漫画原稿を守る会 掲示板
「まんだらけZENBU」に「すがやみつる」の絵コンテが?」ログ

 

タイトル

「まんだらけZENBU」に「すがやみつる」の絵コンテが?

記事No

672

投稿日

: 2003/12/11(Thu) 16:40

投稿者

すがやみつる(マンガ家)

参照先

(HPへのリンク削除)

 数日前、知人から、「『まんだらけZENBU』の最新号(21号)に、『仮面ライダー』のネームが、石森章太郎原画として掲載されてるんですけど、これ、すがやさんの描いたものでは?」というメールが届きました。

 どうもネーム用紙の裏に『仮面ライダー』に登場する怪人のデザイン画が描かれたものらしいんですが、できたらチェックしてほしいとのこと。そこで「まんだらけZENBU」を入手して確認してみました。

 351ページ最上段に掲載された2点の絵(表裏2枚ずつ計4枚の写真が掲載)は、「冒険王」の1972年11月号用の怪人「クラゲウルフ」と、「冒険王・秋季別冊」用の怪人「ムカデコンドル」のデザイン画ですが、あじゃー、この絵は石森先生ではなく、この私、すがやみつるが描いたものですね。1972年夏に描かれたものだと思います。

 この当時、「冒険王」に連載されていた『新・仮面ライダー』は、石ノ森章太郎先生ではなく、すがやみつるが描いておりました。このとき、テレビで人気の出ていた「仮面ライダー」は、敵の組織がショッカーからゲルショッカーとなり、怪人も新しく2つの動物、昆虫などを合体させた合成怪人となりました。

 その関係で、テレビシリーズの進行が遅れに遅れてしまい、石森先生の怪人のデザインも大幅に遅れることになり、そのため、放映予定よりもスケジュールを先行しなければならない「冒険王」用のマンガ版『新・仮面ライダー』では、登場させる怪人のストックがなくなってしまいました。そこで窮余の一策として、ぼくが勝手にデザインした怪人を登場させることになりました。それが「クラゲウルフ」だったわけです。

「ムカデコンドル」の方は記憶が曖昧で、実際に描いたかどうか思い出せません(「ムカデコンドル」はテレビシリーズにも出ていませんので、マンガだけで終わったのでありましょう。「ムカデコンドル」は、胴体をバラバラに分割して攻撃する怪人だった記憶がありますが……)。

「クラゲウルフ」の方だけハッキリ覚えているのは、この怪人を登場させた回が、石森先生の原稿チェックを受ける最後の作品となったからです。

 石森プロで『仮面ライダー』のマンガを描きはじめたのは1971年の夏、「テレビマガジン」創刊号用の原稿としてでした。翌1972年の春からは「冒険王」での連載もスタートしたのですが、ネーム、下絵、ペン入れ、完成の各段階で、石森先生のチェック(監修)を受け、そのたびに手直しをしていました。

 このようなテレビ作品をコミカライズしたマンガは、テレビの脚本をベースにするのがふつうですが、石森プロでは、担当マンガ家(のタマゴ)が独自にストーリーを作ってもよいことになっていました。「仮面ライダー」でも、主人公や敵組織の設定、登場する怪人はテレビと同じですが、設定を拡大解釈したり(マンガならテレビではできない大きな舞台設定も可能になるので)、複数の怪人を同時に登場させるといったことが当たり前になっていました。マンガのストーリーを自由に作ることができたのは、「マンガ家になるにはストーリーもできないとダメだから」という石森先生の方針があったからです。

 この「クラゲウルフ」の回も、ストーリーは、やはりぼくのオリジナルでしたが、テレビ版の進行の遅れによって怪人までオリジナルになってしまいましたが、この回の原稿をチェックした石森先生が、「これだけ話が作れれば、マンガ家としてやっていけるよ。絵はまだまだだけど、絵は数を描けばうまくなる。今日で監修はなしにするから、このあとは、自分の責任でやってみな」とおっしゃってくださったのです。それだけに、ぼく自身にとっても記念すべき作品であり、その分、記憶にも残っているわけです。

 しかも、「クラゲウルフ」は、その後、テレビでも採用されてしまったということもあり、こちらの意味からも格別に思い入れのある怪人となったわけです。

「冒険王」用の『仮面ライダー』のネームということにもなっていますが、石森先生が「冒険王」に『仮面ライダー』を連載したことはありません。石森先生が『仮面ライダー』を連載していたのは「ぼくらマガジン」「少年マガジン」です。「冒険王」の『仮面ライダー』は、本誌、別冊とも、すがやみつるが描いておりました。このあたりのことは、ちょっと調べればわかることだとも思うのですが。

