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◆航空幕僚長田母神俊雄自衛隊空将の戦争論百家争鳴

20世紀、正義と自由のための聖戦自存自衛を目的とした祖国防衛戦争が主張された。つまり、戦争は、理想世界建設のために、勇ましい英雄と戦士が活躍し、人類の叡智と技術の粋を集めた行為だったと信じられてもいた。
現代でこそ,戦争は,悪いことだという認識が広まっているが,20世の初頭,百年前は,戦争とは祖国防衛のための戦い,民族・家族のための戦いとして,戦争の大儀・正義,聖戦が語られてきた。戦争を望まなかった人々も、女性子供も,戦争に巻き込まれてしまった。にもかかわらず,いまだに,戦争は必要悪であり、戦争は必然的に繰り返されるものだとする戦争必然説も唱えられている。「戦争に行きますか。それとも国民やめますか。」過去の戦争を誤解し,粉飾したりしながら,戦争の百年を完全否定あるいは完全肯定する単純明快な戦争俗説がもてはやされている。自衛隊幕僚監部の戦争論は百家争鳴の反響を呼んだ。

航空幕僚長・田母神空将は,賞金総額500万円の第一回「真の近現代史観」懸賞論文に投稿,2008年10月31日,7千字の投稿「日本は侵略国家であったのか」“Was Japan an Aggressor Nation?”によって最優秀賞を受賞,賞金を得た。しかし,これは,現職の航空幕僚長の軽率な行為とされ,更迭,11月3日,定年退職とされた。

企業グループは,CEO 元谷外志雄「報道されない近現代史」出版記念のメセナの一環として,平成20 年5 月10 日より「真の近現代史観」歴史論文懸賞制度を創設,募集を開始。審査委員会(渡部昇一委員長)は,第一回懸賞論文の最優秀藤誠志賞として,航空幕僚長・田母神俊雄空将の投稿を選び,懸賞金300 万円・全国アパホテル巡り招待券を授与した。 

花岡審査員は,「審査は筆者名を伏せて進んだ」とブログで述べ,次のように続けた。「筆者は渡部昇一氏を委員長とする審査委員(四人)の一員に指名された。ボランティアである。新聞や雑誌に告知広告は出したものの、「真の近現代史観」という重いテーマだったため、どの程度集まるのか不安だったが、結果的に235点の応募があった。このうち、社内で20数点に絞り、筆者名を削除してCDに収録したものが、まず送られてきた。-----2回の審査委員会が開かれ、応募作品の得点が集計されていき、最終段階で初めて筆者名が明らかにされた。」
「高得点となったのが、田母神氏の論文であった。元谷氏が論文を出すよう求めたのではなく、一般の応募と同じように送られてきたため、驚いたという。元谷氏が田母神氏の意向を再確認して最優秀賞に決まった。」

◆花岡委員は,公務員として「脇の甘さ」はあるが‥‥として「---歴史的事実などに異論をさしはさむ向きはある。正直いって、審査の過程でもそのことは話題になった。だが、総体として、田母神氏が真っ向から「日本は侵略国家の濡れ衣を着せられている」と問いかけたことを重視したのであった。」という。匿名投稿ではなかったのか。
かくして政治攻防の格好の材料にでは審査対象の「中には、いかにも学術論文スタイルのものや、自身の戦争体験を手記風につづったものなどもあった。審査する側としては、田母神氏の論文はすっと素直に読むことができて、「国家や国民への思い」があふれた内容を高く評価したのだが、政治の世界や一部メディアはこれを許さなかった。」

◆花岡審査委員は,「かくして、田母神氏の論文は解散攻防の中でもみくちゃにされることになる。野党側は田母神氏の国会招致を求めているが、民間人になったのだから、もう何を言っても平気だ。これが実現したらおもしろいことになるとひそかに期待している。」と,元幕僚長の思想・進退を劇場国家の中に,冷徹に位置づけている北一輝

◆皇道派とされた荒木貞夫大将,真崎甚三郎大将は,二・二六事件に決起した皇道派将校たちに政府首班として嘱望されていた。実際,将軍は,決起将校の行動力に期待し,彼らを煽動したが,決起が失敗に終わることを悟ると,彼ら「叛乱将校」を見放した。原隊復帰した将校たちに,暗に自決を勧めた。将軍は,憂国の士として決起将校を見ていたのではなく,出世,政権奪取のために,彼らを駒として利用しようとした。有為な若者たちは,昇進・出世頭(かしら)の政治的軍人を過大評価し,擁護,擁立しようとした。そのために,反対派を殺害,叛乱まで犯した。野心のために若者を煽動した将軍は,自己責任を一切認めず,裁判では無罪となったが,将校,思想家民間人など19名は死刑となった。

◆日本の軍閥は,統帥権の独立を楯に政治化し,軍事専門家としての能力を低下させた。現役武官制を使って、内閣を牛耳った。ドイツ国防軍は,政治家・企業家と同じく,ナチスを利用するつもりだったが,総統個人に忠誠を誓わされた。世界大戦を起こすつもりはなかったが,ナチスの戦争に使われた。参謀本部の幕僚は,戦略専門家を自負していたが,地位や名誉の前に懐柔され,あるいは陰謀・謀略の前に失脚してゆく。初期時点で,最高級指揮官の判断の誤りが,凋落に繋がった。

◆一代で党を組織した政治家,一代で起業したビジネスマン,頭を下げ続けて当選を果たした代議士,筆一分で高名を得た文士を「成り上がり」と過小評価するのは,貴人の常である。一国を代表する軍事組織の中で,幕僚ともなれば,航空機,戦車,軍艦の大部隊を統率し,力に自信を持つのは当然である。しかし,「成り上がり」とは,ワンマン,オンリーワンであり,その執念,野心,能力は抜きん出ている。そのような人物は,既存の大組織の中で幕僚となった軍人を「出世サラリーマン」であるとし,御しやすいと見ているかもしれない。

◆持論を携えた元・幕僚長田母神空将は,国会で発言,社会に戦争に対する関心を盛り上げ,先導(せんどう)役を果たした。しかし,自衛隊の最高級指揮官を表に立てる作戦は,日本の未来を真剣に考える人物がすることであろうか。最高級指揮官は,マインドコントロールの恐ろしさを理解していたはずだ。それなら,空将捕,基地司令だった当時から,一流のビジネスマンや政治家がもてなしてくれた理由も理解できた。高級指揮官を扱いしてはならないだろう。つわものが,政治的野望を抱く輩に利用されてはならないだろう。

◆国防重視を主張してきた政治家やビジネスマンでも,自衛隊高級幹部しか相手になかった。国防を論じたが,尉官・曹クラス以下一般隊員の状況や心理を重んじなかった。他方,自衛隊最高級指揮官であれば,ビジネスマン・政治家とではなく,一般隊員への配慮を第一にし,全国を飛び回り,部隊内で信頼を得て,満足することができる。そして,戦争・軍事を担う幕僚監部として,徹頭徹尾,専門家に徹し,頼もしい存在であってほしい。


◆戦争・歴史を曲解するお笑い漫画,お笑いTVに通じる幕僚長・審査委員会が,同じお笑いを日本文化として共有しているのであれば,憲法違反?「そんなの関係ねえ」発言、田母神空幕長が釈明「お笑いタレントと同じような表現になって不適切だった」のチャット,自民党内で田母神氏擁護論が相次ぐ 「田母神氏の持論がなぜ悪いのか分からない」 国防合同部会のチャットを理解できよう。そこでは,直観で,空将の投稿・審査委員会を表現している。前空幕長論文問題:田母神氏・参考人質疑で,その観点から「Yahooでは58%が私を支持している」「自衛官にも言論の自由がある。懲戒審査をしてほしかった」と答弁した時,この時その視点で「幕僚長の頭脳中枢は,防衛秘密であり,公開することは絶対許されない」と反論できた。持論を展開し,投稿で「日本がいい国だと言ったら解任された」というのも幕僚長の持つ文化の投影である。

◆最高級指揮官の自衛隊幕僚監部の抱く戦略論は,国家最高機密戦略,防衛秘密(軍機)であって,表現の自由を理由にして,懸賞論文目当てに公開,漏洩することは許されない。幕僚は,持論を大臣・上官,各界要人に,伝えればよい。守秘義務のある機密を企業の懸賞論文に投稿し,部下に応募斡旋をしなくとも,国家指導者・要人に対する意見具申の機会はいくらもあった。

◆第六航空団司令田母神空将補は,若い人の私生活での目標を、例えば300万円貯金をする、結婚する,マンションを購入することであると,企業グループCEOとの対談「ビッグトーク」で公言していた。これが,私生活なら,私企業の懸賞金300万円,私企業のマンション分譲と符号する。古武士の風格を持つ自衛隊幕僚監部・幕僚長には,質実剛健な生き方をしてほしかった。

◆過去の歴史に無知であれば,それを恐れるあまり,歴史を捏造しプロパガンダを展開するしかなくなってしまう。自国の歴史を洗脳された,陰謀だと他人のせいにし不平を言うしかなくなってしまう。このような責任転嫁は,妄想をたくましくして,未知の歴史の亡霊を恐れるからだ。
しかし,冷静に歴史を知り,殺害された人々,殺害した人々の苦渋にも思いを馳せることで,真実の姿が見えてくる。錯誤,罪の範囲が,光明が見えてくる。そうすればどんな過去でも恐れることはない。


◆2007年8月,懸賞提供者のCEOは,第六航空団のある小松基地で、F-15戦闘機に搭乗したが,これは民間人は初の栄誉だった。「決裁したのは、空幕長だった田母神氏」(空幕監部広報室)という。他方,空将は,CEOの「日本を語るワインの会」に三回参加,2008年4月のCEO出版記念式典では「戦後、自国を守る言論は抑制された」と挨拶したという。

航空幕僚長田母神空将メッセージ
平成19年3月28日付をもって、航空幕僚長を拝命致しました 田毋神俊雄 です。  航空自衛隊を取り巻く状態は、米軍再編に関する日米間の合意、北朝鮮による弾道ミサイルの発射と核実験、国際平和協力業務等の本来任務化など、近年大きく変化しています。その変化に的確に対応するため航空自衛隊は、総隊司令部の横田移転、PAC-3(パトリオット)ミサイルの配備開始、空中給油機の初号機受入れ等、、新たな挑戦に取り組んでまいります。
 しかし、こうした変化の中においても、これまで諸先輩方が築いてこられた良き伝統を継承しつつ、国家、国民の為に全身全霊をなげうって責務を全うするという姿勢を保持し続け、益々多様化する任務や防衛力の整備を着実に遂行し、国民の生命、身体及び財産の安全を担っていることを自覚し、高い志を持って熱く燃え、任務を遂行していく所存であります。(引用終わり)

◆航空幕僚幹部の勧誘もあり,航空自衛隊員97名が懸賞論文に応募した。応募総数は,235点だった。応募者(81名分)は,階級別で1佐(大佐)3名、2佐4名、3佐4名、尉官65名,曹(下士官)5名の多数に及ぶ。第6航空団(小松基地)は,幹部62名分を集団投稿した。内規では,外部への投稿には,上司への報告義務があるが,彼らは,意見表明の機会と考えて,自ら投稿したのだろうか。

◆外薗健一朗幕僚長は、空団側がアパグループに事前に問い合わせて期限後提出の了承を得ていたことを明らかにした。空団人事部訓練班の隊員が8月28日、アパ側に8月31日の「間に合いそうもないが、遅れても大丈夫か」と電話で問い合わせたところ、「大丈夫だ」と回答され、9月3日にまとめて応募した。航空自衛隊第6航空団・小松基地の隊員62人の集団投稿は,懸賞論文締切り後に応募した遅刻ものだった。

◆一昔前の軍隊では,電波時計も水晶発振の正確な時計もなかったから,作戦を計画通りに勧めるには,各自の時計を正確な時間にあわせなければならなかった。航空機は,1時間で数百キロは移動してしまう。1941年12月7日,駐米日本大使・全権大使は,日米交渉打ち切り(宣戦布告)の文書を米国務長官に届けたが,これはハワイ真珠湾攻撃から1時間後で,交付予定時間より1時間半の遅刻だった。懸賞論文集団投稿作戦計画は,3日間の遅刻だった。

◆懸賞論文への集団遅刻投稿を請合った渡部昇一委員長たちは,隊員の全論文をすべて読んだとしても,ひとつも入選させなかった。空団人事部訓練班指揮官から急遽5日以内に論文作成を命じられたとしたら,隊員は,一人も選ばれなかったことを当然と考えたのか。それとも,田母神空将が最優秀賞になるための捨石として覚悟していたのだろうか。審査員の小松基地隊員への評価は下された。では,隊員は,懸賞論文審査委員のことを,空団人事部訓練班指揮官のことをどのように思っているのか。

◆航空幕僚長田母神空将の投稿は,七千文字,図表はなく,参考文献・資料も不備であり,論文形式を満たしていないが,最優秀賞・賞金300万円を獲得した。渡部審査委員長は,大学生,パートタイマーを選んだが,防衛研究所の佐官を含む隊員97名(応募数の40%)の投稿を一点も選ばなかった。ただし,元・厚木航空基地隊司令・那覇航空基地隊司令木下雅敏 一海佐(現・アパ株式会社リスク管理室室長)を佳作に選んだ。

シビリアンコントロール(文民統制)を意識して空将は「これほど大騒ぎになるとは正直予想していなかった。日本もそろそろ自由に発言ができる、という私の判断が間違っていたかもしれない」「今回のことが政治に利用され、自衛隊全体の名誉が汚されることは本意ではない」と述べた。国家戦略・防衛秘密と個人の思想の自由にある分限をわきまえなければ,自ら批判した戦後教育の問題となってしまう。

◆空将が司令だった小松基地の自衛官が懸賞応募したことについて「紹介はしたが、『書きなさい』とは言っていない」と弁明。これは,大将相当の空将の公言(放言),言霊のもつ重要性を卑下している。自衛官は,最高指揮官の命令(言葉)に命をかけるが,上官が尊敬できなければ,士気は低迷してしまうかもしれない。

◆辞任せず定年退職した航空幕僚長・空将は,退職金6000万円年金を受領するが,政府は返還を要求。空将は,政治家・評論家に転身するのか,戦後教育による呪縛(たとえば出世主義,拝金主義)を示すのか。防衛省幹部の処分の一方,国会の参考人招致後の元幕僚長は「離任式もできなかった。」「(退職金は)生活が苦しいのでぜひ使わせいただく。」と述べた。

◆自衛官幕僚監部の中枢情報を,公開することは,守秘義務違反,防衛機密漏洩罪に相当する場合がある。国家公務員法の罰則では,機密漏洩は,1年以下の懲役または3万円以下の罰金。自衛隊法の罰則では,通常隊員が自衛隊内部情報を漏らした場合,1年以下の懲役または3万円以下の罰金(自衛隊法第118条)、防衛機密を扱う職員による機密漏洩は,5年以下の懲役又は禁錮(自衛隊法第122条)である。敵前逃亡・反乱罪なら,7年以下の懲役又は禁錮(自衛隊法123条)。第86条では,政治の方向に影響を与える意図で特定の政策を主張し、又はこれに反対することを禁止し,国又は地方公共団体の機関において決定した政策の実施を妨害することを禁止している。第87条では,政治的目的を有する署名又は無署名の文書、図画、音盤又は形象を発行し、回覧に供し、掲示し、若しくは配布し、又は多数の人に対して朗読し、若しくは聴取させ、あるいはこれらの用に供するために著作し、又は編集することを禁止している。法律違反なら,退職金は支給できない。

