つくばTSC
非営利活動団体 つくばテニス科学センター
ホーム ごあいさつ 組織概要 イベント情報 フォトギャラリー スタッフ紹介 研究報告 コラム 掲示板 リンク 更新履歴 問合せ
 コラム
つくばTSCのスタッフと活動協力メンバーがお送りするコラムです。 感想は掲示板でお待ちしております。


【第9回】 『試合で勝つために必要なサーブの戦術』 (2010.06.10掲載 筑波大学 津田恵実 人間総合科学研究科体育学専攻 修士1年)

 テニスのゲームでは、サーブが一番初めのショットです。 そして、サーブは、唯一自分で自由にコントロールすることができます。

 つづきは、こちらから(全文PDF



【第8回】 『練習時の食事』 (2007.10.20掲載 筑波大学 運動栄養学研究室 宮川夏紀)

 残暑も終わり、テニスがしやすい気候になってきましたね。今回のテーマは練習時の食事についてです!筋肉をつけたい、疲れをとりたいといった目的別のメニューを紹介します!

 つづきは、こちらから(全文PDF



【第7回】 『試合期の食事』 (2007.9.14掲載 筑波大学 運動栄養学研究室 宮川夏紀)

 普段の練習やトレーニングの成果を十分に発揮できるよう、どのタイミングで、どんなものを食べればよいのかを主にみなさんにお伝えしたいとおもいます。しかし、意識しすぎて自分のリズムを崩してしまうよりはみなさんが一番食べなれているものを食べてもらうのがいいかと思います。目安として参考にしてみてください!!

 つづきは、こちらから(全文PDF



【第6回】 『アイシングの重要性』 (2007.8.26掲載 つくばテニス科学センター 長澤 孝

 アイシングは体をケアする上で、とても重要な項目です。なぜ冷やすことが必要なのか。どんなとき、どのようにして冷やしたらいいのか。今回は2種類の目的に関するアイシングを紹介していきたいと思います。

 つづきは、こちらから(全文PDF



【第5回】 『ストレッチング』 (2007.5.20掲載 筑波大学大学院1年 宮川夏紀)

 なぜストレッチをするのか?
テニスのように急な切り返しやダッシュの多い種目は関節や筋肉に負担がかかるため練習前や練習後のストレッチは欠かせません。
練習もそうですが、ストレッチをする時も、何のためにやっているのか目的意識をはっきりするとより効果があると思います。そこでストレッチで得られる効果をまとめてみましたので参考にしてみてください!
 つづきは、こちらから(全文PDF



【第4回】 『子供のスポーツと大人の関わりについて』 (2004.7.28掲載 筑波大学体育専門学群4年 平岡珠美)

 近年、ジュニアスポーツは高度化の一途を辿っています。が、子供のスポーツを扱った先行研究では、子供達が過度の競争志向、勝利志向が求められる環境におかれた場合、ドロップアウト(離脱)の低年齢化、バーンアウト(燃え尽き症候群)だけでなく、自我の発達の遅れ、抑うつ状態など様々な心の障害が生じることが報告されています。

 競技としてテニスをやっている以上、勝敗にこだわったり、競争意識を持ったりすることはもちろん自然なことです。しかし、周りの大人たちが幼い頃から子供達に「勝つこと」を求めすぎるのは前述したように好ましくないと言えるでしょう。

 それよりもまず、スポーツをやる上でのマナーや、ルールを守ること、どのような態度で試合に臨むべきか、ということを子供達に身に付けさせることが大事ではないでしょうか。思春期を迎える前の子供達にとっては、親や周りの大人がお手本です。大人の態度や発言が直接子供に影響を及ぼします。

 試合で勝っても負けても最後まであきらめずに全力を尽くしていたら誉めてあげましょう。頑張っている人を見たら励ましの言葉をかけてあげましょう。コートで皆に挨拶すること、試合を運営してくださった役員の方に感謝の言葉をかけること、すぐ実践できることはいくらでもあるはずです。そのような大人の姿を子供達が見ています。一流の選手は人間的にも一流であるはずですし、子供達が目指すべきところは目先の勝利ではなく、テニスを通して人間的に成長することではないでしょうか。
(この文章を書くにあたり、体育心理研究室の武田大輔さんに話を伺いました。)

