アメダス地点を訪ねて
 〜アメダスの地域代表性を考えるページ〜

 文・千葉 晃

アメダスって何?
 アメダスとはよく天気予報で聞くアメダスとは地域気象観測システム のことで、気温・降水量・風向/風速・日照(これらを4要素と言う)と 積雪地では積雪深を自動観測するシステムです。基本的に1時間に1回の 観測ですが分解能は10分で記録もされているようです。その他に、雨量だ けを観測する雨量ロボットもあります。4要素を観測できる地点は全国に 約840カ所あり、21km四方に1つある勘定になります。1時間に1回気象 庁に電話回線でデータを送っている自動観測装置です。
アメダス地点はどこにある?
 気象庁で閲覧した資料によるとアメダス地点の位置はマル秘情報だった ようです。しかし、(財)気象業務支援センターから地域気象観測所一覧表 というアメダスのリストが刊行されており、事実上誰でもその位置情報を知 りうることが可能になっています。ちなみに、どのような場所に置いてある かというと、各種学校の校庭、役所の庭、農業試験場、消防署、浄水場など、 いわゆる税金で運営されている土地に設置されているのが一般的です。

典型的なアメダス
 この写真は典型的なアメダス地点を表したものです。柵に囲まれた芝生の露場 があり、その中に測器感部と変換・処理部の2つからシステムは構成されていま す。多雪地などでは柵の無いタイプもあります。コンピュータの部分はJMA89型 有線ロボット気象計と言います。
アメダス地点の地域代表性 
 アメダス地点は、全国たくさんの地域にくまなく網羅されているといい ましたが、みなさんも自転車に乗って大きな公園の近くを通ったときに す〜っと涼しくなったりしたことはありませんか?気候や気象現象は、細 かく区切ればキリがありません。ただ、周辺よりも明らかに気温が低い場 所、高い場所、風の通りやすい場所に設置しては本来の役割を示さないこ とになってしまう訳です。このように、「点」であるアメダスがどれくらいま で広い周辺の気象条件を面としてカバーすることができるのか?というこ とが大変重要な問題になってきます。
このページの目的
 このようなことを鑑み、できるだけ通りがかったアメダス観測地点を写 真に納めてみました。テレビの天気予報などで話題に登った地点は、是非 ごらん頂き、「ああこんなところのデータなんだな」というのを認識して いただければと思います。

 沖縄県と東北地方そして北海道がやっと出来ました(02年8月)  
北海道地方 沖縄県
東北地方 関東地方(工事中)
四国・九州(工事中)
以下には代表的な4地点を掲載してみました。与那国島はまだ訪問していません。 端っこ+最寒のAMeDASはどこも寂しいところでした。

日本最北端のAMeDAS(宗谷岬)写真中央の丘陵部にある
この写真は1998年7月29日17時30分頃に撮影したが、東南東の風、 風速7m/sで気温は14.2℃だった。 

日本で最も寒いAMeDAS(江丹別−旭川市)
1985年1月24日午前7時、−37.1℃の記録(1979年からの統計)はまだ抜かれていない

有人島日本最南端のAMeDAS(波照間−八重山郡竹富町)
稚内から一気に3000kmくらいの距離がある。サトウキビ畑のど真ん中。けれど景色は 海さえ見なければどことなく北海道っぽいのが驚き。

日本最東端のAMeDAS・納沙布岬
大きな道路から折れて1分ほど入った番屋入り口から見えた。寂寥感ただよう。 向こうはもうロシア領。
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