島熊山基金は終了しました

メニュー 島熊山基金 第一次報告 第三次報告
基金の森保全に向けて前進 基金の森豊中市へ譲渡決定 基金の森「島熊山緑地」に
 島熊山豊中市北部の千里緑地に連なる、標高50〜135mのなだらかな丘陵です。千里ニュータウンを取り巻くように残されたこの地は、豊中市に残る唯一のすばらしい里山です。
「玉かつま 島熊山の夕暮れに ひとりか君か 山道越ゆらむ」と万葉集にも謳われた歴史の山には、かつての豊中の里山の自然が残されています。アカマツ・コナラを主とした雑木林しは、豊中ではここでしか見られないクロバイやナンバンギセルが観察され、タヌキ・キツネなどの哺乳動物や数多くの種類の野鳥、昆虫が生息しています。また、自然の水をたたえた古池には水鳥も見られます。大阪府や豊中市の環境基本条例に掲げられた「生態系の多様性の確保、希少な野生動物の保護、貴重な自然環境の保全」のためにもかけがえのない山です。また、小・中学生の自然学習はもとより市民にとっても大切な山となっています。
 1996年、その島熊山の一角に、北部防災拠点(ヘリポート)建設を計画しましたが、地元自治会、自然団体の粘り強い運動と37479名の住民の反対署名により断念されました。しかし、その地が、住居専用地域であることから、マンション建設など開発が懸念されましたので、その後毎年、大阪府と豊中市に「島熊山を千里緑地として保全してほしい」と要望書を提出し続けてきました。
 しかし、「残してほしい」と要望するだけでなく、その気持ちを形あるものとして、少しでも基金を集め、それを市長に付託して、買い上げてほしいという思いを示したいと考えました。ぜひ、この基金にご協力いただきますよう、お願いします。
    2003年5月8日                   豊中市 島熊山を千里緑地として残す会
                                     (構成団体)    新千里西町2丁目自治会
                                                   豊中生物同好会
                                                   羽鷹池を守る会
                                                   島熊山の雑木林を守る会

     希望一口 500円(何口でも結構です)

     御協力いただける方は郵便振替で
     口座番号  00970 9 243239          
           豊中の森島熊山を千里緑地として残す会

   まで 金額(口数)、ご住所、氏名を御記入の上送金ください。
 7月11日、新千里西町2丁目自治会、緑丘自治会、豊中生物同好会、羽鷹池を守る会、島熊山の雑木林を守る会の各メンバー13人で、豊中市長と会い。下記の要望書を提出しました。その結果、
 (1)要望書の趣旨を理解し、早速大阪府企業局と折衝すること、
(2)現在緑化基金はあるものの、(島熊山を購入するという)特定の用途のための基金は無いので、その受け皿を作り考えること 
を市として早急に行うと確認してもらいました。また7月22日のは市議会議長副議長とも会い、同様の主旨の要望を行いました。
 5月からの基金集めに奔走していただいた皆さん、ありがとうございました。またお手持ちの基金を、まだお寄せ頂いていない方、名簿を作る関係もあり、早急に事務局までお持ちください!


 平素は環境問題をはじめ自然の保護、保全の施策にご尽力を賜り、感謝いたしております。
 さて、表題のことにつきましては1996年、当地が防災対策のヘリポート基地として計画されて以来要望し、ご理解をいただき、大阪府の方針が変更されました。
しかし当初の計画は断念されましたが、千里緑地としての保全が確定されないために大阪府に対し毎年要望し、今日に至っております。当地が企業局所有の宅地である限り不安は消えません。
 この間私たちの要望事項に格別のご理解を賜っております地元豊中市に、改めてお願いを申し上げるものでございます。豊中市におかれましても財政難の昨今困難とは存じますが、この豊中市に唯一残された自然の森・島熊山を後世に引き継ぐ市民の財産として購入保全していただきたくお願い申し上げます。
 この度、一次として6月末に集約したものを、下記のとおりご報告致します。
僅かではありますが、私たちの強いお願いをご理解いただきますよう要望いたあします。

  記
島熊山基金 第一次集約分  金 1594,000円
豊中の森 島熊山基金 その後の動き

第二次基金集約終了 第三次基金活動に入る
 今年5月から始めました島熊山基金活動では、会員の皆様にも大変お世話になっています。7月11日に第一時集約、10月30日に第二次集約と進み、現在第三次基金を募っています。今からでも間に合いますので、よろしくお願い致します。
 一次二次基金の合計は、第一次が1,594,000円、第二次が1,889,500円で、計3,483,500円となりました。これまでの基金協力者が485名と2団体、内395名が豊中市在住で、吹田市大阪市等全国25市からも寄せられています。また基金にご協力いただいた皆さんへのお礼と報告、基金者名簿の送付も終了しました。