参考文献
・Robert S. Weinberg / Daniel Gould 1952: Foundations of Sport and Exercise Psychology. Human Kinetics
・杉原隆ほか 2000:スポーツ心理学の世界 福村出版




【第3回】 『夏に効果的な水分補給と食事法』 (2004.7.12掲載 筑波大学硬式テニス部2年 青山美紀)

 暑い夏の練習で夏ばてにならないために水分やエネルギーの補給法を工夫しましょう。まず気をつけたいのが水分補給のタイミングです。"練習中にのどが渇いたら何か飲む"といった補給の仕方をしていては、パフォーマンスの低下ばかりでなく脱水症状も引き起こしかねません。そうならないためにも、暑い日は特に水分補給に工夫が必要です。ポイントは次の通りです。


ポイント@練習前にコップ一杯の水分をとっておく:
 のどが渇いたと自覚症状が出たときはすでに大部分の水分が失われてしまっています。そう感じる前にある程度の水分を取っておくことが大切です。
ポイントA練習中はこまめに水分補給をする:
 練習中は15~20分おきに約コップ一杯の水分をとるように心がけましょう。
ポイントBスポーツドリンクは2,3倍に薄めて飲む:
 市販のスポーツドリンクは、がぶがぶ飲むと糖分や塩分を多くとってしまうため血液がドロドロになってしまいます。吸収を良くするためにも少し薄めて飲みましょう。

 このように少し気を使うだけで熱中症や脱水症状の予防になります。暑い夏の練習を乗り切るためにもぜひ実践することをお勧めします。
 次に工夫をしたいのが練習や試合の前後に小腹がすいたときにどのようなものを食べたら良いかです。
 試合や練習前にお腹がすいたときは、バナナなどの果実やエネルギーゼリーをとりましょう。食べたものは、体内で糖質→脂質→たんぱく質の順でエネルギーに変わるため、エネルギーとして使いやすい糖質をとることが大切です。油の多いものや、消化の悪いものは胃に負担がかかり、練習中に腹痛を起こすこともあるので避けましょう。ちなみに、糖質でも、粒上のご飯、パンや麺類は消化に少し時間がかかってしまうため試合や練習の直前にはお勧めできません。ただし2時間以上時間があるときは大丈夫です。このときにパンを食べる場合は、クリーム系やバター系のパンは胃にもたれやすいため、あんこ系やジャム系のパンを選びましょう。
 試合や練習後にお腹がすいているときは、みかんなどの柑橘系の果物、梅干、オレンジジュース、肉まん、牛乳、チキンナゲット、うなぎなどが適しています。運動をした後に大切なことは、運動中に失った栄養素とエネルギーを補給することです。疲労回復や筋肉痛予防のためにクエン酸の含まれるものを食べましょう。クエン酸はすっぱいものに多く含まれています。また、運動中に壊れた筋肉を修復し、強化するためにたんぱく質をとりましょう。ただし、ここで気をつけることは、肉類からたんぱく質をとる場合は同時に脂肪も多く摂取してしまうという点です。魚、乳製品、大豆製品などをバランスよく食べて調節しましょう。そして汗とともに出てしまったビタミン、ミネラル、カルシウムを水分とともに補給しましょう。
 以上のように水分補給と食事を工夫して常に万全の体調でいれるようにし、夏の暑さに負けないようにしましょう。



【第2回】 『パーセンテージ・テニス(その1)』 (2004.7.7掲載 研究部門 北村哲)

