日本の言語文化に関する外国人の質問

これは100の質問とは意味が違うのですが、日本人として考えさせられることがあったりして非常に面白いので、答えることに挑戦してみます。
答え終わってからの追記ですが、随分と勉強になりました。中には答えになっていないものや、私の個人的な考えで答えたものもあって、参考になるかどうか分かりませんが、楽しんでいただければ幸いです。

出典データ

タイトル 日本の言語文化に関する外国人の質問
出典サイト 山岸勝榮 英語辞書・教育研究室 このサイトに行く
質問作成者 外国籍の大学生(山岸勝榮・編集)

回答


質問 回答
Q-001 日本人はなぜ、「紅白」「赤白」が好きなのか(「(NHK年末の)紅白歌合戦」 「(プロ野球の)紅白戦」「(運動会などの)赤組・白組」「紅白饅頭」 「紅白の垂れ幕」「 紅白の水引き」等)。 いきなりの難問ですね。誰が始めたのか知りませんけど、赤と白の組み合わせはおめでたい時に使われるようになり、それで日本人はおめでたい感じがするので赤と白を好んで使うようになったんじゃないでしょうか。
Q-002 日本人はなぜ、長い歴史の中で、天皇家を特別の存在と考えるのか。西洋史では、"emperor" はしばしば征服の対象となって来たが。 天皇は太陽の化身の子孫と言われ、神様のようにあがめられていた人ですから。そして、今でもそれを信じている人が少なからずいて、特別な存在となっているんです。マスコミは、一応天皇家には必ず敬語を使うことになってますね。
もっとも、今では「憧れの対象」とでも言うべき存在になっていて、天皇家の動向に一喜一憂する人もいます。お子様が生まれたと言えば喜び、崩御(死亡)なさったと言われれば悲しむ。そういう存在ですね。
Q-003 日本人はなぜ、船が沈没したような場合、遺体や遺留品の発見にこだわるのか。 この質問には正直驚きました。これは文化的なものなのか、質問者が特別なのか分からないのですが、私も遺体や遺留品の発見にはこだわると思いますよ。
だって、最後に一目会いたいと思いませんか?それがたとえ体の一部でも、遺留品でも、最後に会っておきたいと思うのが人情だと思うのですが、文化が違えば考え方も違うんでしょうね…。
Q-004 日本人はなぜ、「日の丸」「君が代」に誇りを持とうとしないのか。アメリカでは、小学生でも国旗に対して、 I pledge allegiance to the flag of the United States of America, and to the republic for which it stands,one nation under God indivisible,with liberty and justice for all. と、右手を胸に当てて忠誠を誓うが。 「日の丸」や「君が代」は、戦争を思い出すからやめて欲しいって言う人がいるんですよ。「日の丸」は太陽をかたどった国旗で、太陽の化身とあがめられていた天皇を表わすんですね。そして、「君が代」というのも、同じく「天皇の治める時代がずっと続きますように」とも解釈できる歌詞なんですよ。
「天皇が絶対的な存在だった時代」というのは、日本人は戦争とイメージが結びつくんですよね。天皇への忠誠というのは、尋常ではない(ある種病的な)ものでしたから、そういう時代に帰るような国旗と歌は止めて欲しいと考える人もいるんです。
Q-005 日本人にはなぜ、自国・自国民・自国文化を愛せないような自虐的なことを言う人が少なくないのか。英語を国語にしようと言う人もいる[いた]ようだが。 1つには、外国から文化を受け入れてきたという経緯があると思うんです。1300年前(奈良時代)には中国の文化を取り入れて大きく発展し、150年前(明治時代)には欧米文化を取り入れて大きく発展したという経緯があるので、日本人の潜在意識の中に「良い物は外国からやってくる」という考えがあるのかもしれません。
Q-006 日本人はなぜ、日本に対する他国や他国民からの偏見や誤解に対して、もっと抗議をしないのか。「言われっぱなし」 という感じがするが。 日本人自身が、自分達のことをちゃんと理解していないという、私たち自身が反省すべき点があるのでしょうね。「誤解を解きたい」と思っても、どう説明したらいいのか分からないし、それを裏付ける証拠も無いので、自信を持って「違う」と言えないんでしょうね。
Q-007 日本はなぜ、第二次大戦後、アメリカ (合衆国) の植民地にならずに来られたのか。 いや、日本は「植民地になってない」と言い張ってますが、事実上植民地になったと思いますよ。第一、現在でも特に沖縄に大きなアメリカ軍の基地があり、これが沖縄の住人と国(日本政府)との間でいざこざになってますからね。そういう意味では、「まだアメリカの支配下にある」とも言えるかもしれません。
Q-008 日本のアパート経営者・家主はなぜ、外国人に家やアパートを貸したがらないのか。 はっきり言ってしまうと、外国人は文化が違うから、何をされるか分からないというのが大家の本音だと思います。現に、ルール(ゴミ出しの曜日等)をきちんと理解できずに、結果的に守れない外国人がいるため、躊躇してしまうんでしょう。その辺りは大家の性格ですから、どうともしがたいですね。
Q-009 日本のアパート経営者・家主はなぜ、アパートなどを貸す時、法外な「礼金」を取るのか。 これは、「賄賂」だったと聞いたことがあります。第二次世界大戦の後の焼け野原では、住宅が圧倒的に不足し、そこで優先的に自分に部屋を貸してもらえるよう、家賃以外に「礼金」と称してお金を大家に渡す人が多数いて、それが習慣化したという説があります。
Q-010 日本人の中にはなぜ、歩く時、足を引きずるように(すり足で)歩く人が多いのか。 これは分かりませんね。でも、同じ人間でも肌の色が違うように、生まれた場所によって骨格も違うと聞いたことがあります。もしかしたら、その関係でそう見えるのかも知れません。でも、実際はちゃんと足を上げて歩いている(つもり)ですよ(笑)
Q-011 日本人はなぜ、歩くのが速いのか。いつも「時間に間に合おう」として急いでいるように見えるが。 これも分からないですね。「なぜ」と言われても、これが普通のスピードだと思って歩いてるし、そのスピードで移動する計算で生活してるから、やっぱりそのスピードじゃないといけない。ただそれだけのことだと思いますけどね。
それより、後半の質問は不思議ですね。「時間に間に合おうとして急いでる」ということは、裏を返せばこの人は時間に間に合うかどうかはそんなに重要視してないってことでしょうか。人によっては遅刻すると大いに機嫌を損ねる人がいますから、注意した方がいいですよ。
Q-012 日本人はなぜ、「熱しやすく冷めやすい国民」 だと言われるのか。また、どのような点でそうなのか。 日本において、流行は長くても2年くらいしか続かないというのを理由に、「熱しやすく冷めやすい」と言われるのかもしれません。「流行ってる」と言われたらその商品に殺到し、一定期間が過ぎれば忘れ去られてしまう、日本ではそういうものなんですよ。
Q-013 日本という国は歴史のある古い国なのになぜ、アリストテレス、ソクラテス、孔子、釈迦、キリストなどのような、数百年、数千年も先の世に通用するような思想家が出ないのか。 これは「さあ」としか答えようが無いですね(苦笑)残念ながら、日本にはそんな人は出てこなかったんですね。
でも、もしかしたら記録に残ってないだけで、歴史に名を残せなかった不遇の天才思想家が日本にいたのかもしれませんよ。
Q-014 日本はなぜ、人口に比して弁護士の数が少ないのか(アメリカでは、約90万人、日本では約1万8千人)。 日本において、裁判は最終手段なんです。まずは当人同士で話し合い、決着がつかなければ第三者を介して話し合い(この手続きを飛ばすこともありますが)、それでもダメなら裁判所で話し合うという形を取ってるんです。ちょうど離婚を例に取ると分かりやすいですね。話し合いで離婚する「協議離婚」、家庭裁判所の裁判官を間に挟んで話し合う「調停離婚」、そして裁判に判断を委ねる「裁判離婚」ということになります。だから、弁護士が少なくてもうまくやれるんですよ。
Q-015 日本ではなぜ、パチンコ屋が 「軍艦マーチ」を流すのか。戦争を放棄した国らしくないように思えるが。 確かに。でも、音楽としてはすごく楽しそうな音楽だし、娯楽施設としてはなかなかいい選曲だと思いますよ。それに『軍艦マーチ』を流してるからと言って、みんな戦争したいって気持ちになるわけじゃありませんから。通常の音楽として使っているのだから、特に問題はないと思いますけど。
Q-016 日本人はなぜ、夜、口笛を吹くことや、爪を切ることや、新しい履物を下ろすことを不吉だと考えるのか。 生活の知恵ですね。夜に口笛を吹くと蛇が出るとか、夜に爪を切ると寿命が縮むとか言われますけど、実際は夜にこんなことされたらうるさいでしょ。特に昔の日本の家は防音効果が無いも同然ですから、寝ようとしてるところにピーピー口笛の音が聞こえたり、パチンパチンと爪を切る音が聞こえたら、うるさくて眠れないでしょ。けど、子供はそういうことを理解できないので、そういう神懸かり的な言い方で禁止したんでしょう。それが広まったんじゃないでしょうか。
新しい履き物は午後に下ろすとダメって言われてるみたいですね。これは理由が分かりませんけど、同じような理由なのかも知れませんね。
