(2008年12月)

ラベル見方解説

<メダル賞> FCC  (First Class Certificate:最優秀花賞:90点以上)
AM   (Award of Merit:優秀花:80点以上)
HCC  (High Class Certificate:優良花:75点以上)
BM  ( Bronze Medal :優良花:75点以上)
PC  ( Preliminary Commendation:通常77〜79点)
BC   (Botanical Certificate:原種賞、RHSとJOSの場合)
CBM (Certificate of Botanical Merit:原種賞、AOSとJOGAの場合)
CCM (栽培賞)
<審査団体>
JOS (Japan Orchid Society:日本蘭協会)
AJOS( All Japan Orchid Society:全日本蘭協会)
JOGA (Japan Orchid Growers Association:日本洋蘭農業協同組合)
AOS (American Orchid Society:アメリカ蘭協会)
RHS (Royal Horicultural Society:英国王立園芸協会)
SVCN(Sociedad Venezolana de Ciencias Naturales:ベネズエラ自然科学協会)
<ラベルの見方(正式)>

Cattleya trianaei forma alba 'Aranka Germaske' FCC/AOS '56
 
属名     種小名   変種小名      個体名            入賞記録  年次



1
C.percivaliana 'Summit'  (PC190b)
開花:08/12/2 2花茎3輪 NS:11x12cm カトレヤ原種 ベネズエラ産
古くからある有名花。個体名には「頂上」とか「最上級」を意味する名前が冠せられている。最近MC株が出回っており価値が極端に落ちてきた。
2
C.percivaliana fma. semialba 'Carache'  (PC450)
開花:08/12/2 1花茎1輪 NS:9x9cm カトレヤ原種 ベネズエラ産
愚宅初花。セミアルバの優良花。Jewel, Farah Diba など酷似した花があり識別は難しい。
3
C.trianaei fma.coerulea 'Sulla'  (TR503)
開花:08/12/3  1花茎2輪 NS:10x12.5cm カトレヤ原種 コロンビア産
愚宅初花。最高級のセルレアの一つ。形状、色彩とも素晴らしく長く観賞できるのが至福。
4
C.trianaei fma. amesiana  (TR282)
開花:08/12/3  1花茎3輪 NS:11x12cm カトレヤ原種 コロンビア産 実生株('Wenzel T' x 'Wenzel U')
可愛いアメジアナが出現した。花弁の平開度は少し悪く恥かしがり屋の乙女のようだ。数年前の東京蘭展でブラジルの Wenzel から
入手したもので、あちこちで同様なものが咲いている。
5
C.percivaliana 'Alberts'  (PC178)
開花:08/12/3 2花茎4輪 NS:14x16cm カトレヤ原種 ベネズエラ産
古くからあるチポの有名花の一つ。花弁幅もあり唇弁も大きく堂々としている。
6
C.percivaliana 'Canaima's Queen'  (PC357)
開花:08/12/3 1花茎1輪 NS:12x13cm カトレヤ原種 ベネズエラ産 受賞:FCC/SVCN(Sociedad Venezolana de Ciencias
Naturales:ベネズエラ自然科学協会)
原産地でFCCを受賞した銘花のMC。本来の花は唇弁が綺麗に開いている。この種のチポ花は色彩変化があまりないのでよく
似ており識別が難しいようだ。識別できるのは唇弁の形状や色彩の変化程度か。
7
C.percivaliana 'Kenboh'  (PC486)
開花:08/12/5 1花茎2輪 NS:12x12.5cm カトレヤ原種 ベネズエラ産
銘花 Summit のMCから出現した変異体とのこと。花弁の開平度、唇弁の大きさとも親を上回る。個体名は作出者H先生の孫
の愛称で健やかな成長を願って付けられたそうだ。
8
C.trianaei 'The Premier'  (TR187)
開花:08/12/6  1花茎2輪 NS:12x12cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:FCC/RHS1907
100年前にFCCを受賞した往年の銘花。花弁幅が広くゆったりしており貫禄がある。個体名は「首相、宰相」で定冠詞
(The)のないものもあるが同花だろう。
9
C.lueddemanniana  (LD366)
開花:08/12/8  1花茎1輪 NS:11x12cm カトレヤ原種 ベネズエラ産 実生株('D' x 'Thais')
初花。この種の開花は春先が主であるが冬季に狂い咲きした。花弁幅はやや狭いが良く均整がとれている美花。
