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原子力発電ってどんなしくみ?


基本的なしくみ


 

 核分裂のエネルギー、つまり原爆と同じ原理を利用して電気を生み出すのが原子力発電です。
 と言っても核分裂で直接電気が生まれるわけではありません。

  1. 丈夫なお釜(原子炉)の中でウランなどを核分裂させ
  2. その時に発生する大量の熱で水を沸騰させて蒸気をつくり
  3. その蒸気を、発電機につながった巨大な羽根車(タービン)に吹き付けて発電機を廻します。

 言ってみれば、<間接蒸気力発電>。


 蒸気を作るのに、石炭、石油、ガスなどを燃やせば「火力発電」です。
 蒸気も使わず、ダムから落下する水の力でタービンを廻せば「水力発電」というわけ。

 つまり「原子力発電」と言っても、発電のしくみそのものはありふれた技術で、別に難しくもなければさほど危険でもありません。

 全ての問題は、たかがお湯を沸かすくらいのことに、「核分裂」という人の手に負えない危険な方法を使おうとするところから始まります。

***原発が引き起こすさまざまな問題 ***

大事故の危険性
住民や労働者の被曝
何万年も(!)管理しなければならない「核のゴミ」
建設を巡って引き起こされる地域社会の混乱
核兵器との関連
などなど・・・


原子力発電のタイプ


原子炉で発生した熱で蒸気を作るという基本は同じですが、そのやり方や燃料の違いによって色々な種類の原子力発電所が作られています。

ここでは、日本の電力会社が使っている商業用原発の代表的なタイプについて簡単に説明しましょう。  沸騰水型軽水炉(BWR)

 加圧水型軽水炉(PWR) なお、日本にはこれ以外に主なものとしては、研究開発段階の原子炉である新型転換炉(ATR)と高速増殖炉(FBR)があります。


沸騰水型軽水炉(BWR)のしくみ


日本では、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力の原子力発電所がこのタイプ。

原子炉を冷やす冷却材は普通の水(軽水)です。

原子炉内を流れる1次冷却水を直接沸騰させて、その蒸気でタービンを廻しています。

放射能で汚染された1次冷却水を直接利用しているため、事故の際に放射能漏れを起こしやすいし、タービン室なども汚染されます。

このタイプの原発の弱点は、冷却水を循環させる再循環ポンプの故障が多いことです。

このタイプの原発の事故例(準備中)


加圧水型軽水炉(PWR)のしくみ


日本では、北海道電力、関西電力、四国電力、九州電力、日本原子力発電がこのタイプ。

原子炉を冷やす冷却材は普通の水(軽水)。

原子炉内を流れる1次冷却水を直接沸騰させず、2次冷却水を沸騰させて蒸気をつくる。

2次冷却水は(正常なら)放射能で汚染されていない。

1979年に大事故を起こしたアメリカのスリーマイル原発や、1991年2月9日に放射能漏れ事故を起こした美浜原発もこのタイプ。


 このタイプの原発の最大の弱点は、蒸気発生器細管。
細管はぼろぼろになり、穴や亀裂から放射能が漏れたり、細管が突然ちぎれる事故が起こっている。

加圧水型原発の事故例(準備中)


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