386 High Performance File System 「386HPFS」

本項目の実行にはライセンスに関する重要な問題が内包されています。

本項目を実行する事は、各ユーザー個人の責任を以てする事とします。実行に因って得た損害、機器の破損、OSの損傷等、此等損害は各ユーザー個々の責任の 物とします。

本項目著作者たる「TPまにあ」には一切の責任が無い事を緒言の前に記し置きます。




緒言

1999年来恰度10年OS/2を使い続けて、憧れのファイルシス テムってのがある。
本稿主旨、386 High Performance File Systemである。俗に「386HPFS」ひっくり返って「HPFS386」と呼ばれる。
本稿では「386HPFS」と記述を進める。

386HPFSは、OS/2WARP SERVER購入者(社)にオプションとして更に購入後使用出来るファイルシステムである。

OS/2 Warp Server for e-business 日本語版プログラム・パッケージ
42L0976
243,000円

386 HPFS Upgrade
for OS/2 Warp Server for e-business 日本語版プログラム・パッケージ
42L0985
100,000円

WSeB本体だけではなく、386HPFS用のオプションを買わな ければいけないのである。

WSeB以前の「OS/2WARP SERVER V4」では、「V4 (17H5906)」「Advanced V4 (17H5911)」とあり、386HPFSを使う為にはAdvanced版を購入しなければいけない。「V4」と「Advanced V4」の価格が前者114,000円、後者203,000円であるから、矢張り386HPFSの価格は10万円と考えた方がいいようだ。
LAN SERVERとしての版は5となる。

もっと遡れば、「OS/2 J2.11 for SMP」+「LAN SERVER V3.x Advanced版」or「LAN SERVER V4 Advanced版」と、OS/2本体とLAN SERVER部分が別売となっていた。Advanced版とあるので解るようにEntry版もあり、386HPFSは当然前述と同じ様にAdvanced 版に組み込まれている。

IBMがOS/2関連製品の販売を完全停止した現状、入手は「非常に極めて困難な 物」と言えるファイルシステムであり、偖、之を入手するにはeCS SERVERでも買わなければいけないかという思い もするのだが、よく考えてみれば、Serenity Systemsは「386HPFS」を IBMから認可されなかったのか、販売していないの である。
果たしてwww上では見付けられない物だろうかと彷徨ってみた。実は過去数年ずっと彷徨っていたのである。

以下、イレギュラーな方法乍ら「386HPFS」の導入手順を記録として記し置く事とする。


重ねて、以下の方法はイレギュラーであり、此記録をベースとして如何なる行動も推奨出来るものではない。


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0 : 386HPFS導入準備
本体 (此URLを其儘記述すれば、問題が生じよう。日本人には解る記述としておく)
(1)  暫定名称 19990420  (各ファイルのタイムスタンプ)
此rarファイルは、386HPFS導入CD-ROMの構成其儘で ある。故に、Installerさえ用意出来れば導入可能となる。Installerはhobbesにて拾得する事が可能である。
はかせけめめふぬあねぬあわるふゆるおおめめしすにひいすとめくせはとあゆお るすちす

Installerはhobbesから普通に拾得可能である為、リ ンク先を通常通り示す。
Installer
http://hobbes.nmsu.edu/download/pub/os2/system/hfsinst_20051127.zip

386HPFS.inf
http://www.os2site.com/sw/drivers/filesystem/hpfs/386hpfs.inf

(2)  暫定名称 19981009  (hpfs386.ifsのタイムスタンプ)
此rarファイルは展開し切ったファイル群其儘をアーカイブしてい る。故に手作業でのファイル配置をしなければいけない。
はかせけめめふぬやるふぬるうふるふふやめめせなこめとんとかいもとめらとふ めくせはとあゆおるすちす

当然の事ながら、386HPFSもFixを当てて行かなければいけ ない。勿論HPFS386.ifs其物がDBCS環境に適用出来る物に置き換える必要がある。が、各国別に分かれているHPFS386.ifsが厳密に適 用しなければいけないのかどうかは把握していない。個人的には保険として日本向けであるHPFS386.ifsを適用する方が無難とは考えている。
Fix
IP08532
ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/lan/fixes/lsv5.0_uni-smp/english-us/ip08532

