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新・夜話:切れない爪を切る


切れない爪を切る

4年前から足の爪が巻き爪になり、切るのに苦労していた。普通に広く市販している爪切りでは悪戦苦闘で痛いし、きれいに切れない。たかが詰めきりだが、されど爪切り、何か良い爪切りがある筈と探していたら、世界的に有名な(というかこの会社しかないかもしれない)爪切りメーカーがあった。

新潟県三条市にある、盆栽用剪定ばさみやつめ切りなど刃物の製造・諏訪田製作所。新潟県三条市は江戸時代から鍛冶の盛んな地域。 冬の長い新潟県で閑農期の副業として和釘の鍛冶が始まり、鎌、鋸、包丁と種類を増やしながら発展を遂げたという。諏訪田製作所では30数名の職人が腕を振るい、鋼鉄を鍛造し、ダイヤモンドやすりを使って微調整する。つめを切ったときパチンという音がするが、「SUWADAつめ切りクラシック」は、ふたつの刃がつめをはさむようにしてスパッと断ち切り、断面がガタつかないので、切った後にやすりなどで削る必要がない。プロのネイリストや病院関係者に愛用者が多いという。テレビでの紹介されたらしいが、在庫が無い事が多い。

私は2年前に写真のケース入りのを、アマゾンで7千円で購入した(普段はもっと高かったようだ)。業務用だと価格はこんなものだろうか。爪切りがそんなにいのかと思ったが、使ってみて納得。固い巻き爪もすぱっと切れて、切り口もきれいだ。たかが詰めきりだが、されど爪切りだった。若い方には無縁の話も知れないが、爪切りに苦労している人には良い一品だと思う(介護施設でも使われている)。切れ味が落ちたら、代引きで研いでくれるようだ。世界的にも、この切れ味はこのメーカーのものしかないかもしれない。




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