マルシン エアーコッキング式PPK/S 修理レポ

当掲示板に、Jasonさんという方から質問きました。古いエアーコッキングガンを入手したんだけど、壊れてたので、なんとか修理して使いたいとの事。
すぐ直る内容ならともかく、簡単には直せない感じ。私もお手上げw。で、ラスティネイルさんが回答されたのだが、そのあまりにも完璧な回答っぷりと、わざわざ図面まで書いてくれた事に感銘受けて、これは是非保存せねば、と思った次第ですw。もし万一、同じような悩み抱えてる人が再び来ないとも限らないので。

以下、本人からの投稿一部抜粋(転載許可は頂いてます)

「しばらくモデルガンから離れていましたが、最近ガスガンに興味を持ちオークションで何丁かPPK/Sばかり入手しました。
その中にかなり古いと思われるマルシンのPPK/Sがあります。
毎回スライドを引いて(かなり重い)空気を圧縮し、それでBBを発射する仕組みです。
マガジンは割りばし状の細いものです。
ところが、マガジンのトップ部分の弾止めパーツが欠損しているためにBBをマガジン内に止められません。
マルシンにも問い合わせたのですが、古いものは資料がなく、当時の人もいないので、対応できない、とのこと。(T_T) 日本のメーカーなんて所詮そんなものか、と思ってしまいました。
できれば自分でパーツを作ろうかとも思うのですが、モデルガンと違ってパーツの形状すらわかりません。
管理人さま、または、このページの常連さんでマニアックなかた、わかればお教えください。」

それに対する回答を、ラスティネイルさんから頂きました。

「ほとんどは板のようなパーツなのですが、マガジン右側の小さいプラパーツの弾力で固定されるようになっています。
厚さ1.6mm(1.5mmでも大丈夫かもしれません)で幅6.3mmの板をマガジンに差し込んで、上側がマガジンの上辺と平行になるよう角度を付けてください。
右側の溝は直径1.5mmぐらいの丸ヤスリで0.5mm程度の深さまで削ったあとに、内側の方は若干なだらかにしてください。
左の図は、上辺と平行になる視点から見ています。
その角度から見て上辺から溝の中心までに距離が書いてある寸法となります。

ほとんど板みたいなパーツなので作るのは比較的簡単かもしれません。
部品自体もプラで作っても強度が足りるなら更に楽ですね。」

追加質問
「一つ。 右側の溝の角度は斜めにカットした上辺の角度に合わせるのですか、それとも単純に90度で削ればいいのでしょうか? 」

回答
「カットした上辺の角度に合わせてください。
変な設計ですがマガジン側もそれに合わせて作られています。」

この後、Jasonさんは、マガジンの修理自体はプラ片加工して問題なくなったそうですが、銃口からの弾ポロ現象が起きてるそうです。
当時のマルシンのBB弾は外径が大きめなので、今のBB弾を使うとチャンバーで保持出来ず、弾ポロリ現象が頻発します。バレルも当然、ルーズタイプなので、腕に覚えのある方は、バレルとチャンバーパッキンの交換をお勧めします。

その分解方法も、ラスティネイルさんから伺ったそうなので、その時の文章の一部も公開します。

「BB弾のサイズの問題ではなく機能的に問題があるなら絶対に手を加える必要がありますね。

手順をお教えします
1.左のグリップパネルを外す
2.フレームに開いている穴から右グリップパネルを固定しているマイナスネジを外す。
こうすると前後のフレーム(前後が別パーツ)の間に金属のシリンダー(サブフレーム)が挟まれているとわかります。
3.フレーム右側のスライドの動きをピストンに伝えるパーツを外します。
後部フレームの上下にある2本ピンを外すと後部フレームが後ろに抜けます。
4.スライドを引くと上に抜けます
5.チャンバーの下にある2本のピンを抜けばバレルとチャンバーが外れます。

これでとりあえず問題を解決するところまでいけるでしょう。
チャンバーでなくノズルが問題の可能性もわずかにありますけれど。
前フレーム下のピンを抜けばシリンダーも外せますが今回は必要ないですよね。
どうにも分解しにくい銃です。
ところで、こういうグリップ内シリンダーのエアコキは実射性能がどうしても低いものなので、
あんまり期待しない方が良いかもしれません。」

以上です。
もし、同じような悩みを抱えてる方がいらっしゃったら、このページを参考にして修理してみて下さい。

ラスティネイルさん、お疲れ様でしたヽ(*´∀`)ノ。


(2009年10月16日 アップロード)

 

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