◆権限を持たない一般自衛官ならともかく,権限ある幕僚監部・幕僚長が,私企業の懸賞論文に,上官(防衛大臣)の承諾を得ずして,戦略論を公開したのであれば,シビリアンコントロールに逸脱している。さらに,守秘義務ある幕僚長(退官後にも守秘義務はある)の頭脳中枢を公開することは,防衛機密漏洩に当たる。防衛機密を保持する自衛官(退職自衛官)には,国家機密たる自己の頭脳中枢を公開する自由はない。上官の命令を聞かなければ,軍紀紊乱であり,反乱罪に相当する。

参院外交防衛委員会2008年11月11日「参考人招致」産経新聞引用
浅尾慶一郎(民主)「-----アパの論文につきまして、235件の応募のうち、94件が自衛官だということが判明しておりますが、参考人は記者会見でですね、「こういう論文があるということを紹介はしたことはあるが、組織的に勧めたことはない」といっておりますが、自衛隊のどなたに紹介をしたのかお答えいただきたいと思います。」
田母神俊雄・前航空幕僚長「私は、航空幕僚幹部の教育課長にこういうものがあるというふうに紹介をいたしました。そして、私が指示をしたのではないかというふうに言われておりますが、私が指示をすれば、多分98とか70なんぼとかいう数ではなくてですね、もう1000を超えるような数が集まると思います。」(自衛隊幕僚監部候補の佐官の投稿ですら一点も入選しなかった。自分の投稿だけ最優秀賞とした審査委員会に対して不満を抱かないのか。応募集めに駒のように使われ,落選させられた自衛隊員の思いはどのようなものか。

浅尾「次に、参考人はアパの代表である元谷氏とですね、さまざまな個人的な関係もあるというふうに報道されておりますが、私が調べましたところ、参考人の公用車運行記録、都外、自衛隊の施設所以外というところでですね、本年の6月2日、アパグループ会長元谷氏の出版記念行事に行かれておりますが、このとき参考人は代休をとっておられますが、公用車を使っていかれたということで間違いありませんか?」
田母神「公用車を使って行っております。休暇については、とっていなかったのではないかというふうに思います。」(自衛隊幕僚監部は,私企業のパーティーに出席する必要はない。部下の自衛隊員に表敬させる程度で十分である。国民から癒着・贈収賄の嫌疑を掛けられるリスクを一切掃除することが,軍事力を掌握する最高級指揮官に求めらる。

浅尾「あの、今朝、防衛省からはですね、代休をとっておられるという説明があったもんですから、-----防衛省、分かりますか?」
浜田靖一防衛相(自民)(田母神空将補の対談も掲載された『アップルタウン』の2005年2月号座談会に長島昭久衆院議員とともに登場)「当日、代休をとり参加したという記録があると承知しております」 浅尾「代休をとったときに公用車を使う-----。これは非常に不適切ではないかなあということだけは指摘をさせていただきたい----。次に、アパとの関係で、その出版記念パーティーで、あるいはその他のときに、車代等の授受はございますか?」
田母神「車代などをいただいたことはございません。」

参院外交防衛委員会2008年11月11日「参考人招致」読売新聞引用 
浅尾「航空幕僚長を解任された感想は。」
田母神「(過去の植民地支配と侵略への「深い反省」を表明した)村山談話と異なる見解を表明したことで更迭されたということだが、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から、防衛相が「見解の相違がある」と判断されて解任するのは政治的に当然だろうと思う。私の書いたものはいささかも間違っているとは思っていないし、日本が正しい方向に行くために必要なことだと思っている。」
浜田昌良(公明)「良心の痛みを感じないか。」
田母神「論文を書いて出すのに大臣の許可を得ている先進国は多分ない。言論統制が徹底した自衛隊にすべきではない。政府見解で言論を統制するのはおかしい。」守秘義務のある最高級指揮官が,防衛機密を私企業の懸賞論文に投稿することは,先進国でも途上国でもありえない。最高指揮官の頭脳中枢を公開することは,内容如何にかかわらず許されない。暴力装置には統制(軍紀)が不可欠で,軍紀を紊乱するものは処罰される。
浅尾「(隊内誌に寄稿した)1年前は問題にならなかったことをどう理解するか。」
田母神「今回は多くの人の目につき、マスコミ等で騒がれたからだと思う。」
犬塚直史(民主)「航空幕僚副長が、「辞職をするか、懲戒手続きの審理辞退の意思表示をしてくれ」と言ってきたことをどう感じたか」
田母神「自衛官も言論の自由が認められているはずだから、言論の自由を村山談話によって制約されることはないと思っていた。副長には、「どこが悪かったのかを審理してもらった方が問題の所在がはっきりする」と申し上げた。」
浜田「退職金(6000万円)を返納する意思はあるか。」
田母神「意思はない。」
浅尾「元谷氏から資金提供やその他便宜を受けたことはないか。」
田母神「資金提供等は一切受けていない。」
浅尾「論文で集団的自衛権や武器使用について政府解釈と異なっていることを言っているが、政府解釈を変えた方がいい、憲法を変えたほうがいいと思って書いたのか。」
田母神「一般に話されているようなことをまとめて書いて、日本の状況はこうなっていると言っただけだ。今はもう改正すべきだと思っている。国を守ることについて、これほど意見が割れるようなものは直した方がいいと思う。」
(2008年11月11日13時12分 読売新聞引用終わり)

参院外交防衛委員会2008年11月11日「参考人招致」産経新聞引用
河村官房長官「当然、自衛隊が厳格な文民統制の下にあるわけでございます。----自衛官の場合には、特に、航空幕僚長のような幹部がその立場において見解を公にする場合、これは文民統制との関係、あるいはその社会的影響----をしっかり十分考え、考慮すべき-----。やはり、ノブリスオブリージュといいますが、高い地位にある方は、非常に社会的責任が大きい。そういうことをしっかりわきまえて対応していただく。これもシビリアンコントロールの一つの根幹にある考え方だと思っておりますので、今回の問題が不適切だといわれるその所以だというふうに考えております」
浜田昌良(公明)「今官房長官からもご答弁をいただきましたが、ご発言を、短くご答弁。」
田母神「国民に不安を与えたと、文民統制についておっしゃいますけど、今朝9時の時点で、私はヤフーの『私を支持をするか』『問題があると考えるか』『問題がないと考えるか』っていったら、58%がですね、私を支持しておりますので、不安を与えたことはないと思います。」
浜田「どういうデータを使っているか分かりませんけれども、トップであった方が、そういうことをもて自分の行動を正当化するのは非常に私は問題だと思っております。そういう意味では今回のことを防衛大臣、官房長官、外務大臣、受け止めていただきまして、こういうことの二度とないようなしっかりと対策をお願いさせていただきまして、私の質問を終えさせていただきます。」
11月11日14時22分配信 産経新聞

参院外交防衛委員会2008年11月11日「参考人招致」産経新聞引用
井上哲士(共産)「当時、統合幕僚学校長だったわけだが、陸海空のすべての幹部教育の体系を改定したということ。この教育はすでに4年間行っている。教育目的としては、上級部隊指揮官または上級幕僚としての職務を遂行するに必要な広範な知識、技能を習得させるとなっている。」
 「具体的に平成16年度の教育目標をみると、健全な歴史観・国家観を育成し、防衛戦略研究および将来の部下指導に資する、となっている。平成20年のものをみると、例えば『大東亜戦争史観』『日本国憲法の本質』とある。ほかの年度をみると『東京裁判史観』という項目もある。こうした呼び名自体が侵略戦争を否定する中で使われる言い方だ。大臣は先日『今後とも、村山談話などの政府見解を踏まえた適切な幹部教育に務める』といわれたが、こういう内容の歴史観、国家観教育が適切とお考えか。」
浜田靖一防衛相「-----そのカリキュラム、中身については私も把握しておりませんので、今、その件に関して私の考えは申し上げられません。中身をみさせていただいて----確認したいと思いますけれども、今この場で、発言はひかえさせていただきたいと思います。」
井上「何が行われているかを把握していない。重大だ。資料では、講師名は伏せてある。なぜ伏せる必要があるのか。実は、平成18年の内容の一部は、大正大学の福地惇教授が4月17日に行ったとホームページで明らかにしている。講義目的は、第1に昭和の戦争は東京裁判の起訴状と判決によるような侵略戦争ではまったくなく、自存自衛のためにやむを得ない戦争だったこと。それが了解できれば、現憲法体制は論理的に廃絶しなければならない虚偽の体制だと断言できることを論ずることであります、と言っている。----村山談話にも政府見解にも反するような、特異な歴史観を自衛隊幹部全体に職務として教え込むというやり方が、田母神氏が主導したといわれる。大臣、重大だとは思わないか。」
浜田防衛相「その部分につきましてはですね、われわれ、統幕学校において平成15年度から一般過程でですね、歴史観国家観という科目を設けられておりまして、その科目がわが国の歴史について部外講師を講義などに実施している、ということも招致しております。ただ部外講師による講義は、歴史認識を含めさまざまな事項についてバランスの取れた見解と幅広い視野を有する自衛官を育成するために有意義であると考えております。他方、部外講師の選定については、自衛隊員が偏向した歴史認識を有することなく、歴史を客観的に理解することができるよう考慮しつつ、慎重に行う必要があると考えているところであります。」
 「----これを確認するという意味ではまだわれわれとすればそういったことも意識のなかにございませんし、逆に言えば、今、先生からご指摘のように、これは重大なことではないかといえば、まだこの影響がどのようにでているか把握をしておりませんので、今この場でお答えすることは控えさせていただきたいと思います。」
井上「公然といえるような雰囲気、土壌を作ってきたことが問題だと思う。およそ、バランスが取れた中身だとは私は思えない。講師名を明らかにすること、幹部教育の内容の全容を明らかにしていただきたい。」
浜田防衛相「先生のご指摘のことに関しましては、ご本人の意思の確認もさせていただかねばならないし、それに関してはお時間をいただきたい。ただ、こういうことを自由に議論しているからこうである、というご指摘がある半面、他の議員の先生からもっと議論をしてしっかりとはき出させることも重要だというご指摘もあり、われわれとしては今後、よい方法を選んでいきたいと思います。」
井上「一自衛官の議論の自由という問題ではない。幹部教育として、任務として集めて教育している。もっと認識していただきたい。----」

参考人質疑では,航空自衛他幕僚長の頭脳中枢を公開しててしまったという防衛機密の漏洩,航空自衛隊最高指揮官としての守秘義務違反を指摘していない。最高指揮官の頭脳中枢の事柄に「言論の自由」は適用されない。軍事・戦略の専門家は,ビジネスマンや政治家に凋落されることなく,任務遂行,義務を尽くすことに専念すべきではないか。自分の生涯を,自衛隊・日本国のために尽くしてきた専門家であれば,政治活動・プロパガンダ最前線に配置され,玉として利用されることは不本意なはずだ。長年,自衛隊に奉職してきた隊員が,自分を貶める理由はない。

村山富市内閣総理大臣談話(平成7年8月15日)「戦後50周年の終戦記念日にあたって」:  先の大戦が終わりを告げてから、50年の歳月が流れました。今、あらためて、あの戦争によって犠牲となられた内外の多くの人々に思いを馳せるとき、万感胸に迫るものがあります。 
 敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。このことは私たちの誇りであり、そのために注がれた国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力に、私は心から敬意の念を表わすものであります。ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支援と協力に対し、あらためて深甚な謝意を表明いたします。また、アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったことを、心から喜びたいと思います。
 平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。とくに近隣諸国の人々と手を携えて、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくためには、なによりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていくことが不可欠と考えます。政府は、この考えにもとづき、特に近現代における日本と近隣アジア諸国との関係にかかわる歴史研究を支援し、各国との交流の飛躍的な拡大をはかるために、この2つを柱とした平和友好交流事業を展開しております。また、現在取り組んでいる戦後処理問題についても、わが国とこれらの国々との信頼関係を一層強化するため、私は、ひき続き誠実に対応してまいります。
 いま、戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。
 わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。
 敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。
 「杖るは信に如くは莫し」(『春秋左伝』) と申します。この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。



『防衛白書 平成20年度版』:日韓防衛交流
「作年3月には齋藤統幕長が訪韓し金寛鎮(キム・グァンジン)韓国合同参謀議長(当時)と、同年6月には宋永武(ソン・ヨンム)韓国海軍参謀総長(当時)が訪日し吉川海幕長(当時)と、本年1月には朴興烈(パク・フンニュル)韓国陸軍参謀総長(当時)が訪日し折木陸幕長と、同年4月には金銀基(キム・ウンギ)韓国空軍参謀総長が訪日し田母神空幕長と、同じく同年4月には金泰榮(キム・テヨン)韓国合同参謀議長が訪日し齋藤統幕長とそれぞれ率直な意見交換を行った。」(田母神幕僚長は,2008年5月にはフィリピン訪問。)

◆航空幕僚長・田母神空将(2008)「日本は侵略国家であったのか」(懸賞論文「真の近現代史観」最優秀賞)の抜粋(拙著『写真ポスターから学ぶ戦争の百年』と反する箇所のみ)
「大東亜戦争を「あの愚劣な戦争」などという人がいる。戦争などしなくても今日の平和で豊かな社会が実現できたと思っているのであろう。当時の我が国の指導者はみんな馬鹿だったと言わんばかりである。やらなくてもいい戦争をやって多くの日本国民の命を奪った。亡くなった人はみんな犬死にだったと言っているようなものである。しかし人類の歴史を振り返ればことはそう簡単ではないことが解る。」
⇒研究室の立場:戦争の百年を振り返れば,戦争の本質は大量破壊・大量殺戮であり,「戦争は必然だった」というほど経緯は簡単ではないことが解る。

「諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動きできないようになっている。このマインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。アメリカに守ってもらうしかない。アメリカに守ってもらえば日本のアメリカ化が加速する。日本の経済も、金融も、商慣行も、雇用も、司法もアメリカのシステムに近づいていく。改革のオンパレードで我が国の伝統文化が壊されていく。日本ではいま文化大革命が進行中なのではないか。」
改革は停滞。自衛官・日本人がマインドコントロールされているというのは誤解。日本政府は,文化大革命(共産化,独裁化)を目指していない。改革で破壊されるほど伝統文化は弱くない。

「日本軍に直接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いことも知っておかなければならない。日本軍の軍紀が他国に比較して如何に厳正であったか多くの外国人証言もある。我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である。」

一死、大罪を謝す―陸軍大臣阿南惟幾阿南惟幾陸軍幼年学校校長「帝都不祥事件ニ關スル訓話」(昭和11.3.12)
「二月二十六日早朝我陸軍將校ノ一部カ其部下兵力ヲ使用シテ國家ノ大官ヲ殺害シ 畏クモ宮城近キ要地ヲ占據セル帝都不祥事件----第一、國法侵犯並軍紀紊亂:單ニ同胞ヲ殺スコト既ニ國法違反ナルニ 陛下ノ御信任アル側近並内閣ノ重臣特ニ陸軍三長官ノ一人タル教育總監ヲ殺害スルカ如キハ國法並軍紀上何レヨリ論スルモ許スヘカラサル大罪ナリ。」
二二六事件で阿南校長(終戦時陸軍大臣として自決)は、軍紀厳守、粛軍を求めた。現在,戦争経験者の考えを引き継ぐ「歴史」の視点から議論すべき。国家統一見解を強要するのではなく,賛否両論のある議論が望ましい。


