洋ラン学園
21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に
開花株を買って1年後に咲かせる
どの種類も同じ世話
苗と衣食住の4原則
温室・ミズゴケ・バーク・ラン鉢・殺虫剤を使わない


2018年版(5/3-)
まえがき
このホームページでは表題のような目的で易しくて新しい科学的な方法を提案しています。
今年はその要点を最近全日本蘭協会で行った講習の内容を中心にまとめていきたいと思います。
また、種類によっては、生長の仕方や花の咲き方などの情報がネット上でほとんど見つからないものがあるので、基本的な情報の提供に努めます。


目次
はじめに 洋ラン学園の願い、洋ラン栽培の三大問題、洋ランの特徴 苗と衣食住の4原則、苗選びと衣食住の世話
あらまし
洋ラン学園の目標や方法 目標:開花株を入手して1年後に咲かせる
各種の育て方と開花の例
2018年の育て方と咲かせ方の例
今月の洋ラン・洋蘭24節気・最新
まとめ



はじめに


1 洋ラン学園の願い
(1) できるだけ多くのらんを助けたい
(2) 地球にやさしく楽しみたい
(3) 多くの人にランを楽しんでもらいたい
2 洋ラン栽培の三大問題
(1) 直ぐに枯れる
(2) 中々咲かない
(3) 貰ったが初めてでどうしてよいか分からない
3 洋ランの特徴 苗と衣食住の4原則
(1)住:洋ランの原産地は熱帯など-寒さに弱い
(2)衣:洋ランは木に着生し根はむき出し、鉢植えでは根腐れしやすい
(3)食:洋ランは雨季に生長し、乾季に花が咲く
(4)苗:洋ランは開花株から脇芽が出て1年後までに親並みに育って咲く
以上のような洋ランの苗と衣食住の特徴にあった育て方をしないと、枯れたり咲かなかったりするのです。
4 洋ラン学園の「苗選びと衣食住の世話」
洋ラン学園では、上に述べた洋ランの「苗と衣食住の特徴」に合わせた分かりやすい方法により、誰でも洋ランを易しく育てられて咲かせることを目指しています。
その要点を以下にまとめます。
(1) 苗選び:丈夫で生長旺盛で咲きやすい種類、大型種の脇芽の付いた大型株を選ぶ
(2) 住の世話:夏以外は保温・防寒・加温などによりできるだけ暖かさを保つ
(3) 衣の世話:根を薄着にするために浅くて広くて底穴の多い鉢に根を直置きにして薄植えにする
(4) 食の世話:梅雨から9月まではどんどん水やりし脇芽を大きく育てる
5 まとめ
次からは以上の方針に基づいた具体的な育て方・咲かせ方を紹介していきます、




1 洋ラン学園の願い
(1) できるだけ多くのらんを助けたい
コチョウランを中心に贈答用に蘭が大量に売られています。
しかしそのほとんどが消耗品として枯れて捨てられていきます。
少なくとも家庭に入った苗は枯れることなくまた咲いてほしいと思います。
(2) 地球にやさしく楽しみたい
洋ラン栽培では温室で暖房したり、湿地のミズゴケを大量消費したり、農薬や殺虫剤で環境を汚染したりが付きまといます。
これらを使わないで栽培できれば地球にやさしくできます。
(3) 多くの人にランを楽しんでもらいたい
きれいな洋ランの花を見て育てようと思っても大抵直ぐに枯れるか全然咲かないかのことが多いです。
普通の消費者が普通の植物に近い程度の世話で育てたり咲かせたりする方法が望ましいです。

2 洋ラン栽培の三大問題
(1) 直ぐに枯れる
洋ランは主に冬に花付きが売られていて、買ってきて部屋などで世話してもすぐに枯れてしまい難しい
(2) 中々咲かない
洋ランの中では丈夫な種類を育てているが何年たってもちっとも咲かずつまらない
(3) 貰ったが初めてでどうしてよいか分からない
お祝いやお歳暮に立派な鉢を貰ったが初めてのことでどうしてよいか分からない

3 洋ランの特徴
苗と衣食住の4原則
上の三大問題のような悩みを解して決洋ランを上手に育てて咲かせるには以下に述べる、
一般の植物と比べた洋ランの特徴にあった方法を取るのが良いと思います。
分かりやすくするために、苗、と、衣食住、というキーワードで整理します。
(1)住:洋ランの原産地は熱帯など-寒さに弱い
洋ランの原産地は下の地図に示すように主に赤道を中心に両回帰線に挟まれた熱帯です。
熱帯産植物は10℃以下では枯れる傾向があると言われています。
従って我が国の気候では寒すぎるわけです。
そのため寒さ対策をした置き場所が必要です。

(2)衣:洋ランは木に着生し根はむき出し、鉢植えでは根腐れしやすい
洋ランの原種は自生地では樹木に根が張り付いてむき出しです。
オランウータンのような樹上生活者です。
従って普通の植物のように鉢植えにすると根が窒息して枯れてしまいます。
 
(3)食:洋ランは雨季に生長し、乾季に花が咲く
世界の大半の地域では一年は四季よりも雨季と乾季に分かれています。
洋ランは雨季に生長し乾季に花を咲かせます。
育てていて雨季に当たる夏に水やりが足りないと咲きません。
(4)苗:洋ランは開花株から脇芽が出て1年後までに親並みに育って咲く
洋ランは宿根草です。
乾季に花が咲いた後脇芽が出て、雨季に生長して親並みに大きくなって1年後にまた花を咲かせます。
親株が大きくないと、雨季に当たる夏に脇芽が大きくならないため咲きません。
以上のような洋ランの苗と衣食住の特徴にあった育て方をしないと、枯れたり咲かなかったりするのです。