Q-017 日本人はなぜ、客に座布団を勧める時、二つ折りにして出すのか。 これは、「武器を隠していません」というアピールだそうです。座布団を二つ折りにして山の方を相手に見せると、それで座布団に変な仕掛けが無いことが分かるんですよ。だって、山の方は座布団の外生地が張り詰めるから、変な仕掛けをしてたら不自然な盛り上がりが出来ておかしいでしょ?そして、座布団を置き、平らにならすんです。これも、さっきとは反対側にも仕掛けが無いことをアピールするための動作だそうです。
Q-018 日本人にはなぜ、ビル内などでドアを開けた場合、後続者のためにドアを押さえて待っていてあげようという人が少ないのか (後ろを見ない人も多い)。後続者にとって、とても危険だと感じられることがある。 日本ではそういう習慣が無かったからでしょう。江戸時代の日本の建物のドアは引き戸(スライド式)ですからね。けど、最近ではそういう心遣いの出来る人が日本人の中にも増えて来ているようで、そのうち日本文化の中にも定着するかもしれません。
Q-019 日本の団地・アパート・マンションなどのドアはなぜ、外開きのものが普通なのか。外開きのドアは、通路を歩いている人にぶつかって危険ではないか (欧米のドアは内開きが普通)。 日本の家には、扉の近くに靴を脱ぐスペースがあるからだと思います。アパートやマンションは、特にそのスペースが狭くて、扉が内側に開くとまず間違いなく扉と靴がぶつかるでしょうね。それに、靴を脱ぐスペースと生活空間の境目には段差があるのが普通で、そこにも扉がぶつかってしまいます。だから、日本のアパートやマンションは外に扉が開くようになっているのだと思います。
Q-020 日本人はなぜ、大人2人が横並びできるようなエスカレーターでも立ち止まることが多いのか (たとえば、イギリスでは地下鉄の場合、左側は急ぐ人のために空けておく)。 日本でも、東京や大阪のような人の多いところでは片側(東京では右、大阪では左)を空けておくというルールがあるようですが、それ以外の場所ではあまり聞きませんね。でも、急いでいる人の邪魔にならないように立つのがルールだと私個人は思ってますけど。
Q-021 日本人はなぜ、机に足を載せたり、机に腰を掛けたりすることを無作法だと感じるのか。 これも驚きの質問ですね。日本人は、机を物を書いたり食事をしたりする道具として考えているので、そんなところに足やお尻を付けるのはちょっと不潔な感じがして嫌ですね。それが許される文化があるっていうことでしょうから、世界を相手にする時は「常識」なんて無意味って思い知らされますね。
Q-022 日本人はなぜ、職場の机などに自分の妻・夫・子供などの写真を飾らないのか。 人によると思います。確かに、家族の写真を見て頑張ってる人もいると思いますけど、職場は「家庭とは離れた場所」と考える人もいますからね。職場は職場、家庭は家庭と分けて考えている人は、家族の写真は飾らないのだと思います。
Q-023 日本の会社などにはなぜ、「窓際族」と言われる人がいるのか。 日本の慣習で、1つの会社に入ったら一生そこで働き続けるというのがあるんです。ですから、会社は簡単に「クビ」って言えないんですよ。相手に明らかな非がある場合は別として、クビって言ったら裁判になってややこしいので、会社は「窓際族」なんて回りくどいことをするんです。要するに、会社に「いるだけ」にして居辛くし、相手の方から「辞めます」って言わせたいんです。これなら、見かけ上「自分から辞めた」ことになるので、それを受理しない理由はありませんからね。
Q-024 日本ではなぜ、「天下り」(人事)が行われるのか。 日本では、特に大きな組織になると政府とのつながりが大事になってくるんです。そして、公務員を辞めた人は第2の人生の受け皿が欲しい。2つの利害関係が一致して、こんなことをやってるんでしょうね。嘆かわしいことです。
Q-025 日本人はなぜ、携帯電話や公衆電話を掛けながら頭を下げているのか。 日本語のあいさつっていうのは、たとえば「おはようございます」とか「ありがとうございます」なんて言いますけど、これを言葉で言う時には、正確には「と言いながらおじぎ」というのがくっついてると思うんですね。科学的に言えば「条件反射」のようなものだと思うのですが、やっぱりふんぞり返って「ありがとうございます」って言っても、相手には「アリガトウゴザイマス」という音は伝わったでしょうが、気持ちが伝わってないような気持ち悪い感じに陥るんじゃないかな。だから、相手に自分の姿が見えなくても、思わずおじぎをしちゃうんですね、きっと。
Q-026 日本人夫婦はなぜ、人前での愛情表現を好まないのか。「愛してるいるよ」「愛しています」と言い合っている夫婦にお目に掛かったことがないが。 なぜ、と言われても困るんですけどね(苦笑)もしかして、「愛してる」っていう言葉は、たとえば英語の「I love you.」よりもずっとずっと重い言葉なのかもしれません。何と言うか、自分の全てを相手にぶつけるような感じというか…。何だか良く分かりませんが、とにかく日本人にとって「愛してる」は特別な言葉だから、簡単に口にするのが恥ずかしいのかもしれませんね。
Q-027 日本人はなぜ、会議を 「根回し」 の確認の場とするのか。日本人の会議は無目的に思えることが多いが。 私はまだ学生なので、「根回し」の行われた様子を見たことが無いので分かりません。まあ、根回しの時にやった話し合いが、日本式の会議ってことになるんでしょうかねえ…。私自身、いまいち「根回し」の意味が分かってないのでちょっとこれは分かりません。
Q-028 日本人はなぜ、標語が好きなのか。日本中、至る所で見掛けるが。 言われてみれば確かに(笑)多分ですけど、短くて印象に残る文章にしておけば、ふとした瞬間に思い出してくれると期待してる部分もあると思います。交通安全とか火の用心とかって、ある時間だけ気を付けたらいいものではなくて、ずっと気を付けなきゃいけないものですから、ふとした瞬間に思い出して欲しいという願いを込めて、標語を作ってるんじゃないでしょうか。
Q-029 日本人の意思伝達法ではなぜ、最後に結論が来るのか。英語のように、先に言っておくほうが、分かりやすくて良いのではないか。 それは文法的な問題なので、どうすることもできないと思いますよ。そう言えば、以前電車のアナウンスで、「この電車はA駅、B駅、C駅、…、Z駅に停まりません。」って言ったらみんなずっこけるだろうなって笑い話を聞いたことがあります。でも、これは「これから停まります駅はA駅、B駅…」って言い換えることもできるんですよって言ってました。言い方を変えればどうとでもなるってことですね。
Q-030 日本人はなぜ、「結婚の約束」(結納)の際、「昆布」 「鰹節」 などを贈るのか。また、「熨斗(のし)」とは何か。 「昆布」は「こぶ」とも読み、「子生(子供が産まれる)」に通じて子孫繁栄を願う縁起物として贈ると聞いたことがあります。また、「かつお節」は「勝男武士」に通じて、元気な赤ちゃんが産まれるようにという意味で贈るのだと聞いたことがあります。
また、のしは元々あわびを薄く延ばした物を使っていて、あわびは良く延びることから、「発展・繁栄」の象徴として縁起がいいとされているそうです。
Q-031 日本人はなぜ、結婚披露宴で 「引き出物」 を用意するのか。 正式な理由は知りませんけど、多分記念品を兼ねた「ご祝儀のお礼」だと思います。ご祝儀は、通常結婚披露宴を催した際にかかった費用に充填されるものですから、その費用を負担してくださった皆さんにお礼の気持ちを込めて渡す物だと思いますよ。もっとも、妙な物を引き出物にされると、お礼どころか「嫌がらせ」になるっていう皮肉を聞いたことはありますが(笑)
Q-032 日本人はなぜ、何かと言うと、宴会( "party" ではない)を催すのか。 日本人は騒ぐのが大好きなんですよ。もしかして、普段は抑うつされた生活を送っているから、宴会でその憂さを晴らしているのかも知れませんね。だから、何かと理由を付けてはみんなで騒ごうとするんだと思います。
Q-033 日本ではなぜ、結婚披露宴・パーティーなどへの招待が夫婦単位で行われないのか。 もちろん個人差はあるということに注意していただきたいのですが、日本人は「仲間」という意識が強い国民性があるからかもしれません。たとえば、夫の同窓会に妻が来ても、みんなは仲良さそうに話しているのに妻だけは何もしゃべる話題が無く、全然面白くないまま時間だけが過ぎていくという最悪の経験をすると思います。(まあ、同窓会だと「配偶者同席」を条件としている場合もありますが。)だから、関係ない人は敢えて「呼ばない」んですよ。
Q-034 日本人女性はなぜ、妊娠 5ヶ月目に「戌 (いぬ)帯びの祝い」 をするのか。 犬は一度にたくさん子供を生むってことはもちろん知ってますよね。昔の人はそれを見て、犬を「安産の象徴」として考えるようになったんでしょう。その女性が何の苦労も無く、無事に赤ちゃんを出産できますようにという願いを込めて、お腹の膨らみが目立ち始める妊娠5ヶ月目の戌の日に戌帯を巻くんですよ。
Q-035 日本ではなぜ、子が誕生した際、「お七夜」「お宮参り」「お食い初め」「初節句」 などの行事を催すのか。 全部子供の成長を願う行事ですね。医療の発達していなかった昔は、赤ちゃんが成長することが今よりも珍しく、元気に成長して欲しいという願いを込めて、節目ごとにお祝いをしたんでしょう。その名残で、今でも子供の成長を願う儀式はたくさん残っています。
