江戸時代年表



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江戸時代年表 宝永年間(1704〜1711)

―― based on the following books ――
『江戸10万日全記録』(明田鉄男・編著/雄山閣)
『コンサイス世界年表』(三省堂編修所・編)
『江戸時代年鑑』(遠藤元男・編著/雄山閣)
『日本史小辞典』(坂本太郎・監修/山川出版社)
『日本史辞典』(高柳光寿・竹内理三・編/角川書店)
『日本史人物事典』(児玉幸多・監修/講談社+α文庫)

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宝永元年(元禄17年)

1月  (7日) 伯耆会見あいみ郡鳥取領押口村、愁訴/※ 浅間山噴火(〜断続的に3月まで続く)/※ 生類令追加「寺社・武家屋敷地の鳶・烏の巣の除去」「牛馬に重荷を負わせない」/※ 再建工事奉公人不足のため、1年季のものをそのまま前の給金で雇用することを許可/※ 江戸城修築米沢藩助役すけやくさせる/※ 博奕まがいの富突講を禁止/※ 前年の“寒造新酒”の自由販売を許可。前々年の規定による酒造高以外の「新造酒」は禁止
2月  (19日) 初代市川団十郎(45)、市村座の舞台で、同座頭取俳優杉山半六に刺し殺される。半六倅の嫁とが密通したのを意見したところ、逆恨みされてのことだった。半六死罪/(同日) 高知紺屋町から出火、10余町300余軒焼く/(同日) 相州小田原、洪水。8人死す/※ 生類令追加「捨子や捨馬・捨牛・捨犬を禁止」/※ “大成殿”修築を宇和島藩に助役させる/※ 寺社・山伏・農民・商人・大名旗本「倹約令」/※ 町奉行「贈物、火事羽織・頭巾・まとい、猿楽装束、家具調度」の華美を取締るよう指示/※ 商売物の値段、職人・日傭取りの手間賃、牛車・大八車の運賃の値上げの取締り・防止を指示/※ 大和川付替え工事の着工

  3月 (13日)宝永改元/(18日) 江戸浅草竹町の渡し舟転覆。40余人水死/(23日) 諸街道の宿駅に拝借金を与える/※ 大島に放鳥/※ 江戸で「去年の地震や時事」を歌う小唄・狂歌を禁じる/※ “江戸城石垣修築”を福井藩・飫肥藩など7藩に助役させる/※ 大名の“参勤交代”のとき、人数は前後に分けて往来し、規定外の「御用継立つぎたて人馬・そえ人馬」を出させることを禁止

4月
  ※ 出羽大地震。秋田、被害甚大/※ “大和川浚い”を明石藩など3藩に助役下命/※ 去年類焼の寺社に「再建費」助成

5月
 
(1日) 突富を禁じる/※ 江戸城石垣修築の助役をさらに7藩追加/※ “江戸城二の丸修築”助役を岡崎藩に、“護持院修理”助役を高田藩に命じる



6月
 
(15日) 江戸大雨・洪水。〜7月3日まで水ひかず/※ “大和川浚い”助役、さらに2藩追加


7月
 
(1日) 土佐大風雨・洪水。〜4日、11日にも。高知藩領8万石水損/(3日)利根川の洪水。江戸亀戸・本所・深川・浅草まで出水、死者多し/(6日) 閉門・逼塞の規則を定める/※ 長門阿武郡萩領で、「給人非違」を越訴/※ 広島領水害/※ 江戸自身頻発/※ 女巡礼の市中群行、念仏講と称して僧俗がいっしょに“夜間に提灯を掲げての往来”を禁止/※ 江戸“浜町新橋”を永代橋と命名/※ 江戸市中の駕籠かきは“日傭人足”と紛らわしいので、日傭座から札を取り、やめたとき札を返却させる駕籠には許可の者(病人・老人・婦女子など)以外を乗せたら処罰する


