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ルーレイ洞窟(Luray Caverns)探検ドライブ

世の中は年末。日本にいると大掃除だとか正月の準備だとかで忙しい時期なのだが、米国にいると特に何もしなくても年は明けてくれる。これは昨年すでに実証済み。ということで車でお安く旅行することにした。ここから車で行ける有名な観光地で、鳥羽家が訪れていないところはどこだというとボストンだった。「そうだボストンに行こう」ということで話はまとまったのだが、よくよく考えてみると、この寒い時期に何も北に進路を取ることもない。いつもお世話になっている「地球の歩き方」をパラパラとめくる。すると、「ルーレイ洞窟」の文字を発見。何でも東部地区では最大の鍾乳洞だそうだ。自称洞窟マニアとしてはこれをはずすことはできない。ということで、行き先はルーレイ洞窟に決定。Wasington DCの西、Virginia州である。

1日目
朝は9時30分に出発。I-78を西に向かう。つまり、Pennsylvania州に進む。Washington DCの西ということで、PhiladelphiaやBaltimoreを抜けて行くのかと思っていたのだが、Yahooが選び出した道順だとこのようになった。I-78を西に進むとこれがそのままI-81になる。このI-81を南下して、Maryland州West Virginia州を抜けるとVirginia州というわけだ。


HarrisburgのCircuit City

2時間ちょっと走り、Harrisburgで休憩を取り、地元のCircuit Cityでデジカメを買う。休憩のついでにデジカメを買ったのではない。実はこれも予定された行動だ。前からこの日にデジカメを買うつもりではいたのだが、我が家の近くのCircuit Cityが開店するのを待っていたら出発が遅くなる。それならば、途中のCircuit Cityで買おうと決めていたのだ。Circuit Cityでは、支払い時に電話番号を聞かれる。顧客管理のためだ。私のデータはCircuit Cityのデータベースに蓄積されているので、レジのお兄さんは画面に出力された私の住所を見て「NJに住んでるの?」とびっくりしていた。そりゃそうだろう。

買い物も無事終わり、再出発。出発してすぐに大きな川を渡った。Susquehanna Riverというらしい。そして、この川には原発事故で一躍有名になってしまったスリーマイル島がある。実はつい最近まで、スリーマイル島はどこかの海にあるのかとばかり思っていた。こんなPennsylvaniaの陸地にあったとは知らなかった。いつか機会があったらこの原発を見てみたいと思いつつ、車を走らせた。


West Virginia州のビジターセンター

Maryland州を抜け、West Virginia州に入ったところでビジターセンターに立ちより、ホテルクーポンの冊子をもらう。今回の旅は鳥羽家初の長いドライブになるので、いつでも引き帰せるように宿の手配はしなかった。シーズンオフということもあって、飛び込みで行ってクーポンを使って安く泊まる予定でいた。だから、まずはどのホテルに泊まるか決める必要があった。この日の予定はルーレイ洞窟の近くまで行くことだったので、その周辺のホテルをチェックする。シーズンオフのためか安いところは1泊1部屋29ドルくらいからある。そんな中で注意を引いたのがMarriott Courtyardの49ドル。なんとなくMarriottの名前を持つだけでワンランク上の雰囲気が漂ってくる。宿泊予定ホテルをここに決定。後は走るのみ。

とはいえ、I-78とI-81は結構飽きの来る風景の連続だ。最初から最後まで「大草原の小さな家」の舞台の中を走る感じである。うっすらと雪化粧をしているのを見て「綺麗だな」と思うのは最初の15分くらいのもの。でも、走るしかない。


1泊1部屋49ドルのホテルの外観

結局、午後3時過ぎに現地ホテルに到着。予約無しでも部屋の空きはあり、無事この日の宿が決定した。


1泊1部屋49ドルのホテルの部屋

49ドルとはいえ、Marriott Courtyardだから、朝は部屋まで新聞を持ってきてくれたりする。小高い丘の上にあって見晴らしも最高。室内プールもあった。水着は持参していたので、もちろんこの室内プールを楽しんだ。でも、水温が予想以上に低かったので早々に退散した。


Chiang House  右の寿司カウンターは見た目が良い。

夕食は、近くのChiang Houseという中華&日本食レストランへ出かけた。中に入ると中華料理か寿司か、鉄板焼(シェフが目の前で焼いてくれる。米国では日本食として普及している)かを選ぶことができる。私たちは中華料理を頼んだ。味はGoodだった。上の右の写真は寿司カウンターである。写真ではよくわからないだろうが、後ろの棚には「ほんだし」が並べられていた。普通、日本の寿司屋の場合、「ほんだし」を使っていたとしてもお客の目に触れるところには置かないだろうに・・・。

2日目
朝、ホテルを出発したら、まずはシェナンドー国立公園(Shenandoah National Park)へ。今回の旅行の目的であるルーレイ洞窟は、この国立公園に指定された自然が作り出した数ある鍾乳洞の1つなのだ。


スカイラインドライブ

このシェナンドー国立公園には稜線沿いに南北に連なるスカイラインドライブ(Skyline Drive)がある。車1台につき、10ドル徴収される。ただし、1度払えば、7日間有効である。


スカイランドライブからの展望はすばらしい

あいにくのどんよりした天気ではあったが、あちこちにある展望ポイントからの眺めは最高だった。季節が季節だけにすれ違う車もまばら。もちろん、前後に車は無かった。


人間慣れしてしまった鹿

スカイラインドライブ上には、ビジターセンターやギフトショップ等が点在しているのだが、さすがにどこも休業中のようだった。車を走らせていて出会う動物はといえば、鹿くらい。尻尾が白い鹿とそうでない鹿の2種類いるようだ。鹿ならば自宅の周りでもよく出会う。それほどめずらしいものではないのだけれど、国立公園内の鹿というだけで何となく希少価値があるように感じてしまう。上の写真の鹿は、Big Meadowsと呼ばれる一番大きな休憩所の近くにいたものだ。道路上で出会った鹿は車を見るなりすぐに逃げるのだが、ここの鹿は人間慣れしてしまったらしい。すぐ近くに近づいても逃げようともしない。これはある意味、問題だ。


