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ABC高校野球メロディー

 栄冠は君に輝く、君よ八月に熱くなれ、瞬間(とき)…“夏の甲子園”と聞いて思い出す歌はいろいろあると思います。
 特に夏の甲子園を中継しているABCテレビ(朝日放送)は、毎年魅力的なテーマソングを選んで高校野球をドラマティックに演出しています。しかも「速報!甲子園への道」から「熱闘甲子園」までの約1ヵ月もの大会期間中、毎日かかるので頭に焼きつき、その曲を聞くとあの大会のあのシーンを思い出すという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、そのABCテレビで放送されている高校野球番組の歴代テーマソング、さらに『栄冠は君に輝く』などのオフィシャルソングを紹介したいと思います。

ABC夏の高校野球応援ソング 速報!甲子園への道
熱闘甲子園 高校野球中継 オフィシャルソング
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__ABC夏の高校野球応援ソング__
 ABCは2003年から、年替わりの「夏の高校野球応援ソング」(09年までは「統一テーマ曲」と呼称)を導入しました。かつては『君よ八月に熱くなれ』が夏の甲子園の統一テーマ曲となっていて、どの番組でも流れていたのですが、1990年代以降は各番組でバラバラになり、ともすれば印象が散漫になっていました。
 この統一テーマ曲を導入したことで、「速報!甲子園への道」「熱闘甲子園」「高校野球中継」の各番組のテーマ曲が再び揃いました。また、番組宣伝CMやラジオなどでも使われるため、これらの番組が流れる約1ヵ月間はヘビーローテーション状態になり、“この夏=この曲”という印象がより明確になった感じがします。
 記念すべき第1号は藤井フミヤさん。05年から09年までは、オフィスオーガスタ所属のアーティスト(07年を除く)が集中的に担当していました。

※「熱闘甲子園」のエンディングは08年まで別の曲を、「高校野球中継」のエンディングは14年まで西浦達雄さんが担当していました。
年(回)テーマソング
2003年
(第85回)
SUMMER BOY(藤井フミヤ)
2004年
(第86回)
glory colors〜風のトビラ〜(ZONE)
2005年
(第87回)
奇跡(スガシカオ)
2006年
(第88回)
スフィアの羽根(スキマスイッチ)
2007年
(第89回)
両方 For You(ウルフルズ)
2008年
(第90回)
夏はこれからだ!(福耳)
2009年
(第91回)
Halation(秦基博)
2010年
(第92回)
あとひとつ(FUNKY MONKEY BABYS)
2011年
(第93回)
ずっとここから(JURIAN BEAT CRISIS)
※川上ジュリアのソロプロジェクト名
2012年
(第94回)
pride(GReeeeN)
2013年
(第95回)
ダイヤモンド(コブクロ)
2014年
(第96回)
オモイダマ(関ジャニ∞)
2015年
(第97回)
On Your Side(Superfly)
2016年
(第98回)
光と影の日々(AKB48)
2017年
(第99回)
虹(高橋優)
2018年
(第100回)
夏疾風(嵐)

__速報!甲子園への道__
 「速報!甲子園への道」は、全国の地方大会の模様をテレビ朝日系列局(地域により他系列の局や近畿圏独立UHF局も協力)のバックアップで映像付きで紹介する番組で、1981年に放送を開始。例年は7月22日頃から全代表校決定まで、ABC・テレビ朝日系列で連日放送されています。94年までは甲子園開幕前日まで放送されていて、全代表校決定後は代表校の選手たち自らが学校を紹介したり、各都道府県地方大会決勝のハイライトシーンを流す企画などを放送していました。
 テーマソングは放送開始以来『君よ八月に熱くなれ』のシンセサイザーバージョン(演奏はPSY'Sの松浦雅也さん)で固定されていましたが、92年からは年替わりになり、高校生や同年代に対するメッセージソングが選ばれています。おもに新進気鋭のアーティストの曲が多かったのですが、石嶺聡子さんやコブクロなどのメジャーどころも登場しています。2003年からは「ABC夏の高校野球応援ソング」が使われています。
 番組の詳しい歴史や、この他挿入歌などは「速報!甲子園への道HISTORY」をご覧下さい。
年(回)テーマソング
1981年
(第63回)
  |
1991年
(第73回)
君よ八月に熱くなれ
<シンセサイザーVersion>
《1989〜93年挿入歌》
YELL!-16番目の夏(井上昌己)
1992年
(第74回)
Dreamy Dreamer(LU-NA)
1993年
(第75回)
1994年
(第76回)
青い花(BLANKEY JET CITY)
1995年
(第77回)
すべての答えは自分自身の中にある(サイコベイビーズ)
1996年
(第78回)
Tasty(rosy)
1997年
(第79回)
play?(the Pete Best)
1998年
(第80回)
気にすんな(いわぶちかつひこ)
1999年
(第81回)
勇気(西浦達雄)
2000年
(第82回)
オレたちの純情(西浦達雄)
2001年
(第83回)
ひだまり(石嶺聡子)
2002年
(第84回)
願いの詩(コブクロ)
2003年(第85回)以降は「ABC夏の高校野球応援ソング」を使用