8月
 
(4日) 江戸・下総洪水。利根川の溢水で本所・深川・浅草浸水、死者多数。罹災者を賑救/(25日) 偽書偽印で借金した小普請溝口右近・井出藤九郎、斬/※ 陸奥信夫郡幕領渡利村、愁訴
(←全記録/江戸時代年鑑→)岩代福島藩信夫・渡利村、「石増・名主苛政」を越訴/※ 大島に放鳥/※ 寒造酒は“元禄10年度”の5分の1とし、ほかの一切の酒造を禁止。老舗の酒屋は“3分の1”までは認めるが、年内の新酒販売・新規営業は禁止(〜宝永5年まで)/※ 生辰砂なましんしゃの販売は許可。しかしそれを勝手に粉製することは禁止。辰砂は“朱座”の統制下に置く。


宝永2年

1月
  (28日) 禁裏料1万石を増進/※ 前年び“寒造酒”の売買許可

2月
  ※ 讃岐さぬき丸亀で六つ子出産。うち4人死に、生んだ母親も3月4日に死ぬ/※ 訴訟などで江戸へ出てきた農民は「用済み次第帰村」させ、江戸滞在を禁止/※ 大和川へん開拓に着手

3月
  (12日) 伊藤仁斎の死(79)/※ 江戸紺屋に“藍瓶役”(物品税/1瓶につき銭200文)の納入を督促する

4月
  (21日) おかげ参り始まる。ひと月の間に山城国から出た数9450人/※ 日傭座、江戸の“日傭人夫”を調査

閏4月
  (1日) 江戸増上寺庫裏くり(台所)から出火。全山焼亡、4人死す/※ 金銀箔の売買を箔座に限る/※ 年季・一季奉公人の請け人の不法を取締る/※ 利根川・荒川など近国の川普請に長岡など5藩が助役して修理。「根津権現造営」に高梁藩を助役させる。/※ 箔・上澄粉・梨地金具・下金の私売を禁止して、箔座の統制強化を図る

5月
  (16日) 大阪の豪商淀屋三郎右衛門(辰五郎)を闕所とする。遊女身請けのため「御用金」と称して番頭が管理する自宅金庫から5000両を騙り取ったのが直接の理由。闕所になったことで大名への債権1億貫目帳消し/※ 大名・旗本らに倹約令/※ 飛騨益田郡幕領阿多野村、愁訴

6月
  (15日) 北村季吟の死(82)/※(21日) 綱吉生母桂昌院の死(79)/(22日) 三河・遠江など東海水害/※ 唐箔(真鍮・銅・錫の箔のこと)の生産・使用を禁止

7月
  ※ 大井川堤防修築着工

8月
  (9日) 「藩札」の実態調査

9月
  ※ 伊豆田方郡、庄屋への不平「山論」を越訴

10月
  ※ 流通不能切小判を金と交換させる

11月
  (4日) 江戸大火、大名屋敷多く焼失/※ 小判切賃の騰貴を抑制すべく、
比価は「金1両=銀58匁以上」とする

12月
  ※ 桜島・霧島山噴火/※ 陸奥不作/※ 蝦夷地特産塩漬け膃肭臍おっとせい(強壮剤)の売買を許可/※ 寒造新酒の売買も許可

その他
 ※ 鴻池・菱屋・天王寺屋らが旧大和川河床に新田を開発

宝永3年

1月
  (11日) 柳沢吉保が大老となる/(14日) 江戸神田須田町から出火、本所・小伝馬町・新材木町焼亡/(15日) 京都田中村大火/※ 生類令追加「鳶・烏の巣の除去および痩せ犬の飼育」/※ 仙洞御料に3000石増献/※ 江戸で奉公人不足のため、知行取りは自分の領地から呼び、一年季のものはそのまま継続雇用とする/※ 仙台藩財政窮乏のため、藩士の次・三男が他領へ出るのを許可/※ 古金銀引替令新旧両貨通用令

2月
  (15日) 八王子千人同心56人、譜代の格を槍奉行に請願して、逆に追放される/(20日) 江戸南鍛治町から出火、南北4町東西2町焼亡/※ 江戸町名主らの“私曲”を戒告