4 洋ラン学園の「苗選びと衣食住の世話」
洋ラン学園では、上に述べた洋ランの「苗と衣食住の特徴」に合わせた分かりやすい方法により、誰でも洋ランを易しく育てられて咲かせることを目指しています。
その要点を以下にまとめます。
(1) 苗選び:丈夫で生長旺盛で咲きやすい種類、大型種の脇芽の付いた大型株を選ぶ

(2) 住の世話:夏以外は保温・防寒・加温などによりできるだけ暖かさを保つ
(3) 衣の世話:根を薄着にするために浅くて広くて底穴の多い鉢に根を直置きにして薄植えにする
(4) 食の世話:梅雨から9月まではどんどん水やりし脇芽を大きく育てる
5 まとめ
次からは以上の方針に基づいた具体的な育て方・咲かせ方を紹介していきます、



洋ラン学園の目標や方法


1 目標 易しくて達成できる目標があると
開花株を入手して1年後に咲かせる
2 方法と手順
苗:開花見込み株の入手、衣:重ね着鉢増し、食:夏は雨季・水やり、住:夏以外は保温・加温、
温室・ラン鉢・ミズゴケ・バーク・農薬は使いません
3 対象とする種類
園芸店で普通に売られている種類全般、高山植物などは除く

1 目標 易しくて達成できる目標があると
開花株を入手して1年後に咲かせる
洋ランを育てるのは花を咲かせるのが目的ですから、花を咲かせることを目標にして、そのための方法を進めることにします。
洋ランの大半は、開花株のもとから脇芽が出て、それが1年で親株並みの大きさに育ち、花が咲きます。

2 方法と手順
苗:開花見込み株の入手、衣:重ね着鉢増し、食:夏は雨季・水やり、住:夏以外は保温・加温
苗:開花見込み株の入手
花を咲かせるためには、育てる株が脇芽が1年後に親並みに大きくなる可能性のある「有望株・開花見込み株」でなければなりません。
売られている種類や鉢は必ずしもそういう株であるとは限りません。

衣:重ね着鉢増し
洋ランの原種は、ほとんどが樹木に着生し、気根を伸ばしています。
鉢植えは本来の姿でないため、とても根腐れしやすいのです。
また植え込み材料はミズゴケカバークで有機質のため2-3年で必ず腐り、そのため根も腐ります。
また有機質の材料は夏は乾きやすく水をはじき、低温期には乾きにくく根腐れするため世話が難しいですします。
一方植え込み材料を取り除く植え替えは枯れの最大の原因です。
そこで入手した鉢は、そのまま、浅広鉢に移して周りを無機質の鹿沼土で埋める「重ね着鉢増し」にすると、失敗が無く世話がしやすくなります。

食:夏は雨季・水やり、
枯れないのに咲かない最大の理由は水不足です。
慣れないうちは根腐れが怖いため水やりが少なくなりがちです。
すると生育不良のため花が咲かず、しかも年々小さくなっていきます。
高温期には殆ど根腐れしないため水やりしても大丈夫です。
しかも浅広鉢で根は適湿を保てる鹿沼土の部分に伸びるため吸水も順調です。
そこで脇芽が十分育って花が咲きます。

住:夏以外は保温・加温
洋ランの原産地は、熱帯か亜熱帯です。熱帯産植物は10℃を下回ると冷害になります。
沖縄では屋外のコチョウランやデンファレが冬に咲いています。南回帰線に近くほぼ熱帯です。最低気温は冬でも10℃以上です。
最低気温が10℃を下回る季節には保温加温をすると生長が促進され冷害を防げます。

温室・ラン鉢・ミズゴケ・バーク・農薬は使いません。

3 対象とする種類
園芸店で普通に売られている種類全般、高山植物などは除く
洋ランには、シンビジウム、デンドロビウム、カトレア、コチョウランなど色々あります。
洋ラン学園では、ほとんどの種類を同じ方法で育てて咲かせます。
例外は「高山植物」です。国産でも高山植物(山野草)は育てにくいので、高山性の洋ランはなおさらです。
「クールオーキッド」と呼ばれ、順調に育てるには冷房が必要ですから、洋ラン学園ではとりあげません。

表 洋ラン学園で育てて咲かせる種類、赤は易しくて咲きやすい、桃はそれに近い、緑は注意が必要、茶は対象外
ク゛ルーフ゜仮称
属(学問的なものではありません)
五大属基本種1シンビジウム*、2デンドロビウム2+下垂種、3カトレヤ、3+ミニカトレア、3カトレヤ原種、4コチョウラン(4+ミニ)、5パフィオペディルム
新五属普及種6オンシジウム(+近縁属・属間交配種6+ミニ、6+ミルトニア・スペクタビリス、7エピデンドラム、8ジゴペタラム、9セロジネ、10ミニバンダ
続五属花物 11デンファレ(11+フォーミテ゛ィフ゛ル)、12キンギアナム*(12+大明石斛タイミンセッコク*)13バンダ**、14グラマトフィラム、15デンドロキラム
16マキシラリア17キシロビウム
東洋蘭和蘭
石斛(長生蘭)、二風蘭(富貴蘭)(二+名護蘭)、三春蘭*中国春蘭・金稜辺、四エビネ*、五報歳蘭*(五+駿河蘭*)
山野草対象外aミルトニア、bリカステ、cオドントグロッサム、dソフロニティス、eマスデバリア