 その時々の状況に応じて、一番いいショットを用いること。これが"パーセンテージ・テニス"の基本的な考え方です。ここで言う「一番いいショットを用いる」とは、自分が有利になるのに、または、不利な状況をニュートラルに戻すのに最も確率が高いショットを、自分のできる範囲内で打つということです。
 例えば、相手がクロスに短いチャンスボールボールを打ってきました。(図1)相手は自分が打つ時にはクロスコートをカバーしようとしています。(図2)自分はクロスにエースを狙いに行くのも、次のボレーを考えストレートに深くアプローチしていくのも共に得意です。相手がクロスの打球を予測して右に走り出している様子が感じられたら、クロスではなくストレートへのアプローチを選択した方がポイントを取る確率が高くなるでしょう。(図3)
 このように相手の打球コースや動きを見極めながら、その時々の状況に応じた判断をすることが"パーセンテージ・テニス"では重要になります。

 "パーセンテージ・テニス"は、お話したように、自分の状況(ポジション、動作、姿勢、自分の能力、心理状態)、相手の状況(ポジション、動作、姿勢、相手の能力、心理状態)、を適切に読み取り、そして、対応すること、さらにコートの使い方の三つが重要になってきます。
そこで、次回はコートの使い方について述べたいと思います。



【第1回】 『自分にあったラケットを使おう!』 (2004.6.14掲載 研究部門 寺本圭)

 テニスは、ラケットとボールさえあれば楽しむことができるスポーツです。たとえ、練習相手がいなかったとしても壁に向かってラケットでボールを打つことで練習をすることができます。テニスをする場合、プレーヤーの皆さんは、ある決まった形態の中からしかボールは選べません。サッカーボールやバスケットボールではテニスをすることはできないわけですから、テニスのプレーに直接的に関わるもので、自分の意思である程度の選択肢が用意されているものは、ストリングスを含んだラケットしかないのです。今回は、このラケットの特性について考えていきます。自分にあったラケットを選ぶことは上達への近道となるのです。
 
ここ数年で、ラケットは劇的な変化をしてきました。木製のラケットからアルミ製へ、さらにはカーボンやチタンなどを素材としたラケットが登場してきました。素材の違いはボールとの接触時間に影響を与え、その結果としてボールスピードやボールのコントロールに影響を与えます。また、同じ素材であっても、その加工過程のちがいによって反発力が強いものや、しなりが少ないものなど様々なタイプのラケットが作り出されています。パワーを求める場合には、反発力が強く、一般的に"やわらかい"といわれるものを選択し、コントロールを重視したい場合には、しなりの少ない"かたい"といわれるラケットを選択すると良いでしょう。
 
 木製ラケットが主流であった頃のラケットの重さは、おおよそ400gもありました。現在使われているラケットの平均的な重さが200g程度ですので、当時の選手たちは、今使われているラケットを2本、しかも同じ手に持ってプレーしていたということになるのです。現在使われている同じ素材のもので、重さによる特性のみを比較して考えると、重いラケット(350g〜)では、ラケットそのものから作り出されるパワーは、強いもののスイングスピードを上げるという点では難しくなります。また、これとは逆に軽いラケットでは、スイングスピードは速くなりやすいのですが、ラケットが作り出すパワーは小さくなっていきます。サーブなどスイングスピードが影響を受けやすいショットでは、軽いラケットの方が効果的である一方ストロークやボレーなどでは重いラケットの方が効果的であるといえるでしょう。

 この他にもラケットの長さやフレームの厚さなどによる違いもありますが、今回は素材と重さの二点について焦点をあてました。コーチやお店の人に相談することは大事なことですが、まず自分自身について知ることが最も重要だといえます。自分の特徴を知ったうえで、自分にあったラケットを探すことで、全幅の信頼を置けるラケットとめぐり合うことができるでしょう。

【参考文献】
Brody, H. (2000). An overview of racket technology. In Tennis Science and Technology, pp. 43-48

Cross, R. (2000). Dynamics of the collision between a tennis ball and a tennis racket. In Tennis Science and Technology, pp. 67-74

Kawazoe, Y. (1995). Computer aided prediction of the vibrations and rebound characteristics of tennis rackets with various physical properties. In Science and Racket Sports pp. 134-139

Mitchell, S.R., Jones, R. and Kotze, J. (2000). The influence of racket moment of inertia during the tennis serve: 3-dimensional analysis. In Tennis Science and Technology, pp. 57-66

Copyright (C) 2004-2011つくばテニス科学センター All Rights Reserved.