3月
  ※ 町方の人宿寄子よりこの浪人男女を永く留め置くことを禁止/※ 奉公人の給金高騰。相対あいたいで協定させる

4月
  (7日) 栗山潜峰の死(36)/(14日) 戸田茂睡の死(78)

5月
  ※ 江戸市中に“物価引下げ”を命じ、暴利の豆腐屋を処罰

6月
  (6日) 「相場高値」によって宝字銀を鋳る(不足による通貨渋滞で、再び「新旧両貨通用令」)/(7日) 京都堀川下立売しもいたちの鼓師高井伝右衛門、鳥取藩士中山伝右衛門に、中山女房たねと密通したことで妻敵討めがたきうちされる/※ 女踊子・女奉公人または綿摘といった“遊女まがい”のもの、および狂言芝居の野郎・浪人野郎・役者・素人で狂言するものなどの町中徘徊を禁止する

―― 夏 ――
  ※ 高松藩領干害

7月
  (27日) 長崎東浜町の伝七、抜荷の罪で磔刑はりつけ。仲間4人は獄門/(29日) 柳沢吉保甲州金改鋳を許す(甲安中金)/※ 筑後八女郡星野、「庄屋への不満」を越訴/※ 攝津川口新田、地主への不平から、強訴/※ 根津権現「造営」は津藩、「境内地形ちぎょう(地固め)」は徳山藩に助役

8月
  ※ 「犬小屋の取扱いに疎漏があった」生類令違反者を追放/※ 「正月の門松の大形」を禁止/※ 町方の屋形船の数を、船持ちに“札1枚”を手交して「100艘」に制限

9月
  (15日) 江戸大地震。城の石垣所々あちこち崩壊/(同日) 宮古島も大地震/※ 紀伊は大水

10月
  ※ 江戸質屋の規則(“質物”をとるときは本人証人の二人が必要)を定める。呉服屋からの盗品が出回ったからである/※ 浅間山噴火

11月
  (2日) 伊勢山田、大火/(16日) 江戸四谷竹町から出火、4町半程焼ける/(20日) 江戸和泉いずみ町から出火、幅3町、長さ15町ばかり焼ける/※ 広島大火/※ 摂津大風、破船・死者多し/※ 大島に放鳥/※ 与力・徒士・坊主らの“熨斗目” “八朔の白帷子”着用を禁止/※ 町方で“売太女ばいた”を置き、または“辻駕籠に乗せて徘徊”させるのを禁止


12月
  ※ 法華僧(日蓮宗三島派)43人、同宗本流からの訴えにより、邪法を唱えた罪で流罪・追放/※ 春日社造営費に2万石を寄進/※ 女性の踊子師匠を禁止

その他
 ※ 伊勢参宮の道中に“男女交合”の見世物が出る/※ 弘前藩領、凶作

宝永4年

1月
  (15日) 江戸新同心町から出火。本所・小梅町まで焼ける/(同日)浪人の子柘植つげ平之丞乱心して、門番小笠原信濃守家来を傷つける/※ 小普請奉行間宮播磨守、いつも金を無心にくる妻方親類を、支配方に断って手討ちにする/※ 生類令追加/※ “寒造新酒”の発売を許可

2月
  (25日) 旗本徳永頼母たのも、寝所で元奉公の侍に殺害される。下手人は逃亡したが、手引きした草履取り七助磔刑はりつけ/(30日) 榎本其角の死(47)/※ 仙台大火、およそ2000戸焼失/※ 遊女の“町中の徘徊”“抱え置き”を禁止

3月
  (24日) 小姓組石来一学、乱心して姉聟の大番組頭窪田伊右衛門を殺して、自殺/※ 生類令追加/※ 江戸の失職の男女奉公人を調査/※ 焼け跡った古鉄の売買禁止/※ 海辺の「航路整備費」を年に1度、所有廻船数を基準にして廻船問屋に割り当て負担させる/※ 松明たいまつ篝火かがりびを焚いた白魚漁漁船の出漁数を、河川航行障害防止のため制限

