護摩祈祷のお寺

真言宗 藤原山

とび ふどういん
外山不動院


毎月28日は本尊ご開帳および午後2時より護摩法要を厳修しています


            



本尊不動明王坐像 (国指定重要文化財)
木造 彩色 截金 彫眼 像高85.3 cm 平安時代 12世紀 
桜井市外山の不動院の本尊としてまつられる等身像で、ほぼ正面を向き、眼は片目をすがめた天地眼とし、牙を上下に出す。総髪として頭頂に莎髻を結い、花飾のある冠帯を巻き、弁髪は束ね目を表さずにねじれながら左胸に垂れる。基本的に不動十九観に基づく図像だが、この種の象に一侵的な巻髪でなく、弘法大師様以来の形式の、髪を杭きあげた総髪としている例は比較的珍しい。

寄木造で頭体幹部を左右矧ぎ(はぎ)とし、背面に背板風に一材を足し、両脚部に一材、両腰に各一材を寄せ、三道下で割首とする。両肩より先は別材製。光背は三材を矧ぎ寄せており、台座は各段ごとに四材を矧ぐ構造をもつ。

いかにも平安後期彫刻らしい高雅な気品にみちた造形をもつ像で、忿怒相をとりながらもその表情には静謐さが漂い、一肩幅と膝の張りを大きめにとって腰を絞ったプロポーションもバランスがよい。微妙な起伏を的確にとらえた面貌表現、過不足ない体軀の肉付け、浅く柔らかなタッチで簡潔に刻まれた衣文など、随所に洗練された彫技が発揮されており、中央の有力仏師の手になる本格的な造像であったと推測される。

持物や腕・臂釧など一部が後補のものに替わるが、着衣表面に施される華麗な彩色・裁金も含めた本体はもとより、二重円相をもち、ゆらめく火炎を表現する光背や重厚なつくりの瑟々座に至るまで大部分が当初の姿を残している点でも極めて価値が高い。
伝来が不詳であることが惜しまれるが、院政期の坐形の不動像のなかでも屈指の優作の一つに数えられよう。


奈良国立博物館発行 明王展(-怒りと慈しみの仏-)より引用



発祥と歴史
藤原一門が一族の祖である藤原鎌足を祀る談山神社(当時の多武峰妙楽寺)に参詣のおり、当院で身を清めた後に登山したと言われ、扁額には藤原忠通と藤原仲光女加賀局の息子で四度も天台座主に就かれた慈円和上による”無動堂 藤原山主 慈円書”の字が残されており、慈円和上が活躍されていた時期と本尊不動明王が彫られた時期が同じ平安時代後期ということから慈円和上が当山の初代山主として不動院を含む大伽藍を開山したという可能性も低くはありません。というのも、南北朝時代には僧兵が南朝側について戦い、堂塔伽藍が焼打ちにあったといわれ、当時はかなりの寺観を保っていたと推測できるからです。かろうじて焼失を免れた本尊不動明王はお堂の中で大切に保存されてきました。

江戸時代には四代将軍家綱の上覧に供したと言われています。その後、住職不在の時代も続き荒廃していた様ですが、昭和56年から57年にかけ、先代住職慈啓和上の尽力による本尊の修復と外山地区区民皆様のご協力により本堂および脇部屋の改修が行われました。
その際の棟木札によると元文5年(江戸中期)に屋根瓦を新調、翌寛保元年(1741年)に葺き替え完成。文久元年(1861年)幕末に本堂の大修理が行われています。いずれも120年毎の辛酉の年にあたり、お不動さんが酉年生まれの守り本尊と言われる由縁で益々明王信仰を深くするものであります。

現在では真言宗の寺院として「とびのお不動さん」の愛称で親しまれています。愚管抄などで有名な当山先師慈円和上の詠んだ句に「ありがたや 高野の山の岩陰に 大師はいまだ おわしまします」という句があり、弘法大師第一番の御詠歌として現在も幅広く詠われております。毎月28日の縁日護摩法要には遠方からの信者さんも多く来られ、最近では藤原一門にならって、談山神社へ参拝する前に不動院でお参りしてから談山神社のある多武峰へ入山される方も少なくありません。



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不動院年間行事予定



月例行事として毎月28日の午後2時より縁日護摩法要を行っております。
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元旦午前0時修正会護摩法要
元旦午後2時新春不動明王秘法供
1月28日午後2時初護摩法要
4月8日午後2時花まつり(佛生会)
6月28日大祭護摩法要 午後6時より
12月28日午後2時終い護摩法要



近年における本尊不動明王

昭和53年3月県指定重要文化財指定
昭和54年3月飛鳥資料館出展
昭和58年5月奈良県立美術館出展
昭和63年3月国指定重要文化財指定
昭和63年4月上野国立博物館出展
平成12年4月奈良国立博物館特別展に出展
平成12年7月目で見る仏像辞典(東京美術)の表紙に採用

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JR・近鉄桜井駅より大宇陀・吉隠行きバスで約5分外山バス停下車すぐ
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