Q-036 日本ではなぜ、祝い事がある際、「赤いご飯」(赤飯)を炊くのか。 確か、大昔は赤いお米があって、それを炊いてお祝い事をしていたから、その名残で赤飯を炊くようになったと聞いたことがあります。なぜ赤いお米なのかはちょっと忘れました。
Q-037 日本人はなぜ、還暦を赤い 「ちゃんちゃんこ」 で祝うのか。 これを教えるためには、まず「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を知ってもらわないといけません。詳しく説明すると長くなるので省略しますけど、1年ごとに十干十二支が順番に付けられて、十干十二支は全部で60種類あるんです。だから、60年後に十干十二支が元に戻ってくる訳です。
つまり、還暦(60歳)まで生きると、その人が赤ちゃんだった年と同じ十干十二支となるんですね。だから、「赤ちゃんに戻る」という意味で赤いちゃんちゃんこを着るんだと聞いたことがあります。
Q-038 日本人はなぜ、鮨を 「箸」 ではなく、指でつまんで食べるのか。 箸を使う人もいますけどね(私がそうです)。でも、寿司が好きな人の中には、「箸でつまんだりしたらせっかく握ってある寿司が崩れてしまうから」という理由で、指で直接つまんで食べるようです。店によっては、指でつまんで食べてくださいと言われることもあるようです。(私が行けるような安い店では、そんなことありませんけど(笑))
Q-039 日本人はなぜ、正月に 「雑煮」 と言うものを食べるのか。 今はコンビニでもスーパーでも正月から開いてますが、昔は年末年始はどの店も閉店というのが当たり前でした。だから、食べ物なんかは保存の利く物をたくさん作っておいて、店が開かない間はそれを食べるっていうのが習慣なんです。
餅もその中の1つで、お店の開かない正月の間は、それを食べてお店が開くのを待っているんですよ。

調べたら、大嘘を言ってました(苦笑)どうやら、本当は年齢を運んでくる年神様に供えた食べ物を、新年1番の神聖な水と火で炊いた物を食し、無病息災を願う食べ物だそうです。「保存が利く」っていうのはおせちの話でした。
Q-040 日本人はなぜ、「むすび」(おにぎり) を三角形に結ぶのか。 聞いたことがありますけど、忘れました(苦笑)ただ、諸説あって決定的な説は無かったということ、そして「三角形」である必然性は無い(三角形であれば作りやすいとかおいしいとかそういう理由ではなかった)ということだったことは記憶しています。まあ、日本人がおにぎりと聞いて思い出すのはこの形ですから、理由は分からないけど、この形のままある程度までは受け継がれるんじゃないでしょうか。
Q-041 日本人はなぜ、「うどん」 や 「そば」 を音を立てて食べるのか。 これは私の推測ですけど、理由は2つあると思います。
1つは、特にかけうどんとかかけそばっていうのは、温かい汁の中に麺が浸かっている状態で出てくるため、どんどんふやけてまずくなる(伸びる)んです。だから、音を立てないように慎重に食べると、食べるのが遅くなり、おいしさが失われてしまう。だから、おいしさが失われないうちに速く食べられるよう、ズルズルとすするんだと思います。
もう1つは、うどんやそばっていうのは、「風味」と言って香りを楽しむ物でもあるんです。麺と一緒に空気を吸い込むことによって、鼻に抜ける食品の香りを楽しむためでもあると思います。
それと、音を立てるのがはしたないと教えられた人には信じられないかもしれませんが、すすらないとちょっと変というか、カッコ悪く見えるんですね。だから、日本人は音を立てて麺をすするんです。
Q-042 日本人はなぜ、飲み屋やバーで、「とりあえずビール、2、3本」 とか 「おつまみ、適当にみつくろって」などと曖昧なことを言うのか。言われたほうはそれで分かるのか。 私はあまり飲み屋には行かないので、そういうのは分かりませんけど、お店の人は分かるんでしょう。お店ごとに、こんなあいまいなことを言われたらビールは何本出すとか、おつまみは何を出すとか決まってるのかもしれませんし。あまり無いでしょうが、どうしても嫌なら店の人が「ちゃんと決めてください」って言うでしょうし。
Q-043 日本人はなぜ、レストラン等に招待されて、何を食べるかと尋ねられたような場合、「お任せします」 と言うのか。 良く行く店なら別にいいですけど、わざわざ招待されたってことはそれなりの格を持ったお店か、珍しい料理を出すってことですよね。聞いたことの無いような料理の名前から選べって言われても困るので、もう相手に選択を任せ、その人を信用した方がおいしいものが食べられそうな気がします。そういうことだと思いますよ。
Q-044 日本人はなぜ、日本酒を温めて飲むのか。 香りがよくなるってことじゃないですか?元々米から作ってあるので、ご飯を炊いた時のような独特のいい匂いがするんですよ。私は日本酒を飲まないので、1度匂いをかいだことがあるだけですけど、多分そういうことだと思います。
Q-045 日本人はなぜ、他家を訪問する時、手土産を持って行くのか。 さあ、それは分かりません。若いうちで、本当に気心の知れた友達の家に行く時にはこういうことはしませんけど、多分「お茶菓子」の類を持って行くということなんでしょうか。向こうはお茶を出してくれるから、こっちはそれに添えるお菓子を持って行こう、ギブアンドテイクってことかもしれません。
Q-046 日本人はなぜ、「年越しそば」 を食べるのか。 そばというのは、麺の中でも細くて長いと言われているんです。細くても長い人生、つまり、ひっそりとでいいから長く生きて行けたらいいなという願いを込めて、1年の締めくくりに年越しそばを食べるんです。
Q-047 日本人はなぜ、客に 「お上がりください」 と言うのか。どこに上がるのか。 「お入りください」 とどう違うのか。 「お上がりください」と「お入りください」は基本的には同じことですね。ただ、ニュアンスの違いとして、「お入りください」と言われると単純に建物の中に入っていく感じですが、「お上がりください」と言われると、相手の生活空間(プライベートな空間)に侵入させてもらうという感じを受けます。
日本の昔の家は、生活空間は地面よりちょっと高い場所にあったんです。今もその名残で、靴を脱ぐ場所と生活空間の間に段差がある家は珍しくありません。だから、「お上がりください」というと、そのまま「私の生活空間に入ることを許します」という意味だったんだと思いますよ。
Q-048 日本人はなぜ、酔っ払いに対して寛大なのか (「酒がはいっているのだから」「酒の上での・・・」 などと言うのはなぜか)。酒を題材にした歌も多いが。 これは、他国と比較したことがないので分かりませんね。ただ、酒の席での失態を許しあうことで、普段抑圧された不満などを爆発させることができるということかもしれません。
酒を題材にした歌というのは、歌詞の中の登場人物は結構「悲しみを背負うカッコ良さ」を強調されて歌われてますね。それか、「ものすごく楽しそうにお酒を飲んでる」のどっちかですね。前者はドラマチックだし、後者は聞いてるだけで楽しい気分になれる。だから、歌の題材になりやすいんでしょうね。
Q-049 日本ではなぜ、酒宴の席で上司が部下に、「今日は無礼講だから、気楽にやってくれ」 などと言うのか。 日本の文化は上下関係というのを気にするのはご存知でしょうか。「無礼講」というのは、「(せっかくの酒宴なんだから)普段の上下関係なんか気にしないでいいよ」という意味なんです。けど、実際は形式的なあいさつのようなもので、特に意味のある言葉とは思えません(苦笑)
Q-050 日本人はなぜ、捕鯨や鯨食にこだわるのか。 逆に質問しますが、あなたはなぜ牛肉(または豚肉、鶏肉)を平気で食べられるんでしょうか。もしも、牛を殺すなんてかわいそう、牛肉を食べること反対って言われたらどんな気持ちになりますか?その気持ちは、日本人が捕鯨や鯨食にこだわることとどう違うんでしょうか。つまりは、そういうことです。
Q-051 日本人はなぜ、割り箸を使うのか。資源の無駄遣いではないか。 確かに。私個人の見解では、塗り箸だと麺類は食べにくいので、いつも割り箸を使ってます。割り箸は資源の無駄遣いだと言われてきましたが、最近では間伐材と言って他に使い道の無い、捨ててしまう材木を利用して作られていると聞きました。一応そういう努力はされてるみたいですよ。
Q-052 日本人はなぜ、他人と異なる意見を持つことを嫌うのか。 日本人は、孤立や対立を嫌うのかもしれません。だから、相手に反対する時は、最大限の敬意を払って、できるだけ相手を怒らせないような形で反対するんです。逆に言えば、そこまでの労力を使う覚悟が無いと反対しないってことですね。
Q-053 日本人はなぜ、他人と話をする時、いちいち相槌を打つのか。こちらが言っていることに賛成してくれているかと思うと、最後のところで否定されてしまう。とてもうるさく感じたり、不誠実に感じたりするのだが。 それは日本人が話を聞いている時の癖なので、慣れてもらうしかないんでしょうね(苦笑)相手が言っていることに「うんうん」と言うのは、「賛成です」ではなくて「あなたの言葉をちゃんと聞いてますよ」という意味なんです。ですから、日本人同士で会話している時に、1人の人が一方的にしゃべってもう1人が何の反応もしないと、多分しゃべってる人は途中で「ちゃんと聞いてる?」って言うと思います。日本人の友達がいたらその人に協力してもらって、実験してみたらどうですか?
