水流渓人のページ「家族登山日記」No.139
 
2003/9/3
比叡山/TAカンテルート
ひえいやま
 
 
白岩山の白岩にて 白岩のコオニユリ ウスユキソウ


  待ち合わせの9時30分だが、30分早く到着した。ギアを点検しながら身支度を整えていると、じんさんも到着した。5月の平尾台以来だが、元気な顔で安心した。9月に入って猛暑というのもおかしな天候だが、岩場の温度はどうなのか不安もある。
 TAカンテの取り付きは、駐車場から急登10分?いや・・・アヘアヘ言いながら15分である。しばし、この暑さと太った体型には辛くて取り付きで給水・休憩・・・とだらしない。本当は、まだ私も、小松の親分も、川キョンも登ったことのない「ナックルスラブ・ノーマルルート」でもいいなぁ・・・と、話していたのだが、クライミング初挑戦のじんさんもいるので、同じ取り付きの1ピッチを終えて決めようと言うことになる。
 小松の親分に、私とじんさんがつながり一緒に登り、私に川キョンがつながった。小松の親分に張ってもらったロープで確保されながら、じんさんのスグ後に続いて登る。このピッチはW+だが、大きな立てかけた岩の上に立ち、左の傾斜の少し強いスラブを直上するところが核心で後は階段状に楽勝である。やはり、初めてのじんさんは体が垂直に出来ずスタンスを決まらずに躊躇している。メインロープがピンにかかり、外すと横に振られてテンション。とりあえず、私がそこを5bほど先に登り、足場の良いところで私のロープを小松の親分に固定してもらい、私が引っ張っている川キョンへのロープをじんさんの横に垂らした。これで、自分のメインを握らず、フィックス状のロープをセットした上で、思い切って登ってもらうことにした。しかし、なんとかロープを握らずに登ってきた。暑さは最高潮・・・・、小松の親分と顔を見合わせ、「早く終了点を迎えよう・・!!今日は、TAカンテでいいっちゃねー!!」と、簡単に決まった。
 そう決まれば、1本ロープをリュックに収納し、2トップの2パーティーに変更した。ノカンゾウやコバギボウシの咲く岩場を登る。カンテ基部で確保。もうここからは、ガシガシ登れる3ピッチである。落ちそうな岩の裏で確保しながら、私は岩の透き間にスッポリ隠れて日射しを遮る。2トップなので、同じ平行ピンで小松の親分は直射日光に照らされながら「足が焦げる!」と叫んでいた。じんさん、川キョンを向かえ、いつものようにそのままつるべで上がってくれるように言う。じんさん初めてのクライミングで、リードクライミングとなる。自分の力だけで登るピッチである。ザイルの流れを感じながら、じんさんの恐怖心が伝わってきた。しばし、先へ行かせた事を後悔はしたが、川キョンがついているので的確な指示はしているはずである。倍近い時間が流れたが、「ビレー解除」の声を聞いてホッとした。ビレー位置の立木に登り上がると、少し放心状態のじんさんがいた。「悪かったなぁ・・」と思ったが、本当のクライミング体験が出来たのではないかと思う。やはり、前に確保されたロープのない圧力は、精神的に強さが要求されると同時に、本当の岩登りを感じることが出来たのではないかと思う。後は、続けるか止めるかは本人の判断なので仕方ない。
 皆、無事で終了点を向かえ握手。それにしても核心は「暑さ」である。凍らせたペットボトルを5本用意したのは正解である。風が吹きだし、木陰で昼食を食べる。ゆっくり休んで、一気に下山・・・そのまま川へ車を走らせた。しばし泳いだら気分爽快になった。遠くで雷が響いていた。

写真レポートのページへ

 
7:00自宅発--9:30比叡トイレ横駐車場--10:10TAカンテ取り付き位置--13:00登攀終了----休憩----14:20下山--15:00登山口-----川で泳ぐ----延岡・食事----18:00自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           川キョン
年齢 44           小松の親分
ピーク合計 187           じんさん
 
Copyright(C)  水流渓人 All Rights Reserved