水流渓人エッセイ集「父さんに教えて」
 

第四章


あとがき



 1997年11月22日、結婚10周年。現在、私39歳、女房38歳、長女8歳、次女6歳、長男4歳、次男2歳。ますます、思いが膨らむこれからの展望や遊びに、家族でチャレンジ出来れば、素晴らしいと思う。おかげで、休みの日に、計画のない日は、1日もなかった。
 色んな体験をさせることは、子供達の将来において、絶対的プラス要因であることは分かっている。しかし、そこから親自身を棚に上げ、他力本願に求める親が多すぎる。すべての経験や教育の場は、学校であり、親自らが実施しなくてもいいと錯覚している人が多いが、私は、そうは思えない。今後、自分の子供達がどの様に成長してくれるか判らないが、私は、子供達の前で水流渓人でありたい。カヌーで、溺れるほどに激流に流されたからこそ、危険承知で家族を川下りに連れ出す。足が前に一歩も出ない急登で、歯を食いしばり山頂向けて歩けば、言葉では伝えられない眺望に出会える。そんな感動は、家族一緒で味わいたい。子供達は「もういやだ、歩けない、歩きたくない。」と言う。そんな時、私が横から「歩け。」と言うと、次第に足が前に出て山頂に到達する。「歩け。」と言う私は、肩で息をし、大きな荷物を担ぎ、膝をガクガクさせ、額から汗を流し、汗でシャツをビショビショにしている。
 第四編を書き上げてみると、沢山の事を、家族で経験出来たと思う。沢山の、今後の課題も出来たと思う。チャレンジは、するかしないかだとは思うが、私には、それに、共に取り組める家族と環境、支えてくれる仲間達がいる。そのすべてに、感謝したい。

1998年5月


 
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