__熱闘甲子園__
 「熱闘甲子園」はその日の試合のハイライトを、選手の表情やそれを影で支える人にもスポットを当てて紹介する番組で、1981年に放送を開始。夏の甲子園の大会期間中、ABC・テレビ朝日系列で連日放送されています。番組の詳しい歴史は、「熱闘甲子園HISTORY」をご覧下さい。
 テーマソングは放送開始以来、大阪府立淀川工業高校(現・淀川工科高校)吹奏楽部が演奏する『君よ八月に熱くなれ』で固定されていましたが、89年にオープニングがクラシックの『タンホイザー行進曲』になり、翌90年からは精一杯がんばった夏への感謝を込めた曲が毎年選ばれるようになりました。歴代で登場したアーティストを見ると、浜田麻里さん、石川よしひろさん、TUBE、エレファントカシマシ、渡辺美里さんなど壮々たる顔ぶれが並んでいて、その年の記憶に残るシーンを彩る曲を競演してきました。
 2003年からはオープニングは「ABC夏の高校野球応援ソング」になり、エンディングテーマは05年限りで原則廃止して、最終日のみその大会を締めくくるBGMとして流れていましたが、10年からは再びエンディングパートが復活しました(12年は除く)。
年(回)オープニングエンディング
1981年
(第63回)
  |
1988年
(第70回)
君よ八月に熱くなれ<吹奏楽Version>
1989年
(第71回)
タンホイザー行進曲 君よ八月に熱くなれ<吹奏楽Version>
1990年
(第72回)
金網ごしのBlue Sky(大塚純子)
1991年
(第73回)
Precious Summer(浜田麻里) Tomorrow(浜田麻里)
1992年
(第74回)
1993年
(第75回)
明日への卒業(石川よしひろ) いつかまた会える(石川よしひろ)
1994年
(第76回)
傷だらけのhero(TUBE) 夏よありがとう(TUBE)
1995年
(第77回)
YES(鈴里真帆) Sail Away(鈴里真帆)
1996年
(第78回)
幻の夏(本田修司) 絆(本田修司)
1997年
(第79回)
Dear...(TSUNAMI)
1998年
(第80回)
ココロのままに(エレファントカシマシ) 百万の言葉より(安藤秀樹)
1999年
(第81回)
Yheei!(TUBE) セピアの日(皆谷尚美)
2000年
(第82回)
荒ぶる胸のシンバル鳴らせ(渡辺美里) 手の中の青春
〜ミレニアム・ヴァージョン〜(西浦達雄)
2001年
(第83回)
FLY(真心ブラザーズ)
2002年
(第84回)
終わらない夏(我那覇美奈) 8月の風(我那覇美奈)
2003年
(第85回)
2003年(第85回)以降は
ABC夏の高校野球応援ソング」を使用
夏の終わり(森山直太朗)
2004年
(第86回)
誓い(BEGIN)
2005年
(第87回)
夏陰〜なつかげ〜(スガシカオ)
2006年
(第88回)
《最終日のみ》奏(スキマスイッチ)
2007年
(第89回)
《最終日のみ》ええねん(ウルフルズ)
2008年
(第90回)
《最終日のみ》虹が消えた日(秦基博)
2009年
(第91回)
2009年(第91回)以降は
ABC夏の高校野球応援ソング」を使用

※2009年、12年は最終日のみ使用

__高校野球中継__
 正式には「第○回全国高校野球選手権大会中継」。1956年の大阪テレビ(のちのABCテレビ)開局の翌年から続く、伝統ある番組です。中継のスタイルも昔から変わらず、朝から夕方のニュースの時間まで、昼の時間帯は近畿圏の独立局とリレーしながら、大会期間中ぶっ通しで放送されています。基本的に関西ローカル(一部地方局が地元校の試合をネットする場合あり)で、開会式と決勝のみ全国ネットになります。
 94年までの長期間スポンターだった住友グループの30秒ワイプCMやCMソングも印象的ですが、ここでは77年以降の中継テーマソングに絞ってお送りします。試合開始ごとに流れるオープニングは、『君よ八月に熱くなれ』に代表される「さあ、甲子園を楽しんでこいよ」と選手たちを鼓舞する曲が選ばれてきました。2003年からはオープニングは「ABC夏の高校野球応援ソング」が流れています。
 一方、試合終了後にハイライト映像がスローで流れる際にかかるエンディングは、87年〜2014年の28年間に渡って西浦達雄さんが担当し、選手たちの青春を讃える曲を送り出してきました。