田母神「日本の場合は歴史的事実丹念に見ていくだけでこの国が実施してきたことが素晴らしいことであることがわかる。捏造は全く必要がない。個別事象に目を向ければ悪行と言われるものもあるだろう。それは現在の先進国の中でも暴行や殺人が起こるのと同じことである。私たちは輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである。(引用終わり)」
空将は,日本が「嘘や捏造」で「歴史を抹殺された国家」とするが,これは「輝かしい日本の歴史」とは別物。

経緯
1996年7月:田母神俊夫航空幕僚監部厚生課長,空将補に昇進。
1998年7月,田母神空将補,石川県小松基地第6航空団司令に着任。
1999年4月月号の『月刊アップルタウン』Big Talkで,田母神空将補と元谷代表が対談。
1999年10月7日,第6航空団司令田母神空将補,金沢市内のアパホテルで「小松基地金沢友の会」の発会式に元谷会長と出席。会は87名でスタート。事務局はアパホテルに開設。
1999年12月,田母神空将補,航空幕僚監部装備部長に就任。
2002年12月2日,田母神空将補,空将に昇進。統合幕僚学校長に就任。
2004年8月30日,田母神空将,航空総隊司令官に就任。 2005年2月号の『月刊アップルタウン』座談会(第20回)に、自民党浜田靖一衆院議員・民主党長島昭久衆院議員が登場。
2007年3月28日、田母神空将,航空幕僚長に就任。
2008年6月2日、幕張のホテルでの元谷著作の出版記念パーティーに出席,田母神航空幕僚長,来賓として千人の出席者を前に、挨拶。
2008年5月10日,アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文、グループC.E.O 元谷外志雄「報道されない近現代史」出版記念として募集開始。懸賞締め切りは8月末。 2008年5月20日,空幕教育課,アパグループの懸賞論文の応募要領を、全国の部隊にファクスで通知。第6航空団,懸賞論文を「幹部論文」に設定。締め切りは,懸賞同じ8月末。
2008年10月31日,航空幕僚長・田母神俊雄の投稿,アパグループの第一回最優秀賞受賞。

幸徳秋水・帝国主義アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文
最優秀藤誠志賞を航空幕僚長・田母神俊雄氏が受賞!

総合都市開発のアパグループ(本社:東京都港区赤坂3-2-3)は、グループC.E.O 元谷外志雄の著書「報道されない近現代史」の出版を記念し、社会貢献活動(メセナ)の一環として創業37年目を記念する平成20年5月10日より「真の近現代史観」歴史論文懸賞制度を創設し募集を開始しておりました。審査委員長・渡部昇一氏をはじめとする審査委員会にて慎重に審査を進めて参りましたが、この度、最優秀藤誠志賞をはじめとする13賞の受賞者が決定致しました。

■■■受賞者■■■(敬称略) 
最優秀藤誠志賞 (懸賞金300 万円・全国アパホテル巡りご招待券)
田母神 俊雄 (航空幕僚長)
優秀賞(社会人部門)(懸賞金30 万円・全国アパホテル巡りご招待券)
落合 道夫 (近現代史研究家)
優秀賞(学生部門)(懸賞金30 万円・全国アパホテル巡りご招待券)
多田羅 健志 (大学生)
佳作(懸賞金1 万円・アパホテル全国共通無料宿泊券)
岩田 温 (拓殖大学日本文化研究所 客員研究員)
江崎 京 (パートタイマー)
姜 永根 (株式会社淡海環境デザイン 代表取締役)
木下 雅敏 (アパ株式会社 リスク管理室室長)
志川 久 (会社員(建設会社勤務))
出野 行男 (日本語講師(中国在住))
原子 昭三 (無職(中学教師24 年・弘前市議20 年))
三好 誠 (不動産賃貸業)
諸橋 茂一 (KBM 代表取締役社長)
渡辺 映典 (関西大学 文学部) (五十音順) 

今回の懸賞制度を記念し、受賞作品13 作をまとめた受賞作品集を出版することも決定しており、受賞作品集は完全英訳し、広く世界へ向けて優秀な作品を発信していきます。アパグループの懸賞論文をきっかけに誤った歴史認識をただし、正当な歴史認識をもって日本を真の独立国家へと導く人物が現れることと期待しております。
また、平成20 年12 月8 日(月)16 時より今回の懸賞論文の表彰式および記者発表を、17 時より受賞作品集出版記念パーティーを明治記念館にて執り行います。

小松基地金沢友の会・会長・元谷外志雄
小松基地金沢友の会では会員を募集中です。
航空自衛隊小松基地が誕生して以来30年、中国やロシア、北朝鮮などにも近いこの日本海エリア全体をカバーする小松基地を支援する組織が今まで金沢に なく、小松市出身ということもありまして、私が会長として小松基地金沢友の会を発足する運びとなりました。
未だ国防の重要性についての認識が国民の中にも薄い中、軍事力をして抑止力をという バランス・オブ・パワーが国際平和につながるということを市民の皆さまにもご理解を頂き、また隊員への激励や交流会など様々な活動を 通じて友の会へのご支援を頂ければと思います。

自衛隊ニュース2005年3月1日「見て聞いて触れて、あなたも体験」 海自YS-11で飛ぼう :「高知地連(部長・水嶋達人1陸佐)は2月6日、厚木の海自第61航空隊(司令 木下雅敏 1海佐)の支援を受け体験搭乗を実施した。 南国土佐とはいえ北風の冷たい中、高知龍馬空港から親子連れや、中・高校生等体験搭乗者40名を乗せYS-11は快晴の空へ飛び立った。」
防衛省 平成19年1〜4月 高級幹部人事発令:第61航空隊司令→那覇航空基地隊司令→厚木航空基地隊司令木下雅敏 1海佐2008年4月1日付退官

北一輝 『月刊アップルタウン(Apple Town)』(アパ,2003年9月号)ビック・トーク「日本は官僚が管理する社会主義国家」清水信次(日本スーパーマーケット協会会長・株式会社ライフコーポレーション会長兼社長)と元谷外志雄(APAグループ代表)の対談: 
元谷●今の日本は「官僚による、官僚のための、官僚国家」を作ってしまったことに問題があると思います。冷戦が終わって十二〜十三年もたったのですから、この辺で二十一世紀の国家戦略をもう一回きちんと描いて、目標を決めて、「さあ、みんなでがんばろう!」という社会を作らないと、現在の繁栄というのは幻で終わってしまう。未来についての清水さんのお考えはどうですか?
清水●私も100%同感です。ではなぜそうなったのかというと、敗戦の時に元があって、アメリカの占領軍による日本民族改造が、今の日本を作り上げたのです。ですからまず教育基本法を変えなければいけない。それから大家族主義を破壊した戸籍法以下のアメリカの占領政策を変えなければならない。もう一つ大事なことは、日本という国をこれから十年、五十年、百年先にどういう国家にするのかという、大きなデザインをきちんと内外の知恵を集めて作らなければならない。
 具体的には、今日本は1億2700万人の人口があるけれども、日本より六倍や八倍と平地面積が広いフランスやドイツでも、日本の人口の半分ぐらいしか無い。しかし少子高齢化で人口が減り、労働力が足りなくなるから、外国から輸入しろと経済関係の人は言う。ところが国家としての日本の適正人口はいくらなのか。徳川時代は270年。その間の人口は、飢饉などがあった時のどん底は2500万人。ピークが明治維新時の2750万人。それがわずか135年で1億2700万人という世界第九位の人口に。しかも領土は明治維新の時よりも減っているのです。この問題を国家戦略としてどう見るかというのも非常に大事です。
 それから現在日本は防衛も外交も、もっと言えば内治・経済も全部アメリカの支配を受けている。これをいつまで続けるのか。明治維新は大名とか侍を無くした。敗戦は軍人を無くした。今の日本は何によって支配されているかというと、大名も侍も軍人もいない。官僚ですよね。日本は今、官僚が管理する社会主義国家になってしまった。これはいろいろ考えると、結果悪平等社会です。学校の教育で、かけっこにしろ成績にしろ何にしろ、とにかくみんな平等でなければならないという。この官僚支配をどうするかというのも大きな問題です。
 また二十あった日本のいわゆる都市銀行が、今は四グループに整理されてしまった。生命保険会社は、一定のランク以上の生命保険会社が二十一あったのが、七つつぶれて十四残って、その内の七つはもうつぶれたも同然の姿です。ところが外国の生命保険会社が今十三出来ました。
元谷●-----アメリカはやはりよく日本を研究しています。冷戦が終わって、日本が冷戦の漁夫の利で貯め込んだ金融資産1400兆円をどうやって取り返そうかと考えた。日本の経済的な強みは間接金融にあると理解し、この強みを無くするために、BIS規制という「孫悟空の金輪」のようなものをつくり、どんどん締めつけていけば、日本の経済は弱体化するだろうと非常に緻密に計算してかかってきていると思うんです[筆者注:自己資本比率規制は健全化では?]。このまま行ったらどんどん銀行が駄目になり、挙げ句のはてに日本の優良企業の株がだんだん外資のものとなって、5%ぐらいのものが----最近では20%を超え、もう三年ぐらいすると50%以上の株式を外資が保有することになるんじゃないかと。
 アメリカがアメリカの国益を考えるのは当然なのですから、日本は日本の国益を考えて、互いにきちんと主張し合うことが大切だと思います。日本がいつまでもアメリカの隷属下で、半植民地的な状況で、軍隊の保有を禁止されて、自分で立てなくさせられて、そして「日本人は儲けるのがうまいけれども、使うことをしない。だから、必要な時まで貯めさせておいて、必要な時に取り返せばいいじゃないか」という論理で貯め込まさせた1400兆円の金融資産などが、今まさに取り返されそうになっている。確かに冷戦時に漁夫の利で儲けたのだけれども、だからと言ってそっくりお返してよいのか?やはり取り返されないように防衛しろ、というのが私の藤誠志が書いているエッセイのスタンスです。

『月刊アップルタウン(Apple Town)』(アパ,2000年3月号)ビック・トーク「I T革命を語る」 のNTT西日本・金沢支店長・末松泰夫とAPAグループ代表・元谷外志雄の対談:

末松●金沢は江戸時代の頃、人口でいうと全国で四番目ぐらいの大都市だったのですよね。 
元谷●----もともと日本海側というのは表日本で、大陸から文化はやってきたわけですから…。
末松●それがどうも明治維新で乗り遅れたというか、その辺が無意識のうちに県民の方々にひょっとしてあるのかなと、今のこのIT革命の時代に情報で自分たちが先進的な地位を占めたいという無意識の願望があるのではないかと推察しています。 
元谷●なるほど、ここで遅れを取りかえさなければいけないというのがあるのかもしれないですね。

末松●私どもが見習わなければいけないのは、APAグループさんのスピードだと思っています。それは、つまり元谷代表のスピードということになるのでしょうが…。代表の決断が速い-----経営上のスピードというものもまた、それは性格的なものなのかという気もします。レースに参戦されたり、それからジェット機にも投資されたり、確かイーグルに乗られている写真を見たような気がします。
元谷●F15イーグル…。そうですね。私は速いのが好きなのです。経営もスピード経営ですし…。
末松●速いものといいますか、メカニカルなところが、ハイテクなものがお好きなのではないかと思います。ハイテクがお好きというその方針がやはりAPAグループのホテルやマンションにも生かされ、いろいろ独創的な手法もとられていますね[注:京都市アパホテル2軒に使用禁止勧告は2007年1月25日]。
元谷●ようやくそういうふうに言って頂ける時代がきたのですけれども、昔は速い人は嫌われたのです。護送船団で行くときに一人だけ速くいくと周りが迷惑すると、一緒に行きましょうと…。ちょっとほかよりも違うことをしたり、速く行こうとしたり、横道をそれようとすると、皆から異端児やちょっと変わり者やとかいろいろ言われて、私はいつもアウトローやアウトサイダーと言われてきたのです。

元谷●今まで、総合と名のつく大手のところはすごいなと思っていたのが。皆おかしくなった。なんでおかしくなったかというと、決断をするのに時間を要しているうちに小判鮫にやられてしまうということです。いわゆるベンチャービジネスは皆起業家、創業者というのは大体決断力があってワンマン経営です。だから、決断をすぐして、すぐ実行ができるのです。
山本五十六 末松●大鑑巨砲主義が航空機にやられたようなものですね。
元谷●まさに日本が真珠湾であれだけ戦果をあげながら、その後、いわゆる連合艦隊に頼って「戦艦大和」に依拠しようとしたのが敗因で、これは自分が真珠湾攻撃したのだから、次は航空兵力の拡充にどう努力するかということに、日本の総力を結集しなければいけなかったのでは・・・。
末松●あのときの空母と艦載機の運用というのは、世界で初めてだったのですね。
元谷●そうですね。要するに意見の対立があって、最後まで一致しなかったのです。どこかもっと上がこれで行こうという方針を出せば、そちらにシフトしたのでしょうけれども、昔からの伝統的な大鑑巨砲を信じる派と、それから新しい航空兵力で行こうという派と、並行的に進んでいったのですね。
末松●日本はどうしてもバランスを取ろうかということがありますね。
元谷●それで日本(二本)というのかもしれませんね。一本にしなければいけないのに…(笑)。
末松●そうですね。代表の場合---ビジネスとしては半端な妥協はだめだと…。 
元谷●そう、今はやはり冷戦勝者のアメリカが世界支配を一極構造で行っているわけだから、これに勝つにはビジネスの世界でも護送船団方式ではいけませんし、そうかといって、資本主義市場経済原則だけではいけないわけで、もう一つの思いやりとか伝統的な日本の文化というのも大事にしながら、両様を見ながらいかないといけない時代ではないかと思っています。

元谷●今日のテレビのワイドショーを見て、自分の価値観がワイドショーと同化して、明日また別の新聞を見たら、その新聞の論調に自分の価値観が行ってしまう…。 自分というものがないから、どんな意見を聞いてもすばらしいと思って、それにすぐに同化してしまう、最近の若い人を見ているとそんな感じがします。真空総理と言われる小渕さんもちょっと似ていますがネ(笑)。
末松●昔みたいにいろいろチャレンジして、失敗したらご飯が食べられないという時代ではないですから、今これだけリストラもありますけれども、それこそアルバイトやフリーターでもいいやということであれば、きちんと普通の生活ができる時代ですから…。
元谷●ある意味においてリスクに対して、あまりにも安全に守りすぎるとかえって脆弱になるのです。だから「捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉もありますね。だからある意味ではいったん思い切る、全力でトライして、だめならだめでよかったではないかと思われる価値観を自分に持って欲しいなと思います。
末松●「見る前に飛べ」という言葉がありますが、そのくらいのスピリッツが欲しいと思います。

