くすのき 燕(つばめ) 2009年8月現在
出演・作・演出・制作・海外劇団の招聘など人形劇の領域を幅広く経験。そのフィールドも、こども劇場おやこ劇場・幼稚園・保育園・学校・図書館・病院から神社仏閣教会・博覧会.市民際などのイベント会場、ビデオやテレビと広く、国の内外を問わない。
大学在学中に人形劇を始め、プーク人形劇アカデミーで本格的に人形劇を学ぶ。 1986年から10年間、人形劇団・空中分解で作・演出を中心に活動。
と同時に1988年の日本で開催された第15回ウニマ【国際人形劇連盟】総会と1988世界人形劇フェスティバル開催時の1年間、日本ウニマに勤務。その後、人形劇を学ぶために渡欧。
帰国後、1990年に宮腰悦子代表のもと、エツコ・ワールド創設にかかわり、ひとり人形劇での全国巡演、人形劇の作・演出・ワークショップの他、海外劇団の招聘公演などのプロデュースも行う。
2001年より、長期入院の子ども達へ、プロのパフォーマンスをプレゼントする「ゆいの会」(http://www.yuinokai.net/)の活動に参加。
2005年3月にエツコ・ワールドを退社。同年4月より『人形芝居 燕屋』として、演出とひとり人形芝居の公演を中心とした活動を始める。
2006年4月より、信州・松本へ拠点を移す。
僕のかかわる作品の客席には多くの子どもたちが座ってくれます。うれしい事です。 「芝居を観れば、いい子に育つ。」なんて、物事は単純ではありません。子どもたちは、家や学校はもとより、この複雑な社会の中で育っているわけですから。しかし一方、芝居を観ないで育ってしまうというのは、とても残念な事だと思います。 『人間がつくったものの中で素晴しいものベスト10!』、少なくともベスト20ぐらいを挙げれば、舞台というものは、必ずその中に入ってくるもの。それを知らずに育つというのは、いかにももったいない。芝居のない人生なんて味気ない。芝居のある生活の方が、圧倒的に豊かな人生だ。そんな風に思います。 『ゆいの会』の主催で、僕は年に数回、小児科病棟での上演をさせていただいています。この会は、全国の病院で闘病中の子ども達へ、プロのパフォーマンスを楽しんでもらうと目的でつくられた会です。そこで出会った子どもたちの中には、僕の人形劇が、人生でただ一度の演劇体験となってしまう子もいます。それは本当に残念で悔しい事です。でも、もしこの活動がなかったら、その子は人形劇、演劇というものと出会わずに一生を終えた。その一回が、僕の芝居でよかったどうかという事はさておき、人形劇というものを体験した事は、彼らの人生を少しだけ豊かにしたのではないかと思うのです。(勿論、そのような子ばかりではありません。元気になって、僕の公演にわざわざ足を運んでくださった親子もいらっしゃいます。本当にうれしいひと時です。) 演劇を観るという中で、想像力や感性が育つ。そういう側面も勿論あります。この事は、もっと声を大にして、世間に伝えるべき事なのだろうと考えています。しかし、もっと単純に「芝居は人生を豊かにする」という事の意義を、評価してもいいのではないかと考えています。この国が豊かになろうと頑張ってきたのは、子どもたちを塾に行かせるためやゲームを楽しんでもらうためではなかった。そんな気がします。 |
■主な脚本・演出・出演作品 ( )以外は脚本・演出・出演 年号は初演
|
演出の図 |
その他、「ぽこぽん・もん吉の忍者修行」(サンリオTV番組)、「たあ坊の誕生日」「コロコロクリリンの大きなかぶ」(サンリオ)、「ぼくらの森があぶない」「トムトムの大冒険」(横浜市)などでTV番組・イベントなどにも作・演出として作品を提供している他、ベネッセなどのビデオ出演・演出多数。
■主な海外公演
1993年 国際交流基金主催 歩く人形劇場「あかずきんちゃん」アセアン四カ国公演
1994年 歩く人形劇場「あかずきんちゃん」アメリカ公演
1998年 肩掛け人形芝居「ねずみのすもう」ビエスコビアワ国際人形劇フェスティバル(ポーランド)招待
1999年 肩掛け人形芝居「ねずみのすもう」ゲント人形劇と大道芸フェスティバル(ベルギー)招待
2001年 肩掛け人形芝居「ねずみのすもう」コメニウム教育大学人形劇フェスティバル(ハンガリー)招待
2004年 演出作「シアタートライアングル」ウニマ【国際人形劇連盟】リエカ大会(クロアチア)で、絶賛を博す。
2006年 演出作「シアタートライアングル」セゴビア国際人形劇フェスティバル招待。前後3週間のスペインツアーを行う。
■主な招聘海外劇団のプロデュース
1994年 アルブレヒト・ローゼル「グスタフとそのアンサンブル」(ドイツ)
1995年・1997年 劇団ドラック「ビドリチカ〜音のごちそう」(チェコ)
1996年 ベロ・テアトロ「郵便屋の夢」(フランス)
その他に、エリック・バス人形劇場(アメリカ)、ツェラー人形劇場(ドイツ)、トリアンゲル人形劇場(オランダ)、ベトナム水上人形劇場(ベトナム)、西螺新興閣(台湾)などの日本公演のツアーマネジャーを務める。