IP8603
ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/lan/fixes/warp_srv_e-bus/universal/ip8603h/

IP8605
ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/lan/fixes/warp_srv_e-bus/universal/ip8605h/


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1 : 386HPFSの導入

上記ファイル中収められている物全てが必要なファイルという訳では ない。
当然取捨選択が必要な訳であり、HPFS386.ifsですら、最 終版を探さなければいけない。日本語版OS/2WARPで使え
る物を見つけなければいけないのだ。

正直、導入に最も簡単なのは19990420タイムスタンプのファ イルを活用する事である。


以下、簡単に導入方法を記述するが、幾等OS/2がサポート終了の 時代となったとはいえ、ライセンスに反する事は確かなのであ り、記述によって導入する事は勧めないし、仮に導入を進めてシステムに重大な損傷があっても責 任は記述している自分には負う責任はない事を強く記し置く。

rarなり、zipなりを展開した後に、アーカイブ展開に必要なプ ログラムは、IBMではお馴染みのloaddskf.exeとunpack.exeの二つ。


本体のファイル群。
正直Russiaと銘打ったファイル群全てが必要となるとは思えな い。
990420をInstallerで導入した際、全てが必要個所に 配される訳ではないからである。
             
Russia19981009 Russia19990420 IP08532(en) IP8603(HFS.10) IP8605(HFS.10) MCP2 Default
展開ファイル群
導入CD-ROM
Fix
Fix
Fix
MCP's files


backacc.exe


backacc.exe
bootsh.exe BOOTSH.EXE bootsh.exe


bsh.msg BSH.MSG




bshh.msg BSHH.MSG



cac.msg CAC.MSG



cach.msg CACH.MSG




cache386.exe CACHE386.EXE cache386.exe


chs.msg




chsh.msg




csbkehfs.exe






(csexthfs.exe) (csexthfs.exe)


DISKFT.SYS




fs386.rsp




hfs.msg HFS.MSG




hfsh.msg HFSH.MSG



hpfs386.dll HPFS386.DLL hpfs386.dll



HPFS386.FI



hpfs386.ifs (導入後生成)
hpfs386.ifs hpfs386.ifs hpfs386.ifs
hpfs386.ini (導入後生成)




hpfs386.log






HPFSUSR.DLL



ibmln386.dat IBMLN386.DAT




IBMLN386.DA2




IFS386.LMA



logf0000.hfs




logstart.hfs




mailslot.dll
mailslot.dll

mailslot.dll
makedisk.cfg MAKEDISK.CFG



net.msg



net.msg
netapi.dll
netapi.dll

netapi.dll
netapi32.dll
netapi32.dll

netapi32.dll
neth.msg



neth.msg
netspool.dll
netspool.dll

netspool.dll

PACKAGE.CTL



pclp13mu.msg






prepacl.exe




restacc.exe

restacc.exe
rpldll.msg





service.hfs




syslevel.hfs syslevel.hfs



wsb.msg wsb.msg





右に向かってタイムスタンプが新しく、要置換であると解釈して欲し い。
実は是でいいのかどうか、確証が全く無いのだが。特に Net*.dll関連は、通常MCPには導入されている物であり、敢えて此処で必要ファイルとして記述する必要はないのかもしれないが、一応の記述とし て。


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手作業での導入の場合
(以下、x:\は導入ドライブ)
OS/2システムを導入しているドライブのルートに
x:\IBM386FS
というディレクトリーを作成。

IBM386FS内に必要ファイルをコピー。
BOOTSH.EXE
bsh.msg
bshh.msg
hfs.msg
hfsh.msg
hpfs386.fi
HPFS386.IFS
hpfs386.ini
ibmln386.dat
makedisk.cfg
syslevel.hfs

