Column(コラム)


バードカービング作家 堀田 幸生(ほった ゆきお) 公式ホームページ


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東急ハンズのハンズ大賞

 堀田のバードカービングは、第17回、20回のハンズ大賞で入選しました。第19回ではフレッシュアイ賞を受賞しましたが、高知では このコンペがあまり知られていないのが残念です。
東急ハンズさえあまり知られていませんが…。
全国のクラフト作家の間ではよく知られている、プロ・アマ関係な しでアイディアや出来上がりを競うコンペです。
「ハンズ大賞で入賞しました…」「そうですか…」「副賞にお金もらったよ」「それはすごいねえ!!」と、お金には皆さんびっくりしますね。
ある時、ハンズ大賞を知っている県外の人が私の入賞作品を見て、「ウワア…こんなところで見るとは…すごくラッキー」と言って、 写真を撮っていったことがありました。その時はそんなにすごいコ ンペだと私も知らず、ただびっくりしました。木で鳥を作り始めて 16年。アイディアはまだまだあるような…ないような。
楽しみはまだまだ続きます…。


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高知城のクロマツ

 平成19年12月下旬の高知新聞に高知城大手門のクロマツやら桜 の木を伐採した。
『根が張りすぎて大事な石垣を壊す恐れがでてきたため』と出ていた。早速、高知城管理事務所に電話。切った木の枝を分けてください。『まだ門横のトイレのそばにあるかも知れないので確認して連 絡をしましょう』のいい返事。すぐにOKの連絡。
生えていれば国の重要文化財、切り倒したら産業廃棄物。
哀れなものだ…と言ってました。同感。
早速頂きました。鳥にしました。楽しみました。
個人的な作業ですが…。宝物になりました。


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窪川のお雪椿

 平成8年7月、高知県幡多郡四万十町(旧窪川町)の天然記念物・ 樹齢300年のツバキが台風で折れた、との記事が新聞に載りました。さっそく役場に電話をかけてみると、教育委員会が議会でこの処分
方法を決定するとのこと。2、3日後、田んぼに集め焼却処分すると 連絡があったので、家から出発して軽四トラックで2時間。
昔からそのツバキをお世話をしている地区長さんの所に行って、枝 を分けて頂きました。
 300年ほど前、窪川町影野地区の庄屋の娘評判のいい娘さんがい ました。名前はお雪さん。亡くなった際、農民たちは大変悲しんで お墓のそばに2本のツバキを植え、毎年8月の命日にはお雪さんをし のぶためにお祭りをしたそうです。それが現在まで続いています。  10年ほど前までは、屋台や奉納相撲なども行われていたが、今で は公民館に位牌を安置してみんなで酒を酌み交わすことになってい ます。
 そのツバキの枝は、7月はじめに頂いてきて、8月のお祭りに間に 合わすべく、上影野地区27所帯(主にお世話をしている)には、お 雪椿でつくった小鳥と鉛筆を、下影野地区約50世帯にはツバキの鉛 筆を作って差し上げた。 公民館と教育委員会には、お雪椿の枝に小 鳥を10羽ほど止まらせたものを贈りました。
大変喜んでいただきました。8月のお祭りに公民館に飾り、今も続いています。
残っていた枝をまたいただきたいと思っていた矢先、大型の台風が
来て、影野地区は大雨で避難勧告が出るほどの水が出ました。
つぶちの田に積み上げていたお雪椿は流され、跡形もなくなってし まいました。 少し残念は残りますが、私の手元には鳥が20羽ほどと、心暖かな思い出が残ったことでした。

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野市動物園・ユーカリの木

 ずいぶん前、(8年ほど前)野市動物園でバードカービング教室を行ったことがあります。動物園友の会主催で、会員親子60名ほどの参加でした。今までで一番大勢の参加者で園の職員の方も驚いていました。そのことの縁で、動物園内の木は定期的に剪定、伐採をしていると聞き、もし良ければ何の木でもイイですから頂きたい。と、お願いしていました。少ししてユーカリの木を切ったがいりませんか?の連絡。いります。の返事。ご存知、原産はオーストラリアでコアラの食べ物。私のコレクションにない木。直径10cm長さ1mのを頂きました。ユーカリは成長が早く、毎年、切ってやらないと困る。等と言っていました。手にした木は、樹皮が厚く、はれぼったく、水分を多く含み、いかにも乾くと収縮するな。という感じです。樹皮の表面は灰色ですが、固まりのような色の変化が所々あり、ナカナカいい味をだしています。この時期造った砦は1番の出来で、床の間の飾り棚にずっと飾っています。お気に入りなのです。高知市Sさんのモミノキで書きましたが、アメリカのWEBマガジンへの掲載はこのユーカリのカップルになりました。
写真は高知市石立の写真館のYさんにお願いして、本物より、写真の方が良い出来ですが、長年私の手元に置いていてヨカッタ。思う次第です。。
樹皮:灰色。濃淡のコントラストが面白い
木質:柔らかい。成長が早いためか大味な木質かな。
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祝い!アメリカのWEBマガジンに掲載されます。
Wildlife Art Jurnal