『月刊アップルタウン(Apple Town)』(アパ,1999年4月号)ビック・トーク「独立自衛の時代。グローバルな視点で「自衛隊のある日本」を考えたい。」の第六航空団司令兼小松基地司令空将補・田母神俊雄とAPAグループ代表・元谷外志雄の対談: 
元谷●お忙しいところ、時間をとって頂きありがとうございます。自衛隊に関しては私自身も相当な思い入れがありますので(笑)、さっそく対談を進めさせて頂きます。 ----小松基地としては、スクランブル体制も重要な任務の一つだと思いますが、実際、スクランブルの回数はどの程度ですか。
田母神●スクランブルの回数については、十年ぐらい前と比べると、かなり減っています。 
元谷●東西冷戦の時代には、定期航路みたいにして、日本の領空ラインすれすれをずっと、ウラジオストックの方から…。
田母神●はい、そのようなことが以前はしょっちゅうありました。 でも今はロシアの航空活動そのものが若干低下しているということがありまして、我が日本の領空に接近することはかなり減ってきていますので、スクランブルそのものはかなり減っています。
元谷●ロシアに対しての緊張関係はここのところ低下しているということですね。先日、韓国の沖合で北朝鮮の潜水艇韓国軍が攻撃するとか、そのようなこともありましたね。そのようなことについて、日本の自衛隊はかなり掌握されていたようですね。いろいろ機密的なこともあるのでしょうね。 テポドンのときも小出しに情報を出されていたようですか、本当はかなり掌握されていたと私は思っていますが…。
田母神●あまり詳しいことは言いませんが、日本の情報力も逐次向上しています。日本周辺や、日本海に面した大陸部分などの情報については、現在、どういう状態にあるかということまで、どこにどういう船、どういう飛行機がいて、どういう訓練をやっている、今日はどこからどこへ移動したなど、そういうことについては、ほぼ掌握しているのではないかと思います。
元谷●----能登の方にレーダー基地サイトがありますね。
田母神●はい。あれは航空活動を監視しています。
元谷●----イージス艦というものが、今回の場合などは事前に人工衛星で発射の予測をつけて、監視していたような…。
田母神●あれは、ほぼ一か月前から、撃つのではないかと…。
元谷●発射体制が刻々と…。
田母神●はい。そのようなことで、我が方の、米軍も含めて、船、飛行機が一応の監視体制をとっていました。
元谷●第一報の新聞を読んだとき、ちょっとおかしいなと思いました。実際はもう少し掌握されていることだろうとは思いました。いろいろな政治的な思惑もあって、アメリカなどもいろいろな関係があって、人工衛星説というものを、まだ捨てきっていないといいますか…。もちろん、一種の偽装として、最終段ロケットの部分から何か発射して、人工衛星実験もどきのことはあったろうとは思いますが、もともと、ある意味においては、日本に対する威嚇ではないか、私はそうとらえるべきではないかと思います。経済的に息詰まった北朝鮮が軍事的に経済援助を引き出すために…。
石原莞爾 田母神●日本の場合は、戦後の教育の問題もあると思いますが、第二次大戦に負けて、東京裁判以降、まず日本が悪い、もう一つは、国家、国が悪い、国民は常に善良だ、日本の国以外は、みんな、いい人ばかりで、いい国ばかりだという教え方をずっとしてきたのではないかと思います。私は、それが行き過ぎていると思っています。今、世界を見てみるとちょっと言葉が悪いのですが悪ガキみたいな国家がたくさんあるのではないでしょうか。これに対し私はアメリカや日本は大人の国であると考えています。現在のところ、大人の腕力(すなわち軍事力)が悪ガキの腕力より強いので国際社会の秩序が維持されていると思います。これが抑止ということなのですが、もし米国を中心とする先進諸国の軍事力がなければ国際社会は無法地帯になってしまいます。
元谷●そうですね。
田母神●実際、国というのは国民の生活を守るためのものです。日本がよその国に比べてそんなにひどかったかといいますと、私はそうではないと思います。
元谷●そうですね。
田母神●今の日米関係は、日本の安全と繁栄の基本だと思いますが、アメリカそのものも、第二次大戦までのアメリカは今のようなアメリカではなかったと思います。
元谷●そうですね。
田母神●アメリカ自体が十九世紀の後半から第二次大戦が終わるまで、執ように日本をいじめ続けたというところがあると思います。実際、いわゆる「排日移民法」という法律が米国議会で成立し、日系人が全ての財産を没収されたのは、わずか75年前、1924年のことなのです。[筆者注:移民法を太平洋戦争中の日系人強制収容と誤解?]。これらの日系人は第一次世界大戦ではアメリカの兵士として戦争にも参加しているのです。[筆者注::WW1の日系人アメリカ兵士は数,WW2の第100歩兵大隊・第442連隊など日系人部隊と混同?]。そういう人種差別が公然と行われていたのは大昔のことではなく、20世紀に入ってからのことなのです[筆者注:19世紀中にアフリカ植民地分割,アヘン戦争は1840年,インド大反乱は1857年]。人種差別がタテマエ上許されなくなったのは、1948年の国連による世界人権宣言以降のことです[筆者注:1942年1月1日,生命、自由、独立及び信仰の自由を擁護する連合国[国連]共同宣言に中国,フィリピン,イラク,イラン,インド,メキシコ等も加盟]。日本では、徳川時代や安土桃山時代の歴史はかなり詳しく教えますが、近代史はほとんど教えませんよね。そのあたり教育の問題が大きいと思っています。

マスコミの姿勢も変わりつつある、自衛隊に対する認識!
元谷●教育と、それにマスコミの問題も大きいと私は思っています。 井戸端会議のときはまだよかったのですが、ぱっと書いた記事や、ぱっと話したことが、いきなり全国に広がって、マスコミ世論となってしまいます。一人一人の意見や考え方が世論を作りだすのではなくて、マスコミが作り出す世論というものがすごく影響を与えてしまいます。この辺に少し恐いところがあります。
田母神●そうですね。偏った事実だけを報道するから、どうしてもそうなりますね。実際は情報操作しているのと同じことですね。やはり、均等に報道しなければいけません。
{⇒ビック・トーク「自衛隊の存在意義」『月刊アップルタウン』1998年8月号:
元谷●そういう意味で、やはり日本の新聞などですと、何か災害が起こったときにだけ自衛隊のことを取り上げて・・・。そのときだけは書くのだけれども、日ごろの存在そのものについて、報道が少ないという気がしますね。
第14普通科連隊長兼金沢駐屯地司令・酒井健一等陸佐(2008年8月1日付で陸上自衛隊の第31代北部方面総監に着任,陸将)●そうですね。幸いにして、この金沢駐屯地十四普通科連隊というのは、記者クラブというのを持っていまして、新聞社が10社にテレビが4社、ラジオが1社入っていただいています。月一回、定例記者会見というのをやっていただいて、そういう意味で、機会あるごとによく書いてくれているという気はします。}

元谷●比較的最近では、一部マスコミを除いてはマスコミ論調も、自衛隊に対する認識が、変わりつつあると思います。かつては、自衛隊と言っただけでアレルギーを起こしたり、旧軍隊と混同したりしました。確かに旧軍も悪いところはあったかもしれません。しかし、どこの国の軍隊もすべてが正しかったわけではありません。やはり、過去にいろいろな問題を持っているわけです。イギリスが謝罪するとなれば、世界中を謝罪して歩かなくてはいけない、大変な歴史を持っている国ですからね。
田母神●歴史と言えば、私はここ小松に来て、やはり前田藩の加賀百万石というだけあって、尚武の気風といいますか、武を尊ぶといいますか、そういう気風が非常に残っているなと感じています。
元谷●陸上自衛隊の方でしたけれども石川・金沢の県民性・市民性は、ほかの基地と比べると非常に自衛隊に対する市民感情がいいのでという話をおっしゃっていました。
田母神●そうですね。そういう意味では、我々がここで勤務して、訓練などをやるうえには、非常に心安らかにやらせていただいています。
元谷●やはり皆で支えようといいますか、自分たちの国、生命、財産を守ってもらっているという根底認識が育っているといいますか、実態を理解しているといいますか。そのあたり、地域によって認識の差がありますね。
田母神●そうですね。自衛隊も戦後ずっと叩かれてきた歴史があるから、どうしても…。
元谷●私のペンネーム(藤誠志)のエッセイにも書きましたが、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したことは、ある意味で、非常にいい反面教師であり、北朝鮮にとっては日本を脅かしたつもりだったのが、反対に、平和ボケの日本の眠りを覚まさすことになったのではないでしょうか。ペリーが浦賀に来て、日本が急速に変わりましたよね。ああいうことがなければ、もう少し鎖国状態が続いて、いきなり列強の侵略を受けて、中国のように植民地化されたかもしれませんね。そういう意味では、テポドンのミサイルが日本を通過したことは、日本にとって一つの脅威が反面教師として自衛隊の必要性を…。かつて'92年5月号のアップルタウンに偵察衛星の必要性を書いたときは偵察衛星なんて必要ないのではないかとの意見が強かったのに、最近は世論調査やマスコミでも、偵察衛星くらい持たないといけないのではないかとなってきていますからね。
田母神●はい、すでに予算化されて、動き出しましたからね。
元谷●ただ、偵察衛星を持っても、それだけでは、有効なものにはなりませんよね。今、TMD構想などいろいろありますが、これも今の科学技術だけでは、有効な迎撃率という点では、まだ不十分ですよね。アメリカですら、まだ完成していません。
田母神●実際、ミサイルでミサイルを完全に撃ち落とすようになるには、まだ五年、十年と時間がかかると思います。
元谷●ある意味で、TMDの研究も必要ですが、それで完全にカバーしようとすると膨大な経費がかかってしまいます。日米安保条約はもちろん大事なものとして守っていかなければいけませんが、やはり今後は平等互恵の安保条約に改定していかなければいけないでしょう。一方的に、今までの東西冷戦の中にあって自衛隊の求められた役割というのは、アメリカの防波堤として…。
田母神●陸上自衛隊はもともと警察の予備隊ですが、海上自衛隊はアメリカの海上作戦をやる前提の中で、対潜水艦戦をやるために立ち上がっているわけです。航空自衛隊は、当初、アメリカに占領されていた極東の、日本にある米軍基地を守る防空部隊としてできあがりました。ですから、世界の空軍は圧倒的に攻撃が主体です。しかし、日本の場合は防空ですから、守ることが主体となっています。

小松基地の役割が、今後ますます重要になる。
田母神●やはり、このあたりのことを考えますと、国家が悪い、日本の国が悪いという戦後の教育が行き過ぎていると思います。
元谷●そうですね。自衛隊が本当の意味で、きちんとした役割を演じていけるように支えていくのは、やはり、国民全体の世論です。世論がきちんとした考えで、今の現実、世界観歴史観を持って、正しく支えていかなければいけません。
田母神●私は隊員にもよく言うのですが、自分たちのやっていることが正しいことである、正義である、という気持ちがやはり使命感だと思います。それが、おまえたちがいるから戦争になるという風潮ですと、隊員が使命感を持つのはなかなか難しいと思います。そうではなく、アメリカを中心とする今の旧西側の軍事力が世界の絶対権力となって、悪いことをすればたたくぞというにらみをきかせているから、国際社会が安定しているのだと…[筆者注:正義の戦争・聖戦のイデオロギーによって大量破壊・大量殺戮を正当化できる?]。
元谷●ベトナム戦争はアメリカがベトナムに負けたのではありません。北ベトナムが----民族解放戦線の偽装をして南進してきたことに対して、世界のマスコミがうがったとらえ方で報道し、それが世界の反戦運動になり、アメリカ国内の世論に足をひっぱられて…[筆者注:情報管理・世論形成も総力戦の要素]。
田母神●ベトナムというのは、いわゆるゲリラ戦なのです。アメリカは、ベトナムで初めてゲリラ戦を体験したのだと思います[筆者注::19世紀の米墨戦争米比戦争でゲリラ戦を経験済み]。そのときに、隣にいたおばさんが突然アメリカ兵に襲いかかるということがあって、ゲリラ戦とはこんなものなのだということが初めてわかったのだと思います。結局、戦う相手が誰かわからないわけですから…[注:戦う相手は敵の正規兵・不正規兵と敵性住民]。
元谷●そのことが過大に報道されて、本来なら北ベトナムが南ベトナムを侵略したわけですが、そういうとらえ方ではなく、いかにもアメリカが不正義な戦争をしているということで、戦う兵士自身が使命感が持てなくて、結局、自己崩壊のようなかたちで負けてしまったわけですからね。戦うときにはやはり使命感、日本の国家、国民のために私はこういうことをやっているという錦の御旗をきちんと掲げてやらなければいけないと思います。企業経営においてもそうですが、お金もうけのためにやるのだと言っても、ついてきません。
田母神●人間と動物の一番の境目はそこだと思います[筆者注:戦争・金儲け・差別・迫害を正当化することに長けている人間がいる]。
元谷●そうです。ですから、私はいつも社員に日本の住まい文化に貢献するために頑張らなければいけないと言っています。ものごとには大義名分と言われる「錦の御旗」が必要です。 政治というのは、生命、財産を守ることがもとであって、そのためには力の背景がないと守れません。それが軍事力なのです。その軍事力を厳封して、制約の中で、ママっ子のように育ってきたことが、戦後の日本をこういうていたらくの国にしてしまったのかなと…。今からは、周辺有事といいますと、日本海を取り巻く環境です。小松基地が担う役割はますます重要になってきますので、そういう意味からも、怠りなく、万全の体制で頑張っていただきたいと思います。私はエールを送る一人です。
田母神●ありがとうございます。

仕事上でも、私生活でも、目標を持ち、夢を持って欲しい。
元谷●私も自衛隊に対しては熱い思いがありますので、少しばかり饒舌になったかも知れませんが、お許しください(笑)。最後にいつも、若い人に一言ということでメッセージをお願いしているのですが…。
田母神●いつも若い人に言っていることは、やはり、目標を持ちなさいということです。私は、人間というのは目標に向かって努力するように作られていると思います。ですから、「今年の目標は何だ」と言ったときに、まず自分の仕事の目標、それから私生活での目標。若い人であれば、例えば三百万円貯金するとか、今年は結婚しようとか、マンションを買おうとか、そういう私生活の目標。仕事で言えば、ここまでできるようになろうとか、F-15の操縦も初級、中級、上級とあるのですが、上級になろうとか、ミサイルの命中率で日本一になろうとか。とにかく仕事と私生活での目標を必ず立てなさい、それに向って努力しなさい、と言っています。
元谷●目標を定めて、一日一日充実した日々を一生涯続けられる人生を送りたいですね。---
田母神●やはり、心が前向きだと、顔つきが違ってきますからね。
元谷●そうですね。確かに顔を見ると大体わかります。ある程度の年になったら、自分の顔に責任を持てという言葉がありますね。
田母神●まさにおっしゃるとおりだと思います。
元谷●特に軍人はそういうものが大事だと思います。
田母神●幸い、自衛隊などでは、練成訓練の目標とか、いろいろな業務、例えば戦技競技会で飛行隊が優勝するとか、仕事上の目標は比較的設定しやすい体制になっています。一方、個人の生活目標も非常に大事なことです。仕事と私生活を合わせて頑張れと、いつも言っています。
元谷●やはり自分の人生ですし、人生は一度しかありませんから、大事にしたいですね。
田母神●カーネギーが『人を動かす』という本を書いていますが、非常にいい本だと思いました。その姉妹編で『道は開ける』という本がありますが、今、代表がおっしゃられたようなことが書いてあります。 
元谷●そうですか、同じ事を言っているというのは嬉しいですね。今日はお忙しい中、いろいろありがとうございました。