Q-054 日本人はなぜ、パーティー会場などで、同僚・友人・同窓生などで固まろうとするのか。 日本人は仲間意識の強い国民性を持ってますから、なかなか知らない人とは打ち解けようとしないんでしょう。新しい仲間が「仲間」と認められるには、ちょっと時間がかかりますから、すぐに解散してしまうようなパーティではどうしても知っている者同士で固まってしまうんですね。
Q-055 日本語にはなぜ、敬語が多いのか。 学術的な成り立ちは知りませんが、日本人は上下関係を気にする文化ですから、下の者は上の者に対して「あなたを上だと思っています」という何らかの方法が必要になってくるんです。その方法の1つとして、普段とは違う言葉づかいをして、「あなたが特別です」ということを表現する敬語が発達したのではないでしょうか。
Q-056 日本人の書く改まった手紙はなぜ、時候の挨拶から始まるのか。 残念ながら、これは分かりません。ですが、私の感覚としては、まず一番に相手のことを気遣うことから始まるというのが礼儀だと考えます。ですから、暑くなったら「暑さでへばってないだろうか」、寒くなったら「風邪を引いてないだろうか」と相手を心配することから始まるんだと思います。
Q-057 日本人はなぜ、贈り物をする時などに、「つまらない物ですが」 と言うのか。 日本人が「完璧」を求める国民だからだと思います。よほど自信があるなら「これ本当にいいものだから」と言って勧めると思いますけど、普通だったらあまり期待させないように「つまらない物ですが」と言うと思いますよ。
Q-058 日本人はなぜ、飲食物を勧める時、「何もございませんが」 と言うのか。 やはり、「つまらない物ですが」と同じような意味合いですね。日本人が本当に自信を持てるような、本気のおもてなしをしよう思ったら、ものすごく豪華な食事を用意しなくてはならないと思います。ですから、普通くらいだったら、「この程度のものしか用意できなくてすみません」という意味でこの言葉を使うんだと思いますよ。
Q-059 日本人はなぜ、客の好みも聞かずに、一方的に 「お茶」 などを出すのか。 家によってはちゃんと聞く家もあるし、お茶じゃなくてコーヒーや紅茶が出てくることもあります。お茶とかコーヒーっていうのは、好き嫌いがあまり無い飲み物ですから、「無難な飲み物」ということで出されるんじゃないでしょうか。
ある程度の回数お邪魔したことのある家だったり、気心の知れた友達の家だったりしたら、希望を伝えるのも手かもしれません。お茶の用意をしに行ったなと思ったら、「私はコーヒーをお願いします」と言えばいいと思います。ただ、これを失礼だと考える人もいるので、使う時にはくれぐれも慎重に。
Q-060 日本人はなぜ、「今度一杯やりましょう」 とか 「そのうち [是非]遊びにいらっしゃい」 と言っておきながら、こちらがその気になると、困ったような顔をしたり、言葉を濁したりするのか。 これは、日本人独特の社交辞令ですよ。「あなたとは今後ともお付き合いしたいです」くらいの意味ですから、本当に飲みに誘ったり、家に招いている訳ではありません。でも、本当に誘っている時もあるので、判断が難しいところです。
とりあえず、「具体的な日時を言わずに誘い文句を言う時は社交辞令」と覚えておけば無難かもしれません。
Q-061 日本人はなぜ、「お出かけ?」「どちらにいらっしゃるの?」 などと他人に聞くのか。プライバシーの侵害ではないか。 どこに出かけるかというのは、日本人にとってはプライバシーに関わる質問ではないんですよ。とは言っても、さすがに「彼女の家に泊まりに行ってきます」とは言いにくいので、ここは「ちょっとそこまで」とごまかします。相手も本当にどこに行くのか興味がある訳ではなくて、ちょっとしたコミュニケーションの一手段として言ってるだけですから、「ちょっとそこまで」と言ったのに「そこってどこ?」なんてしつこく聞いてくる人は(多分)いません。「ちょっとそこまで」と言われた方は、どこだか分からないけど「気を付けてね」と言って送り出してくれます
「どこに行くの?」と来たら「ちょっとそこまで」と返す。覚えておくと便利だと思いますよ。
Q-062 日本人はなぜ、引っ越しの際、近所の人に 「そば」(引っ越しそば) を配るのか。 これは年越しそばと同じ意味だったと思います。麺の中でも細くて長いそばを贈ることで、そばのように細く長くお付き合いを、つまり平凡だけど長いお付き合いをしてくださいねという意味で贈るのだと思います。
Q-063 日本人はなぜ、 温泉地の旅館・ホテル内を浴衣姿で歩き回れるのか。 これはどう答えたらいいんでしょうか。浴衣姿というのは、日本人の感覚では恥ずかしい姿ではないのです。Tシャツやスーツを着て街中を歩いても恥ずかしくないのと同じように、浴衣姿も人前で見せて恥ずかしいものではないのです。
Q-064 日本ではなぜ、料理店などで 「おしぼり」 を出すのか。 日本では、食事の前に手を洗うというのは常識になっています。でも、料理店などでいちいちトイレに行って手を洗うというのも面倒ですし、店側も洗面所に客が殺到したら困るでしょうから、それを解消するアイデアとしておしぼりを出しているんだと思いますよ。そういう習慣の無い国の人なのかもしれませんが、せめて日本人が見ている前ではおしぼりで手を拭く真似くらいはしてくださいね。
Q-065 日本ではなぜ、料理店・旅館・商店などに 「猫」 の置物があるのか。 なぜ猫である必要があるのかは知りませんが、その猫は「招き猫」といって幸せを運んでくると考えられている置物なんです。ちなみに、右手を挙げているのがお金、左手を挙げているのが客を引き寄せるということで、「千客万来(お客さんがたくさん入ってきてくれること)」と「商売繁盛(お店がうまく行くこと)」を願う置物として、日本のお店にはよく飾られているんです。
Q-066 日本人はなぜ、すぐに 「仕方がない」 と言うのか。 それは日本人というより、個人的な癖なのかも知れません。日本人はそんなにネガティブな人ばかりじゃありませんよ。
Q-067 日本人はなぜ、すぐに 「やはり」 「やっぱり」 と言うのか。 これも、個人的な口癖なのかもしれません。私も良く「まあ」という言葉を連発してひんしゅくを買うことがあるんですよ(苦笑)
Q-068 日本人はなぜ、すぐに 「どうせ」 と言うのか。 これも個人的な口癖だと思います。…何か、この3問に出てきた口癖を持った人って、異様にネガティブですね(苦笑)
Q-069 日本人はなぜ、すぐに 「うちの会社」 「うちの学校」 などと、「うち」を使って所属場所を表現するのか。 日本人は、縄張り意識が強いからかもしれません。自分の所属する集団に誇りを持っている人が多いからではないでしょうか。
Q-070 日本人はなぜ、退社時などに、「お先に失礼します」 と言ってから出るのか。なぜ、「失礼」 になるのか。 これは形式的なあいさつですね。ただ、その根底にあるのは、やはり「仲間」という意識があるのかもしれません。だから、1人だけ先に集団から離れて家に帰ってしまうのは「失礼」であるという考え方があるのでしょうね。
でも、先に帰ること自体は別に失礼でも何でもないので、安心して帰ってください。(もちろん、仕事が残っているのに先に帰っちゃダメですよ(笑))
Q-071 日本人はなぜ、すぐに謝るようなことを言うのか (落し物を拾ってもらった場合でも、「すみません;すいません」「申し訳ありません」などと言う)。 この場合、「すみません」は謝罪というより感謝の気持ちを表現する言葉です。2種類の「すみません」があると考えてもらった方がいいかもしれませんが。
その根底にあるのは、相手を侵害しているという気持ちだと思います。落とし物を拾うにも、少し道を空けてもらうにも、本当だったら相手が使うはずだった時間と労力を、(わずかとはいえ)自分のために使ってくれた訳ですから、「あなたの貴重な時間と労力を私が使ってしまってすみません」という意味だと思います。実際はそこまで考えている人はいませんけどね(笑)
Q-072 日本人はなぜ、「夏目漱石では [じゃ] ないが・・・」 と否定したあとで、「智に働けば角が立つ、だね」 などと、漱石自身の言葉を引用するのか。 「○○じゃないけど」というのは、言おうとしていたことが有名な言葉で表わせると思った時、「(私は)○○じゃないけど」と言って引用するのかもしれませんね。こういうことを言う時の、一種の決まり文句みたいなものでしょうか。
