ツーリングレポート

只見日帰りツーリング PART2

訪問日:2008年9月 掲載日:2008年11月11日

国道252号線六十里越 雪割り街道  
さて、いよいよ国道252号線六十里越「雪割り街道」である。

2006年に雪割り街道という愛称がついたらしい。日本でも最も雪深い地を貫く道にふさわしい名だ。

暫くは只見線と平行して走る。ちなみに只見線は通年運行だが、国道の方は冬季通行止め。

国道が通行止めなのに、冬でも運行しているけなげな只見線のレポはこちら

電柱の消滅は無人地帯への突入を意味する。

険しい山並みを縫って、高度を上げていく。
日本のベストワインディングロードと言っても過言では無いと思う。

六十里越トンネル。これを抜けると福島県だ。
トンネルを抜けると、開放的な風景が拡がった。

見下ろすと田子倉湖。足下がスースーする。

冬季通行止めにも係わらずスノーシェッドが延々と続く。
将来的には通年通行化を目指すのだろう。もしそうなったら只見線廃止かも?

JR田子倉駅 不思議な空間  
延々とワインディングを走り、田子倉湖の湖面が近づいて来た頃、倉庫みたいな建物が見えてきた。
田子倉駅である。周囲に人家は無く(電柱すら無い)、人の気配は皆無。中へ入ってみよう。
秘境駅だし粗末な小屋を想像していたのだが・・・

一歩中に入ると、意外な空間が広がっていた。

鉄筋コンクリと骨太のH形鋼を多様した頑強な造り。資材の搬出入に利用していたのか?通路も広い。
万一バイクがトラぶっても列車で帰宅可能なのがメチャ安心、いやマジで。

人里遠く離れた秘境なだけに、駅の存在は絶大な安心感をもたらしてくれるのだ。

まるで自分が学生の頃に利用していた武蔵野線府中本町駅のよう。人家も皆無な山奥にあらわれた、不思議な空間。

この駅、好きだな。

初めて入ったが、意外に変で良かった。

駅を後にし、再びワインディングロードを降りていく。

R289  
只見駅に到着。

ツーリングルートとしてのお薦めは、このまま只見線沿いのR252で会津を目指すコースなのだが・・・

ちなみに、こちらが紅葉シーズンのR252のレポ

今日は道路探索が主目的のため、右折してR289に入ることにした。

南会津最奥の盆地。都市から相当遠く離れた奥地だが、沿線には集落が点在し、パチンコ屋まであったりする。さほど面白い道ではない。

R401 鳥居峠、博士峠  
今日の課題の一つ、国道401号線に入ろう。

ツーリングマップル1997年度版を見るとR401はダートとの記載がある。いわゆる酷道の一つだが、近年だいぶ改良が進んだらしい。どんな道になっているのだろう?

最初は二車線快走路。

峠付近で1.5車線に狭まるが、乗用車が徐行してすれ違える程度の幅はあり、割と走り易い。景色も良好。

これは掘り出し物の好ルートかも!と思ったのだが・・・

谷底まで降りてきてからの道が酷かった。写真だと良く見えそうだけど、実際にはかなりの狭路。車とバイクのすれ違いさえ場所を選ぶ。

数キロだけ改良すれば、相当快適なツーリングルートになりそう。惜しい!

R400を越えて北上すると、道は劇的に良くなる。スノーシェッドを備えた幅広快走ワインディングで高度を上げていく。

(ちなみにクロスするR400は現在長大トンネルの建設中である。完成すると博士峠の交通量が減少し(元々少ないが)、R401の過疎っぷりに拍車がかかる=ツーリングルートとしてのランクが上がるのではと、管理人は期待している)

峠を越えると集落が広がった。なるほど、この為にスノーシェッドがあったのか。
集落を外れると道幅は1.5車線に狭まるが、割と快適に走れる。博士峠へ向けて高度を上げていく。
博士峠から北を遠望。
つづら折れで谷底へと降りていく。道はマアマア。
新宮川ダムの湖畔は長い長いトンネルでパス。
トンネルを抜けると磐梯山が見えた。