『月刊アップルタウン(Apple Town)』(アパ,2001年7月号 「確かなる、改革の時代」 航空自衛隊小松基地司令 鬼塚恒久とAPAグループ代表元谷外志雄の対談: 
心にゆとりがないと、文化は生まれない。
元谷●今日はビッグトークにご登場いただきましてありがとうございます。歴代の司令にご登場いただき、鬼塚司令で6人目ですし、私自身は「小松基地金沢友の会」の会長として、以前より小松基地とは色々と深いお付き合いをさせていただいています。
鬼塚●はい、先日も友の会の総会にお招きいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。 

努力の積み重ねがあって、はじめて目標が得られる。
鬼塚●私の前任地は防府北基地といいまして、第十二飛行教育団、パイロットの卵を養成するところです。小松基地のパイロットの七〜八割方が航空学生出身者なのですが、そこの二年間の教育を私が担当していました。
元谷●防衛大学出身のパイロットと、ほかに航空学生というコースがあって、航空学生の方の教育をずっとなさっていたと・・・。
鬼塚●航空学生の地上教育とプロペラ機でやる飛行教育の両方をやっていました。高校を卒業して入ってくる航空学生は年間二千名から三千名の応募者があるのですが、その中で最終的にここに入学できるのは七十名くらいです。
元谷●三〜四十倍の狭き門ですね。
鬼塚●その二年間の教育の中で、精神的な壁を乗り越える忍耐力、闘争心、ガッツが培われて、そのあと飛行教育に入っていくわけです。最初のプロペラ機で六十時間、次にジェットで百六十時間、トータル二百二十時間の教育を受けたところで初めてウイングマークを付けます。
元谷●二百二十時間というのは何年間でですか。
鬼塚●二年ぐらいですね。
元谷●二年間で二百二十時間飛ぶわけですね。ちなみに司令は何時間ですか。
鬼塚●私は三千三百時間くらいです。
元谷●三千三百時間といいますと、かなりベテランになるのではないですか。
鬼塚●確かにベテランの域にはあるのかもしれませんが・・・(笑)。
七十名入った隊員たちが、この二百二十時間の教育をする中で、また減るわけです。大体四人に一人くらいの確率で・・・。
元谷●脱落というよりも不適格性を自覚しての、自主退校ですね。
鬼塚●ええ。空を飛ぶことにおける地上でのいろいろな準備とか、上空で教官との一対一の教育になりますので、教官は叱咤激励のために言っていることが、自分が伸びていかないので苦痛に感じてくるところがあるわけです。
元谷●それはほかとの比較で、一緒に入った同期の者がこれだけの技量になって、自分は適正に欠けているのではないかという焦燥感ということから、向いていないのではないかなと。そのように間引かれていってこそ残った人は本当に適格者なのですから、厳しいけれどもしかたがない現実ですね。
鬼塚●そうです。それは現実的にはしかたがありません。努力があってはじめて目標が得られるものですので・・・。
元谷●そういう意味では、多くの中から選抜されて、自分が選ばれて操縦席にいるという誇りや気持ちが、いざというときにも全力を尽くそうという気持ちにつながっていくんですよね。

まず議論できる環境がないと、始まるものも始まらない。
鬼塚●我々は、一人一人が誇りを持って国防の任にあたっていますが、今の国際情勢の中で、日本独自で軍備を増強することはとてもできない話です。
これからまた、集団的自衛権の行使うんぬんについても、国会でいろいろ議論されるでしょう。
元谷●憲法の解釈で対応できるのか、やはり改憲しなければできないかという議論になりますね。
鬼塚●その辺は私どもが口をはさむようなことにはならないでしょうが・・・。
元谷●今度の防衛庁長官の中谷氏は防衛大学出身の最初の大臣でしょう。若いし、なかなか優秀な方ですね。そういう意味では、よく理解されている方がなられてよかったと個人的には思います。
小泉さんは思い切った組閣をしましたからね。そういう意味では、今までタブーだったことを、そのままにしていてはいけないなと・・・。
鬼塚●そうですね。議論すること自体がだめだと言われていましたが、まず、議論をしてみなければ始まらないですからね。


『月刊アップルタウン(Apple Town)』(アパ,2000年5月号)ビック・トーク「アイデンティティの喪失を憂う。」の航空自衛隊第六航空団司令兼小松基地司令・織田邦男空将補(1952年生、防衛大学18期,空幕人教部補任課長を経て,1999年第6航空団司令,2001年航空総隊防衛部長,2003年空幕防衛部長)とAPAグループ代表元谷外志雄の対談: 
織田●アラバマ州のマックスウエル空軍基地というところに空軍大学がありまして、空軍将校の教育のメッカなんですが、そこでの約一年間の留学が最初です。そのあとはカリフォルニアのスタンフォード大学での客員研究員です。これは軍とは全然関係のない研究室で、安全保障を勉強させてもらいました。まさに国益です。国益がいかにあるべきかを定義して、今の国際関係をどういうふうに我に有利にしようかというのがアメリカのポリシーですから・・・。
元谷●それが日本では、国益の主張をすることだけで、もうすでにそれが何かいかにも右よりだとか右翼だとか言われてね。
織田●だから私はそれがなぜかなといつも考えるのですが・・・。究極的なところはアイデンティティの喪失だと思うのです。

織田●そうですよ。今は信長の発想を必要としているのではないですか。東西冷戦中はともかく、この先日本が生き抜いて二十一世紀も経済大国としてやっていけるかどうかというのはその辺にかかっていますよね。  パワーポリティックスという現実の中を、日本の政治家とかが、その辺の理解をして国益をきちっと主張できる、またそれをサポートできるマスコミであり、国民でなければいけないと私は思っています。
元谷●政治家だけで突出しても、すぐにマスコミにたたかれて失脚でしょう。だからやはりこの国民にして、このマスコミありと、そういう面もあるかと・・・。
織田●基本的に私は日本国民が変わらないと直らないと・・・

元谷●ということは教育から。
織田●教育からですね。いかに育てるか、そこに行き着いてしまうんですよね。  例えば明治維新なんて徳川三百年の寺子屋教育、武士道なんていう蓄積があったからこそ乗り越えてこられたのだと思うのです。  今の時代に、あの明治維新のときのパワーがあるかといったら私はかなりペシミスティックなんです。
元谷●悲観的に考えざるをえないですね。
織田●人の教育というのは本当に早く手を打たないと・・・。

いま若い人たちに望みたい一言は、歴史を学び、歴史に学べ!
元谷●教育がテーマになってきましたが・・・(笑)。  いつも最後に一言ということで、若い人へのメッセージをお願いしているのですが・・・。
織田●若い人に一言というよりも、これからの日本といった場合に、やはりアイデンティティの時代ということで、人を育てなければならないというふうに思っているのです。ここに着任して人作りということが私の大きなテーマだと思っています。  ある本を読んだらおもしろいことが書いてあって、三流経営者は金を作る、二流経営者は組織を作る、一流経営者は人を作るというのがありまして、まさに代表も人を作られたら正真正銘の一流経営者だと・・・。
元谷●その例え話は、私も肝に銘じています。
大義に死す―最後の武人・阿南惟幾 織田●我々は自衛官ですから、自衛官というものの理想型を探ります。そんな時よく自衛官をタマネギに例えて言うのですが、むいていくと最後に何が残るかと・・・。それは「使命感」だと思うのです。  いざというときに命を投げ出しても公のために、国家のために尽くすというのが自衛官ですよね。その使命感というのはどういうふうに育成したらいいのかというのをいろいろ考えた私の結論は、やはり健全な歴史観なのです。  つまり先人が気概を示した歴史を読み、それに対して先人から学ぶということです。  その結果、まずどういうふうに歴史教育をやったらいいか。歴史教育を全くやっていないわけですよ。
元谷●特に近世、近いところの歴史をやっていませんね。
織田●いかに自分たちの先人が苦労してこの日本を築きあげてきたか。我々はその恩恵を被っているのだということがわかれば、自然とその使命感というのは達成されるのではないかと・・・。  ですから、私から若い人に対してメッセージせよと言われたら、「歴史を学び、その歴史から学べ!」と言いたいですね。
元谷●歴史を学んで、しっかり日本という国に誇りと自信を持たなければいけないですね。  自国に誇りと自信を持てということですら、何かそういう言葉を使うことが右翼的といわれるような雰囲気があるのですが、そのこと自体が間違いなんですよね。
織田●それは諸外国に行って住んだらよくわかりますよ。 アメリカの歴史はトーマスジェファーソンから始まって、自分たちの先人がどうやって苦労してこの国を作ってきたかという、アメリカ人としてのアイデンティティの教育をしています。
元谷●日本も、悲観的にばっかりなっていられないので、ひとつ頑張らなければいけないんですけれども・・・。
織田●そうですね。私もこれからも人づくりをやっていきます。小松基地の中で、一人でも真にキラリと光る人間を育てます。そして代表にもぜひ、未来の日本を担う人を育ててもらいたいと・・・。
元谷●はい、私も育てます。お互いに頑張りましょう。今日は本当にありがとうございました。

前空幕長投稿の「懸賞」テーマ、小松基地で幹部論文に採用:田母神俊雄・前航空幕僚長の懸賞論文のテーマである「真の近現代史観」が、空自第6航空団(石川県小松市)での幹部教育のための論文のテーマにも採用されていた。第6航空団のある小松基地は同一テーマになった理由について「航空幕僚監部から紹介された」としている。懸賞論文は、ホテル・マンション経営のアパグループ(東京都港区)が募集した。防衛省によると、5月に応募が始まり、空幕教育課が同月20日、「自己研さんのため」(空幕広報室)として、全国の部隊に応募要領をファクスしていた。
国民精神総動員強化方策 昭和14年2月9日 閣議決定
 趣旨
時局ノ現段階ニ鑑ミ国民精神総動員運動ヲシテ真ニ新東亜建設ニ対処スベキ総合国力ノ充実発揮、国家総動員態勢ノ強化ニ資セシムル為此ノ際民間機構タル中央連盟ノ改組拡充ヲ行ヒ其ノ機能ノ十分ナル発揮ヲ期待スルト共ニ政府トノ連繋ヲ緊密ニシ官民一体挙国実践運動タルノ実ヲ挙ゲシムル為内閣ニ新ニ官民合同ノ国民精神総動員委員会ヲ置キ之ガ企画並ニ指導ノ総合、一元化ヲ期セムトス
新ニ内閣総理大臣管理ノ下ニ「国民精神総動員委員会」ヲ置キ、政府及中央連盟協力ノ下ニ国民精神総動員ニ関スル企画ニ当ラシムルコト
『毎日新聞』(2008年10月3日 東京朝刊)秘密情報漏えいで1等空佐を懲戒免職: 
防衛省情報本部所属の1等空佐(50)が読売新聞記者に提供した情報は、中国海軍潜水艦が南シナ海上で火災事故を起こし、航行不能になったという内容だった。周辺海域を航行する船舶の安全運航を考えれば、本来は防衛省自身が率先して明らかにすべき極めて公共性が高い情報だ。形式的な、防衛秘密を重視した防衛省の判断は、防衛政策への信頼を大きく損ねた。報道機関への内部告発の萎縮を招くなど表現・報道の自由を守る立場から看過できない。
 2007年6月に発覚した、陸上自衛隊情報保全隊によるイラク派遣に異議を唱える国民に関する情報収集活動は、報道機関も対象となり、朝日記者が隊員に感想を求めた行為は「反自衛隊活動」とされた。2002年にはジャーナリストら情報公開請求者の身元を調査しリスト化していたことが分かった。---今回の免職処分も、「報道の自由」よりも「軍事情報の保全」を優先した情報統制強化の流れの中にあると言える。【臺宏士】
毎日新聞 2008年10月3日 東京朝刊 引用
『中国新聞』(2008/03/08) 私物PCに大量データ 調査後に逃走の1等海尉
 イージス艦中枢情報の資料が海上自衛隊内で流出した事件に絡み、「特別防衛秘密」(特防秘)を含む資料を私物パソコンに保存していたとして海自の内部調査を受け、直後に一時逃走した舞鶴地方総監部(京都府舞鶴市)警備隊の一等海尉(34)が、ほかにも大量の業務用資料やファイル交換ソフトを隠し持っていたことが七日分かった。
 データは秘密指定の資料を多数含む可能性があり、確認を急いでいる。海自のずさんな機密情報管理の実態が、また一つ明らかになった。
 一尉はデータを私物パソコンから記憶媒体を使い職場のパソコンに移しており、発覚したのは、舞鶴システム通信隊がウイルスを検知したのがきっかけだったことも判明。
 防衛省は私物パソコンから業務用データやファイル交換ソフトを削除するよう再三指示していたが、一尉は従わず、内部調査もすり抜けていた。海自は処分を検討する。
 関係者によると、一尉は約十年前から業務用データを私物パソコンに保存し始め、---特防秘を含む資料は、海自第一術科学校(広島県)を中心に拡散したイージス艦の中枢情報とみられる。----一尉は自宅にパソコンを五、六台所有。うち一台にファイル交換ソフトが入っていたが、業務用データが入ったパソコンとは別だった。----一尉は二月二十三日に東京・市谷の防衛省で事情聴取され、上官とともに舞鶴地方総監部に戻る途中のJR京都駅で「たばこを吸う」と言い残し逃走。三月五日夜、舞鶴市内の弁当店から出てきたところを発見された。

海上自衛隊の秘密情報流出事案への対応(2006年2月24日): 
 私有パソコンからのデータ流出を防止するため、緊急の対策として次の事項を実施。
 1.職務上使用する私有パソコンについて、ファイル共有(交換)ソフトの削除を確認
 2.私有パソコンに保存されている業務用データについて、秘密の情報・必要のないデータを削除
 3.現在、許可を得れば職場において私有パソコンによる秘密の情報の取扱いが認められているところ、これを全面禁止
 

田母神空幕長の解任で情報本部長から第30代空幕長に就任した外薗健一朗・空将の着任行事は11月7日午後、防衛省で行われ、浜田防衛大臣からの辞令交付の後、外薗新空幕長は市ヶ谷地区のメモリアルゾーンで自衛隊殉職者慰霊碑に献花、続いて栄誉礼、儀仗の後、防衛省講堂で副長以下の空幕幹部ら約300人に対し初訓示した。
 外薗空幕長は訓示で、「防衛省改革、統合運用の強化、日米共同対処能力の向上などの諸課題を克服し、航空自衛隊に与えられた任務を完遂するためさらなる努力が必要。諸先輩は血と汗と涙をもって組織を整え、部隊を鍛え、装備を充実させ、人を育成し、任務遂行の実績を積み上げて成果を残した。国民に信頼される、より精強で健全な航空自衛隊を目指し、諸君と力を合わせて全身全霊で努力する所存。諸君のますますの精進を期待する」と述べた。
 午後4時半から初の記者会見に臨んだ外薗空幕長は、「重責を痛感し、誠心誠意、全力を傾注し、その任を全うする覚悟」と決意を表明した後、「今般、航空幕僚長という要職にある者が政府見解と異なる意見を公にするという不適切な行動をとったことにより、結果的に国民の皆様の信頼を損なうような事態を招いたことを真摯に反省し、心より深くお詫び申し上げます」と述べ、「私に与えられた喫緊の課題は、『航空自衛隊は国民の皆様の期待と信頼に応えうる精強で健全な組織であり、いささかも揺らぐことはない』ということを、与えられた任務を粛々と遂行することにより国民の皆様にお示しすること」と語った。
 田母神前空幕長離任行事は行われなかった。

