フォワード取引徹底解説

フォワード取引を理解するにはまず為替と金利、スプレッド込みの手数料の変動がない前提で考えて見ましょう。


ドル円の為替レート(スポット価格)は101.2円でロングで年1.2%のスワップが付くと仮定しましょう。

で1年後も為替変動が無いのでレートは101.2円。

でその1年後に101.2円で購入する取引をすると考えましょう。

そうすると現在ドルを100円でロングすれば1年後にはスワップ込みで101.2円となる。

さてもし1年後の101.2円での購入を今、契約するのであれば100円で売買しましょうというこの100円という価格がフォワード価格です。

で現在101.2円なのに100円で売買できるならすぐ売れば1.2%儲かるかと言うとそうではありません。フォワード価格で買った場合、売るのもフォワード価格です。

どういうことかというと1年後の売買の想定で1年スワップを貰っているのにそれに反して今売買するなら売る値段も100円になります。

でこのスワップを考慮した価格は

売買時期 フォワード価格 売買時期以降に
受け取るスワップA
100.0円 1.2円
1ヵ月後 100.1円 1.1円
2ヵ月後 100.2円 1.0円
3ヵ月後 100.3円 0.9円
4ヵ月後 100.4円 0.8円
5ヵ月後 100.5円 0.7円
6ヵ月後 100.6円 0.6円
7ヵ月後 100.7円 0.5円
8ヵ月後 100.8円 0.4円
9ヵ月後 100.9円 0.3円
10ヵ月後 101.0円 0.2円
11ヵ月後 101.1円 0.1円
1年後 101.2円 0.0円

でこの表のどの時期で買っても1年後にはスワップ込みで101.2円になることが解ると思います。

つまり、フォワード価格とはその時点で期日までに受け取るスワップ分Aをを引いた価格になります。

で結局、為替変動が無い想定なので保有期間に比例して1ヶ月に付き0.1円もらえることになります。

さてこれが基本です。実際には為替もスワップ額も動くわけです。まず為替だけ動かしましょう。1年後に1円円安が進むとしましょう。

で上記のフォワード額も動くのですがその動きと言うのは実は通常の為替レートからAを引いた額なんです。で1年後変動が無ければ101.2円だったのが、1円円安になれば102.2円。ですが実際にはフォワード取引で1年前に100円のフォワード価格で買ってこの時までに1.02円のスワップを受け取り101.2円のドルを確保していますから1年後に決済する時に為替変動で102.2円になっていればそこで売れば更に1円儲かります。この時1年経過してフォワード価格は通常の為替価格(スポット価格という)とイコールに成ります。何故ならA=0.0円だからです。

つまり、これって利益=スワップ+為替損益という通常の為替取引と変わらないわけです。

でスワップ分に関しては購入した時の想定スワップが期日まで保有すれば貰える訳です。

で実際には為替変動、手数料等が加わるわけです。

で実際の取引画面では


   スポット価格    101.2円   101.5円 

   スワップレート   -0.55円   -0.60円

                 ビッド     アスク
   フォワード価格   100.65円  100.90円

の様になりビッド、アスク共に スポット価格+スワップレート=フォワード価格 となります。

フォワード価格で買って売るのですから業者のマージン分(スワップレートのビッドとアスクの差)変わることなど細かい点を無視すれば通常の取引(スポット価格の取引)と同じです。但し、フォワード取引の場合、購入時に決済期間を決めて取引します。

結果として若干の手数料の増加と引き換えにスワップの減少リスクを抑えることが出来ます。

結局、現在100円で買えるということは年間のスワップが1.2円で確定したことを意味するわけです。

為替が変化せずに一年経過した場合、その時の妥当なスワップポイント1年分が提示され、それで取引すればスワップが確定して受け取れるわけです。

為替に関して円高になれば損失が生じ、円安になれば利益が生じるのは普通の取引と同じです。確定させたスワップ以上に円高が進行しなければ儲けとなります。勿論、コスト分は吸収しなくてはなりませんが。


実際の取引は口座開設後、ログインして下記の手順で行います。

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尚、決済する場合は通貨ペアだけでなく先渡し日もあわせる必要があります。口座状況画面でオープンポジションを指定して決済する方がミスがないと思います。