各種類の育て方と咲き方の例


開花株を入手してから1年後に花が咲くまでの経過の例を各種類について示します。
咲きやすい種類とそうでない種類があります。
また丈夫で育てやすい種類と、そうでない種類があります。
園芸店で比較的手に入りやすく育てやすい種類を、以下のようにいくつかのグループに分けています。
各種類に共通した苗の選び方などは予め全体について代表例で述べます。
種類ごとの詳しい内容は表のリンク先にもあります。
1 共通の世話と開花の代表例
2 各種類
五大属
1シンビジウム*、2デンドロビウム2+下垂種、3カトレヤ、3+ミニカトレア、3カトレヤ原種、4コチョウラン(4+ミニ)、5パフィオペディルム
新五属
6オンシジウム(+近縁属・属間交配種6+ミニ、6+ミルトニア・スペクタビリス、7エピデンドラム、8ジゴペタラム、9セロジネ、10ミニバンダ
続五属
11デンファレ(11+フォーミテ゛ィフ゛ル)、12キンギアナム*(12+大明石斛タイミンセッコク*)13バンダ**、14グラマトフィラム、15デンドロキラム
16マキシラリア17キシロビウム
東洋蘭・和蘭
石斛(長生蘭)、二風蘭(富貴蘭)(二+名護蘭)、三春蘭*中国春蘭・金稜辺、四エビネ*、五報歳蘭*(五+駿河蘭*)


1 共通の世話と開花の代表例
苗:種類と苗の選び方
洋ランには丈夫でよく育って世話が楽で咲きやすい種類と、寒さや病気に弱くてく咲きにくい種類があります。
慣れないうちは丈夫で咲きやすい種類でないと苦労が多くて咲きません。
また同じグループでも、大きくて丈夫で脇芽が出やすく生長の盛んな種類とそうでない種類があります。
一方、同じ種類でも大株で脇芽の成長が見込める株と、若くて小さくて脇芽の生長の望めない株とがあります。
従って開花の見込める有望株を入手しなくてはなりません。

衣:重ね着鉢増し
入手した株は、乾きやすい鉢に新しい材料で植えられて根が元気な鉢と、乾きにくい鉢に古くて腐りかけた材料で植えられて根も腐れかかっている鉢があります。
またシンビジウムを始めとして、鉢一杯に根が張り、開花株が鉢のへりにあって、脇芽の伸びる余地のない窮屈な鉢もあります。
丈夫な種類や株では植え替えしても大丈夫なこともありますが、植え替えはしない方が無難です。
そうかといってそのままでは、生育不良や根腐れになって開花が望めません。
そこでここでは全ての種類に最大公約数的にできる方法を示します。
それは、植わっている鉢からそっと抜いて、浅くて広い鉢に移し、隙間を鹿沼土で植える方法です。

食:夏は雨季・生長期
暖かくなるまでは、そんなに水はいらないため、水やりを頻繁に多くする必要はありません。
梅雨入りのころは温度が高くなって根腐れしにくくなるので、多くの種類を雨ざらしにして、さらに水やりも多くします。
そうすると脇芽の生長が旺盛になり、夏の終わりまでには脇芽の背丈が親株並みになります。
そうすると秋には脇芽が太って充実し、花芽が出てくるようになります。

住:低温期の保温と加温で開花へ
夏の高温期以外は気温が原産地よりも低くなり生長が鈍くなります。
温室を使わない場合は成長が鈍くて咲きにくくなります。
そこで夏以外の季節には少しでも日当たりと高温にすることでずっと咲きやすくなります。



2 各種類の世話と開花の例
1 シンビジウム
近年の種類は金稜辺などの東洋蘭との交配種が大半です。最も丈夫で生長旺盛で咲きやすいため、世話も他の種類より
苗:大株で
住:周年屋外(最低気温-5℃以上)、置き場所は昼間の直射日光を避ける・湿り気があるなら慣れたら日向で直射日光可、冬は霜除け・雪除け、-3℃を下回る日は軒下などが無難
衣:春暖かくなったら鉢から抜いて浅広底穴鉢に据え、周りに鹿沼土を入れる
食:特に梅雨明け以降に水切りさせないよう、夏は2-3日おきに水やり、春暖かくなったら緩効性顆粒化成肥料を置肥
例 2016-17年
アリシア・スノーエンジェル (2018.6.15再掲)
5月後半
植え替え
アリシア・スノーエンジェル
根鉢の底だけほどいて重ね着鉢増し
  

     
左5月後半                       右7月初め
#3草丈8.5cm基幅2cm厚み1.1cm葉7枚         #3草丈29cm基幅2.5cm厚みcm葉10枚#7,22cm

7月初め
新芽の伸び、例年に比べてやや小さめです。出が5月頃で遅いです。
植え替え後日焼けを防ぐために植え込みの中で日が当たらず、雨に十分当たったかどうか不明で肥料もまだです。
置肥