4月
  (10日) 代官鈴木三郎右衛門、浅草の渡し舟内で賄所まかないどころの六尺彦太夫の無礼を咎め、刃傷沙汰に及んだので、改易

6月
  (20日) 大番前場清右衛門、家来に殺される

7月
  ※ 松前大雨・洪水。弘前藩領、田畑大損耗/※ 東海大風/※ 町中での“辻相撲踊り”を禁止/※ 宿場疲弊(“コスト高”ということですわな)のため人馬賃を東海道は3割、そのほかは2割増とする

8月
  (1日) 江戸小石川立慶橋へんから出火、幅4町・長さ30町焼ける/(7日) 火事で焼け出されて新番三宅権左衛門方へ居候していた小普請小屋七郎左衛門三宅を殺して自殺/※ 生類令追加/※ 広島藩領、暴風雨。田畑・民家大損害/※ 町中の牛車・大八車は“空車”でも宰領が付添うことを指示/※ 駕籠かきの「日傭札所持」を励行させる

9月
  ※ 生類令追加/※ 松前大雨/※ 備前・備中大雨・洪水・津波/※ 大風雨/※ 江戸近来マレな大風雨/※ 道心者・女巡礼が“灯篭・香炉に点火して”町中を徘徊することを禁止/※ 御浜屋敷造築を三次みよし助役すけやくさせる/※ 職人・日傭取りらの手間賃引き上げを抑制/※ 高知藩、財政窮乏のため“藩札通用”を禁止

―― 秋 ――
  ※ 広島藩領、蝗害銀札不通」を愁訴

10月
  (4日) 諸国(江戸・東海・近畿・四国)大地震、各所で津波。大阪では1万600余軒倒壊、3020人死す/(13日) 「藩札」や「年貢先納」を禁じる/※ 地震による“物価騰貴”の抑制・“買い溜め禁止”を命じる/※ 町方に 売太女を抱え置くことを禁止/※ 町人の規制外の衣服着用を禁止/※ 大名・旗本軍用金を新鋳のものと交換させ、領地での「紙幣発行・年貢先納・郷借」を禁止/※ 震災による物資の買占めを禁止し、物価高抑制を指示する

11月
  (23日) 富士山の噴火。東側から灰砂引出し田畑埋没。28日に至りようやく沈静し、肩に新山が出来て“宝永山”と命名。武蔵・相模・駿河に降灰1〜2寸もあり被害甚大/※ 溺死者の死体が流れ出ないように“川口”で止めさせる/※ 朝鮮・中国産の人参の“高値売買”を禁止

12月
  ※ 大坂大火。風邪流行/※ 弘前藩領、不作/※ 高松藩領、不作・飢饉/※ 讃岐小豆島、「漁場争い」を越訴/※ 宇和島藩領、「藩札通用禁止」で騒動/※ 「街路・河岸の雪や砂」を城の堀へ投棄することを禁止/※ 鶴岡など3藩に「諸宿場の修築」、高田など3藩に「駿府城修築」、宇都宮など3藩に「代官町花畠修築」を助役させる

その他
 ※ 蝦夷松前大火。67軒焼亡/※ 伊予宇和郡宇和島領、騒動/※ 讃岐小豆郡幕領池田村、越訴/※ 信濃善光寺本堂造営竣工

宝永5年

1月
  (7日) 富士山噴火降灰地賑恤のため全国に役金を課する/(8日)広島藩安芸世羅せら郡など奥山筋の村の農民が、城下へ強訴/(28日) 大銭(10文銭)を発行/※ 信濃高井郡松代領、強訴

3月
  (8日) 京都の大火。油小路へんから出火して、「御所」ことごとく炎上/(29日) 備中山田村の七兵衛、盗みの目的で胸上村伝九郎方へ放火。7月27日火刑ひあぶり。共犯のかめ獄門/※ 陸奥信夫郡福島領南矢野目村など、愁訴

4月
  (11日) 京都吉田、大火

5月
  (10日) ひそかに伊勢参宮していた小普請佐々伊織、遠島/※ 播磨美嚢郡下館領三木、越訴

6月
  (22日) 山城伏見、洪水/※ 岡山大風雨・洪水

7月
  (2日) 京都・畿内大風雨。神社・仏閣多数倒壊/※ 書院番安部助四郎方で、訪れた乳母の夫乳母を斬り殺し、助四郎にも傷を負わせた挙句、家来たちに斬り殺される

