地球と
  
地球が教えてくれる合気道


実行人
対比地輝男
昼間は造園業(植木屋)対比地造園、夜は合氣道(太田合氣修練道場)夜中はコンピューターPDA(趣味)

開祖のとなえた武農一如(対比地造園の看板に記載)を実証すべく、私の仕事が合気道の動作にどのように役立ちヒントを与え答えを出してくれるか自分なりに試し感じたことを書いています。

シャベル(スコップ)編


1.穴ほり
片足でシャベルを踏み込む動作です。これは合気道で最も要求される押しても引いてもびくともしない腰をつくるのに最適です。また、この動作により呼吸の仕方、力の出し方、重心の移動が自然と身に付きます。たとえば、硬い土に力まかせにシャベルを踏み込んでも地球の反発?をうけ掘れません。ところが息を吐きながら重心を移動させ地球にあわせていくと無理なく掘れるようになります。また、この動作により半身に最適な狭すぎず広すぎず丁度良い歩幅も自然と身に付きます。

2.どろ投げ
シャベルでどろをほおる動作です。この動作は合氣道の全ての技に用いられる腰の回転を滑らかにすると共に足腰の鍛錬に最適です。十分足を開き腰を落とした状態でこの動作をつづけていくと足の裏と地球との一体感を感じ取れるうになります。もう少し一体感が進むと足のふんばりで地球をゆるがせるような感覚になります。実際、トラックの上でこの動作をやっていて足の裏が荷台に貼り付いた様な感覚になった時は、トラックが大きく前後に動きます。

3.どろけずり
穴を広げる際シャベルを立てて上から突き刺す動きです。体をまっすぐにして体と腕の力を抜いて突き刺すとウソのように簡単にけずれますが、力まかせにけずろうとしても息ばかり切れてまったくけずれなくなります。ましてや、仕事では朝から夕方まで続ける訳ですから力など使ってられません。この動作程、力の無意味さを感じ取らせてくれるものはないと思います。

クイ打ち(大ハンマー・かけや)編

大ハンマーでクイを打つ動作です。大ハンマーで力いっぱいクイをたたき込もうとすると地球の反発?を受けます。手にはすごい反動を感じ、クイの頭はくだけ、いくらも打ち込めません。ところが合気剣術の素振りの要領で打ち込むと手には何の反動もなく、カーンと軽い音と共にクイの頭をくだくこともなく深く打ち込めます.。

つるはし(ツルッパシ)編

つるはしはクイ打ちと同じ様な感覚を地球から得られますが、つるはしは硬い地盤で使うので握りをしっかりとしなければなりません。さらにささる位置が低いので腰を下げる必要がありへそで合わせると最高の鍛錬となります。実際、私がやって一番きつい動作です(下手なのかもしれませんが)。

脚立(3本足)編

アルミ製の脚立(高さ2〜4メートル)の天っ辺は立てるようなっています。そこに立っていると地球の重力の方向と自分の体の重心を意識しない訳にはいかなくなります。そのうち意識しなくても立っていられるようになりますが、それくらい重心が体にしみ込めば半身(ハンミ)においても意識的に前後の足の真ん中に重心をもってこれるようになります。


追記
上記に述べたように地球は力(Power)で向かえば力(Power)で返してくれるし、気(力ではないチカラ)で向かえばその感触をこちらに味あわせてくれる最も身近な存在である。この感触と同じものを合気道の技をとおして感じ取ることが出来ればこんなに楽しい事はないのでなないかと思う。合気道を通して受ける感触と地球から受ける感触とがまったく同じものであれば「人は地球の一部であり、宇宙の一部」であることを肌を通して感じ取れたことになるのだろうと思う。