WARP4以降MCP1、MCP2共に存在する筈である
x:\IBMLAN\NETPROG\
に、以下のファイルをコピー。
CAC.msg
CACH.msg
CACHE386.exe

x;\OS2\DLL\に、
に、以下のファイルをコピー。
HPFS386.DLL
hpfsusr.dll

CONFIG.SYSの改訂
'REM'を先頭に追記。
IFS=E:\OS2\HPFS.IFS
(REM IFS=x:\OS2\HPFS.IFS )

HPFS行をREMした直下に次の386 HPFS行を追記。
IFS=x:\IBM386FS\HPFS386.IFS /A:*
若しくは、
IFS=x:\IBM386FS\HPFS386.IFS /A:* /AU

DPATH行にx:\IBM386FS;を先頭に追記。

LIBPATH行にx:\IBMLAN\NETPROG;を追記。
DPATH行にx:\IBMLAN\NETPROG;を追記。
HELP行にx:\IBMLAN\NETPROG;を追記。
#MCPを使っている場合は該当状況になっていると思われる。確認 の上、記述が無ければ追記する。

次の行を追記。
RUN=x:\IBMLAN\NETPROG\CACHE386.exe

CONFIG.SYSに此上記構文を加えないと、Fileと印刷 サーバを始動する時はいつも、以下のエラーとなる。

Net 3091: the CACHE386.exe is not running, The server cannot be started.

和訳 (\IBMLAN\ERROR.TXTより)
NET3091:  CACHE386.EXE が実行していないために,386 サーバーは始動できません。


原因:  LAN サーバー 386 サーバーを始動するには,CACHE386.EXE
プログラムが実行されていなければなりません。

処置:  次のようにタイプして,CACHE386.EXE を実行してください:

    CACHE386

また,CONFIG.SYS ファイルに RUN
行を追加して,ワークステーションが始動したときにCACHE386.EXE
を自動的に始動させることもできます。

必要ならば上記ERROR.TXTの様に、コマンド・プロンプトからCACHE386.exeを手 動で始動可能である。 併し乍ら、CONFIG.SYSを編集して、上の構文を加える事が推奨される。


IBMLN386.DATをHPFS386.iniとリネームし、 以下の項目の記述をする。

x:\IBM386FS\HPFS386.ini:
lanroot = x:\IBMLAN
cachesize = 32000 (若しくは他の数値を導入者の希望に沿って記述)


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Installerを使用する場合
必要ファイル
990420タイムスタンプのhpfs386.rar
051127タイムスタンプのInstaller

990420タ イムスタンプのhpfs386.rarを展開し、 051127タイムスタンプの Installerを使えば、茲迄の作業は自動です んなりとこなせる。
ちょっとした事が必要となるが、夫れは Installerを起動 し、990420のhpfs386.rarを展開すれば、おのずと見える事であろうから、記述はしないでおく。
Installer使用の場合、 HPFS386.iniも自動生成 されるが、cachesiza行が「cachesize = 0」となっているので、希望数値を記述しておく。



此処迄で基本的導入は終わる事となる。



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2 : Fixの適用


苦労して捜し当てた386HPFSは、1999年の OS/2WARP SERVER ADVANCED V4期の物である。99年後半だったらWSeBのオプション期だったんだが。
まぁ、つまり、WSeB以降に出たFixを当てて行かなければいけない。

前述のFixファイルの流れを参照して、出来れば個別でのファイル 入れ替えを行う。

確かにFixを適用するのに、IBMはCSFの SERVICE.exeを 使う形を取っているが、其儘SERVICEを打鍵すれば、IP08532では他のネットワーク関係のファイル群も置き換わってしまう状況となるので、夫れ は避けなければなら ない。必要不可欠のファイルのみをUNPACKして、個別で置き換えるものとする。


   IP08532のディレクトリ構造
     ─temp
       ┗━Fix
IP08532.4dk   ┃─FIXTOOL.EXT
IP08532.5dk   ┣━HFS.3 (1)
IP08532.6dk   ┃─MUG.9
         ┃━REQ.1 (2)
         ┃─REQ.11
         ┣━SRV.10 (1)(2)
         ├─SRV.4
         ├─SRV.5
         ├─SRV.6
         ├─SRV.7
         ├─SRV.8
         └─UPE.2