8月
  (24日) 伊藤担菴の死(86)/(28日) シドッチが屋久島に漂着

10月
  (29日) “官事”と偽って市人から金をかすめとった旗本高山兵左衛門・木村惣四郎

12月
  (24日) 関孝和の死(67)/(29日) 大坂道修どしょう町から出火、65ヶ町7491軒焼く。死者7人/※ 洛北八瀬と比叡山の立入紛争に、老中秋元喬知たかとも、「八瀬側勝訴」の判定を下す

その他
 ※ 相模足柄郡小田原領山北村など、越訴/※ 丹波何鹿いかるが郡3ヶ村、強訴/※ 播磨神東郡福本領寺前村など、愁訴

宝永6年

1月
  (10日) 江戸夜50日ぶりに大雨/(17日) 大銭
(宝永通宝)の通用を停止/(20日) 新将軍家宣いえのぶ生類憐みの令を撤廃。中野犬小屋も廃止/※ 水戸藩茨城郡25村の農民3000人が「藩札などについて」代官松波勘十郎の免職要求の強訴。松波は藩を追放される/※ 阿蘇山噴火/※ 懸案だった江戸飯田町の民家移転計画、中止

2月
  (16日) 江戸上野東叡山吉祥院で前将軍の法事中、旗本前田采女うねめが、御用掛織田監物を刺し殺す。前田狂乱のていではあったが、19日切腹/※ 無宿者の罪人を非人ひにん手下てかとする。また、罪を犯していない無宿者の逮捕は中止/※ 大名・旗本らの「月代さかやきを剃ること」を許可/※ 江戸城中での食禁を停止

3月
  (9日) 江戸下谷車坂大久寺から出火、東叡山の子院多く焼ける/※ 伊豆三宅島噴火/※ 金沢大火/※ 乞食の“束髪”を禁止/※ 歌舞伎役者の外出時に「短刀を帯び、紗綾・縮緬の衣服の着用」を禁止/※ 東大寺大仏殿落慶供養/※ 御家人らに武芸奨励/※ “酒運上”“箔運上”を廃止(箔座の廃止)/※ 鳥類・鰻・鯰・泥鰌の売買解禁/※ 六郷渡しの往来を円滑にする/※ 辻駕籠に違反乗用があり、駕籠かきは逮捕、町役人も処罰

4月
  ※ “猪・鹿・狼”が田畑を荒らし、人馬を傷つける場合には「玉込め鉄砲」で撃つことを許可/※ 大和郡山藩・桑名藩に交替で「禁裏造営」の助役を命じる/※ 寄合儒者新井白石、はじめて『通鑑綱目』を進講

5月
  (8日) 上野こうずけ群馬郡の総社領で、「誅求」を越訴/※ また御家人らに武芸を奨励/※ 伊勢内・外宮上棟むねあげ

6月
  (3日) 柳沢吉保の隠居/※ 流人・入牢者3800人、将軍宣下祝いで“非常大赦”/※ 新井白石を旗本に登用/※ 奉公人・請け人の不正を追及/※ 女巡礼の町中での勧化を禁止/※ 町中での夜間の踊りを禁止/※ 町中での博奕禁止/※ 鳶の者を“日傭座”の管理下に置き、「札銭」を徴収することにする/※ 借駕籠に法規遵守を指示/※ 牛馬を多数吹き続かせて交通妨害となることを禁止

7月
  (4日) 畿内および近国、大風。民家多く倒壊。小豆島で小笠原備中守の船が難破して、備中守水死/※ 大名への“恩貸金”は3分の1返納、旗本は全額免除/※ 役者前髪立まえがみだてが町中に出歩くことを禁止