 また石森先生は、ネーム用紙を使っていませんでした。石森先生は、本番用の原稿用紙に、いきなりネームを入れていたため、基本的に専用のネーム用紙というものは存在しないのです。

 流出経路については不明ですが(ネームなどは使用後には廃棄していたので、とくに流出経路などは問題にしていません)、こんな弟子筋の人間が描いた絵を「石森章太郎原画」として保証書までつけて販売(オークションのスタート価格?)するなんて、疑問を感じてしまいますね。

 ところで、この絵、「すがやみつる原画」に変更になったとしたら、価格は、どれくらいまで下がるんでしょう? ドギマギ(^_^;)

 ↓ ちなみにマンガになった「クラゲウルフ」は、こんなのです。

  http://www.m-sugaya.com/nikki/nik9704b.htm#970414

タイトル

保証

記事No

673

投稿日

: 2003/12/12(Fri) 00:03

投稿者

寝ず見

「保証」は「保証」でも、「本物」と「保証」してる訳じゃないです。

あれは、「まんだらけが売りました」という「保証」です。
「まんだらけ保証書」が有ると、偽物だと判明した場合、返金してくれます。

しかし、石森原画とすがや原画の見分けも付かないとは、有料で「鑑定」なんかしてる企業にしては「お粗末」ですね。って、こんな事書いてもいいのかな?

タイトル

Re: 保証

記事No

674

投稿日

: 2003/12/12(Fri) 01:26

投稿者

すがやみつる(マンガ家)

参照先

(HPへのリンク削除)

> 「保証」は「保証」でも、「本物」と「保証」してる訳じゃないです。
>
> あれは、「まんだらけが売りました」という「保証」です。
> 「まんだらけ保証書」が有ると、偽物だと判明した場合、返金してくれます。

 なるほど、そういうものですか。

> しかし、石森原画とすがや原画の見分けも付かないとは、有料で「鑑定」なんかしてる企業にしては「お粗末」ですね。

 ありゃ、有料で鑑定までしてるんですか。見分けがつかなかったとしたら、絵が下手なことがコンプレックスだったこちらは嬉しいですが(^_^;)、石森先生に対して失礼かも。

タイトル

Re: 保証

記事No

690

投稿日

: 2004/01/11(Sun) 09:37

投稿者

無頼の牙

> しかし、石森原画とすがや原画の見分けも付かないとは、有料で「鑑定」なんかしてる企業にしては「お粗末」ですね。って、こんな事書いてもいいのかな?
そういうわけではないと思います.
石森先生の直筆原画というよりも石森章太郎作品として発表された作品の
原画として保証しているのでしょう^^

それにある意味その後独立されて活躍されているすがや先生の原画ですから
評価は下がらないと思いますがw

タイトル

冗談ですよね?

記事No

691

投稿日

: 2004/01/11(Sun) 11:16

投稿者

寝ず見

> 石森先生の直筆原画というよりも石森章太郎作品として発表された作品の
> 原画として保証しているのでしょう^^

石森原画っていうのは、石森氏が描いた原画っていう意味以外には無いと思いますが?

> それにある意味その後独立されて活躍されているすがや先生の原画ですから
> 評価は下がらないと思いますがw

すがやさんには悪いけど、すがやさんの評価が石森氏の評価と同等だというのには無理があります。


で、まんだらけの保証については、此処を参照。

『この保証書は、当社がその商品に対して真作であることを保証するものです』
http://www.mandarake.co.jp/publish/zenbu/commission.html
一応、本物である事を「まんだらけ」が保証してますが、

『(株)まんだらけが無制限で全額を保証致しておりますので安心してお求めください』
http://www.mandarake.co.jp/auction/no05/no05.html
こっちを見れば分かるように、全額保証しかしてないんですよね、実際は。

タイトル

Re^2: 保証

記事No

692

投稿日

: 2004/01/12(Mon) 00:08

投稿者

すがやみつる

>無頼の牙さん

 えーと、おっしゃる件についての感想は、寝ず見さんに同じです。

「石ノ森章太郎原画」で保証しているとしか読めませんので。

「すがやみつる原画」にしたら、格段に値段は下がると思いますよ。もしも下がらないとしたら、それは「珍奇さ」においてでしょうね、きっと(^_^;)。

-----------------------------404063060040199 Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename=""