Q-073 日本人はなぜ、「お世辞では[じゃ]なく・・・」 とか 「お世辞を言うわけでは [じゃ] ないんですけど・・・」 と否定的な前置きをしてから人を褒めるのか。なぜ正直に褒め言葉を言わないのか。 それだけ日本人がお世辞を言ってるってことでしょうね(苦笑)特に、日本人は(本当の意味で)褒められ慣れてないので、褒められても「本当はそんなこと思ってないんでしょうね」と心の中でつぶやく人が多いんでしょう。だから、わざわざ「お世辞じゃなく本当に」と前置きをするんでしょう。
Q-074 日本人はなぜ、「だめ [いや] です」 「無理です」 とはっきり言えないのか。 「だめです」「無理です」という言葉が存在する以上、はっきり言うこともあるんでしょうね。でも、特に友達同士の普通は使いません。なぜなら、はっきり言ってしまうとかなりきつい調子で否定しているように聞こえるからです。言われた方は、「そんなに強く否定しなくても…」と悲しい気持ちになるでしょうね。
「ダメです」というのは、たとえば「日本で18歳の人がタバコを吸っても良いのですか?」に対しては「ダメです」と答えるでしょう。(日本では、法律で20歳になるまではタバコを吸ってはいけないことになってます。)こんな風に、法律やマナーなどでやってはいけないことに対してのみ「ダメです」というと思うんです。つまり、こういうストレートな否定表現は、かなり強い否定だと考えてもらっても良いかもしれません。
Q-075 日本人はなぜ、「私[僕]には・・・の能力がある」 「私[僕]は・・・を得意としている」 と、自分を誇るようなことを言わないのか。 これも、「完璧主義」の日本人だからこその表現なのかもしれません。たとえば、「私は英語ができます」と言ってしまうと、それを聞いた人は「ネイティブと聞き間違えるほどの優れた英語能力を持った人間」とインプットしてしまう訳です。本当にそうなら「英語ができる」と言ってもいいのでしょうが、よほどの能力が無い限りは「○○ができる」という表現はなるべく避けた方がいいかもしれません。
Q-076 日本人はなぜ、「日本人ばなれした・・・」 というような言い方をするのか。外国人 (特に白人) にコンプレックスを持っているように響く。 実際そうでしょう(苦笑)日本人は欧米人のスタイルに憧れる人が多く、白人と比べて日本人は背が低いし、身長と比べて足の比率が短いという認識があるんです。だから、日本人よりも欧米人のスタイルに近い人は、「日本人離れしている」と言って羨望の的になるんですよ。
Q-077 日本人はなぜ、外国で飛行機事故があったような場合に、「日本人乗客は(乗って)いない模様です」と言うのか。 「日本人さえ乗っていなければ幸運だ」 と言っているようにも響く。 それは、実は私も疑問なのです。なぜ「日本人は乗っていない」と、「日本人」を強調するんでしょうね。
日本はまだ「国際化」に慣れていないのかもしれませんね。だから、「日本人がいない」ということは、「日本国内に心配する人はいない」と同等と考えているからかもしれません。実際は、日本にたくさんの外国人がいる訳ですから、もしかしたら事故機の乗客の家族が日本にいるかもしれないんですがね…。
Q-078 日本人にはなぜ、「外国人[外国の人]には分からないだろうけど・・・」 と決め付けるような言い方をする人が少なくないのか。 それは場合によります。日本人も、各国のイメージみたいな物があって、その国籍の文化では、これは分からないだろうと思ったらつい言っちゃうでしょうね。実は、そんなことは相手も勉強済みで、自分が恥をかくかもしれませんけど(苦笑)
Q-079 日本人はなぜ、箸を上手に使う外国人を見ると、まるで珍しいものでも見るような顔付きで、「お上手ですね」 などと言うのか。 やはり、さっきの質問と同じで、箸を使う文化の無い国の人は、箸は使えないだろうという先入観があるからでしょう。だから、すごく練習したんだろうなと思って、思わず感心してしまう訳ですよ。実際はどうだか知りませんが(苦笑)
Q-080 日本人はなぜ、Yes と No が使い分けられないのか。 例: 外国人: Do you like fishing?  日本人:No,I don't.  外国人: Oh,you don't.  日本人: Yes.  外国人: Yes?  日本人: Yes. これは、有名な「yes/no」と「はい・いいえ」の違いですね。英語の「yes/no」は、肯定文なら「yes」で否定文なら「no」を使うということで間違いないでしょうか。
でも、日本語の「はい・いいえ」は、肯定か否定かではなく、命題が真か偽かで「はい」と「いいえ」を使い分けているんです。ですから、「釣りは好きではないのですか?」と聞かれ、釣りが嫌いなら「釣りが好きではない」という命題に合致するので「はい(好きではありません)」、釣りが好きなら「釣りが好きではない」という命題に合致しないので「いいえ(好きです)」となる訳です。
だから、日本人はその癖でつい真か偽かで判定してしまうので、否定疑問文だとこんなとんちんかんな問答になってしまうんですね。
Q-081 日本人の英語にはなぜ、 "We Japanese"という言い方が多いのか。排他的に響くが。 これは聞いたことが無いので分かりません。でも、日本語では「私たち日本人は」とか、「私たち地球に住む生き物は」という言い方は、そんなに変な感じはしないので、それをそのまま英語に訳してしまってこうなるのかもしれません。気を付けないといけませんね。
Q-082 日本人学生・生徒はなぜ、教室で、自分が当てられているにもかかわらず、「わたし?」 とか 「ぼく?」 と言いながら、わざわざ隣の席に座っている友人を見て確認するのか。     私も良くやります(笑)これは、他の人と同時に答えを言ったりしたら恥ずかしいからですよ。周りの人に確認を取って、他に当てられたと思っている人がいないことをちゃんと確認してから答えるんです。こうすれば、少なくとも(先生は別の人を当てたつもりであったとしても)自分1人が答えることになるので、同時に答えを言い始めて気まずい思いはしなくて済みますから。
Q-083 日本人学生はなぜ、先生よりも先輩に対して、より丁寧な言葉遣いをするのか。 多分ですが、今の日本の学生の「先生は別の世界の人」という考え方をしている人が多いからだと思います。先生という職業は、宿題を出したり叱ったりしなくてはならないので、得てして嫌われ者になりやすいんですよ。だから、学生は先生と、ある意味では「敵対している」のかもしれません。
一方で、歳の近い先輩は、場合によっては不条理なことをされたりすると聞きますが、大抵の場合は「強い味方」になるんですね。本当は悪いことですけど、宿題を手伝ってもらったり、テストの時の先生の出題傾向を教えてもらったりと、何かと良くしてくれることもあるんです。だから、先生よりも先輩に丁寧な言葉遣いをするんじゃないでしょうか。
もちろん、これは日本人学生みんながそうという訳では無いので、その辺は誤解しないように。
ちなみに、私は丁寧な言葉に慣れていなくて、時々先生に敬語で話してなくて「あっ」と思うことが何度もありましたがね(苦笑)
Q-084 日本人学生はなぜ、教室で前列に着席するのを避けるのか、なぜ固まって後部に(それも、男子と女子とが分かれて)着席するのか。 目立ちたくないという心理の表われでしょうね。それに、後ろの方の席だと、先生の目が届かない気がして楽なんですよ。人によっては、後ろの方の席でこそこそ漫画を読んだり、別の授業で出された宿題をしたり、寝たりしてる人もいますよ(苦笑)
でも、実際は意外にも前の方が盲点になるようです。先生は前を向いて授業を行うので、目線の先には後ろの方の席に座った人がバッチリいますよ。先生に見つからないと思ってそんなことしてたら、後で知りませんよ…(笑)
男女で別れて座るのは、気遣いという面があるでしょうか。私は、特に知らない女性(異性)の近くに座るとちょっと気を遣ってしまいます。だから、気心の知れた男性(同性)の近くに座りたくなるんです。そう思っている人が、意外に多いんでしょうか。
Q-085 日本人学生はなぜ、満足に自分や自分の国のことを英語で語れないのに、「猫も杓子も」 英語国に留学したがるのか。 これは鋭く、厳しい質問ですね。日本人にとって、「英語が話せる」というのは、「国際人になった」ということで非常にステータスの高いことと考える人が多いのです。だから、「アメリカに留学してきました」と言うと、それだけで「すごいな」ということになります。
「すごいな」と言われるような人になりたいと思って、英語圏に留学する人は多いです。でも、真の意味での国際人は、指摘の通り「自国の文化をちゃんと説明できる」という条件も含んでいると思います。英語というのは国際人になるための手段に過ぎず、自国の文化をちゃんと説明できるようになって初めて国際人になったことになるんでしょうね。