7月末
旺盛な伸びが続いています。バルブが太り始めています。

8月前半
旺盛な伸びが続いています。バルブの太りが目立つ株もあります。葉の増えはほぼ止まりました。が1枚増えました。花茎らしい丸い新芽が1本出てきました。


9月後半
旺盛な伸びが続いています。一部は半月で葉が1枚増えました。草丈の大きい株ほどバルブの太りも早そうです。

10月後半
9月後半のバニラスカイに続いてアリシア・スノーエンジェルに花茎
草丈60cm以上、バルブ幅3cm以上、葉の枚数12枚以上は秋に花茎が出ています。

11月前半
新芽#3のバルブが高く太くなり、花茎が伸びて太くなりました。
左:全体。右:左株#-3、横に新芽、中株#-1。
  

左:株#-3の花茎。次:株#-2の花茎、右には株#-3。次:中に秋新芽。右:古株のバルブ、株#2は幅広、株#1は小球状。
   


12月前半
新芽#3のバルブが高く太くなり、花茎が伸びて太くなりました。


2 デンドロビウムノビル系(セッコク交配種)  (2018.6.15再掲)
デンドロビウムと言えばいわゆるノビル系で、通常売られている小型種は大半が和蘭のセッコクとの交配種です。最も丈夫で生長旺盛で咲きやすいため、世話も他の種類より
苗:大株で
住:周年屋外(最低気温-5℃以上)、置き場所は昼間の直射日光を避ける・湿り気があるなら慣れたら日向で直射日光可、冬は霜除け・雪除け、-3℃を下回る日は軒下などが無難
衣:春暖かくなったら鉢から抜いて浅広底穴鉢に据え、周りに鹿沼土を入れる
食:特に梅雨明け以降に水切りさせないよう、夏は2-3日おきに水やり、春暖かくなったら緩効性顆粒化成肥料を置肥
例 スノーフレーク オトメ


2+ デンドロビウム下垂種  (2018.6.18再掲)
デンドロビウムノビル系と似て茎が針金のように細く葉も小さくて厚く下垂します。中国南部原産。細茎・薄葉種なので水を切らさず、新芽を大きくします。小さな株立ち株では、開花株の途中の節から出た枝に咲きます。



3+ ミニカトレア (2018.6.15再掲)

ミニカトレアの内、大型の種類の大株は、丈夫で生長が旺盛で咲きやすいです。半年型と1年型があり、1年型の方が新芽が育つゆとりがあるため咲きやすいです。
苗:1年型の大株の群生株が有望です。バークでプラスチック鉢植えの方がミズゴケで素焼き鉢植より易しいです。冬よりも夏に始める方が安全です。
住:夏に入手した場合は直射最低気温が10℃未満の時期は室内の方が根腐れしにくいです。室内でも最低温度が10℃以上あれば安全です。周年屋外(最低気温-5℃以上)、置き場所は昼間の直射日光を避ける・湿り気があるなら慣れたら日向で直射日光可、冬は霜除け・雪除け、-3℃を下回る日は軒下などが無難
衣:春暖かくなったら鉢から抜いて浅広底穴鉢に据え、周りに鹿沼土を入れる
食:特に梅雨明け以降に水切りさせないよう、夏は2-3日おきに水やり、春暖かくなったら緩効性顆粒化成肥料を置肥
例 

4+ ミニコチョウラン (2018.6.15再掲)
ミニカトレアの内、大型の種類の大株は、丈夫で生長が旺盛で咲きやすいです。半年型と1年型があり、1年型の方が新芽が育つゆとりがあるため咲きやすいです。
苗:1年型の大株の群生株が有望です。バークでプラスチック鉢植えの方がミズゴケで素焼き鉢植より易しいです。冬よりも夏に始める方が安全です。
住:夏に入手した場合は直射最低気温が10℃未満の時期は室内の方が根腐れしにくいです。室内でも最低温度が10℃以上あれば安全です。周年屋外(最低気温-5℃以上)、置き場所は昼間の直射日光を避ける・湿り気があるなら慣れたら日向で直射日光可、冬は霜除け・雪除け、-3℃を下回る日は軒下などが無難
衣:春暖かくなったら鉢から抜いて浅広底穴鉢に据え、周りに鹿沼土を入れる
食:特に梅雨明け以降に水切りさせないよう、夏は2-3日おきに水やり、春暖かくなったら緩効性顆粒化成肥料を置肥

強い種類は他のランと同様に重ね着鉢増しで大丈夫です。ファレノプシスと近縁のドリティスとの交配種ドリタエノプシスの仲間です。
例 白花パープルジェム、
Dtps. Purple Gem、Doritis pulcherrima x Phal. equestris
12年7月後半に開花株を入手し、鹿沼土植えに植え替えたのが1年後に開花、ドリティスとの属間交配種で丈夫
12年8月初め
植替え
鉢#1   

2013年3月後半
 

葉が雨ざらしによる炭疽病に罹ってしまいました。
 

2013年
8月後半
昨年7月後半に開花株を入手し、鹿沼土植えに植え替えたのが1年後に開花、ドリティスとの属間交配種で丈夫。
 

鉢#1
  

鉢#2
夏に開花
 


5パフィオペディルム
5大属の一つですが、複茎種の中では珍しく脇芽が出てから花が咲くまでに他のランと同じような育て方では2-3年かかります。特殊な根をしていて根腐れや枯れが起きやすく小型の薄葉種は雨ざらしで炭疽病になるなど病気になりやすいです。このため咲かせるのが難しくなります。大株で未開花の脇芽が大きくなっている有望株の入手が必須です。。また高温期の乾きすぎや低温期の過湿にならないように注意が必要です。


2014年
2月末
最も育てやすく咲きやすい緑葉・やや厚葉・整形・大型種開花株を入手
園芸店で大型種の大株の開花株を入手しました。脇芽も大きなものが付いている有望株です。但し種名は分かりません。
以降の経過からも分かるように、「趣味でない園芸」で花を咲かせるには「種名の分かった小株」より断然有利です。
鉢#1 KP728 緑葉、2株立ち、」花整形大輪
株#1 大葉4枚、最大24.5x4.8cm、止め葉無し、開花中
株#2 葉計6枚大葉5枚、最大21.5x4.8cm、新葉6.5x2cm
  