ネット世論調査:
1.幕僚長田母神俊雄空将が懸賞論文で最優秀賞を受賞した理由
2.幕僚長田母神空将の懸賞論文は防衛機密漏洩に当たると思いますか
以上に本webがリンクされました。アンケートや回答は世論形成やプロパガンダにも用いられます。


『月刊アップルタウン(Apple Town)』BIG TALK バックナンバー: 

平成20年12月号 真実の歴史を教えることで、日本を誇りと自信の持てる国に あすか会教育研究所 所長小池松次氏(1928年佐賀県生,長崎青年師範学校を経て 東京教育大学教育学科卒)
平成20年11月号 貧困をなくすことが 紛争を止める唯一の方法だ: 駐日パレスチナ常駐総代表部 大使 ワリード・アリ・シアム氏
平成20年10月号 平和とは、力によって 自ら獲得するものだ 前駐日イスラエル大使 ECアドバンスドテクノロジーズマーケティング 社長,テラリムグループ極東代表  AIJ国際開発株式会社 取締役 エリ・エリアフ・コーヘン氏
平成20年9月号 情報革命と交通機関の発達で「世界はひとつの村」となった 駐日タンザニア連合共和国大使館 特命全権大使 エリー・エリクンダ・エリネーマ・ムタンゴ氏
平成20年8月号 内戦は国を貧しくするが教育は国を豊かに変える 在日ケニア共和国大使館 特命全権大使 デニス・N・O・アウォリ
平成20年7月号 日本はインドともっと 密接な繋がりを持つべきだ 大阪国際大学名誉教授 岡本幸治 (日米が開戦に至る経緯は複雑極まりないのに、敗戦後の極東軍事裁判(東京裁判)では日本の戦争指導者が一方的にA級戦犯として裁かれた。政治思想に詳しい岡本幸治・大阪国際大学名誉教授は、連合国による東京裁判を認める歴史教育が蔓延(まんえん)している現状からの脱却を主張している。)
平成20年6月号 アジアを視野に入れること。それが今後の成長企業の条件だ エイチ・アイ・エスグループ 代表 澤田秀雄
平成20年5月号 魅力のある球団は、地域活性化の起爆剤になる 千葉ロッテマリーンズ取締役社長兼球団代表 瀬戸山隆三 氏
平成20年4月号 困難な時代を迎える日本には「戦う政治家」が必要だ 自由民主党衆議院千葉県第七選挙区支部長 さいとう健
平成20年3月号 悲惨な戦争を「資産」として国家の発展を進めていく アンゴラ共和国 駐日特命全権大使 アルビノ・マルンゴ大使
平成20年2月号 日本精神的社会の拡がりが世界を平和にする ハーバード大学アジアセンター マネージャー ジョン・D・ミルズ氏
平成20年1月号 再び人類は 核戦争の危機を迎えている 作家・外務事務官(起訴休職中) 佐藤優氏
平成19年12月号 温室に大木なし、寒門に硬骨あり 衆議院議員 鈴木宗男
平成19年11月号 メディア戦略の優劣が政治家の命運を分ける時代だ フリーアナウンサー 東京国際大学教授 早稲田大学客員教授 露木茂氏
平成19年10月号 それぞれの国の「独立自衛」維持が新しい冷戦時代の到来を防ぐ ベラルーシ共和国 駐日臨時代理大使 パチャノフスキ・レオニド氏
平成19年9月号 沖縄の未来は観光産業にかかっている 「政党そうぞう代表」衆議院議員 下地幹郎
平成19年8月号 机上の論理で語るのではなく 実績のある方法で教育を行うべき 戸塚ヨットスクール 校長 戸塚 宏
平成19年7月号 静かなる闘志を秘めた男「矢田富郎」満を持して国政の場へ 自由民主党石川県参議院選挙区第3支部長 矢田富郎
平成19年6月号 中国に対して日本はもっとはっきりと主張すべきだ 株式会社日本文化チャンネル桜 代表取締役 水島 総
平成19年5月号 楽しくなければ仕事ではない 文化シャッター株式会社 代表取締役 岩部金吾氏
平成19年4月号 日本はちっぽけな島国ではなく広大な海洋国家だ 占領史研究曾 主宰 澤龍氏
平成19年3月号 地域の力の均衡を保つための防衛力増強が日本の急務だ 衆議院議員 平沢勝栄
平成19年2月号 一%の愛国者を九〇%にすれば日本は素晴らしい国になる Igノーベル賞受賞学者 中松義郎博士
平成19年1月号 歴史に自信と誇りを持った「日本国民」を育てるべきだ 医療法人歓生会 豊岡中央病院 理事長  医学博士 田下昌明
平成18年12月号 新内閣発足は日本が真の独立国となるチャンス 衆議院議員 林潤
平成18年11月号 地方が独自の文化・産業で日本全体を元気にしていく 新潟県知事 泉田裕彦
平成18年10月号 今を一生懸命生きていれば必ず「夢」が芽生えてくる 株式会社喜代村社長 木村 清氏
平成18年9月号 歴史を振り返ることによって人は誇りと自信を取り戻せる 衆議院議員 高市早苗氏(柳沢伯夫厚生労働相が、女性を「産む機械」と発言した。安倍内閣の閣僚高市氏は発言の真意を問う質問をぶつけた。本会議後、高市氏は----「率直に言うと、機械や装置という言葉は不適切だと思う」と不快感を示した。続けて「私自身、過去に病気をして子供を授かりにくい、というより授かれない。私は機械なら不良品かな、ということになる。同じ事情を抱える人、健康でも授かれない人もいる。女性が頑張っても少子化はなくならない」。---)
平成18年8月号 良い人生を生きる秘訣は、毎日の生活を楽しむことだ 千葉ロッテマリーンズ監督 ボビー・バレンタイン氏
平成18年7月号 日本と台湾の綿密な連携が、今後の東アジア安定の鍵だ 台湾総統府秘書長(官房長官) 陳唐山氏
平成18年6月号 世界第二位の経済大国に相応しい豊かさが実感できる国づくりを 株式会社 あおぞら銀行 取締役社長 水上 博和氏 (あおぞら銀行は,一時国有化された日本債券信用銀行が、行名変更して誕生。株式は預金保険機構から、日債銀設立の経緯からソフトバンクグループを中心とする投資家に売却される。頭取に就任予定だった本間忠世氏の自殺や、外資に売却された新生銀行の教訓から、国内政治筋や外国政府からの圧力があったといわれている。)
平成18年5月号 世の中にラッキーはない。人一倍の努力が成功への道だ インドネシア元大統領夫人デヴィ・スカルノ夫人
平成18年4月号 日本はアジアでもっと積極的な役割を果たせ 前アメリカ国務副長官 リチャード・アーミテージ氏
平成18年3月号 これからが日本復活の時楽観的に思い切って進め AIG株式会社 代表取締役会長 吉村 文吾氏
平成18年2月号 ビジョンと国家戦略を掲げれば、民主党に政権への道が開ける 衆議院議員 民主党副代表 山岡 賢次氏 (「ばい菌」発言、謝罪せず=民主・石井氏 ;民主党の石井一副代表は6日夜、公明党を「ばい菌みたい」と評した自らの発言について、「間違っていないというひそかな自信がある。言い回しに多少問題があったかもしれないが、それなりの思いがあるから申し上げている」と述べ、同党の太田昭宏代表が要求した謝罪も撤回も拒否した。札幌市内で記者団に語った。石井氏は5日の民放番組で、公明党との連携を否定する発言の中で「(公明党は)ばい菌みたいなものだ。公明党の票を4もらったら浮動票は6逃げていく」などと指摘)
平成18年1月号 日本は世界でも稀な「尊い国」。この国に誇りを持てる教育を 栃木市長 日向野 義幸
平成17年12月号 屈託無く成功者を褒め称える賞賛の文化」を 株式会社佐賀新聞社 代表取締役社長 中尾 清一郎氏
平成17年11月号 明確な政策によって民主党「錦の御旗」を取り戻すべきだ 参議院議員 鈴木 寛
平成17年10月号 妙高高原で団塊世代のリゾートライフ 新潟県妙高市市長 入村 明氏
平成17年9月号 自虐的な洗脳状態から日本は早く脱却すべきだ 愛媛大学法文学部 総合政策学科教授 栗原 宏文氏
平成17年8月号 今こそ税制で誘導して住まい面積倍増計画を推進せよ 衆議院議員 伊藤 公介
平成17年7月号 中国は複数の民主主義国家に分裂すべきだ。 台北駐日経済文化代表處 大使 許 世楷氏
平成17年6月号 縦割り行政から脱却してアジアでの競争力を持て 神奈川県知事 松沢 成文
平成17年5月号 運命共同体として共に伸びていきたい アーティスト 田原 俊彦氏
平成17年4月号 非常識な日本国憲法が今の非常識な日本の元凶だ 上智大学名誉教授 渡部 昇一
平成17年3月号 憲法改正へ道筋をつけ日本を独立自衛の主権国家に 衆議院議員 熊代 昭彦氏 平成17年2月号 これからの四年間は戦後体制一新の好機だ NPO法人岡崎研究所所長 岡崎 久彦氏
平成17年1月号 金を掛けない景気刺激策で日本はもっと元気になる 株式会社関西アーバン銀行 頭取 最高執行役員 伊藤 忠彦
平成16年12月号 日本の世論は国連に期待しすぎている 参議院議員 山本 一太
平成16年11月号 自国の歴史に誇りと自信のもてる教育を 衆議院議員 自民党行政改革推進本部長 衛藤 征士郎
平成16年10月号 在日米軍の在り方を日本の立場から再確認せよ 衆議院議員 野田 毅
平成16年9月号 良いアメリカとの関係が良い日本を築く 元アメリカ海軍中尉 ジョン・リッチ
平成16年8月号 「正論」が世の中に果たしてきた役割は大きい 産経新聞社 月刊誌「正論」編集長 大島 信三 (世の中の仕組み、常識、ライフスタイルなどが、どんどん変容している。とくに、若い世代にその傾向が強い。新聞を読まなくなった、というのは、ずっと以前からの傾向だが、昨今はテレビほかにも、いっぱいある。その、どれひとつをとっても、大きな問題になるものばかりである。----世の中が変化していくのは、避けられないけれど、必要なものまでどんどん削がれていくのは、好ましくない。とりわけ新聞や雑誌の凋落は、活字ジャーナリズムに属するひとりとして、あまりにも寂しい。これらの長期低落傾向に、なんとか歯止めをかけることはできないものだろうか。)
平成16年7月号 広い視野で日本を見る発想能力を持て 高千穂商科大学前教授 名越 二荒之助
平成16年6月号 安易な道を選ばずとにかく戦え 衆議院議員 城内 実
平成16年5月号 「市場第一」の経営が勝ち組になる秘訣 株式会社ヤマダ電機 代表取締役社長 山田 昇
平成16年4月号 第四の権力としてのメディアが、 民主主義を健全にする。 日本工業新聞社 代表取締役社長 熊坂 隆光
平成16年3月号 個人を豊かにする政策で景気回復を。 衆議院議員 中川 秀直
平成16年2月号 今の時代は新興企業もやり方次第で天下が取れる 株式会社焼肉屋さかい 代表取締役会長 坂井 哲史
平成16年1月号 世界に通用しないと日本は生き残れない 軍事アナリスト 小川 和久
平成15年12月号 企業経営ができないと、国家経営はできない。 株式会社ケン・コーポレーション 代表取締役社長 田中 健介
平成15年11月号 卓越した国家経営者が日本を蘇らせる。 株式会社ドトールコーヒー代表取締役社長 鳥羽 博道
平成15年10月号 日本は今大転換期を迎えている 衆議院議員 西村真悟(議員西村真悟君の議員辞職勧告に関する決議案(第一六四回国会、決議第一号):理 由  現在、わが国会は、偽メール問題により、世間を騒がせ、国民は前代未聞の政治不信の混迷のなかにある。健全かつ清廉潔白な議会制民主主義の維持は国の根幹であり、我々議会人は、今こそ政治の信頼と活力を取り戻すべき時であると深く自覚すべきである。  しかるに、元民主党所属の本院議員西村真悟君が、弁護士資格を持たない人物に、自分の弁護士名義を使用させ、数年にわたって交通事故などの示談交渉を行わせ、しかも、その報酬を受け取り、昨年十一月二十八日逮捕され、十二月十八日起訴、同月二十八日追起訴された。この事実は、国民の負託に応えるべき国会議員として、決して看過されてはならない出来事である。しかも本年三月九日の初公判においては、西村真悟君も弁護士法違反容疑を認めている。  また西村議員は、昨年の衆議院選挙直後、小泉総理について「あれは狙撃してもいい男だ」などと述べ、テロを容認するかのような発言をするなど、本院所属議員としての、資質に重大な疑義を持たざるを得ない言動も行っている。---)
平成15年9月号 日本は官僚が管理する社会主義国家 日本スーパーマーケット協会会長 株式会社ライフコーポレーション会長兼社長 清水 信次
平成15年8月号 夢と希望で日本は必ず良い国になる。 雑誌『経済界』主幹 株式会社経済界代表取締役 佐藤 正忠
平成15年7月号 日本よ、誇りを持って、もっと元気に 日本工業新聞社 代表取締役 山下 幸秀
平成15年6月号 教育が一番大事 日本総研調査部長 高橋 進
平成15年5月号 民主化は武力より強い独立の力 台湾民主進歩党(与党)立法委員・台湾海峡両岸基金会副会長 張 俊宏
平成15年4月号 メディアの持つ責任は大きい 演出家 テリー伊藤
平成15年3月号 豊かさを実感できる社会を 衆議院議員 海江田 万里
平成15年2月号 社会主義的社会からの脱却を 前内閣総理大臣 森 喜朗
平成15年1月号 政治はデフレに鈍感 政治評論家 森田 実
平成14年12月号 日本の国家戦略 野村総研主席エコノミスト 植草 一秀
平成14年11月号 新しい日本への突破口 「親日派のための弁明」著者 金 完燮
平成14年11月号 特別対談 フィリピン下院議長兼与党総裁 Jose de Venecia 平成14年10月号 SAPIOは本音で国際問題を語る雑誌。 SAPIO編集長 竹内 明彦
平成14年10月号 特別対談 前韓国大統領 金 泳三
平成14年9月号 行動する宗教家 烏帽子山最福寺法主 池口 恵觀
平成14年8月号 既存の政党政治に未来はあるのか 参議院議員 江本 孟紀
平成14年7月号 天下は公の為に。 前台湾総統・台湾総合研究院名誉院長 李 登輝
平成14年6月号 日脚光という名の栄光 作家 中谷 彰宏
平成14年5月号 日本人の常識を正したい! 拓殖大学客員教授 黄 文雄
平成14年4月号 求むべきは知的なディベート。 東京大学教授 藤岡 信勝
平成14年3月号 自虐史観からの脱却を語る。 ワカミヤ&アソシエイツ代表 若宮 聖史
平成14年2月号 観光省長官のいる国・フィリピン! フィリピン観光省長官 リチャード・ゴードン
平成14年1月号 日本は、病んでいる。 自由連合代表・衆議院議員・特定医療法人徳州会理事長 徳田 虎雄
平成13年12月号 本物に、学ぶ。 洋画家・社団法人日展評議員・金沢学院大学教授 村田 省蔵
平成13年11月号 得意冷然失意泰然 日本電信電話株式会社相談役 亜細亜大学理事長 瀬島 龍三
平成13年10月号 デザインの時代 日本大学理工学部教授・工学博士 伊澤岬
平成13年9月号 創造的破壊を語る。 アジア経済人懇話会 理事町 支店長 前野徹
平成13年8月号 ターニングポイント 北陸銀行金沢支店 理事 支店長 小室修
平成13年7月号 確かなる、改革の時代。 航空自衛隊小松基地司令 鬼塚恒久(毎年恒例の基地餅つき大会が12月20日基地協力会などの代表者を招いて基地体育館でおこなわれた。鬼塚恒久基地司令、西村徹小松市長の祝辞の後、基地司令が餅に杵を入れた後、一斉に餅つきを開始、体育館に餅をつく音が響きわたった。  招待者も餅つきの輪の中に入り、今ではほとんど見られなくなった杵と臼を使い隊員と息を合わせ餅つきを楽しみつきたての餅を味わっていた。)
平成13年6月号 「心」の通い合う政治 環境副大臣参議院議員 沓掛哲男
平成13年5月号 「あおぞら」の名に誇り。 あおぞら銀行金沢支店長 唐木孝視
平成13年4月号 真のグローバリズム。 読売新聞 北陸支社長 本池滋夫氏
平成13年3月号 自己責任原則を問う! プライスウォーターハウスクーパース日系企業全米統括パートナー 木下俊男氏
平成13年2月号 本物を目指す!! 大阪府議会議員 安田吉廣氏
平成13年1月号 教育新世紀。 金沢大学教育学部教授 森 英一氏
平成12年12月号 金融の未来を見据えて。 中央三井信託銀行富山支店支店長 舟本哲夫氏
平成12年11月号 「不易流行」を語る。 商工中金金沢支店 支店長 小西俊治氏
平成12年10月号 もっと発信したい、福井の魅力。 福井県議会 副議長 石川 与三吉氏
平成12年9月号 「創業社長」を語る。 シンコール株式会社 代表取締役社長 緩詰 潔氏
平成12年8月号 真のアメニティを求めて。 マスコ社副社長 ディビッド W.ヴァン ハイス氏
平成12年7月号 ポストPCを視野に! アイ・オー・データ機器 代表取締役社長 細野 昭雄氏
平成12年6月号 伝統、その継承を語る。 重要無形文化財<沈金>保持者 前 史雄
平成12年5月号 「アイデンティティの喪失を憂う」 航空自衛隊 第六航空団司令兼小松基地司令・空将補 織田 邦男
平成12年4月号 記憶に残る仕事。 富山県市議会議長会会長・富山市議会議長 力示 健蔵
平成12年3月号 「I T革命」を語る。 NTT西日本 金沢支店 支店長 末松 泰夫
平成12年2月号 二千年。幕開けに語る。 参議院議員 岩本 荘太
平成12年1月号 加賀友禅、その美と粋。 日本工芸会正会員・加賀友禅作家 毎田 健治
平成11年12月号 一所懸命 第14普通科連隊長兼金沢駐屯地司令・一等陸佐 渥美 晴久(青森駐屯地(司令・渥美晴久陸将補)では1月12日、駐屯地屋内訓練場で成人祝賀行事を行い、新成人105名の門出を祝った。式典には、駐屯地各部隊長、新成人部隊の隊員など来賓が多数参列した。渥美司令は式辞の中で、「チャレンジ精神を持って自分自身の充実向上を図り、自らの行動に責任を持ち、立派な自衛官、立派な社会人を目指してほしい」と激励した。)
平成11年11月号 医療の価値 新村病院院長・医学博士 新村 康二
平成11年10月号 生ゴミゼロマンション ハイドロメイド社社長 ロナルド・ラフォード
平成11年9月号 21世紀へ、拓く。 石川県議会議員 北村 茂男
平成11年8月号 富山市が、動く。 自民党富山市連幹事長 五本 幸正
平成11年7月号 礎を築くということ。 加賀藩前田家第十八代当主 前田 利祐
平成11年6月号 性と暴力と。 芥川賞作家 花村 萬月
平成11年5月号 次代への目覚め。 石川県議会議員・自民党石川県支部連合会幹事長・ 石川県日韓親善協会会長 稲村 建男
平成11年4月号 独立自衛の時代。 第六航空団司令兼小松基地司令空将補 田母神 俊雄
平成11年3月号 今こそ「税」を語りたい。 九州国際大学経済学部教授 今村 修
平成11年2月号 小松が変わる。小松を変える。 小松市長 西村 徹氏
平成10年 年末特別号 いま未来へ向けて、動く。 砺波市長 安念 鉄夫
平成10年12月号 「マーケット」を語る。日本債券信用銀行 金沢支店長 伊藤 正文 (元谷●戦後体制の東西冷戦という一つの世界の枠組みが変わってしまいましたから、それによって全部が変わるのかなと、大局的には見ているのですが・・・。
佐藤●アメリカが勝ちましたから、アメリカルール的なものの勝利です。)
平成10年11月号 教科書や参考書のない時代 読売新聞 北陸支社長 小松崎 和夫
平成10年10月号 日本の活力を信じ21世紀へ脱皮。 北陸銀行 取締役金沢支店長 堀 勝弘
平成10年9月号 真のベンチヤー企業。 商工中金 金沢支店長 田中 政美
平成10年8月号 自衛隊の存在意義。 第14普通科連隊長兼 金沢駐屯地司令 一等陸佐 酒井 健 (第1級表彰は----江渡聡徳副大臣、増田好平事務次官、折木良一陸幕長、赤星慶治海幕長、田母神俊雄空幕長、渡部厚人教局長、城戸謙憲人材育成課長が陪席する中、石破大臣が旭川(本部長・川原光雄1陸佐)、岩手(本部長・渡辺金三1陸佐)、愛知(本部長・盛一丈嗣1陸佐)に、それぞれ1級賞状と記念品を授与した。  また、第2級表彰は午後4時半から陸幕長室で、酒井健陸幕副長、荒川龍一郎陸幕人事部長、泉三省海幕人教部長、清水健児空幕人計課長、深津孔陸幕募集・援護課長が陪席する中、折木陸幕長が----10コ地本長(代理含む)一人ひとりに労いの言葉をかけながら2級賞状と記念の楯を授与した。)
平成10年7月号 「旅」と言う名の「絵」。 画家 大滝由季生
平成10年6月号 加賀市の活性化を語る。 加賀市市長 矢田松太郎
平成10年5月号 「スポーツビジネス」なるもの。 ヴィテン乗馬クラブ・クレイン金沢 代表 新保彈次
平成10年4月号 土に生きる!ということ。 陶芸家 徳田順子
平成10年3月号 「日本青年会議所」を語る。 日本青年会議所会頭 新田八朗
平成10年2月号 小松、その賑わい創出。 小松商工会議所会頭 加納 實
平成9年 年末特大号 未来は、五感で語りたい。 住宅金融公庫北陸支店 支店長 西尾 雅彦
平成9年12月号 「意識改革」を語る。 日本債券信用銀行金沢支店 支店長 佐藤 伸二
平成9年11月号 通貨の変革期。 日本銀行金沢支店 支店長 片木 進
平成9年10月号 時代を読む、情報を読む。 日本経済新聞社 金沢支局長 青木 孝雄
平成9年9月号 覚悟と選択の時代。 衆議院議員 長勢 甚遠氏
平成9年8月号 一筋の道。 画家・ロサンゼルス在住 杉山 冽氏
平成9年7月号 グローバルに地域を考える。 富山県議会議員 森 雅志氏
平成9年6月号 元気印「松任市」の秘密! 松任市長 細川 久米夫氏
平成9年5月号 政治も行政も事業も、取り組む姿勢は同じ! 石川県企業振興センター理事長・前河内村村長 田中 博人氏
平成9年4月号 言葉との出会い。 陶芸家 北村 隆氏
平成9年3月号 いま、内なる国際化を。 日本債券信用銀行専務取締役 阪田 登氏
平成9年2月号 政治家の目、事業家の目。 石川県議会議員・自民党石川県連幹事長 大幸 甚氏
平成9年1月号 銀行とは情報サービス業である。 (株)北陸銀行取締役金沢支店長 河口 脩一氏
平成8年12月号 自衛隊を語ることは、未来を語ること。 航空自衛隊第六航空団司令兼小松基地司令 空将補 香川 清治氏(イラク復興支援特別措置法にもとづく派遣命令を受けて24日、「イラク復興支援派遣輸送航空隊」が第1輸送航空隊を中心に編成を完結。愛知県の小牧基地第1格納庫で派遣部隊の「編成完結式」を行った。26日からクウェートに向けて出発、到着後は人道支援活動の調整作業を開始した。----小泉純一郎首相、石破茂防衛庁長官、川口順子州相ら政府要人、石川亨統合幕僚会議議長、津曲義光航空幕僚長らが臨席した。隊員の家族たち45人も見守るなか、香川清治司令が石破長官に編成完結を報告し、隊旗を授与された。)
平成8年11月号 27という年齢での共通点。 日本画家・金沢美術工芸大学名誉教授・石川県美術文化協会事務局長 中町 進氏
平成8年10月号 パニックは未来へのバネ。 商工中金金沢支店 支店長 高橋 廣氏 (パニックをバネにして、これからの高齢化社会を生きる。高橋●日本の歴史に限らず、世界の歴史でもそうなのですが、危機が起こって、それからだんだん新しいものができてくるという側面もあります。第二次世界大戦でも日本が太平洋戦争に負けて、その後目覚ましい復興を遂げたのですが、生産設備はほとんど全滅だったことを考えると、危機というのは、次のステップの力強いバネでもありますね。)
平成8年9月号 一日のため、百年兵を養う。 陸上自衛隊第14普通科連隊長兼 金沢駐屯地司令 一等陸佐 錦戸 泰三氏 (特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律第11条の規定に基づき開示されるファイル記録事項 届出者 陸上自衛隊 福岡駐屯地 業務隊長 錦戸泰三)