やった!会津盆地まで来たぜ!遙々遠くまで来たなぁ。(←いや遠すぎませんか?もう夕方だよ、俺どうやって帰るんだぁぁぁ・・・)

大内宿こぶしライン  

帰りは県道131号下郷会津本郷線、通称「大内宿こぶしライン」を使ってみることにした。

こぶしライン2003年に開通した新しい道で、自分は今回初体験。どんな道かワクワクしながら登っていく。
平日夕方というに通行量は少なかった。まだ知られていないせいか、こうやってバイクを停めて写真を撮っていても、ほとんど車が通らない。
最近開通した道だけあって、険しい地形を大規模工作でダイナミックに越えていく。
峠はトンネルで越える。
トンネルを抜けると、そこはダム湖の水面だった。
ロックフィルダムから大内宿を見下ろす。
ちょっと紹介 大内宿と塔のへつり  

今回観光地っぽいところに全然行ってなかったので、昔の写真を引っ張り出して観光ガイドっぽいことをしてみたいと思います。というか、昔の写真を大きく表示してみたかっただけですが・・・。

←これが昔のツーレポで使ってる写真です。ISDNの時代は表示速度を考えると、この大きさが精一杯でした。

 

拡大表示してみました。

←大内宿って、こんな感じの所です。中山道の宿場町とは雰囲気がだいぶ違いますね。平日でも観光バスが大量集結し、賑わっています。
塔のへつり  
ついでに塔のへつりの写真も掲載してみたり。
こんな所です。
R121  

ツーリングマップルのお勧めルートは県道の南下だが、最終的には狭い集落内の道に入ってしまう。大内宿を過ぎたらR121に出た方が良いだろう。

R121自体は普通の幹線国道。特に面白味は無い。
南会津は広く、秋の日は短い。田島を過ぎた辺りで日没となってしまった。

東京方面に帰るのだったら塩原から東北道に乗ればいいが、長野に帰るには東北道と上信越道が繋がってないのがネック。佐野藤岡ICで降りると早すぎてETC深夜割引が使えないし・・・。さてどうしよう?

車と信号だらけの関東平野を延々一般道で横断するくらいなら・・・いっその事、無人の山奥の方がいいかも?

ということで、奥只見経由で帰ることにした(←馬鹿です真似しないでください)。

写真は檜枝岐へ通じる大規模林道。暗くて景色はほとんど見えなかったが、マアマア良い道。この後R352で小出を目指す。

夜のR352奥只見区間を行く。人家は無く周囲は漆黒の闇。満月も近いのに、何故か月明かりは弱々しい。

クマが出そう。恐えぇぇぇー

ここは無人だけど無熊ではない。ヒィィィー。

熊との遭遇が恐くなり、ズルしてシルバーライン(二輪車通行止め)通っちゃおうかと思ったのだが、シルバーライン入口には「二輪は通報します」の看板があったため断念。

仕方なく枝折峠へ向かおうとするが「枝折峠は転落事故多しシルバーラインへ」の看板が・・・

どうしろと。

(シルバーラインは4輪で何度か通ったことあります。奥只見でスキーした事もあるし)

それでも、2時間半ほどかかってR352の狭路区間を走破。

寒さと疲労でクタクタだったので、ツーリングマップルに掲載されていた日帰り温泉「ゆーパーク薬師」に入ってみた。塩素臭の強い平凡な温泉ではあったが、凍えた体をリセットする事が出来て、助かった。

さて、買い物して帰るぜ。

R117で夜の十日町を抜け、飯山の24時間営業の西友で買い物を済ます。豊田飯山ICから上信越道に乗り東部湯ノ丸IC下車。
ロッジにたどり着いたのは夜2時であった。ちょっとスケジュール詰めすぎたかも。出来れば只見辺りで泊まりたかったかな。しかしまあ、近場ながら知らない道を一日四本も走れた(小出郷広域農道、R401、こぶしらいん、檜枝岐の大規模林道)ので満足。

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