ウルトラマン

last update:'06.11.12

 

 『すべてのはじまり!』

 円谷プロが手がける武田アワーの空想科学シリーズ第二弾。
 巨大怪獣VS正義のヒーロー巨人という構図を定着させるに至った大傑作。

 怪獣対策チームの存在、その一員がヒーロー、誰も彼の正体を知らない、エピソード間のつながりはない一話完結式とのちのシリーズのフォーマットを作り上げた。
 ストーリーとしては時にシビアなエピソードもあるものの、全体としては怪獣対策の専門チームであり、武装までしている科学特捜隊の本部に一民間人の少年ホシノくんが自由に出入りできるなど、緊張感よりもほのぼのムードが強く、どちらかというと子供の視点に寄り添った形になっている。

 怪獣は自然災害の元凶として描かれる。したがって駆除に躊躇はなく、ヒーローである主人公ハヤタ(またはウルトラマン)の殺生に対する葛藤はほとんどない。

 そもそもハヤタ自身もウルトラマンに変身する必然性のみが求められ、異星の知性体と融合してしまったことに対する苦痛や違和感の類はいっさい描かれない。

 むしろ自分たちの貫く正義への疑義は同僚であるイデが語る場合が多く、普段はおちゃらけたキャラクターの彼が口にすることによってよりいっそうの重みが表現されるが、主人公ハヤタは記号的位置にとどまる傾向が強い。

 物語全体を通して描かれるのは、怪獣や侵略宇宙人と対峙する科学特捜隊の活躍を通じて、それまでの常識や通念に揺らぎが生じること。これは前作ウルトラQに通じる部分で、正統な続編として企画されたことがうかがえる。

 初回放映時は高視聴率だったものの、製作の都合などで3クール39話の製作にとどまり、次企画は東映製作「キャプテンウルトラ」放映の半年を経て「ウルトラセブン」として実現する。

 

エピソード・レビュー

第一話 ウルトラ作戦第一号第二十一話噴煙突破せよ
第二話侵略者を撃て第二十二話地上破壊工作
第三話科特隊出撃せよ第二十三話故郷は地球
第四話大爆発五秒前第二十四話海底科学基地
第五話ミロガンダの秘密第二十五話怪彗星ツイフォン
第六話沿岸警備命令第二十六話怪獣殿下 前編
第七話バラージの青い石第二十七話怪獣殿下 後編
第八話怪獣無法地帯第二十八話人間標本5・6
第九話電光石火作戦第二十九話地底への挑戦
第十話謎の恐竜基地第三十話まぼろしの雪山
第十一話宇宙から来た暴れん坊第三十一話来たのは誰だ
第十二話ミイラの叫び第三十二話果てしなき逆襲
第十三話オイルSOS第三十三話禁じられた言葉
第十四話真珠貝防衛指令第三十四話空の贈り物
第十五話恐怖の宇宙線第三十五話怪獣墓場
第十六話科特隊宇宙へ第三十六話射つな!アラシ
第十七話無限へのパスポート第三十七話小さな英雄
第十八話遊星から来た兄弟第三十八話宇宙船救助命令
第十九話悪魔はふたたび第三十九話さらばウルトラマン
第二十話恐怖のルート87  

 

このページは GeoCitiesです無料ホームページをどうぞ