Q-086 日本の大学生はなぜ、親に授業料を出して貰うのか。なぜ、そのことを恥ずべきことだと思わないのか。 これは耳の痛い話ですね…(苦笑)私がまさに「親に授業料を払ってもらってる大学生」ですから。
まあ、親は大学に行く費用を出してあげると言っているので、それに甘えてしまったというのが本音です。学生のうちは親にお金をもらうのが当たり前だと思っていたので、それを甘いと考える文化から見れば、変なのかもしれません。
Q-087 日本の大学生はなぜ、就職試験や会社訪問の時、みな同じように 「リクルートルック」 と言われるようなものを着て行くのか。 これが正装だからです。もちろん、どんな服を着て来なさいという指定が無い場合は、どんな服を着て行っても構わないのかもしれませんが、「正装」と「普段着」だったら、正装して行った方が無難だという考え方なんですよ。普段着を着て行くと「何で普段着なんかで来たんだ」と相手の機嫌を損ねる可能性はありますが、正装して行ったら「そんなに堅くならなくて良かったのに」と同情はされても機嫌を損ねる人はまずいませんから。
Q-088 日本の官公庁・会社・大学などではなぜ、大した業績を上げ(得)ない人々がクビにもならずに、何年、何十年とその職にいることができるのか。 日本では「終身雇用」と言って、基本的には1つの会社で一生働き続けるという習慣があるんです。会社もそれを期待しているし、労働者もそれを期待しているんです。だから、大した業績を上げられなくても、雇い続けているというのが現状でしょうね。
それに、日本で解雇するというのは、法律で厳しく制限されているんです。会社が簡単に「クビ」と言えないのも、こうなっている理由かもしれません。
Q-089 日本の親はなぜ、子供の教育にあれほど金を掛けるのか。 昔、日本では「勉強こそ全て」みたいな風潮があったんです。今子供を持っている人は、そんな風潮の中で育った人たちですから、「お金を掛けて勉強をさせてやれば、将来子供に楽をさせてやれる」と思っている人が多いんでしょう。いわゆる、「良いところに就職して良い生活が送れる」という奴です。「良いところ」とか「良い生活」って何だろうと、私も思ってます(笑)
それと、潜在意識の中に「自分を自慢したい」というのも入っているかもしれません。一流の学校に入り、一流の企業や官公庁に就職したら、「それをさせたのは自分だ」ということで、他の人に良い印象を与えられるという気持ちも、人によってはあるかもしれません。
Q-090 日本の高校生はなぜ、大学にはいると急に勉強をしなくなるのか。 これも耳の痛い話ですね(苦笑)大学に入ると、高校の時みたいに必死になって勉強しなくても、要領よくやれば卒業できてしまうんですね。だから、遊んでばかりの大学生が日本には多いのでしょう。…と言っている私もその1人ですが(苦笑)
Q-091 日本人はなぜ、他人の子が悪いことをしている現場を見ても 「見て見ぬ振り」 をするのか。叱るべきではないのか。 おっしゃる通りです。本当なら注意すべきだと思います。
ところが、ここがややこしいところなのですが、最近他人の子供を注意すると逆に「どうしてうちの子にそんなこと言うの!?」と言って怒る親がいるんです。これが元でケンカになるのは嫌だし、最悪の場合は恨みを買ってナイフでグサリ…なんてこともあり得るので、誰も注意できないんですよ。その子供の親が、子供に注意してくれるまで待ってるという状況なんです。
理不尽ですが、やっぱり誰もが自分の身が一番可愛いってことですね。…と言ってる私も、注意できる自信はありませんが。
Q-092 日本のヤクザはなぜ、「一宿一飯の恩義」と言うのか。どんな意味か。 ヤクザではないので分かりません(苦笑)これだとちょっと冷たいので、分かる範囲で答えます。
まず、「一宿」というのは誰かの家に泊めてもらうこと、「一飯」というのはご飯をごちそうになることで、「一宿一飯の恩義」というのは、「食事と寝る場所を提供してくれた恩」ということでしょうか。ヤクザは怖い人たちですけど、とても義理堅いと聞いたことがあります。一晩泊めてくれてありがとうというお礼がしたいから、何か困ったこと(他の組と抗争になったとか)があったら呼んでくれということでこう言うのだと思います。
ちなみに、「一宿一飯の恩義」というのは別にヤクザしか使わない言葉ではありませんよ。たとえば、旅をしている途中でお金を落とす(あるいは盗まれる)というハプニングに遭遇した時、誰か親切な人が自分の家に無料で泊めてくれた時も「一宿一飯の恩義」となる訳です。「恩」は人の気持ちですから強制できませんが、そういう時に「ありがたいな」と思ったら、皿を洗うなり掃除を手伝うなりして「一宿一飯の恩義」に報いてくださいね。
Q-093 日本人はなぜ、何でも 「・・・道」 にしてしまうのか (柔道、剣道、空手道、武道、弓道、合気道、茶道、華道、香道、装道、等)。 なぜでしょうね。日本人は「うまくできればそれでいい」という気持ちは無いのかも知れません。何と言うか、たとえば「柔道」を例に取ると、単に相手を投げ飛ばす技術が身に付いたら良いのではなくて、精神の美しさとか、そういうものも一緒に求められるんですよ。何か、表面的なものだけじゃなくて、人間性とか道徳心のような、精神的な部分も鍛え上げるというのが、日本人に好まれるからじゃないでしょうか。だから、いろんな「道」を通じて、精神も鍛えようということで、こんな風にたくさんの「道」ができたのではないでしょうか。
Q-094 英語はアルファベット26文字なのになぜ、日本語には漢字・平仮名・片仮名のように多くの表記法があるのか。日本人は混乱しないのか。 漢字、ひらがな、カタカナは全部成り立ちが違うんですよ。元々、日本には音を記録する方法(文字)がありませんでした。しかし、1500年ほど前に、中国から漢字が伝わってきたんです。最初は漢字だけを使って表記していたのですが、漢字は中国語を表記するための物ですから、いろいろ不都合が生じ始めたんです。そこで、漢字の表記に補助的な意味合いを加える方法として、カタカナが生まれたんです。たとえば「行」だけでは時制などが分かりませんが、「行ク」「行ッタ」「行カヌ」という風に書いて時制などの細かいニュアンスを表現したのが始まりと言われています。
一方で、ひらがなは女性が開発しました。(漢字やカタカナは、主に男性による公式的な記録のために使っていたのです。)平安時代は、男性と女性の交流がほとんど無かった時代でしたから、女性は女性で文化を作っていたんです。女性は近い発音をする漢字を崩していき、それを音の記録のために使っていたんです。
こうして3種類も文字が生まれた訳ですが、現代では大まかに、基本的には漢字を使い、ひらがなはその補助のために使う。カタカナは音だけを表現する時に使うという使い分けをして、それぞれのニュアンスを出しているんです。
「混乱しないか」という質問ですが、日本語を後発的に学ぼうとする人にとっては大変かもしれませんが、長い間こんな環境にいると慣れてしまうんですよね(笑)今では、特に苦労することはありません。
Q-095 日本人はなぜ、「金儲け」 という語からマイナスイメージを抱くことが多いのか。 多分ですが、「金儲け」という言葉がいけないのだと思います。「金儲け」というと、「お金を儲ける」ということが主目的になっていて、つまりは「金が儲かれば何をしてもいい」って言ってるみたいでちょっと感じ悪いです。
だから、日本人だって「努力の結果」巨万の富を得た人には惜しみない拍手を送りますよ。それがたとえ「金儲け」が本音の結果だったとしても、人を蹴落としたり、人の弱みに付け込んだりといった、卑怯な手で儲けた金でなければ「素晴らしい」となるわけです。
Q-096 日本人はなぜ、直筆の署名よりも印鑑 (特に 「実印」 ) を重視するのか。 これはずっと昔からの習慣ですから、理由は分かりません。でも、もしかしたら「印鑑は確実」という気持ちがあるのかもしれません。印鑑ならば、どこで何回押しても形が同じですから、簡単に同じか違うかを判定できるという利点があります。だから、実印は重要な物なんでしょう。
ただ、印鑑を盗んだら誰でも同じ物を作れてしまうという欠点はありますね。でも、これは習慣になってしまっているので、多分私が生きているうちは、印鑑は無くならないと思いますよ。
Q-097 日本の皇室はなぜ、菊を紋章にしているのか。菊の意味は何か。 残念ながら、これは分かりません。