※1980年代は不明な箇所が多いので、情報がありましたらよろしくお願い致します。

年(回)オープニングエンディング
1977年
(第59回)
君よ八月に熱くなれ(高岡健二) 君よ八月に熱くなれ<トランペットVersion>
真赤な風(高岡健二)

などを使用(正確な状況は不明)
1978年
(第60回)
甲子園(ランナーズ)
1979年
(第61回)
君よ八月に熱くなれ(高岡健二)
1980年
(第62回)
1981年
(第63回)
  |
1986年
(第68回)
君よ八月に熱くなれ(堤大二郎)

※決勝戦などで別の曲を使用した例あり
1987年
(第69回)
手の中の青春(西浦達雄)
1988年
(第70回)
1989年
(第71回)
1990年
(第72回)
瞬間(とき)(西浦達雄)
1991年
(第73回)
1992年
(第74回)
1993年
(第75回)
Dream Forever(TUBE)※交互使用
君よ八月に熱くなれ(堤大二郎)※交互使用 瞬間(とき)(西浦達雄)※交互使用
1994年
(第76回)
マイ・フレンド(松田樹利亜)※交互使用
君よ八月に熱くなれ(堤大二郎)※交互使用 瞬間(とき)(西浦達雄)※交互使用
1995年
(第77回)
交差点(安藤秀樹) 風の色(西浦達雄)
1996年
(第78回)
1997年
(第79回)
1998年
(第80回)
太陽は知っている(渡辺美里) 迷わずに(西浦達雄)
1999年
(第81回)
2000年
(第82回)
パーフェクトワールド(藤木直人) オレたちの純情(西浦達雄)
2001年
(第83回)
太陽は僕らを照らしてた(19) そうだろう…(西浦達雄)
2002年
(第84回)
願いの詩(コブクロ)
2003年
(第85回)
2003年(第85回)以降は
ABC夏の高校野球応援ソング」を使用
2004年
(第86回)
願いの向こうに(西浦達雄)
2005年
(第87回)
2006年
(第88回)
2007年
(第89回)
やさしさにかわるまで…(西浦達雄)

《2008〜13年決勝戦のみ》
君よ八月に熱くなれ(西浦達雄)
2008年
(第90回)
2009年
(第91回)
はじまりの瞬間(とき)…(西浦達雄)
2010年
(第92回)
2011年
(第93回)
瞬間(とき)2010Version(西浦達雄)
2012年
(第94回)
大空のしずく(西浦達雄)
2013年
(第95回)
その瞬間(とき)…思いを胸に(西浦達雄)
2014年
(第96回)
2015年
(第97回)
2015年(第97回)以降は
ABC夏の高校野球応援ソング」を使用

__オフィシャルソング__
 ここでは甲子園球場で演奏されるオフィシャルソングを紹介したいと思います。なお、すべての曲が収められたCDが朝日新聞社より発売されていて、夏の甲子園期間中は甲子園球場などで販売されています。CDを購入したい方は朝日新聞社に問い合わせてみるといいでしょう。

♪全国高校野球選手権大会の歌・栄冠は君に輝く (1948〜)
 学制改革を機に、第30回大会からの新しい大会歌として古関裕而氏が作曲。これにつける歌詞を一般公募して、石川県の文筆業・加賀大介さんの詩が選ばれました。当時、婚約者だった妻・道子さんの名前で応募していたのは有名な話。閉会式での場内一周や開会式での選手退場などで演奏され、夏の甲子園には絶対欠かせない曲です。長年、NHK高校野球中継の学校紹介(オルゴールバージョン)で流れていて、ABCでも2002年まで高校野球中継の番組開始・終了時に流していました。

♪高校野球ファンファーレ (1968〜)
 第50回大会を記念して公募。当時18歳で、阪急少年音楽隊員だった山倉養市さんの作曲したテーマが選ばれました。開会式の「只今から…開会式を行います」のアナウンス後、閉会式の閉会宣言終了後に演奏され、大会の始まりと終わりを告げています。

♪大会行進曲(全国中等野球大会行進曲) (1935〜)
 ちょうど昭和10年になる第21回大会に、主催の朝日新聞社が山田耕筰氏に作曲を依頼。現在に至るまで70年以上に渡り、開会式での選手入場時の行進曲として親しまれています。実はこの曲には富田砕花氏作詞の歌詞があって、「百錬競える この壮美 … 球史燦たり 大会旗」と行進曲に乗せて歌うことができます。2013年の鳥取大会開会式で、この歌詞が披露されました。