This will create a directory structure like this:     

(1)でマークされたディレクトリからの此等のファイルを UNPACKする。(UNPACK.exeかUNPACK2.exeを使用):
    FIX\HFS.3\BOOTSH.EX_
    FIX\HFS.3\HPFS386.IF_
    FIX\SRV.10\HPFS386.DL_
    FIX\SRV.10\CACHE386.EX_

BOOTSH.exeとHPFS386.ifsを x:\IBM386FSに移動。
HPFS386.dllを x:\OS2\DLLl\に移動。
    (此ファイルは必要でないかもしれないが、之が必要かどうかはテストされていない)
CACHE386.exeを x:\IBMLAN\NETPROG\に移動
 現在HPFS386を走らせているなら、其ローディング無しで CACHE386.exeを古いコピーと取り替える事が可能である。 若しProcess Killer(又は、CONFIG.SYSに「SCKILLFEATUREENABLED=ON」に設定)を使用しているなら、システムの上で走っている CACHE386.exeを殺して、コピー出来る。

PeerとACLsを使用して、稼働中の386HPFSにアクセス する他のクライアントを利用可能なリソースへのアクセスを制御するつもりなら、HPFSに戻る事を考察しなければならない(例えば、ドライブのパーティ ションを動かすか変更するのに、ディスクパーティションソフト[PartitionMagicv5.0他]を使用してもError 1027を出して HPFS386パーティションを全くリサイズしない)。管理者はACLユーティリティを必要とする事となる。

(2)でマークされたディレクトリからの此等のファイルを UNPACKする。(UNPACK.exeかUNPACK2.exeを使用):
    FIX\REQ.1\BACKACC.EX_
    FIX\REQ.1\RESTACC.EX_
    FIX\SRV.10\PREPACL.EX_

上記ファイルを x:
\IBMLAN\NETPROG\にコピーする。MCP2の場合はBACKACC.EXE、RESTACC.EXE が最初から存在しているので、置き換えずに、PREPACL.EXEのみを上記ディレクトリーに移動する。



再起動!!  したい所だが、現状ではIP08532が適用された状態である。更にIP_8605を適用する必要がある。WSeB期のHPFS386.ifs単体に絞っ たFixなので、之を日本版の物に置き換えるのである。
前述の様に、UNPACKを重ねていくと、HFS.10というディ レクトリーにあるHPFS386.ifsが日本版である事が解る。
確認は、同ディレクトリー内のSRV_PROD.HFSを開けば確 認出来る。

之を手作業で置き換える。
syslevelが追従しない事を考慮す るならば、x:\IBM386FS\SYSLEVEL.HFSを加工する。バイナリーエディターで改編する。


OS/2窓でsyslevelを打てば、以下の様に返って来る。

C:\IBM386FS\SYSLEVEL.HFS
                        IBM OS/2 LAN Server - Advanced
Version 5.20     Component ID 562288901
Current CSD level: IP08605
Prior     CSD level: IP08600

と、変わる訳だ。


此処で、再起動!!!!!!!!!!!!!

無事にブートセクションで386HPFSがロードされ、 CACHE386.exeが走る。と。


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3 : CACHE386.exeが自動起動しない場合
CONFIG.SYSで
RUN=C:\IBMLAN\NETPROG\CACHE386.exe
を記述する事を忘れていると思われる。
Installerを使って導入すれば、CONFIG.SYSも改編されるが、CACHE386.exeの構文だけはユーザーの追記が必要となる。 startup.cmdで記述しても同じ事ではあるが、CONFIG.SYSに記述しておいた方がいいと思われる。

一例として、
IFS=C:\IBM386FS\HPFS386.IFS /A:*
RUN=C:\IBMLAN\NETPROG\CACHE386.exe

と続けている。


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以上で386HPFSの導入は終わる事になる。





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