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ハリケーンFloyd

まっくらやみの中だとロウソクの炎ってとっても明るいし、綺麗なんです。上の写真はハリケーンFloydで停電中の我が家で撮影したロウソクの写真です。

50年間で最大規模というハリケーン、FloydがここNJにやってくるという日、オフィスは14時で閉鎖。早めの帰宅をしました。このFloyd、NJに来るころにはハリケーンという呼び名を捨てて、トロピカルストームというとても爽やかなものに変わってはいたようですが、名前からは想像もつかなような暴れようでした。

お昼過ぎに自宅に帰って来ました。途中の道はかなり混んでました。みんな、帰れるうちに家に帰ろうと考えたのでしょう。強風のせいで、既に何本か木が倒れていました。驚くことに、それらの木のまわりには既にパイロンや発煙筒がおかれていました。ぶつからないよう注意してくださいってことです。普段はとてもスローに見えるアメリカ人ですが、こういうことに関してはとてもてきぱきしています。やるときはやるって感じです。

無事に家にはつきましたが、雨と強風によってぐちゃぐちゃにされている木々を見ているとひとつ心配事がわいてきました。車を木のすぐ隣に止めちゃったんです。もしかして木が倒れてきたら・・・。そんな心配事をしながら、娘と「おかあさんといっしょ」のビデオを見ながら「あ・い・うー」を歌っていると、突然電気が消えました。停電です。時間は17時、まだ外が明るいのでそれほど不便じゃなかったんですが、キッチンで夕食の準備をしていた妻が困っています。そうです。うちはガスレンジじゃなくて電気レンジなのでした。

18時になっても停電のままです。こちらは日本と違って5分くらいの停電はよくあるんですが、さすがにこのハリケーンの中、停電の復旧には時間がかかるような気がしました。お湯も沸かせないので何もたべることができません。仕方がないので、一番近い、スーパーKingsに行くことにしました。

うちは1階がガレージになっているため、ほとんど濡れずに車に到達することができます。私が先ほど会社から帰ってきた車レガシーではなく、ガレージに入っているゴルフで行くことにしました。ところが出発直前になってとても良いことに気が付きました。停電してるとガレージのドアが開かない・・・。手動で開けることもできるんですが、実は開け方がよくわからなかったので、レガシーで行くことになりました。

Kings近くに行くと、今まで見たこともないような光景が飛び込んできました。今にも湖が氾濫しそう・・・。いや、よく考えると、こんな所に湖はないはず・・・。今まで意識たことなかったんですが、そこは調整池だったのです。普段はすり鉢状の広場になっていて、水がたまっていることなんて見たことなかったんですが、そこが氾濫寸前でした。もしかすると、反対側は氾濫してたかもしれません。I-287の22番入り口の所は川になってて閉鎖されてましたから。

しばらく行くとまたとてつもない光景が飛び込んできました。池が氾濫して道路に交差するよう激流が流れています。川幅(?)も結構あって深そうです。ただ、そこを通過しないとKingsには行くことができないので大きな4WDの車にくっつくようにして川渡りをしました。昔、ジムニーやダットラに乗っていた時でさえ川渡りは2回しかしたことが無いのに、まさかこんなところでレガシーでやるとは思いませんでした。

Kingsにつくと当然、Kingsも停電していました。非常用の蛍光灯がまばらについています。それでも営業はしてるようなので、パンと魚のフライを持ってレジに行きました。ぱらぱらと入ってくるお客さんは「キャンドルはどこだ?」と店員に聞いたりしています。みんな同じ様な境遇なのです。

Kinsからの帰り道、さっきの激流川渡りは精神的に良くないので、別ルートをトライしてみることにしました。ところが、すぐに渋滞にはまりました。停電で信号が止まっているからだろうと思っていたら、なんと川の氾濫でした。さすがにここはみんなUターンしてました。仕方なく、小判鮫作戦でさきほどの激流を通過し無事、帰宅しました。今度は木から離して駐車しようと思い、左右に木が無いところを注意深く選んで駐車しました。ところが、部屋に戻って窓から見たら、真後ろに大きい木がありました・・・。

暗くなって来たのでロウソクに点灯しました。マッチがあるというので使おうとすると湿気ってて火がつきません。昔たばこを吸ってた時に使っていた100円ライターにお世話になりました。日頃の備えが大切です。

外が真っ暗になると、近所の家の窓にもロウソクの灯りが見えてきました。みんな何してるんでしょう。我が家では来るべきY2Kに備えて備品リストを作成したり、ロウソクの灯りで影絵遊びをしたりしました。

電池式のラジオでハリケーン情報を聞くのですが、正直言ってよくわかりませんでした。「Floydはロングアイランド沖に行ったそうだぞ。ところでロングアイランドってどこだ?」英語能力もさることながら、地理感覚も身につける必要がありそうです。

娘は片言の日本語で「暗い、暗い、暗い・・・」とつぶやいています。やることも無くなってしまったので、20時30分にはみんな寝てしまいました。どうも停電は23時30分ころ直ったようです。

後で気がついたのですが、我が家にはガスボンベのカセットコンロがあったのでした・・・。


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