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C.W.C.Oman『中世における戦争術 378〜1515』訳者解題(0/8)  My


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以下に並ぶ文章は管理修正を凍結した旧版であり、何か誤訳等が見つかっても修正はいたしません。また、下で解説している通り、省略箇所のある不完全版です。
このページを引用元にし、あるいはこのページにリンクしているサイトが存在する可能性を考え、削除はしませんが、できれば移転先の完全版の方をご覧下さい。





 C.W.C.Oman(1860-1946)の『THE ART OF WAR IN THE MIDDLE AGES A.D.378-1515』(1885)の日本語訳です。既に時代遅れかもしれませんが、手頃な分量で幅広い時代を扱っている、年代順に記述されており軍事的発展の全体像が把握しやすい、といった長所があり、中世とその前後の時期の戦争術の概要を知るための入門書として、なお有益であろうと考え、訳出することとしました。

 外国語表記に際しては、アクセント記号などの文字に付する記号は省略します。
 逐語訳ではありません。また訳者の英語力は相当低いため訳文の質はあまり保証できません。さらにギリシア語やラテン語、フランス語等が時折使われており、それらも、文章の理解に必要かつ訳者に可能な範囲で、日本語化しましたが、訳者はこのうちギリシア語は文字すら理解できませんし、他の言語も全く理解できないも同然なので、形の似た図形を探すような感覚で辞書を眺めながら、それっぽく見える一部の単語の意味を無理矢理つなげる以上のことはできておらず、この観点からも訳文の質は保証しかねます。正確さを求める方は原文に当たってください。ただ、それでも、個々の文はともかくとして、文章全体としてはどうにか読めるものになっており、読む価値もゼロではないと思います。
 資料の名称に関しては、さらなる検索の便宜を考え、日本語化していません。資料の著者の名に関しても、本文中に出てくる場合を除いては、原則として日本語化していません。


 John H. Beelerによる1953年の改訂版を元に翻訳しました。改変のあった箇所は[]によって、明示されていますが、以下の翻訳では[]内を省略しています。[]内に記述がある場合は、文章理解に必要な範囲で訳者が補ったものです。移転先では[]内を省略しない完全版を公開しておりますので、できればそちらをご覧ください。
なお改訂に際して付された、まえがきや編者による序文は省略します。


目次



第一章
ローマ帝国から中世へ(378〜582)
レギオンの消滅─コンスタンティヌスによる再組織─ゲルマン諸族─アドリアノープルの戦い─敗戦を踏まえたテオドシウスによる改革─ウェゲティウスと4世紀末の軍隊─ゴート族とフン族─東帝国の軍隊─騎兵の圧倒的な重要性

第二章
初期中世(476〜1066-1081)
この時代の資料の乏しさについて─6世紀のフランク族─トゥールの戦い─カール大帝の軍隊─フランク軍の騎兵軍への変容─ノルマン人とマジャール人─封建制の成立─アングロ・サクソン人とその戦争─デーン人と民兵団─直臣の軍事的価値─親衛隊の成立─ヘイスティングスの戦い─デュラッキオンの戦い

第三章
ビザンツとその敵たち(582〜1071)
 ビザンツの戦略の特性
ビザンツ帝国軍の優秀性─戦争術の科学的研究─レオンのTactica─フランク族との戦争─トルコ人との戦争─スラヴ人との戦争─アラブ人との戦争─キリスト教圏とイスラーム圏の境界紛争─騎士とは異なる職業軍人としてのビザンツ軍士官
 ビザンツ軍の武器、組織、戦法
マウリキウスによる東帝国軍の改革─東帝国軍の構成─600年〜1000年頃の騎兵の装備─歩兵の武装─騎兵の戦法─レオンの戦闘隊形─軍事的な機械装置とその価値

第四章
封建騎兵の絶頂期(1066〜1346)
封建戦争の非科学的性質─軽率な突撃の結末─戦術─戦術の原始的な性質─戦略の欠如─弱体な歩兵─規律を導入する試み─傭兵の台頭─要塞の高い重要性─防御側の優越─中世の攻囲戦─要塞攻防技術の発展─戦争の一般的な性質─十字軍

第五章
スイス人 (1315〜1515)
 特性、武器、組織
スイス人と古代ローマ人─優れた将帥ではなく優れた組織が重要性を持つ─槍兵密集部隊─ハルバート兵─スイス軍の迅速な移動能力─防具─スイス軍の性質
 戦術と戦略
スイス同盟軍の隊長達─三部隊による梯形編成─くさび形隊形とハリネズミ隊形
 スイス人の軍事的優位の確立
モルガルテンの戦い─ラウペンの戦い─ゼンパッハの戦い─アルベドの戦い─士気にかんするスイス軍の優位─グランソンの戦い─ムルテンの戦い─15世紀末の諸戦争
 スイス人の優越の喪失原因
スイス人の戦法の硬直化─ドイツ傭兵(Landsknechte)とスイス兵の競合関係─スペイン歩兵と短剣─ラヴェンナの戦い─陣地の要塞化─ビコッカの戦い─砲兵の使用の増大─マリニャーノの戦い─スイス軍の規律の衰えとその帰結

第六章
イングランド軍とその敵たち
長弓の起源はノルマン人ではなくウェールズ人─長弓と弩の競合関係─エドワード1世とフォールカークの戦い─弓と槍─バノックバーンの戦いとその教訓─フランス騎士とイングランド弓兵─クレーシーの戦い─ポワティエの戦い─デュ・ゲクランとイングランド支配の後退─アジャンクールの戦い─1415年〜1453年のフランスの戦い─フォルミニーの戦い─バラ戦争─エドワード4世とその用兵─バーネットの戦いとテュークスベリーの戦い─タウトンの戦い

第七章
結び
ジシュカとフス教徒軍─車城とそれを用いた戦法─フス教徒軍の勝利と敗北─リパンの戦い─オスマン軍─イェニチェリの組織と装備─封建(timariot)騎兵─ヨーロッパの他の国々─結語


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