Update 2004/12/27

銅鐸分布考

その特異な形態と巨大さゆえ、中国・四国地方から東海地方にかけて広く分布する弥生時代の青銅製祭器として高い人気を誇る銅鐸。荒神谷・加茂岩倉ショック以来、銅鐸の話というとそちら方面の話ばかりになりがちですが、ここでは全体的な銅鐸分布を見ていきます。特に、邪馬台国との関連でいえば、その時代に近い突線鈕式という新しいタイプの銅鐸のありようが重要です。とはいっても、銅鐸のほとんどは邪馬台国以前のもので、それから直接邪馬台国がどうのこうのということはちょっと難しいかもしれません。しかしながら、その分布からは、邪馬台国前夜の西日本、なかでも、中国地方〜東海地方にわたる地域のありようが、銅鐸の分布を通しておぼろげながら見えてきます。

この『銅鐸分布考』と題した一連の文書では、突線鈕式の銅鐸を中心として、銅鐸基礎講座につづき銅鐸の出土地分布を見て行きます。この文書を契機に、少しなりとも銅鐸に興味をもっていただければ幸いです。



参考文献

  1. 『銅鐸の考古学』(佐原真 東京大学出版会 2002/03): 春成編の佐原真銅鐸論文集
  2. 『銅鐸と邪馬台国』(野洲町立歴史民俗資料館 サンライズ出版 1999/10): シンポジウム講演録(野洲町立歴史民俗資料館)
  3. 『銅鐸から描く弥生時代』(佐原真・金関恕編 学生社 2002/11): 八王子銅鐸シンポジウム講演録(一宮市博物館)
  4. 『銅鐸と女王国の時代』(松本清張編 日本放送出版協会 1983/10) シンポジウム『鳥栖銅鐸と2000年前の西日本』講演録(鳥栖市)
  5. 『銅鐸祭祀の終焉−近畿と近江−』(野洲・銅鐸博物館図録 2002/4)
  6. 『銅鐸を造る−大岩山銅鐸とその時代−』(野洲・銅鐸博物館図録 1998/4)

はじめに

銅鐸の起源

型式分類−佐原編年

近畿式と三遠式

朝鮮式小銅鐸

紋様による分類

銅鐸の製作年代

銅鐸の生産地

型式別・紋様別データ

分布図の戒律

型式別分布

紋様別分布

おわりに

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