◆更迭された空自の田母神幕僚長の後任外薗(ほかぞの)健一朗・航空幕僚長(57歳)は,2008年11月7日、就任会見で「国民の信頼を揺るがせた」と謝罪し,投稿は「一読して不適切だと思った。憲法に関する問題もあり、シビリアンコントロール(文民統制)の観点からも適切性を欠いている」と批判した。自らは論文公表の経験はなく、自分は政府見解と同じ方針だと強調した。

◆戦争の百年を見れば、戦争の大義が如何なるものであろうとも、破壊と殺戮を繰り返す戦争は、人類が自ら同胞に対して犯してきた愚行であった。戦争の写真・ポスターや新聞記事は、聖戦の認識を広めようとしたが,同時に愚行の表象ともいえる。戦争の百年、20世紀が辿り着いた先は、戦争は人類の生存と人間性に対する脅威であるという認識である。戦争は起こってしまったのではなく、人類自らが戦争を引き起こした。産業に支えられ,破壊と殺戮を行った。戦争の百年には、目を背けてはいけないもの、知っておくべきことが、見て取れる。ただし、我々の祖先も、私たち自身も加担した戦争を見つめるには、勇気と内省が求められる。

天皇陛下のお誕生日に際しての記者会見の内容とこの1年のご動静(平成17年12月19日): 
陛下は病の治療を続けられながら,戦後60年に当たってサイパンを慰霊訪問されるなど,数多くの公務に取り組まれました。初めての海外での慰霊についてのお気持ちや,かの地で感じたこと,今後の慰霊の在り方,次世代への継承などについて陛下のお考えをお聞かせください。
  天皇陛下  質問に従って十分にお答えができるよう紙にまとめましたので,それに従ってお話したいと思います。
 先の大戦では非常に多くの日本人が亡くなりました。全体の戦没者310万人の中で外地で亡くなった人は240万人に達しています。戦後60年に当たって,私どもはこのように大勢の人が亡くなった外地での慰霊を考え,多くの人々の協力を得て,米国の自治領である北マリアナ諸島のサイパン島を訪問しました。そこにはこの地域で亡くなった戦没者のために国が建てた中部太平洋戦没者の碑があります。
 ドイツ領であったサイパン島は,第一次世界大戦後,国際連盟により日本の委任統治領となり,多くの日本人が移住し,砂糖産業や農業,漁業に携わっていました。
 昭和19年6月15日,米軍がサイパン島へ上陸してきた時には日本軍は既に制海権,制空権を失っており,大勢の在留邦人は引き揚げられない状態になっていました。このような状況下で戦闘が行われたため,7月7日に日本軍が玉砕するまでに,陸海軍の約4万3千人と在留邦人の1万2千人の命が失われました。軍人を始め,当時島に在住していた人々の苦しみや島で家族を亡くした人々の悲しみはいかばかりであったかと計り知れないものがあります。この戦闘では米軍にも3,500人近い戦死者があり,また900人を超えるサイパン島民が戦闘の犠牲になりました。またこの戦闘では朝鮮半島出身の人々も命を落としています。この度の訪問においては,それぞれの慰霊碑にお参りし,多くの人々が身を投じたスーサイド・クリフとバンザイ・クリフを訪れ,先の大戦において命を落とした人々を追悼し,遺族の悲しみに思いを致しました。
 61年前の厳しい戦争のことを思い,心の重い旅でした。ただ,高齢のサイパン島民にはかつて日本の移住者が島民のために尽くしたことを今も大切に思っている人がいることはうれしいことでした。私どもが島民から温かく迎えられた陰にはかつての移住者の努力があったことと思われます。
 この度のサイパン島訪問に携わった日本側の関係者を始め,米国側並びに北マリアナ諸島側の関係者に深く感謝しています。
 日本は昭和の初めから昭和20年の終戦までほとんど平和な時がありませんでした。この過去の歴史をその後の時代とともに正しく理解しようと努めることは日本人自身にとって,また日本人が世界の人々と交わっていく上にも極めて大切なことと思います。
 戦後60年に当たって過去の様々な事実が取り上げられ,人々に知られるようになりました。今後とも多くの人々の努力により過去の事実についての知識が正しく継承され,将来にいかされることを願っています。