左:開花親株。右:親に近い大きな脇芽


鉢#3 OS2026、斑入り葉、やや淡緑色、3株立ち、開花後
株#1 大葉4枚、最大25x6cm、止め葉無し
株#2 葉計6枚、最大23x5.4cm、止め葉、シース4cm2.5cm
株#3 新芽、葉計5枚、最大11.5cm
  
左:花後の株#1、中・右:シースの出ている株#2


新芽、株#3

5月前半
鉢#1
  
左:開花済の親株#1。中:新芽#2。右:同:枯れかけた2枚目?の葉と伸び始めた6枚目の葉


鉢#3
株#2が開花
シース付き鉢で二番花を楽しめました。
花更14cm蕾5cmから
 
左:開花済の親株#1。右:開花寸前の脇芽#2。

 
左:新芽#3。右:同拡大図。

6月後半
植替えをせず、乾きやすい植込み材料で水切れ気味ですが、新芽は順調に伸びています。肥料は既にやっています。
子株は大きいですが、新葉が出ません。

鉢#3
親株に続いて子株#2が咲き、孫株#3が大きくなっています。
  
9月前半

鉢#1
冬新葉が伸びて、秋新葉が出てきました。
新芽#3が出て丈が6cm葉が4枚です。



鉢#3

  



12月後半
鉢#1
子株の葉が伸びてシースが出てきました。新芽#3が伸びて丈が9cmになっていますが新葉は出ません。

2015年
9月後半
鉢#1
子株#3の葉が伸びて新しい5枚目の葉は10cmを越えました。



6 オンシジウム
切り花が多く出回るオンシジウムは、丈夫ですが花を咲かせるのはやや難しいです。売られている鉢植えがミズゴケが古くて腐っていたり、脇芽の出る位置がだんだん高くなってしまったり、半年型で脇芽の生育が不良だったりします。黄色で多く出回る種類の内ゴワーラムゼイは1年型なのでその点では咲かせやすいです。



6+ ミニオンシジウム(2018.6.17再掲)
小さいため水不足だと落葉し脇芽が育たず咲きません。ペットボトル植えで腰水で咲きました。
2009年
10月6日 トゥインクル'ダイヤモンド・ファンタジー'の開花株を入手 13日9cm透明ポリポット深鉢に植え替え
11月10日 トゥインクル’フラグランス・ファンタジー’の開花株を入手
いずれも、小さな鉢に数株が寄せ植えされています。
2010年
翌春に、少し大きめの鉢に標準の植え方で鉢増ししました
真夏は木陰に置き、水をたっぷりやりました。
最高気温が25℃を下回ってきたら、西日の当らない日向の地上に移しました。
9-10月に相次いで花茎が出てきました。
9月19日、トゥインクル’フラグランス・ファンタジー’と'ダイヤモンド・ファンタジー'、計3株から花茎が出ています。10cm前後

 10/25 花茎が20cm近くに伸びてきました。
 
トゥインクル’フラグランス・ファンタジー’は新しい方は2鉢とも花茎が出ました。古い株は出ませんでした。
 
左 トゥインクル'ダイヤモンド・ファンタジー'花茎が数本 右:ピンクパンサーは花茎が出てきません。
11月27日 真昼前後に直射日光のあたる場所に、雨ざらしで置いてあります。水やりは週1回程度です。
上からちょうど一月後、花茎や蕾はとてもゆっくり大きくなります。白っぽく見えるのは前の花の跡、花茎の数も増えます。
上の注意に気をつけて、これからは、雨ざらしと、上から水を掛けるのは控えますが、まだ寒さの害は出ていないので引き続き外に置いておこうと思います。


6++ ミルトニア・スペクタビリス(2018.6.18再掲)

左:京紫、右:江戸紫
オンシジウムの仲間で、1年生で丈夫で咲きやすいです。後のジゴペタラムに似て、新芽は雨ざらしで腐りやすく、新葉は直射日光では日焼けします。株の両側から脇芽が出るので片側は芽欠きしないと小さくなります。
2011年
10月
ミルトニア・スペクタビリスの改良種、江戸紫と京紫の開花大鉢を入手

2013年
4月前半
鉢増し
 1年型秋咲で、元気のない株ほど新芽が出るまでの休眠が長くなっています。秋芽、冬芽に続いて一部は反対側から春芽が出たりしています。伸びている芽とまだ休んでいる芽があります。
大株大鉢、2鉢とも、入手した時の黒ビニール鉢バーク植えのままで元気です。
江戸紫:早く暮れごろから出てもう大きくなっている冬芽と、後から出て小さい芽があります。
左:群生株の全体、中:右に大きく伸びた秋芽と手前の後から出た小芽、横に伸びるので懸崖作りにしようと思っています。
右:開花株の根元には細い気根が沢山出ています。
  

5月後半
子株の生長、かなり大きくなりました。
新葉、葉の枚数が増えており、新葉を出し続けているようです。
植替え、必要な鉢は済ませているため、しません。
肥料、子株の生長が盛んなので、置肥します。
江戸紫
鉢増ししましたが、植え傷みなく順調に生育、バルブの両側から芽が出ている場合は生育が悪ければ芽欠きします。
 