豊中市に聞く
 当会も含む「豊中の森 島熊山を千里緑地として残す会」の9名で10月30日、基金の報告に行きました。同席されたのは豊中市政策推進部長、同部千里ニュータウン再生推進課課長、環境部部長、環境部次長、です。まず、上記のような基金の報告をして上で、その後の大阪府と市との話し合いの推進状況をお聞きしました。
「7月28日、企業局に『買取の覚書を結ぶことをどう考えるか、幾らで払い下げられるか』と市の意向を伝えた。また道路用地(キツネの巣穴斜面地のこと)の件も含めて9月5日に企業局、土木部用地課、池田土木事務所、政策推進部、環境、水道局、の6者で協議し、その結果、『緑地の保全の方向性を出してもらえば企業局としても考える』、また道路用地についても、所管は池田土木から総務部に移っているが『入札を予定していたが隣接地としての関係を見ながら、11月に予定されていた、今年度売却は中止する』という返事を頂いている」とのお話で、更に「大阪府との話が決着した後も、@緑地として残すとしても都市公園(千里緑地)の用地として位置づけるか、新たな位置づけが必要なのか、A将来的にこの地をどういう形で活か、など課題が残されている」とも言及され、保全に向けて着実に話が進められている状況を実感しました。
基金対象地に加え、今年1月に氷雨に打たれ、ノイバラに引っ掻かれながら調査した斜面地も、保全の方向に進んでいます。豊中市の自然環境に対する、施策にゆっくりと日が差し始めたような気がします。(ちょっと遅すぎたような気もしますが)

大阪府企業局へ行く
 11月19日にはりんくうタウンにある府企業局へ、例年通り「豊中の森 島熊山を千里緑地として残す会」の要望書を持って行きました。基金活動を行っていることを伝え企業局を担当課の考えもお聞きしました。 。
 島熊山 「基金の森」 保全に向け前進

 10月の読売新聞、朝日新聞の報道にありましたように、基金活動を進めてきた千里少年文化館後ろの森が、所有者の大阪府企業局から豊中市へ譲渡される方向に話が進められています。
 1996年にこの森が防災用のヘリポート基地として開発されることに対し、大反対運動を展開してから10年。このかんも継続して大阪府、大阪府企業局、豊中市に「島熊山保全」の要望を行ってきました。その願いが実り、保全実現に向けてようやく前進し始めたのです。
 大阪府と豊中市がこの森の保全に今回尽力されることになった要因は幾つか考えられます。自然保護団体と地元自治会が手を組んで長期に渡って要望し続けたこと、島熊山基金」という形で広範な市民の総意を結集したこと、議会や行政内に「島熊山の自然」を積極的に支持する人を得たこと、そしてそれらを支えたのは14年間の当会の「森の手入れ」や「山の清掃」などの地道な活動への信頼だと思います。
 この朗報に、喜びや励ましのお便りが沢山寄せられました。その一部を紹介します。
 昨日、いつもとちょっと違う封書をいただき、何事かと思いましたが、大阪府の決断で少なくとも開発は止まるようですね。どのような形態で残すのか、課題が一杯と思いますが「キツネやタヌキと共存」も夢ではないかと…。
一層のご活躍を期待します。
  (川西自然教室 春野 剛)
 10月15日の朝日の夕刊「千里の里山、住民守った」の記事、とても嬉しく見ました。島熊山の掃除もなかなか行けず、不熱心な者でもこんなに興奮して、主人と良かった良かったと言っておりますのに、お掃除にいつも参加されている方々はどんなにかお喜びかと思っています。また今度も行けず、共に喜ペないものですから一筆、陰で喜んでいますと申しました。 (刀根山 酒井 信子)
 拝復
 大阪府が豊中市へ林地を譲渡するとのお報せを頂き、大変嬉しく存じます。
 保全・活用計画には賛成致しますが、多人数の頻回立ち入りで荒されることの無い様に充分配慮を要しますね。
 このお報せを、稀少なカミキリムシを発見し撮影されたT氏と市役所駅前支所で「島熊山の昆虫積木」を展示されたA氏とにもお伝えしましょう。
 貴会のますますのご活動にご期待申し上げます。
  (上野西 医師 吉田正和)
 基金の森、豊中市へ正式譲渡

 8月31日、千里少年文化館後ろの島熊山(基金の森)が、正式な協定書をもって大阪府から豊中市へ譲渡されました。10月に公告され、豊中市の都市公園として認定された後、千里緑地と同様な活用が可能となります。府が計画したヘリポート建設の撤回を求めてから10年、島熊山はようやく平和と静けさを取り戻しました。
 基金の森が「島熊山緑地」の名で呼ばれることになりました!

 前号で基金の森が大阪府から豊中市へ正式に譲渡された報告を行いました。その後10月 上旬の公告も終わり、基金の森は新しく「島熊山緑地」と命名され都市公園(保全緑地)としてスタートしました。現在、今後の保全と活用に向けて、「島熊山緑地協議会」準備会が《市・自治会・自然団体》の代表で進められています。