10
C.chocoensis 'Dona Zoraide'  (CC414)
開花:08/12/8  2花茎2輪 NS:7x7.5cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:HCC/JOS1993
有名花。この種の花弁は平開せず何となく遠慮がちに咲くので可憐な印象を与えてくれる。唇弁の桃色の暈しと筋が素晴らしく優しい
感じがする。今年は1花茎に1輪しか着花しなく寂しい。
11
C.chocoensis fma. alba 'Megumi'  (CC466)
開花:08/12/9  2花茎3輪 NS:8.5x7.5cm カトレヤ原種 コロンビア産 実生株(alba x alba)
アルバの実生とのことであるが唇弁に微かに薄桃色が入る清楚な花である。個体名は初開花者の名前らしい。
12
C.trianaei  (TR225)
開花:08/12/9  1花茎2輪 NS:9x9cm カトレヤ原種 コロンビア産 実生株(alba x semialba 'Mother Dominican')
父親はセミアルバの銘花 Mother Dominican であるが似ているところが全くない。花の大きさや形状から chocoensis らしい。ラベル
管理に問題があったのではと疑われる。
13
C.trianaei 'Zurugi'  (TR386)
開花:08/12/11 2花茎3輪 NS:13x11cm カトレヤ原種 コロンビア産 実生株
実生株に優良花が出現。専門書「コロンビアンカトレヤ(著者:Thomas Toulemonde)」の表紙個体('In Memoriam Pater')に酷似した
非常に品格のある花だ。お気に入りの個体で剱(当地の名峰剱岳)と名付けた。
14
C.trianaei fma. amesiana  (TR382)
開花:08/12/11 2花茎4輪 NS:9x9.5cm カトレヤ原種 コロンビア産 実生株(amesiana x coerulea 'Anaresite')
花弁は平開せず遠慮がちにひっそり咲いている。月夜の佳人のようだ。唇弁の色は薄藤色のようでアメジアナだろうかそれとも
セルレアだろうか。
15
C. percivaliana fma. semialba 'Jewel'  (PC319)
開花:08/12/11 3花茎3輪 NS:9.5x10cm カトレヤ原種 ベネズエラ産  MC株
セミアルバの有名花。MC株であるがOG株と殆ど見分けが出来ない。この種独特の唇弁模様がより引き立つ花である。
16
C.trianaei 'Manuel Casimiro'  (TR430)
開花:08/12/14 1花茎2輪 NS:10.5x13cm カトレヤ原種 コロンビア産
近年、花弁がオーバーラップする真丸な花が多い中にあって、花弁唇弁のつくりがか細く野生的な感じがする個体である。
17
C.trianaei 'Lotus Joy'  (TR370)
開花:08/12/14 1花茎1輪 NS:10.5x12cm カトレヤ原種 コロンビア産 
実生(輸入品)からの選別個体。個体名のLotus(蓮)は和歌山の業者の専用名らしい。
18
C.trianaei 'Sladen'  (TR405)
開花:08/12/14 1花茎2輪 NS:11x12.5cm カトレヤ原種 コロンビア産 
チポの銘花の一つ。花弁、唇弁のバランスがよい均整のとれた個体で、堂々と咲いてくれる。通称 Sladen で通っているが、Sladdens
が正式名らしい。一説には超銘花 Rolf Altenburg、Victoria de Castro の親と言われている。
19
C. chocoensis 'Yoshiko'  (CC415)
開花:08/12/16  2花茎2輪 NS:10.5x10cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:BP/KTS 実生株
KTS原種カトレヤ展示会でBP賞、故有馬邦彦記念賞の花。この種にしては花弁平開度がよく、色彩、形状とも素晴らしい。個体名は
育種者の奥方名とのこと。兄弟株2株は共に平開せず普通花。
20
C.trianaei fma. semialba 'Mother Dominican'  (TR415)
開花:08/12/16 1花茎1輪 NS:12.5x12.5cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:BC/JOS1988
セミアルバの銘花。この種の semialba 系の中で世界的に最も有名な整形花の一つである。花弁は純白で幅広くオー
バーラップし、唇弁は濃紫紅色に白の縁取りがあり、この種の中でも最も美しい中輪花である。数年前に仲間入りし今
年で3度目の開花。株の成長はいたって遅く相当の忍耐が必要。
21
C. percivaliana fma. alba 'Snow Hill'  (PC394)