調べてみると、800年前の後鳥羽天皇が菊の花を好んでいて、そこから使い始めたと言われているそうです。「後鳥羽天皇の好きな花だった」ということ以外、特に意味は無いようです。
Q-098 日本の皇室はなぜ、公式の場で着物を着ないのか。洋装が普通のようだが。 そうですね。まあ、150年前(明治時代)には「舶来物(特に欧米から来た物)は何でも素晴らしい」と考える風潮があったので、その時に着物を着るのをやめてしまったのかもしれません。
それに、ご存知かどうか分かりませんが、着物を着るのって結構面倒なんですよ。洋服はすぐに着られるので、楽でいいんですよね。だから皇室の人たちも、洋服を普通にしたんでしょう。
Q-099 日本人女性はなぜ、話したり笑ったりする時、すぐ口に手を当てるのか。 日本人の中には、「口を大きく開けて笑うのは下品な笑い方」と考える人が結構いるんです。だから、口の中を見せないように、口に手を当てて笑うんです。話す時も同じような理由だと思います。
Q-100 日本人はなぜ、悲しい時でも微笑んでいられるのか (テレビを見ていても、インタビューを受ける遺族の顔には 「微笑み」 が浮かんでいることが多い)。 そうでしょうか。それは多分ですけど、「楽しい思い出を話している時」ではないのでしょうか。「あの人は明るくて元気だった」と話すと、その時の楽しい思い出が頭をよぎり、一瞬だけその人に微笑みを与えるのだと思います。身近な人が死んだのに、ずっとへらへら笑ってられる人なんていませんよ。(死んだ人がよっぽど恨めしい人だったら別ですが(苦笑))
Q-101 日本人はなぜ、乗り物に乗り遅れたような時、ホームで照れ笑いをするのか。 これは日本人特有のことなんでしょうか。なぜ、と言われても困るのですが、笑って恥ずかしさをごまかしてるんでしょう。何と言うか、そういう時ってどう反応したら分からないんですよ。「何で間に合わなかったんだ、バカヤロウ!」とか怒るのも変だし、「えーん、間に合わなかったよぅ…」って泣くのもおかしいし、かと言って「…」って無反応だったらやっぱり変だし。とりあえず笑っとけみたいな考え方が、日本にはあるんでしょうね、きっと。
Q-102 日本はなぜ、他国と比較して、自殺者の数が多いのか。 さあ、これは逆に他国の自殺事情を聞かないと分かりませんね。日本人の気質の問題なのか、社会的な背景があるのか、どこに問題があるのか分かりません。
Q-103 日本人はなぜ、飛び込み[降り]自殺の際、履物を脱ぎ揃えるのか。 これも由来は知りません。でも、昔はビルとか無かったから、飛び降り自殺をするとすれば川や海、谷底などに身を投げるしかなかったと思います。そんな所に飛び降りたりしたら、遺体ごと自分の存在が無くなってしまうので、心配した人がずっと探し続けることになるかもしれません。そこで、「私は自殺しました」という意味で、履き物を揃えて身を投げるようになったのかもしれません。単なる想像ですけど。
Q-104 日本人はなぜ、臓器移植に消極的なのか。外国に依存し過ぎないか。 これは日本人の気質かもしれませんね。死んで、言わば不要になった肉体とは言え、切り刻まれるのは嫌な感じがするし、遺族もそう思う人が多いんでしょうね。でも、逆の立場になったら、そこを決断して欲しいと思うものかもしれませんが。
Q-105 日本の親 (特に母親) はなぜ、自分の子供を自殺の道連れにするのか。 それは自殺する人に聞いてください(苦笑)おそらくですが、日本には福祉施設が少なくて、特に幼い子供はとても苦労することになると思います。親戚の家をたらい回しにされるというのは、良く聞く話です。それに、自殺するくらい切羽詰まっているなら、何らかの事情を抱えていることになりますよね。その事情も子供に背負わすことになってしまうことも考えられます。そんな苦労をさせるくらいなら、一緒に死んでもらった方が子供のためになると考える親が多いんでしょうね。命は大切に。
Q-106 日本人はなぜ、無宗教(的)なのか (なぜ、同一人物が神社での 「お宮参り」、キリスト教会での 「結婚式」、仏教式での 「葬儀」を行えるのか)。 日本は元々「多神教」の国だったんです。何か唯一絶対の神がいるのではなく、いろんな場所にいろんな神様が住んでいると考えていたのです。そこに、1300年くらい前(奈良時代)に中国から渡ってきた仏教であるとか、500年前(室町時代)や150年前(明治時代)を中心にやってきたキリスト教の考えが混ざって、不思議な宗教の国が生まれたんです。そういう訳で、「1人や2人神様が増えたところでどうってことない」っていうことなんでしょう。ある意味では「寛大な宗教観を持った国」ともいえるかもしれませんね。
Q-107 日本ではなぜ、葬儀は夕方から行われるのか。また、なぜ、葬儀参列者は帰宅時に体に塩を振り掛けるのか。 それは「お通夜」のことを言っているのでしょうか。葬式(告別式)になると、ドタバタしているうちに出棺となり、荼毘に付されて(遺体を焼かれて)しまいます。そこで、告別式の前に親戚などの血縁関係の近い人や親しかったを集め、亡くなった人と最後の別れを惜しむ「お通夜」というものを行います。そのお通夜は、夜に行われるのが普通です。というのも、日本では亡くなった人の遺体の側に線香とろうそくを置き、亡くなった人が安らかに眠れるためにはこの火を絶やしてはならないという言い伝えがあるのです。(調べると、このことを「夜伽(よとぎ)」と言うそうです。)ですから、家族は一晩中その火の番をしていなくてはなりません。なので、お通夜からそのまま火の番に移れるように、夜に行うんだと思います。ちなみに、告別式は朝か昼に行います。火葬場に行って遺体を焼いてもらわなくてはなりませんから、夜に出棺というのはあまり聞いたことがありません。(そういう所もあるのかもしれませんが。)
実は、私も最近葬儀を挙げたばかりなのですが、葬儀の準備は非常に大変です。(私の家では、葬儀屋を介さずに行いました。)なので、昼間は準備で忙しくて人を振る舞ってる余裕なんて無いという意味もあるかもしれません。
そして、もう1つの質問の回答ですが、塩で体を清めているのです。なぜかは知りませんが、塩には清めの力が備わっていると考えられていて、葬儀という不吉な儀式に出て汚れた体を、塩を振りかけることによって清め、不吉な運勢を自分の家に持って入らないようにしているんです。
Q-108 日本人はなぜ、棺(お棺)の蓋を釘付けする時、小石を使うのか。 何か、聞いたことがある気がするのですが忘れました。
調べてみると、石には超自然的な力が備わっているという考えがあり、それで遺体と一緒に死者の魂を棺に封じ込めるという意味があるそうです。
Q-109 日本人はなぜ、ネクタイを変えるだけで、婚礼・葬儀に同一の式服を着て行けるのか。 これは不思議な質問ですね。この質問をした人の文化では、あり得ないことなんでしょうね。
日本では、婚礼の参加者は白以外の正装(スーツなど)、葬儀は黒い正装(男性ならば白のシャツに黒のネクタイを着用)という風に決まっているんです。もちろん、婚礼と葬儀で変えても良いのですが、黒や紺のスーツだとどちらにも着て行けるので、これでどちらにも出席するという人は多いです。
それに、日本ではスーツって結構高いんですよ。1着で済むなら、こっちの方が経済的ですよね(笑)
Q-110 日本人は太陽を描く時なぜ、赤色を使うのか (欧米では黄色が普通)。 由来は分かりません。誰かが赤く描いたのを、みんながマネしたということでしょうね。
ただ、日本において黄色は月の色なんです。月が黄色や白だから、太陽はそれと一緒にならないように赤く描くようになったのかもしれません。
Q-111 日本人の選挙候補者はなぜ、白い手袋を着用しているのか。 白は純潔の色だからだと思います。日本人は、白に清潔感であるとか、純粋というイメージを持つんです。選挙はわずかでも自分に好印象を持ってもらうことが重要ですから、こういうことをしているんでしょう、きっと。
Q-112 日本の若者はなぜ、茶髪にするのか。皮膚の色に合わないのでは。 1つは憧れというものがあると思います。日本では欧米の文化が最も進んでいるとする考え方が強く、欧米人の髪の色に似せてカッコ良く見せたいという気持ちがあるんでしょう。
それと、もう1つは「個性の主張」ですね。日本人の(本来の)髪の色は全員黒で、たとえばアメリカのように髪や目の色は特徴にならないんです。全員黒なんですから。茶髪ならば、色の濃淡などを使って他人にマネできない髪にして目立つ可能性はありますから。
それと、意外と多いのが「大人への反抗」です。髪の色を、薬を使ってわざわざ変えるのは、あまり良い感情を持たない大人が多いのです。だから、逆にわざとそれをすることによって、「大人なんて」という反抗の気持ちを表わしているのだと思います。
