさんの宿泊者が出発準備をしていた。この比叡・鉾を開拓され、今も整備や地元の方達との交流を深められており、なんと言っても精鋭的なクライミング集団で、なんだか、私にとってはとても敷居が高く感じている。尊敬とも感動とも入り混じる気持で、この「鹿川・庵」横を緊張して通過した。
 アヘアヘのアプローチをやり過ごすと、大スラブが眼前に表れる。闘志を燃やすプルージックしげさんを横目に、休憩交じりにギアを装着する。なんとも、全景を拝みながらの準備は、初の鉾岳挑戦のご夫婦には興奮だったに違いない。しかし、初見オンサイトリードに意欲満々のプルージックしげさんは、ルートに取り付くと、それはそれは安定した登りである。フォローするヌンチャクお春さんも私も、高度が上がり楽しみながらのクライミングであった。
 中央バンドのトラバースが終る頃、恵み?の雲・・・太陽を隠してくれて涼しくなった。大滝左ルートに移り、核心の直上を楽しむ。登りあがって、折角だから・・・と2の坊主頂上まで行く。記念撮影を済ませ、懸垂2回で登攀が終了した。後は、フィックスされたロープに掴まり取り付きまで降りる。見上げると、またその日のクライミングの興奮が蘇る。次回の課題ルートを決めなくては・・・などと言いながら、駐車場へ下る。
 
 岩登りは、私にとってはロープをつなぐ相手で、相当な印象の違いを受ける。それは、技術より精神的なものである。私にとっての岩登りは、山歩きと同じ感覚である。そこを通り、いや、そこを旅してどこに至るか・・・であり、その同行者は?である。思いの深い一日であって欲しい・・・と願い、その日を迎える。そして、今日、思いの深い1日を、長崎のご夫婦と過ごす事が出来た。

 

 

写真レポートのページへ

  
麓屋6:50----上鹿川キャンプ場登山口7:00----出発7:30----取り付き8:20----登攀開始8:50----大滝左ルート合流テラス10:30----2の坊主12:20----下山----登山口14:30----麓屋----帰宅17:20
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           長崎
年齢 46           ミラン山の会
ピーク合計 252           2人 
 
Copyright(C)  水流渓人 All Rights Reserved