開花:08/12/18 2花茎4輪 NS:8.5x8.5cm カトレヤ原種 ベネズエラ産
アルバの優良花の一つ。この種のアルバは比較的希少。やや小輪だがよく均整がとれているキュートな花。
22
C.trianaei 'Nishida'  (TR183)
開花:08/12/18 1花茎2輪 NS:12.5x13cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:HCC/JOS1999
HCC受賞のチポの優秀花の一つ。Sladen 系の典型的な花。よく似た特徴の花がいろいろあり識別はかなり困難。
23
C.trianaei 'Mary Fennel'  (TR406)
開花:08/12/18 1花茎2輪 NS:14x14cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:HCC/AOS, HCC/JOS1993
米国で選別されHCCに入賞した銘花。花弁は幅があり先端に赤色の筋が少し入っている。唇弁はやや小ぶりだが喉もとの黄色
は濃く印象的である。KTSの株市で入手した一品、株は剛健で毎年開花してくれるのが嬉しい。
24
C.trianaei 'Mooreana'  (TR129)
開花:08/12/19 1花茎1輪 NS:11x11.5cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:AM/RHS1907, FCC/RHS1909
おおよそ100年前にFCCに入賞した銘花。花弁先端の楔状の模様および濃い紅色の唇弁が印象的な花。メリクロン株出現により
希少価値は大幅に落ちてきた。近年、花弁先端を筆でなぞったものを pincerada 変種として扱っており人気がある。
25
C.trianaei fma. semialba 'Okada'  (TR140)
開花:08/12/20 1花茎2輪 NS:13x13cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:CBM/JOGA1984, BC/JOS1987
近年、豪快な花容から交配種ではないのかとの疑いが濃い個体である。岡田蘭園主によれば、ブラジルの有名コレクター亀山氏が
良個体のトリアネーとして日本に持参したものだそうだ。花弁は白く唇弁は紫紅色で喉は黄色の筋入りで大輪の整形花である。非常
に生育がよく毎年花を見せてくれる。
26
C.trianaei 'Suave Biwa'  (TR372)
開花:08/12/21 1花茎1輪 NS:13.5x13cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:HCC/JOS2000
HCC受賞のコンコロール系の美花。花弁唇弁とも福与かで優しい感じがする。今年のものはやや貧相。
27
C.trianaei 'A.C.Burrage'  (TR114)
開花:08/12/24 1花茎2輪 NS:13x13.5cm カトレヤ原種 コロンビア産 受賞:AM/AOS1949
米国で選別され、AOSでAMに入賞した古くからの銘花。個体名はAOSの初代会長のBurrage氏 を記念して名付けられたそうだ。
チポ花の最高の整形花の一つ、唇弁が広くオーバラップしていてあたかも交配種でないか錯覚させられる。かなり以前からメリクロ
ン株が市場に出回っているので、最近は希少価値が全くなく、陳腐化した個体の一つになった。
28
C.trianaei fma. concolor 'Zullo'  (TR484)
開花:08/12/28 1花茎2輪 NS:8.5x10.5cm カトレヤ原種 コロンビア産
コンコロールの優秀花の一つ。小輪でズングリ型だが極整形である。気品のある可愛らしさが漂っている。当株を父親にした実生株
(約20株)の開花を楽しみにしている。
29
C. chocoensis 'Maki'  (CC463)
開花:08/12/28  2花茎2輪 NS:9x9cm カトレヤ原種 コロンビア産
花弁幅は広く真丸の花容であるが唇弁の開平度が悪く本来の花でないようだ。個体名は奈良の有名コレクターの娘名とのこと。
30
C.trianaei fma. concolor 'Makiko'  (TR298b)
開花:08/12/29 1花茎1輪 NS:11.5x11.5cm カトレヤ原種 コロンビア産  実生株(amesiana x amesiana 'Rolf')
この個体はJOSの大先輩から譲渡してもらった整形花でお気に入りの一つである。今年のものは株分けの影響でやや貧相。この
変種は遅咲きの方でこれからの開花が楽しみである。下段は昨年のもの。
31
C. chocoensis  (CC335)
開花:08/12/30  1花茎1輪 NS:9x9cm カトレヤ原種 コロンビア産 実生株('Stella' x 'Dona Zoraide')
優秀花同士のシブリングで兄弟株には受賞のものも出ているが、当個体は典型的な容姿となった。人間と同じで遺伝子の多様化が
頷けられる。
以上