7 エピデンドラム
春先にボールのような小花の塊が株立ちになった大鉢が良く売られています。うまく咲かないのは細茎薄葉種のため水切れすると弱りやすいためでしょう。また、ミズゴケ植えが寄せ鉢になっている場合など、ミズゴケが腐っていて植え替えが必要なことが多いです。花の終わった花茎の途中から新しい花茎が出て2番花を楽しむことがdきます。



8 ジゴペタラム(2018.6.17)
新しい脇芽が育ちかけで花芽が出るという特異な性質があります。新芽は葉が筒状に巻いていて雨ざらしだと腐ることがあります。また日焼けしやすいです。
ジャンピン・ジャック'ビッグ・ビーンズ'、
2011年 
2月前半
開花株入手草丈46cmバルブ4本5x4x2cmまで、開花芽は丈29cmバルブ無、
二重鉢、内黒ビニール鉢、バーク小粒植え
2012年
3月前半
生長凍害がほとんど全部と夏芽の芯とが枯れました

4月後半
生長春新芽#6'が5cm

6月前半
春芽#6'が、丈21x2.5cm、12x4.5,13x3vcm。花茎4cm、
夏新芽#31 5x0.9cm。

凍害に耐えて出た新芽から花茎と蕾

7月前半
春芽#6’が、29x2.6x1.7cm基に厚み、長4枚20x6cm。花茎20cm、3個2cm。
夏新芽#31 11x1cm、長3枚7x2.5cm。


7月後半
春芽#6'が、丈31x2.5x1.812枚#10,23x6.3cm。花茎20cm、3個2cm。
夏新芽#31 15x1cm、7枚#5,11x3.6cm

8月前半
春芽#6'が、開花後も伸び、太りは止まって37cmx2.6x1.7cm、13枚、30x5.3cm。
夏新芽#31 伸びて17x1.4cm、長増えて8枚13.5x3.5cm。

9月後半
生長
春芽#6が、開花後の伸びはほぼ止まって基が太り38cm、3.2x1.9cm、13枚、cm。
新芽#31 少し伸びて21.5x1.4cm、8枚、最大#7、18x3.3cm。

10月前半
生長春芽#6が、開花後の伸びは止まってやや太り38cmx2.8x2.1cm、、13枚、大きくなって最大33x6cm。
夏新芽#31 伸びて21x1.5cm、、変わらず8枚大きくなって最大18x3.3cm。秋新芽#7、#6の子1.5cm。

11月後半
生長春芽#6'、バルブが見え始めて高さ3.5cm幅3cmまで、13枚、伸び最大36x6cm。
夏新芽#31 伸び止まり21cm、バルブ見え始め2.8x2cm、、。
秋新芽#7、#6の子伸びて5cm幅0.7cm、秋新芽#6R新たに出て4x0.9cm。

11月後半
秋芽#75幅0.7cm、秋新芽#6R4x0.9cm。

9 セロジネ
細くて硬い針金のような根をしており植え替えに弱そうです。重ね着鉢増しなら大丈夫です。交配種のインターメディアと原種のクリスタータが出回りますが、育てやすく咲きやすいのはインターメディアの大株です。クリスタータは特に脇芽のバルブが生育不良で咲かなくて年々小さくなることが多いです。
ここではインターメディアの大型種マグニフィカの例を示します。
2013年
11月初め
3鉢入手、開花見込み株(写真は開花後)

2014年
2月初め
花茎16-36cm、6cmまで

2月後半
開花中7輪まで、幅6.5cmまで

4月初め
重ね着鉢増し、少しだけ大きい鉢なので土が殆どない所もあります。根が弱いと心配なので透明鉢に植えました。
  

   

5月前半
春新芽丈3.5cmまで、開花株から各1本、古株からは1本

8月前半
春芽夏芽の伸び丈30、基幅1.2x0.9cmまで、各鉢から3本
鉢の中にも空中にも根が伸びています。
バルブにはまだ皺があります。


鉢#2




11月後半
鉢#1

鉢#2
昨年よりわずかに小さいですが、バークに鹿沼土を重ね着鉢増しなのに余り水切れせず育ち、花茎が出てわずかに伸びています。
草丈やバルブ高の伸びやバルブの太りは止まっています。


2015年
2月前半
花茎が伸びたり、小さいバルブでは遅い冬新芽が出たりしています。新芽はまだ花芽かどうか分かりません。
マグニフィカムは基本種より咲きにくいと言われています。どのバルブも大きくなるようにしたいものです。

鉢#1

鉢#2
昨年


3月前半
花茎が伸びて、一部が咲き始めました。

3月後半
開花中


11 デンファレ
デンファレは切り花や結婚式のテーブル飾りなどに良く見られます。デンドロビウムのノビル系に似て丈夫ですが、熱帯性で気温が10℃以下では落葉しそれより低いと枯れるという寒さに弱いランです。その他に細茎・薄葉種として水切れしないように気を付ければ前に咲いた茎に再び花茎が出て2番花を楽しむことができます。
2015年
3月後半
新株入手
「始め方」の試行のために開花株を入手しました。
室内や屋内に置いて、最低温度を10℃近くに保っています。

10月前半
3月に入手して、暖かくなってからは庭のやや遮光した場所で雨ざらしで春から夏まで過ごしました。
新芽が伸びて花茎が出てきました。
ポリポットの寄せ鉢を、陶器鉢から出しました。
暖かい時期には「細茎薄葉種として、日焼けなどによる落葉を防ぎ、水を切らさなければ新芽が太って花茎が出るようです。
入手してから咲くまでの期間は短い方になります。
ミズゴケ植えでないので古くなって根腐れすることが無くて良さそうです。ノビル系デンドロビウムの基本的な種類がが前の年に出た芽にしか花が着かないのと対照的です。



