Novel/L

懸想する殿下の溜息

運命の日
絶対服従
貴方が笑うので
低い声
今でも
間に合わない懺悔
消耗してゆく
森の中
護りたいもの 前編後編
初めて 前編後編
冷静沈着 前編後編
きっと傷付ける
緑色の
誓約 前編後編
凛、とした
天才 前編後編
うさぎ
覚悟を決めて、
雨の日に
黒い髪 前編後編
穏やかな日常
川の向こうに
全て焼き付けて 前編中編後編
致死量の優しさ 前編中編後編
その為に生きている 前編後編
泣くなら、ここで 前編後編
まっすぐな目 前編後編
貴方の居場所
その腕に守られて
例えば此処を離れるとしたら、 前編後編
運命なんて、知らない 前編後編
 *お題:Capriccioさんより「交響曲第一番」

「懸想する殿下の溜息」 作品紹介
とある小国の王子カレルには、密かに想う相手がいる。
事実を打ち明けられた近侍のマリエは、絶対の忠誠を誓うカレルの為、
その恋を叶えようと奮闘する――カレルの想い人を知り得ぬままに。
主従関係の二人が織り成す、すれ違い系恋愛ファンタジー。

近衛隊長の溜息

見えない目が欲しかった
やさしいせかい
幾度も生まれる恋を殺して 前編中編後編
砕けた言葉
嘘に咲く花 前編中編後編
子供達の笑い声が響く 前編後編
冗談にもならない 前編後編
いつまで凍えるつもりなの、 前編後編
どっちがこわい? 前編後編
(最後に一言、言わせて)
 *お題:Capriccioさんより「小夜曲第一番」

「近衛隊長の溜息」 作品紹介
「懸想する殿下の溜息」後日談。
近衛隊長アロイスと貴族令嬢ルドミラとの、和解と理解までの話。

登場人物

マリエ
王子の身の回りの世話をするべく仕えている近侍。二十一歳、花の独身。
カレルに対して絶対の忠誠を誓っており、その想いを叶えようと奮闘するが、
気を回しすぎるきらいがある上、恋愛事にはとことん疎い為、まるで役立てていない。

カレル
白金色の髪を持つ王子。十八歳の次期王位継承者。
概ね理知的で才能にも恵まれているが、やや幼さが抜け切らずにいる。
身分の差と伝わらない恋心に煩悶する日々を過ごす。