8月
  ※ 農民誅求の領主を処罰/※ 北国路大地震。弘前・秋田・信濃、被害甚大/※ 僧隆光に禁足令/※ 盗んだ橋の鉄物かなもの銅瓦の密売を禁止

9月
  ※ 町中での独楽廻しを禁止

10月
  ※ 町方の女性の“片輪髻”、男性の“薄くした鬢・髪の中剃り”を禁止/※ 無許可者の鉄砲猟を禁止/※ 銭貨騰貴する

11月
  (1日) 初代坂田藤十郎の死(63)/(22日) 新井白石シドッチを訊問

12月
  ※ 東山上皇、病瘡で死没/※ 江戸近郊で、猟師以外が“鉄砲で鳥・獣を撃つこと”および“鉄砲所持”を禁止

その他
 ※ 琉球飢饉、死者2000人。鹿児島藩主、2000貫を賑救

宝永7年

1月
  ※ 伊豆三宅島噴火

2月
  (25日) 上総相馬郡相馬領で愁訴

3月
  (15日) 浅間山噴火/(18日) 長崎榎津町の新助、抜荷が露顕して大坂へ高飛びしたが、駕籠かきと喧嘩して捕まり、長崎へ送り返されて、死罪/(同日) 備前無宿善左衛門抜荷の罪で那賀崎で磔刑はりつけ。抜荷の資金を提供した長崎西築町与兵衛も同刑

4月
  (15日) 『武家諸法度』を改訂/※ 改鋳を命じる/※ 村上藩の85ヶ村の農民が江戸に越訴/※ 越後蒲原郡幕領太田村など、越訴/※ 播磨多可郡幕領安楽田町、愁訴

5月
  (30日) 桑名藩士野村増右衛門、郡代役として不正が多かったため、同類30人とともに斬/※ 京都で飛鳥井家と難波家の蹴鞠道けまりどうの本家争い中、難波家の家来岡田安兵衛(66)が、飛鳥井家の安田右京(46)に斬り付け、飛鳥井家家来に殺される。斬り付けられた安田も6月18日切腹/※ 佐渡羽茂郡幕領夷組など、越訴

6月
  ※ 播磨神東郡福本村ほか、越訴

7月
  (10日) 長門豊浦郡萩領浮石村、越訴/※ 讃岐小豆郡池田村ほか、越訴/※ 長門美祢みね郡伊佐山中村、逃散

8月
  (21日) 徳川綱条つなえだ『礼儀類典』を幕府に献上/※ 江戸市中の“奉公人請人”に「人宿組合」を作らせる

9月
  (29日) 大坂東堀油屋橋際も油屋の娘そめ(2つ)、丁稚久松(13)が守をしているうち、川へ落ちて水死。久松、土蔵内で首吊り自殺

11月
  (4日) 長崎大井手町の喜右衛門、抜荷の罪で磔刑はりつけ。共犯の船頭与惣次は獄門/(同日) 長崎内中町の伽羅きゃら目利き(鑑定人)和泉屋市郎左衛門、抜荷の罪で磔刑。婿の太右衛門自殺

12月
  (5日) 大坂淡路町飛脚屋忠兵衛、北新地“槌屋”の芸者梅川と心中。金に困って江戸へ送る預かり金250両の封印を破った容疑で吟味中、牢死したともいう。近松門左衛門『冥土の飛脚』のモデルとなる/(19日) 江戸神田小柳町真田家中屋敷から出火、幅4町・長さ25町焼ける/※ 周防吉敷郡萩領長野村、越訴

その他
 ※ 全国痘瘡流行。小児10人中8〜9人死す/※ 遠江で「夫免高廃止要求」の強訴

宝永8年(正徳1年)

2月
  (7日) 新井白石の建議で朝鮮来聘使の待遇を改める/(13日) 井伊直該が大老となる

3月
  (25日) 三宅観瀾・室鳩巣を幕府儒員とする

4月
  (25日) 正徳改元


6月  ※ 新発田藩32ヶ村の農民が大庄屋と争う(与茂七騒動)

11月  ※ 安房北条藩の農民が強訴(万石騒動)

12月  (1日) 浅見絅斎けいさいの死(60)


その他「宝永年間」の出来事
 ※ 金尺の松崎吟之進、恋人の仇留屋権蔵兄弟を討つ


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