   

  

  

 

左:鉢#151、左手前下#1、隣内#2、右奥開花済株#3、中手前新株#4、全長33バルブ19.5x1葉7枚、花茎16cm
中:鉢#152、左内奥#1、右外#2、右内開花済株#3、左手前新株#4、全長36バルブ22x1.1葉7枚、花茎3cm
右:鉢#153、右外下#1、右内#2、中開花済株#3、左手前新株#4、全長35バルブ20x0.9葉7枚、花茎16cm無し

  

2016年↑
5月後半
2015年苗の植え替え
昨年秋に入手した株のうち、モスバーク植えはそのままで年を越しました。寒さに合わせてしまって落葉しました。
春になって、小さなモスバークは乾燥続きなので植え替えをしました。

新根は緑色をしています。他の根も新しいものは健康です。
左:左#151、中#152、右#153。   中:鉢#151、右から株 #2、#3、#4
   
根鉢をほどく
  
鉢#152、右から#2、#3、#4、モスバークは全て取り除きます。
  

鉢#153、右#3、左#4上が大きく抜けやすいため、ビニタイで鉢底に固定します。

鉢#151、中奥#3、右#4手前#2、鉢#152、左から小#1、#2、曲がり#4、直#3。中、右、鉢#153、右#1、中手前#2、奥#3、#4。
 。  
出来上がり左152、中:151、右:153



12 キンギアナム

家庭でご近所からもらってオーストリア産のランとは知らずに育てていることが多いです。小さくなって咲かないことがあります。丈夫なので植え替えてしまった例を示します。
2014年
開花株入手
5月後半
植替え・株分け・鉢増し
ミズゴケかバークに植えられているようです。
出荷するまで植え替えされず、根が一杯になっていることが多いです。
8月後半
新芽の伸び、遅れて出た夏芽は芽欠き
  
2015年
3月後半
株#-2の葉の間に花芽


16 マキシラリア
あまりなじみのない種類ですが、冬に出回る黄花のポリフィロステレは丈夫で咲きやすいです。主に夏に売られる黒花の方は咲きにくいです。細くて硬い

2011年1月中旬
ポリフィロステレの小さな花芽の付いた株を入手しました。黒のプラスチックの径9cm鉢に植えられています。
草丈約35cm、バルブは最大で高さ4cm、幅2.5cm、厚さ2cmです。バルブの先端から出ている葉は最大で長さ約30cm、幅1.2cmです。バルブの横から小さな芽が出ています。新しいバルブとそのもとの長い根が鉢の外に飛び出しています。
 

2月上旬 
鉢増し
1週間ごとに水やりしていましたが、乾きが早いせいか、根の先が元気な新芽は元気ですが、新芽が幾つか黄茶色に萎れてきました。
あわてて大きめの透明ポットで、根が入るものに移し、隙間にバークか鹿沼土を入れて、鉢増ししました。
鉢#1はバーク、鉢#2は鹿沼土を使いました。
  
中旬 新芽の伸び

左:左上の芽は元気、根元から左下に伸びた根は茶色味の根冠が伸びています。右の小さな新芽は茶色っぽくなっており、根に元気な根冠がありません。
右:鉢から抜くと、古い根鉢は茶色く変色していますが、新しくて白い根が伸びています
 
左:やや大きめのポットにむりやり芽と根を押し込みました。底板の上にも隙間があり植え込み材料が入ります。
右:右鉢#1はバーク、左鉢#2は鹿沼土を入れた処、鉢は深くなりましたが、植え方は初めは浅いです。

2月10日 
鉢増しして、新芽の根にも水やりできるようになったら、たった5日しか経たないのに、新芽がてきめんに大きくなりました。


2月中旬 
開花 左鉢#2:鹿沼土、右鉢#1:バークで重ね着鉢増し
 

3月上旬 
花痛み始め


6月 
花後の新芽の伸び


6月下旬 
バルブのでき始め、新芽の根元が丸く膨らんでいます。根元には白い根が伸びています。


12月下旬 
病気などについて
昨年から今年にかけては冬咲のポリフィロステレの花芽が小さいうちに水切れで枯れました。花芽が乾燥に弱い

2012年
6月中旬
新芽の伸び                              鉢からはみ出した根の伸び
 

9月、
鉢増しと株分け
鉢からはみ出した新芽と新根、
 
鉢#1
重ね着したバーク
  
鉢#2鹿沼土重ね
株分けして植え込み材料を除く スリット入りプラ鉢 鹿沼土植え
  

12月下旬
冬芽
いよいよ待望の冬芽が出てきました。秋に鉢増しと株分けをしたのに大丈夫です。
マキシラリアは丈夫で花つきも良さそうなので、「水切れさせない」ことにだけ注意すれば「お土産花は咲く」のではないでしょうか。

その後 
冬芽が枯れてしまいました。小さい花芽は水切れに弱いようです。

2013年
1月後半
ポリフィロステレ
新芽が伸びています。
  
鉢#1

  
鉢#2 白くて丸い芽、花芽

3月後半
冬新芽(葉芽)が伸びています。茶色い鞘葉の先に緑の新葉が出てくるようです。
は咲きませんでした。
  






今月の洋ラン・洋ラン24節気・最新
「趣味の園芸」の本などでは、一月ごとに苗の様子や主な世話を書いてあるのが普通です。
しかし気候の移り変わりやそれに合わせた世話の仕方は、ほぼ半月ごとに変って行きます。
そこで「洋ラン学園」では、半月ごとに考えるようにしています。
中国古来の24節気は半月ごとであり、目安として重宝します。2015.10.28
個々では最新・今の時期だけを示し、他の期間や昨年までの様子はリンク先にあります。
小寒、大寒、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至