『防衛白書 平成20年版』林防衛大臣挨拶 
 昨年刊行された平成19年版白書は、防衛庁が省に移行して初めての白書であり、危機により強く、世界の平和により貢献できる組織になるとの意気込みが示されていました。
 しかし、それから本白書が刊行されるまでの約一年間が防衛省・自衛隊にとって輝かしいものであったかと言えば、必ずしもそうではありません。給油量取り違え及び航泊日誌誤破棄という文民統制の徹底にかかわる問題、インターネットを通じた情報流出及びイージスシステムに係る特別防衛秘密流出という厳格な情報保全体制の確立にかかわる問題、過大請求など防衛調達の透明性にかかわる問題、前事務次官が収賄の容疑で逮捕されたことといった様々な不祥事は、防衛省・自衛隊に対する国民の信頼を大きく損なう極めて深刻な事態であり、改めて心より深くお詫びを申し上げます。
 また、本年2月19日に発生した護衛艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故について、国民の生命と財産を守るべき自衛隊がこのような事故を起こしたということはあってはならないことであり、心より申し訳なく思っております。今後、二度とこのような事故を起こさないよう再発防止に万全を期していく所存です。
 このような一連の事案を踏まえ、首相官邸に設置された「防衛省改革会議」において有識者の方々を交え議論が行われ、本年7月、報告書が取りまとめられました。
 この報告書においては、各種不祥事案の検討・分析を踏まえ、・規則遵守の徹底、・プロフェッショナリズム(職業意識)の確立、・全体最適をめざした任務遂行優先型の業務運営の確立、の改革の原則に基づく改革提言がなされました。
 また、報告書では同時に、防衛省・自衛隊がこの三原則をより確実・効果的に実行するため、組織面での改革が必要であるとして、官邸における司令塔機能強化と、防衛省における司令塔機能強化のための組織改革などの提言も示されました。
 もとより、防衛省改革は組織改編それ自体が目的なのではなく、事案や事故の再発防止は当然のことながら、大量破壊兵器などの拡散や国際テロなどの新たな脅威や多様な事態、引き続き厳しいわが国周辺の安全保障環境などの様々な課題により迅速かつ的確に対応できるような体制を構築しようとするものです。今後、防衛省内で更なる検討を進め、防衛省の大胆な改革を着実に実行に移してまいります。
 国の独立と平和を守る上で、国民が最後に拠り所とするのは防衛省・自衛隊をおいて他にありません。だからこそ、国民に信頼され、もって国民の負託にこたえることのできる規律の厳正な組織であらねばならないと考えます。もちろん、大多数の隊員は、インド洋をはじめとする国際平和協力活動に、あるいは全国各地での日々の任務に、黙々と邁進しています。だからこそ、国民のために、このような一人ひとりの隊員のために、更には国際社会の平和及び安全に資するために、防衛省・自衛隊は、新たに生まれ変わらねばならないと考えています。
 今年の防衛白書は、このような防衛省改革への決意を込めるとともに、自衛隊の国内外での活動などについて国民の皆様と諸外国の方々に御理解をいただくようわかりやすく記述しました。また、日々の職務にあたっている隊員の生の声をコラムで取り上げることなどにより、防衛省・自衛隊のありのままの姿をお伝えできるようにも努力しました。
 この防衛白書を、多くの方々にお読み頂き、防衛省・自衛隊に対する御理解を頂くとともに、今後の防衛省改革の着実な実行に対して見守って頂く、あるいはご支援を頂くよう願っております。

『防衛白書 平成20年版』
第II部 わが国の防衛政策の基本と防衛力整備
第1章 わが国の防衛の基本的考え方
 平和と安全、独立は、願望するだけでは確保できない。自らの防衛力とともに、外交努力、同盟国との協力などさまざまな施策を総合的に講じることで初めて確保できるものである。
わが国は、憲法の下、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国にならないとの基本的理念に従い、日米安全保障体制を堅持するとともに、文民統制を確保し、非核三原則を守りつつ、節度ある防衛力を自主的に整備している。

第IV部 防衛省改革
 首相官邸に設置された「防衛省改革会議」においては、昨年11月から会議を開催し、本年7月に報告書をとりまとめ公表した。
 報告書においては、各種不祥事案の分析・検討を踏まえ、1)規則遵守の徹底、2)プロフェッショナリズム(職業意識)の確立、3)全体最適をめざした任務遂行優先型の業務運営の確立、の改革の原則に基づく提言がなされた。
 これについて防衛省としては大変重く受け止めており、防衛省における改革を実現するため、同月に防衛大臣を本部長とする「防衛省改革本部」を設置した。
   防衛力がその機能を発揮するためには、何よりも国民の強い信頼が必要である。しかしながら、最近、文民統制の徹底にかかわる問題、厳格な情報保全体制の確立にかかわる問題、防衛調達の透明性にかかわる問題が明らかになるなどした。
 このようなさまざまな問題に対して、防衛省・自衛隊は、これまでの業務のあり方や慣行を総点検し、抜本的な対策を講じる必要がある。
 防衛省・自衛隊としては、自らがわが国の平和と独立を担う組織として再生できるよう、抜本的な改革を進めていく決意である。
田母神元幕僚長は、第29代航空幕僚長田母神俊雄公式サイトで次のような科学的見識を公開している。

「東京電力が政府からいじめられています。危なくもない原発周辺が放射能汚染で危ないと言って、政府は東電に無理矢理責任を押し付けています。こんな馬鹿な政府あるもんですか。」(2011年10月4日)

「避難している福島県の子供たちが原発の放射能により甲状腺がんの兆候があるというテレビの報道がありました。関係ないと思います子供たちの半数は放射能に関係のない福島県の西側に住んでいたのです。また甲状腺ホルモンが減っているそうです。がんになれば甲状腺ホルモンは増えるのです。」

「先ほどの福島県の子供たちは避難のストレスで甲状腺機能が低下しているのです。マスコミが放射能の恐怖を煽るのはカネ儲けのためです。カネ儲けのために国民を不幸にしてもらいたくないですね。」(2011年10月6日)


 戦争の百年

メディアリテラシーとは、マスメディア(TV・新聞・雑誌、インターネットなど)が提供する情報に対する、受け手側の判断や判断能力、という意味で使われる。情報を媒介する手段とその管理者の意図を推し量って、情報は事実とは必ずしも一致しないことを踏まえ、情報を批判的に検討することでもある。-----

社会、個人のメディアリテラシーに対峙するのが、プロパガンダである。戦争プロパガンダは、政府・軍あるいはメディアが、思考・世論を誘導する戦争情報の管理であり、戦時には、情報戦、心理戦の技巧ともなる。戦争を政治の延長と捉えて、特定目標を達成する手段として戦争を遂行しようとする者は、プロパガンダを巧みに活用する。-----

<戦争プロパガンダの特徴>
1.情報管理
2.情報の非対象性
3.情報の受容性
4.情報共有の一体感
5.情報の迎合性・無批判性


クラウゼビッツの著作『戦争論』を引き継いで、戦争を目標達成の手段として認識する立場では、特定時点において、一方の当事者の利益に配慮することになる。国家目的の追求に、戦争は有効な手段である。政府や軍あるいは軍需産業がスポンサーとなった戦争研究が肥大化する中で、学術的にも政治の延長としての戦争の価値が認められている。社会主義の階級闘争理論では、国家間の戦争を階級間の戦争に転化して、社会主義革命につなげることが関心ごとだった。しかし、政治家や革命家の意図にもかかわらず、戦争に総動員され、戦闘員も非戦闘員も、大量破壊、大量殺戮の被害を受けた。国際テロ戦争も無差別ゲリラ長期消耗戦の様相を呈してきた。

平和研究に欠陥があるとすれば、それは、20世紀の百年間、惨禍を及ぼした戦争を戦いながらも、依然として、人類が戦争を回避する方法を見出せないでいることである。だれも戦争を望まないが、それでも戦争が起こるのが現実である、という現実主義、ニヒリズムが成り立っていることである。このように、人類は戦争を繰り返すものだ、戦争が無くなることはありえないという戦争観、すなわち戦争必然説が払拭できないために、軍隊の整備、軍需生産・国防予算の維持、戦争プロパガンダが経常化し、戦争を準備し、戦争を戦う社会が普通になってしまう。-----
戦争を目的追及の有効な手段であると見なしている政治家・軍人がいる限り、戦争の原因が判明しても、戦争を根絶することはできない。人類を卑下して戦争を繰り返す愚かな生き物だとする戦争必然説が信奉される限り、戦争をなくすことはできない。----

しかし、20世紀初頭から現代に至る戦争の20世紀を、写真やポスターを見直してみると、行間・余白を埋める作業を通じて、背後にある事実やプロパガンダが徐々に見えきた。----決して、大量破壊・大量殺戮を伴う戦争は、政治の延長、政治の有効な手段として認識することはできない。また、戦争がいつの間にか始まってしまうこともありえない。-----
戦争は、権威を握る人間が、戦争ポスターによって,意図的に人々を煽動しながら始めるものである。裏を返せば、多数の人々の支持がない限り、戦争を戦い続けることはできなくなった。兵士、資金、生産、世論を担う人々は、戦争の主導権を握っているともいえる。


◆2011年7月刊行の『写真・ポスターに見るナチス宣伝術-ワイマール共和国からヒトラー第三帝国へ』青弓社(2000円)では、反ユダヤ主義、再軍備、ナチ党独裁、第二次世界大戦を扱いました。
ここでは日本初公開のものも含め130点の写真・ポスターを使って、ヒトラーの生い立ち、第一次大戦からナチ党独裁、第二次大戦終了までを詳解しました。
そこでは、ポーランド侵攻、ゲットー設置、ホロコースト、レジスタンス弾圧、東方生存圏、ソ連侵攻バルバロッサ作戦も解説しました。

『写真・ポスターから学ぶ戦争の百年 二十世紀初頭から現在まで』(2008年8月25日,青弓社,368頁,2100円)では,日露戦争・シベリア出兵の浮世絵,スペイン内戦の反共ポスター,1938年1月,南京陥落直後,松井石根大将が米アジア艦隊司令長官ヤーネル提督を訪問している写真,陸海空全てに設けられた米女性部隊の写真・ポスター,アンネフランクが埋められたと思われるベルゲン=ベルゼン収容所の遺体埋葬地,呉で空襲される戦艦大和の航空写真,2000年に特攻艇に爆破された米駆逐艦コールの写真など230点の図版を収めました。(⇒版元ドットコム参照)
◆2009年9月8日(火)20時,9月12日(土)13時,9月15日(火)14時,NHKプレミアム8『世界史発掘!時空タイムス編集部 新証言・ヒトラー暗殺計画』に出演。


◆権利侵害で削除された違法動画
鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者
捏造犯を追い詰める。重慶虐殺、南京虐殺 ねずさんのひとりごと
捏造犯を追い詰める 3 南京重慶淮海虐殺 ねずさんのひとりごと
捏造犯を追い詰める 4 重慶虐殺、南京虐殺 ねずさんのひとりごと
捏造犯を追い詰める 4 重慶虐殺 ねずさんのひとりごと...
南京重慶虐殺記録 平津 - YouTube
【動画集】南京大虐殺は存在しない。元日本兵たちの証言を記憶せよ。急げ!時間はもうあまり残されていないNanjing Massacre (南京大虐殺 난징대학살): 2012年10月17日
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【動画集】南京大虐殺は存在しない。元日本兵たちの証言を記憶せよ。急げ!時間はもうあまり残されていないNanjing Massacre (南京大虐殺 난징대학살): 2012年10月29日更新
◆権利侵害で削除された違法ブログ(2012/10/19)
ねずさんの ひとりごと 重慶空爆被災写真は捏造写真
大和食研社長テレビ出演(2004年):ねずきちさんの勝負キャンディ販売、大和食研株式会社小名木伸太郎社長テレビ出演(2008年)、日本の心をつたえる会代表・小名木善行,ミリアのブログ:かぐやひめさんの「日本の心をつたえる会」からの自主退会

◆著作権侵害kazuko38959は全て削除、kazuko389は次のメッセージを受け取っています。
 第三者から YouTube に著作権侵害の申し立てがあったために動画が削除された場合は、次回 YouTube アカウントにログインすると次のようなメッセージが表示されます:
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 コンテンツ ID システムによる自動検出は、著作権侵害の通知とは別のプロセスです。つまり、使用許可を得ていないコンテンツは、コンテンツ ID システムで検出されたかどうかに関係なく、今後コンテンツ所有者が著作権侵害を YouTube に通知した場合に著作権侵害と判断される可能性があります。(引用終わり)

◆米Google傘下のYouTubeは2011年4月14日(現地時間)、動画のアップロードで著作権を侵害したユーザーを再教育するプログラムを立ち上げたと発表した。著作権について学ぶ著作権学校を開設し、著作権に関するヘルプセンターを刷新した。YouTubeは著作権者から著作権法を侵害しているコンテンツの削除申請を受けると、対象となる動画の投稿者に著作権学校に行くよう通知する。通知を受けたユーザーは、動画を見て、幾つかの質問に正しく答えないとYouTubeへの投稿を続けることができない。

◆違法動画を拡散した違法ツイッター(一部)

捏造犯を追い詰めた 4 重慶虐殺 鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者
Facebook Ez Masataka-2012年10月21日 21時45分

すべて日本のせいにしとけと。この簡単な構図を作り上げる為にこのような人たちがうようよしてるんだろう『淮海戦役の虐殺は全て日本に濡れ衣を着せなければならない。鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者」: youtu.be/JKJYmmff_eI @youtubeさんから
Twitter (パンダマンショー)-2012年10月21日 08時12分

「捏造国家日本」?:「ロケットランチャー」から「スパイ天国日本」まで!?bit.ly/QBfe7n (井口先生のブログから)←鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者  国会で鵜飼教授に事情聴取すべきではないか?と私個人は思う。
Twitter peponaaru(ペポッチ)-2012年10月20日 05時11分

鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者 youtube.com/watch?v=JKJYmm…
Twitter hirosi754(森田博 (ハンドル:森田ひかる))-2012年10月20日 00時44分

鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者: youtu.be/JKJYmmff_eI @youtubeさんから
Twitter lupinxyz2(偏向報道反対!)-2012年10月19日 23時45分

鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者 quasimoto.exblog.jp/d2012-10-19/ 井口氏のサイトから
Twitter happynaratyan(そろばん星人)-2012年10月19日 21時12分

鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者: youtu.be/JKJYmmff_eI @youtubeさんから
Twitter lupinxyz2(偏向報道反対!)-2012年10月19日 19時53分

鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者    拡散よろしくお願いします。blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/…
Twitte rbellavoce3594(美しい歌)-2012年10月19日 19時50分

ねずさんの ひとりごと 重慶空爆被災写真は捏造写真 nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-167…#鳥飼行博#東海大学
鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者: youtu.be/JKJYmmff_eI @youtubeさんから
Twitter keiko0753(みいちゃん)-2012年10月19日 10時42分

鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者 - YouTube: 捏造犯を追い詰める 3 南京重慶淮海虐殺 ねずさんのひとりごとby kazuko38959 views ·... dlvr.it/2LJ6k7 #newsJP #韓国実態 #Korea

Twitter LIveJAPAN2013(LIveJAPAN2013)-2012年10月19日 01時17分
鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者: youtu.be/JKJYmmff_eI
Twitter akas_sanga(SANGA)-2012年10月16日 23時32分

YouTube:鳥飼行博 東海大教授 重慶南京虐殺 画像捏造者: youtube.com/watch?v=JKJYmm…#神奈川県 #goen
Twitter kanyagawan(神奈川県)-2012年10月10日 04時01分

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鳥飼 行博
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