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野市町・Yさんの庭のブドウの木

 もう10年も前のある日、自宅に電話。野市の役場の婦人会主催でバードカービング行事をさせて頂いた時、参加されたYさんからの電話で、40年間、毎年おいしい実をつけていた庭のブドウの木を泣く泣く切らなくてはいけなくなった。聞けば、庭に新しい家を建てることになり、移植しても、枯れるだろう。と言うことで、想い出になるもので残したい・・。それで電話をした。とのことであった。ブドウも一応木ではあるがツル植物なので、木質、年輪などは不明でしたが、やってみましょう。と、お返事した。再度電話で、切ったので取りに来てください。分かりました。出向くと直径10cm 程のグニャグニャの幹が沢山有りました。幹を観察するとあまり鳥になりそうでなかったが、何とかできそうの返事を残し帰ってきました。2週間ほどで鳥を造り持参。ブドウの幹で2羽造り、ブドウの枝に配置したもの。そして、グニャ・グニャの幹に別の木で造った鳥をとまらせたものの2種類でした。大変喜んでいただいたと、かすかに思い出しています(10年も前のことですから)。
樹皮:茶色のなんの変哲もない表面。ごつごつで亀裂もある。
木質:年輪がはっきりしてなくて、鳥になりづらい。
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幹の様子で、40年の歴史を感じました。おいしい
ブドウをありがとう。と、言うところでしょうか。

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夜須町・リョーブ

 今年の1月に炭焼きの材料を集めていましたが、夜須町の雑木の中にリョーブが有りました。高知ではリョーブのことをボーリョーとも言います。漢字でリョーブを書くと「法令」と書くので、そのまま読むとボーリョーと言う訳です。「法令」‥音読みでは「ほうれい」ですが、江戸時代頃、法令でこの木は飢饉の時、葉っぱが食料になるので切ってはいけない。という決まりがあったということです。私は実際食べたことはありませんが、5月の若葉を今年こそはおひたしにでもして、食べてみようと思っています。表面の皮を少しのけると、薄緑の木質がキレイで、全体は薄い白。私の好きな木のひとつです。
これもアメリカWEBマガジンの候補にしていましたが結果ハズレ。         
樹皮:茶~灰色。濃淡のコントラストが面白い
木質:柔らかい。表面近くは黄緑。中程は白。
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残念!アメリカのWEBマガジンに掲載されません。
Wildlife Art Jurnal






牧野植物園・バクチノキ

 土佐山田の知り合いのSさんから電話。Sさんは絹糸を草木染めを行い、その糸を織って、布を作っている。曰く、牧野植物園の生け垣のバクチノキを剪定したものを頂いた。それを草木染めの材料にするので、堀田さんはトリを造り、ナタで切り刻んだバクチノキのカスを私に下さい。トリを造るときに出る切りカスが染め液を造るのに、丁度いいのです。との事でした。 バクチノキは私のコレクションになかったので、すぐさまOK。いろんな人がおるがやなー・・。と、思ったことでした。
バクチノキで染めたらどんな色になるかは・・聞いていません。

樹皮:茶色一色、比較的なめらかでいい感じ。
今回は若い木だったが、バクチノキの名前の由来は、成木になると、樹皮が鱗片状にはがれ、博打(ばくち)に負けて、払う金がないと身ぐるみ剥がされる。の例えから、名前が付いているようです。若いときは身ぐるみは剥がされないようだ。
木質:きめ細かく、堅い。全体に茶色。
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草木染め、バードカービングのコラボレーションでした。






土佐山田・逆川・クロガネモチ

 土佐山田、イゲノキの紙漉名人・Mさんから電話を頂き、逆川で雑木を切ったのですが、その木に思い入れのある人がいて、それでトリを造ってくれないか・・。と言う内容でした。2日後、現場で落ち合い、主にアラカシの木でしたが腕ぐらいの枝、数本と止まり木になる枝を持ち帰りました。その切った雑木の中に直径15cm位の、クロガネモチがあるのに気が付いていました。アラカシで造ったトリは随分後になって、届けましたが、クロガネモチの木は、洋ランをハウスで栽培しているAさんの作業場所で見つけました。先の雑木を槇ストーブの燃料として、運んでいました。ちゃかりとそれを頂き、家に持ち帰り、大きめのスタンディングバードを造りました。色白で、頭の上にチエンソーの切り残しが有る愛嬌のある作品に仕上がりました。相も変わらずクロガネモチは木の割れがひどく、心配しましたが、顔に影響する場所は少なくてすみました。
樹皮:灰色。
木質:柔らかい。白色。割れがひどい。
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色白の男前?に仕上がりました。少しヒビ有り。

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土佐山田・クロバイ

 県内の雑木林には、比較的多いクロバイの木ですが、児童の間伐体験で手に入りました。生の時は水分が多くて重いのですが、乾燥するとホントに軽くなり、半分程度の重さになります。お気に入りは、樹皮の黒の中に、白ポチが散在してイイ感じなのです。割れも比較的少なくいい木ですね。

樹皮:黒。全体に白ポチが有り面白い
木質:柔らかいがナイフワークではカリカリといった感じ。
水分が多い。表面近くは黄緑。中程は白。
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黒の皮の木は他にニイタカナシの木ぐらいで
希少価値だと思っています。






仁淀川町・ひょうたんサクラ

 ある日、知り合いのYさんが、職場に来て、この木は堀田さんがいるろうき、持ってきた。・・・直径6cm、長さ50cmのなんの変哲もない桜の木。・・・それがひょうたんサクラの枝でした。
私が個人的にこの枝を切ったら・・・・。お縄になり、打ち首獄門。
とは行きませんが・・通常手に入りません。
実は、ひょうたん桜の樹勢が弱り、樹木医さんが治療を施し、その時の治療して切った、枝の一部とのことでした。
山桜特有のにおい、私の工作意欲をそそります。
鳥にすると、2羽しかできませんが、早速造りました。
1羽は私の最愛の(?)家内の誕生日のお祝いにプレゼント。
もう1羽は記念にして大事に「堀田コレクション」になりました。

樹皮:山桜特有の毛羽だった様子ですが、いい感じです。
木質:桜餅のにおいがして、ナイフの通りも良く楽しく造れました。
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もう2度と手に入らない木なので、
緊張して、いいものを造ろうと思った事でした。



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