■ 車高UP顛末記 ■


UP初日こそウハウハ気分で乗り回していましたが、翌週乗ってみると何かおかしいことに気が付きました。
実は、しばらく悩み続けていたんです。もう、夜も眠れず、他の事は何も手に付かない程に・・・(ホント??)

この物語は車高UPに伴う(伴い発覚した・・を含む)全体バランスの崩れに悩む、あるWIZARDくんと、その飼い主の物語です。

では、はじまりはじまり・・・・・・


さりげなく手放しでスタートすると、アレレッ!!??

車が左に行く

そうです。ハンドルが取られるんですね。これが。

もう、気になり始めるとたまらない。いつものテストコースへ出かけ手放し走行を試みるが・・・・

大方の舗装道路は路面排水のために若干左を下げて作られてますから、ほんのすこーし左に行くのは分かるんですが

とちくるったWIZARDくん なんと、(感覚的にですが)

50m位走って車幅ひとつ分位左へ行く

こりゃ、もう異常ですね。

交換してなかったラテラルロッドが気にはなるが、とりあえずRINEIさんに相談する。

ピットでしばしゴソゴソやっていたRINEIさんが、曰く

「キャンバーめちゃくちゃですよ!!」

ぬゎに??

つまりは、こういう訳で、分かりやすく誇張した図を描いてみました。

これは車を正面から見た図で、左右の□はタイヤのつもりです。

一番上の絵はこんな感じで狂っていたという状態。太陽みたいなマークはプロペラファンのつもり。

赤い線はシム

黄色い⇒は修正方向を現します。

真ん中の絵は左シムを抜いた状態で、絵の中で赤い部分が若干短くなってるはずです。

一番下の絵が、トーションバー絞って車高を上げ、キャンパーニュートラルを目指します。

即ち、もともと私の車のキャンパーは左右ずれにずれていたことが5年目にして初めて明らかになりました。

まず、この修正からはじめなければなりません。

手順は、

1.左のシムを抜き両方をネガティブに合わせる

2.トーションバーを絞って車高を上げながらキャンパーをゼロに調整



作業は・・・

この2本のボルトを緩め、叩き込みます。右側ボルトの上にチラッとシムの上が出てますね。(真鍮色みたいなもの)


というのは、このボルトと後ろのナットに挟まれた間に例のシムが挟まれているからです。
写真では手前の黒い部分の後ろにチョコットだけ頭が見えている厚いのが1枚と薄いのが2枚位。
実は手前にもう1枚あるんですが、カメラが入りません。


とは言っても一筋縄では出てこないので、トーションバーを思いっきり緩め、

ロアアームをちょいと持ち上げて、隙間を作りシムを抜けやすくします


これが抜いたシム

一旦全部抜いて、仮組して試走。

サスが落ち着いたところでキャンパー測定。

ばらして、少しずつシム挿入。

この行程を繰り返してベストなキャンパー角をつけます。


アライメント調整

キャンパーを調整すると、当然アライメントもずれてきますんで、再度調整します。

これはアライメントゲージ



コレをまず、タイヤの後ろ側に入れて、両側の指針をタイヤの中央に合わせてマーキング



くるまをソーット前にタイヤ半回転分動かしてゲージをあて、ずれを見ながら修正。



ここまでしていただきましたが、

やっぱり

左に曲るぅ〜〜

もう、こうなったらラテしかない。

そもそも、ラテラルロッドとは?

ノーマルラテラルロッドのまま車高を上げるとどうなるか?

またまた、かなり誇張した絵を描いてみました。

左列は車を後ろから見た絵で、右列は上から見た絵です。

で・・・・

1番上はノーマル車高です。

2番目はいわずと知れたノーマルラテラルロッドのまま車高を上げた場合です。

紫がラテラルロッドですが、この長さが変わらずにアクスルとボディーの間隔だけ開くと

ボディー側のラテラルロッド接続部分は緑の←方向に引っ張られ、アクスルはこれまた緑の⇒方向にずれます。

そこで、ボディーを水平に戻し、アクスルを元の位置に戻すには

3番目の絵のように紫のラテラルロッドの長さを緑で示されてるように延長する必要があります。



で、・・・ やってみました。

まず、コレは交換前のノーマルラテのアクスル接合部分です。
ブッシュが歪むほどムリヤリ右方向に引っ張られている様子が分かりますね。

上の2番目の絵の状態です。


で、延長するといっても、ノーマル品にいきなり溶接するわけにも行かないので、

このように全長を調整できるラテラルロッドに交換します。

今回はテイクオフ製のものを使いました。(今回はといっても、他にWIZARD用って有るんでしょうかね?)



で、ノーマルを外しますが、このネジがまた、硬い。!!

で、サカモさんから教えていただいたジャッキ作戦にでます。このように、メガネレンチをジャッキアップすると、

あーら不思議。あれほど緩まなかったナットが緩み始めます。


今度はフレーム側。こいつは下げるんで逆にフレームとの間にジャッキを挟みます。

但しこちら側は裏にナットが有りますんで押さえを忘れずに。

こちら側はボルトナットを抜くとラテラルロッドは下に落ちます。


で、とりあえず入る長さに調整した可変式ラテラルロッドを入れちゃいます。


ボディー側はこうやって                 アクスル側はこうやって締めます
  


はい! 見事交換完了。


つけてみると、この青はBILの青にも似てたりして、なかなか良いです。

さて、いよいよ調整です。

可変部分の左右はそれぞれ逆ネジになってますんで、真ん中をまわすだけで開いたり閉じたりします。

このポイント決め方法は色々あるんでしょうが、とりあえず左右のリアフェンダー外側からタイヤ外側面までの距離が等しくなる位置で調整し

アクスルシャフトがボディー真ん中に来るようにしました。


真ん中だけ回せば全体の長さが変わります。       締めは左右のナットをセンタに締め付けてダブルに
            

微調整編はこれからのお楽しみ!!