ルーレイ洞窟入り口

スカイラインドライブを楽しんだ後は、今回の目的地であるルーレイ洞窟へ。大人一人14ドルである。ある程度人数が集まると、洞窟内をガイドさんが案内してくれる。外と比べると、洞窟内はとても暖かい。上着を着ているとちょっと暑いくらいだ。


右の写真、さすがに子供を抱いてのスローシャッターには勝てなかった。

洞窟内では自然の神秘をまざまざと見せ付けられてしまう。ガイドさんは早口なので何を言っているのかよくわらかなかったけれど(早口で無ければわかるのか?というツッコミは無し)、まさに「百聞は一見にしかず」といったところだ。


なんか、左の写真インディジョーンズみたい。デジカメの仕様?

このオルガンのある部屋では洞窟内の音響効果をうまく利用して、幻想的な音楽を聞かせてくれる。シンプルなんだけど、シンプルに勝るもの無し。

ガイドツアーは1時間。小さい子供は少し飽きてしまうかもしれない。ともあれ、無事目的を果たし、次なる目的地を探すことにした。昨日もらったホテルクーポンの冊子を開いてみる。いずれにしても、帰りのことを考えたら進むべき方向はWashington DC周辺である。そして目にとまったのがAnnapolis周辺のHoliday Inn Expressの59ドル。Waterfront Roomで朝食(Continental Breakfast)付き。Waterfrontはとても魅力的だ。今日の宿をここに決めて車をスタートさせた。


メリルリンチのようなライオンがシンボル

途中、腹ごしらえのため地元のスーパーFOOD LIONに寄る。Virginia州ではこのFOOD LIONが強いのだろうか。昨晩立ち寄ったスーパーもFOOD LIONだった。スーパー内では、タバコのVirginia Slimがキャンペーンをやっていた。そういえば、このVirginiaはVirginia州のVirginiaなのだろうか。どうでも良いことなのだがとても気になった。この他に気になったのがVirginia州の記念25セント硬貨。どこへ行ってもおつりにこれが出てきた。さすがに地元だと流通量が多いのか。


気がついたらWashington DCの中

何もない一般道をひた走り、途中からハイウェイに乗る。軽快に飛ばしていたら、ポトマック川を渡ったところで、いきなりWashington DCの市内に入る。そして日本のような渋滞。おかげで車窓から少しだけ観光ができた。


1泊1部屋45ドル(朝食付き)ホテルの外観

夕方、目的のホテルに到着。シーズンオフなのでもちろん、部屋は空いていた。実は、このホテルに来る途中の休憩所で新しいホテルクーポン冊子をもらったのだが、この最新版によると、1泊59ドルではなく45ドルに値下げされていた。この14ドルの差は大きい。


1泊1部屋45ドル(朝食付き)ホテルの部屋。本当に海が目の前。

最初、海側ではない部屋を割り当てられてしまったのだが、お願いして海側にしてもらった。だって、クーポン券にはそう書いてあるし。場所はAnnapolisからさらに東に走りBay Bridgeを渡ったKent Islandという島だった。海は入り江になっていて、寒さのため凍っていた。周りはヨットハーバーで、夏はさぞかし賑やかなところなのだろうと思わせるに十分な所だ。


Annie's店内のクリスマスツリー

夕食はホテルから車で1分のところにある Annie'sというレストランへ行ってみた。店内はまだクリスマス飾りが賑やかだった。よくあるアメリカのレストランである。ウェイトレスの女性は対応が丁寧で好感が持てるのだが、いかんせん、こちらの英語を理解できないようだ。わざとじゃないかと思うくらい。ステーキの焼き加減を聞かれたのだが、Well-doneが通じず、仕方がないのでMediumにしてしまった。不思議だ。ビールはMolsonを頼んだのに別のビールが出てきてしまった。また間違われてしまったかと少し悲しくなったが、帰り際に伝票をみたらしっかりMolsonと書かれていた。これは彼女のミスだ。

3日目
朝起きたら、Continental Breakfastへ。部屋の外に出たら他の部屋にはかかっている新聞がうちの部屋にはかかっていない。さすがに45ドルでそこまで期待するのは酷か。朝食は必要にして十分。チェックアウトはエクスプレスチェックアウト。税金を加えても50ドルでお釣が来たからすごい。


第二次世界大戦メモリアル

車はAnnapolis市内へ。途中、第二次世界大戦メモリアルというのがあったので立ち寄る。


歴史を感じさせる港町

Annapolisへ到着。City Dockと呼ばれる港のすぐそばに車を停める。クリスマスシーズンなので駐車場代も無料。シーズンオフなので観光客っぽい人は全然いない。それもそのはずで外にいると寒くて仕方がない。とはいえAnnapolisはこじんまりとしたした町で車で観光するようなところではない。歩いて見て回る町だ。少しだけ周りを散策したが最後は寒さに負けてしまった。とてもおしゃれで歴史を感じさせ、ある意味今のアメリカらしくない雰囲気が漂っていた。


「ルーツ」のクンタキンテが上陸した町でもある

Annapolisは「ルーツ」のクンタキンテが上陸した港でもあるそうだ。記念碑があった。そこには「人間の精神力をもってすれば、どんな困難にも打ち勝つことができる・・・」みたいなことが書かれていた。なんとなく、間接的な表現が気になるのは私だけだろうか。

今回の旅行はこれでおしまい。


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