最新


初めに
洋ランの野生種は主に亜熱帯の乾燥地から熱帯雨林に産します。
乾季に花を咲かせ脇芽を出し雨季に生長します。
日本では乾季は冬に対応し雨季は夏に対応するので、冬に脇芽を出すのが成長の始まりとなり春から夏に本格的に生長します。
春になってから脇芽が出る種類も多いです。
一方、日本は夏以外は原産地より気温が低いため、特に冬は屋外での栽培は困難で、屋外で日光を浴びて生長するのは春からになります。
従って春は生長の始まる時期です。2017.3.4
初めに
最低気温がほぼプラスになると、洋ラン学園では多くの種類を屋外に出します。
3月半ばが大体の区切りになります。
さらにこれを早めようとしていますが。2015.3.12

5月

初めに

2018年5月の最低気温と冷害・引越・水やり


20172017201720172018

東京府中
20172018

都心都心最低結果府中






置き場所・植替え水やり

最高結果
最低結果最高結果


日照時間,降水量 最低
最高
実際

グラマトフィラム・デンファr・フォーミディブルは出したまま
126.013.611.024.8


7.7H, 0.5mm

10℃未満の終わりか
夏日が増え始める
グラマトフィラム・デンファレ・カトレヤ高温種を屋外に出せる・

223.311.37.822.8


12.4H, 0.0h



322.412.39.721.6


9.3h, 0.0mm


雨降り
423.315.012.022.6


9.5h, 0.0mm


軒下苗に水やり
525.614.612.825.4


12.2h, 0.0mm



628.215.313.428.2


12.2h, 0.0mm



724.313.813.924.6


3.9h, 0



827.813.611.628.6


12.2h, 0



921.916.313.621.9


0.0h o



1017.915.114.817.1


0.0H, 4.0mm

下垂シンビジウムの一部に置肥
1127.414.813.227.3


8.8h, 0



1228.317.215.228.5


7.3h, 0



1320.116.115.519.6


0.0h, 25.0mm

雨除け下も含めて全鉢に水やり
1420.415.315.520.4


1.1h, 0



1522.615.414.221.4


1.3h, 0



1623.416.416.022.3


2.0h, 0



1719.714.815.319.1


0.1h, 0



1823.614.514.123.3


4.1h, 0



1926.314.612.826.6


12.4h, 0



2028.715.515.029.4


12.8h, 0



2130.917.616.631.2


12.0H, 0



2229.018.217.329.7


12.3H,



2327.419.017.427.2


12.5H,

今年最初の真夏日
2426.219.217.225.4


2.9H,



2524.018.018.722.3


0.0H, 1.5mm



2620.817.317.419.5


1.0H, 21.5mm



2727.318.017.424.5


7.1H, 1.0mm

10日ぶりの雨、渇きを直す
28









1日以外は最低気温10℃超
29









明日は大雨の予想、植え替え鉢に恵み
30











31









胡蝶蘭とパフィオを西深軒下に移動し遮光

5月前半 立夏(りっか5/5)

24節気・立夏
(ウィキペディアから転載)
立夏(りっか)は、二十四節気の第7。四月節(旧暦3月後半から4月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が45度のときで5月5日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から3/8年(約136.97日)後で5月7日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小満前日までである。
夏の気配が感じられるころ。四月節。暦便覧には「夏の立つがゆへなり」と記されている。
春分と夏至の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立秋の前
あらまし・前期のまとめと今期の予定と経過 
2018年
苗の入手
ミニカトレア、ミニコチョウラン、ミニバンダ、キンギアナム、デンドロキラム、金稜辺系入手
重ね着鉢増し

2017年
植え替え
ようやく植え替えに取り掛かれるようになりました。暖かくなって根が活発になったので、全面植え替えがしやすくなりました。
ミニカトレアはミズゴケ植えや素焼き小鉢植えが多く水分量の調節が難しいので、鹿沼土植えに全面植え替えをします。バーク植えもついでに植え替えました。

肥料
ようやく肥料に取り掛かれるようになりました。植え替え鉢にはついでにやってしまいます。シンビジウムから始めました。
2014年
洋ラン学園の「根腐れしない植え方」なら、寒い時期を除いては、根腐れのことは殆ど忘れられます。
5月には気温が高くなり、根腐れの心配がさらに減ります。
また、吸水はまだ少ないため水切れの心配も少ないです。
そこで、「気をつけるのは日焼けだけ」、「気を使う世話は日除けと置き場所だけ」と言う気楽な時期の本格化です。
屋外では遅く咲く、デンドロビウムやシンビジウムが、キンギアナムに続いて咲いています。金稜辺も咲きます。
新苗の植替えが一段落したので、旧苗で必要な鉢の植替えや株分けを薦めます。
一斉に置肥をします。
置き場所・移動
日が高くなり北に移動するため家や塀の北側や軒下や、西日が当たるようになりました。一方落葉樹が段々茂ってきて日陰ができてきました。
そこで、置き場所の再配置が必要になります。
軒下で日が当たるようになったコチョウラン等の一部を北側軒下に移動