水流渓人のページ「登山日記」No.180
 
2004/12/1

「比叡の果て」ルート
比叡山3峰
 
1Pビレー位置へ 4Pルート核心の5.10d 終了点
 

  
 今日から12月、予報では日中18℃まで上がると報告されていた。比叡3峰の水場駐車場に到着すると、まだ日が当たらず3℃。ギアをリュックに詰め込んだままトンネル上の取り付きへ向かう。体を動かしていないと、指先や足先が少しかじかんでくる。
 1P、小松の親分がレイバック体勢に移る頃、ビレーに集中している私は寒くなっていた。ハング下まで詰め左にハンドトラバースしながら正面に出てくる。支点をとってからが核心である。微妙なバランスで抱くように回り込むと平行ピン。ロープの流れが悪く要注意である。フォローする方も、レイバック体勢のまま、左方のロープを上へずり上げながらハング下へ行かなくてはならず、緊張する。そこからトラバース気味に行くので降られそうで怖い。ようやく体がぬくもって来た。
 2Pは、段違いを乗り越し快適にスラブのクラックを繋ぐ。
 3Pから、いよいよ初見のルートとなるが、小松の親分は軽くオンサイトで私をフォロー。続く私は、フォローながら立ち込めず1ピン踏んでしまった。しかし、フェースのカチホールドを右へ左へ拾う所はなかなか楽しい。そのまま4Pのルート核心を見上げて小休止する。
 4P、フェースからハングへつながる壁が威圧的に立ちふさがっている。しばし、小松の親分もアブミを用意して取り付いた。フェースの2ピン目が手強く、アブミに乗ったものの、ハング、そしてピナクルへのクラックもA0で抜けた。50m続く厳しい登攀は、まさに「比叡りの果て」のルート名に不ふさわしい醍醐味である。いつの日か・・・フリーで・・・なんて夢さえ抱かねば、これからも登らせていただきたいと思った。本当に興奮する絶妙のルート設定に、小松の親分はこのルートを3峰最後の初見ルートにして良かったと言った。
 5Pは、前回も登りムーブを解決していたらしく、あっさりとレッドポイントで終了点を迎えた。私も、前回お世話になったアブミを使用せず、しかも1ピン踏んだだけで登れたので、次回へ意欲をつなげた。
 私にとっての比叡3峰は、明らかに実力以上であるが、上へ抜ける意欲とそれを楽しむ気持があれば、これからも大切に登りたいエリアである。おまじないの様に登り残した「左方カンテノーマル・ルート」を、私は自分のリードで登るイメージを描いている。大きな目標だ。
  

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自宅6:30----都農神社7:10----比叡水場9:10----登攀開始9:40----終了点14:00----昼食・下山----水場到着14:50----日向・温泉----自宅着18:20 
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           西都山岳会
年齢 45           小松の親分
ピーク合計 233            
 
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