Q-113 日本の女の子はなぜ、皆同じような化粧やファッションをするのか。また、なぜ、電車内などで化粧をすることに恥ずかしさを感じないのか。 私は男なので分かりません(苦笑)私の印象では、日本人の女の子は仲間意識が強く、良い物はすぐに自分も実践したいと考える人が多いような気がします。だから、「あの子がやったなら私も」とか、「あの子の服は可愛いから私も」という感じで、それがどんどんと広がって、結局同じような化粧やファッションになってしまうのではないでしょうか。はっきり言って、時々「バカじゃないの?」って言いたくなるようなものがあるのは事実ですがね(笑)
後半の質問ですが、私は化粧自体したことが無いので、電車内で化粧することがいいのか悪いのか分かりません。でも、おそらく彼女たちは、「素顔からメイクした顔に変わって行く様子を周りに見られている」という意識が無いんでしょうね。メイクしても変わらなかったり、むしろメイクしなかった方がまだマシだったりしたときに、恥をかくのは自分だということに気付いてないんでしょう(笑)
Q-114 日本のサラリーマンはなぜ、電車内で恥も外聞もなくエッチな雑誌・漫画・新聞などを読むのか。女性はそれを見て、どうも思わないのか。 それは人によると思います。私はそういう雑誌は家に帰ってじっくり読みたいタイプですけど(笑)
それと、「エッチ」の基準がちょっとずれているのかも知れません。私がこの質問文を見た時、いわゆる「18禁雑誌」を読んでいるのかと思ってビックリしたのですが、たとえばマンガだったら少年ジャンプみたいな雑誌を「エッチな雑誌」と判定したのかもしれません。電車内で、ここには書けないようなエッチシーン満載の雑誌を読んでいる奴がいたら、それこそひっくり返りますけどね(笑)
Q-115 日本の電車にはなぜ、痴漢が多いのか。 これも、なぜと言われても外国の事情が分からない限りは答えようがありません。日本でも結構問題になってますね。
Q-116 日本人はなぜ、電車の中で、いつも居眠り (の振り?) をしているのか。 日本は平和な国でしたから、そういうところで寝ても何かされるということはあまり無かったんです。だから、どうせ何もやることが無いんだし、疲れてるから寝ちゃおう、となるんでしょう。でも、寝てる人にイタズラしちゃダメですよ(笑)
Q-117 日本の親はなぜ、電車内で自分は立っても、自分の子は座らせるのか。 これは驚きの質問ですね。子供は体力が無いし、疲れたら遠慮なく「疲れた」と言い出すので、座るチャンスがあったら子供を先に座らせようという考え方なんですよ。
それと、子供を座らせることで「囲い込む」という意味もあるかもしれません。乗車に飽きて、ドタドタ走り回られたら他の乗客に迷惑がかかるので、席に座らせることでその心配を軽減させようという意味もあるかもしれません。
Q-118 日本人はなぜ、自分の車 (マイカー) をあれほど飾り立てるのか。 「あれほど」がどれほどを指しているのか分かりませんが、確かにぬいぐるみをはじめとする置物を置いている人いますよね。ある意味で、車は移動手段であると同時に「空間」でもありますから、ちょっとでも楽しくしたいという気持ちがあるのかもしれません。
Q-119 日本ではなぜ、車の運転席の隣を「助手席」と呼ぶのか (英語では passenger seat と呼ぶ)。 これは、これを最初に翻訳した人に聞かないと分かりません。でも、私はうまいと思いますよ。
運転手は、運転中自分で地図を読む事はできませんから、隣で地図を広げて見てくれるととても助かります。それに、隣に話し相手がいてくれると運転も楽しいですし。だから、運転の助手をする人が座る席で「助手席」なんじゃないでしょうか。
でも、無能な「助手」が助手席に座るとひどい目に遭いますよ(笑)私は1度、助手席で地図を見ていた母に「さっきのところ(通過した十字路)を左」って言われたことがあります。どないせーっちゅーねん!
Q-120 日本人はなぜ、自宅は清潔にするのに公共の場は汚して平気なのか。 日本では、「外」と「内」という考え方が強いからでしょうね。自宅などの自分の土地は「内」で、それ以外は「外」。そして、「内」だけを管理すれば「外」のことはどうでもいいんです。だから、「外」にあたる公共の場所に、平気でゴミを投げ捨てたり、つばを吐き捨てたりするんでしょうね。
でも、これは悪しき習慣だと思います。ほんの少しずつでも、改善していかなければいけないことだと思います。
Q-121 日本人はなぜ、毎夏、50キロの渋滞をものともせずに、車で帰郷するのか。バラバラに帰れば道路も空いていて楽であろうに。 日本の夏休みはとても短いし、同じような日程で休みになるからだと思います。特に、会社に勤めている人は、ほとんどが「お盆休み」と言って8月中旬に1週間ほどしか休みが取れないんです。だけど、みんな実家に顔を見せに帰りたい。(あるいは、帰ってこいとせがまれて仕方なく帰らなくてはならない。)だから、ちょっと無理してでも帰郷するんですよ。渋滞は「ものともせず」ではなく、「仕方なく」という気持ちの方が強いですよ。
Q-122 日本はなぜ、こんなにも騒音がひどいのか。特に、ちり紙交換や、石焼き芋・物干し竿などを売り歩く業者の音は 「公害音」 にも思える。 おそらくですけど、江戸時代の「物売り」というのが元になっているんでしょうね。300年ほど前(江戸時代)、江戸(現在の東京)には商品を持ち運び、それを大声でアピールしながら物を売る商売があったんです。いろんな種類があって、たとえば「金魚売り」なら、「金魚〜え、金魚〜!」と言いながら金魚を売って歩いたんです。それを元にしているんだと思います。
石焼き芋の「い〜しや〜きいも〜、おいも」という声や、ラーメン屋台のチャルメラなどは、場合によっては風情がありますが、場合によってはやかましいだけですね(苦笑)
Q-123 日本人は立派な 「礼」を持ちながらなぜ、外国人にはすぐに握手を求めたがるのか。 それが国際的な標準だと思っているからだと思いますよ。日本人が「外国人」と言ってすぐ思い浮かぶのが欧米人ですから、「外国人と接する時には(欧米人風に)握手をしなきゃ」となってしまうんでしょうね。
けど、自分が「日本風のあいさつでいいですよ」という意味で、何度か日本風のあいさつ(おじぎを伴うあいさつ)をしていれば、相手だって「おじぎでいいんだ」と思って、おじぎであいさつしてくれるようになりますよ、きっと。
Q-124 日本人はなぜ、同じ会社に何十年も勤めていられるのか。 なぜ、というのは説明しにくいですけど、日本人にとってはそれが当たり前だからです。1度会社に入ったら、ずっとその会社で働けることを労働者は期待しているし、会社もずっと働いてくれることを期待している。だから、「勤めていられる」というよりは、「勤めるのが当然」ということだと思いますよ。
Q-125 日本のビジネスマンやサラリーマンはなぜ、すぐに名刺を渡したがるのか。 それが日本の初対面のあいさつだからです。名刺を渡す(もしくは交換する)ことで、自己紹介にするんです。名刺は形として残る物ですから、渡された方は次に会うまで忘れないという利点があります。渡された方は便利ですし、渡した方は次会った時に「誰でしたっけ?」ということは無くなる(はず)なので、いい風習だと思いますよ。
Q-126 日本のビジネスマンやサラリーマンはなぜ、自己紹介の時、会社名などを言ってから、自分の苗字を言うのか (例: 「四菱電器の山田です」 )。 変ですか?ビジネスが絡む場面では、自分が会社の代表という訳です。ですから、「四菱電器の山田です」なら、山田さんは四菱電器の代表者ということになりますね。
外国から来た人なら経験ある人もいると思うのですが、たとえば「あなたの国では日本はどう思われていますか」という聞き方をされたことはありませんか?同じ国の人でも個人差はあるでしょう。だけど、あなたの答えが、「あなたの国の答え」になる訳です。あなたが、「祖国の代表者」となる訳です。
こんな風に、日本には別の集団を推し量る時、目の前にいる具体的な人間をその集団の代表者と考えたがる傾向があります。ですから、「四菱電器の山田です」と紹介すると、山田さんの言葉や行動は、そのまま四菱電器の言葉と行動になる訳です。それを無意識に自覚しているから、こんな言い方になるのだと思いますよ。
ちなみに、普段はこんな言い方はしませんよ。たとえば、初めて英会話スクールに通い始めるという時には、最初の自己紹介では普通に「山田です」と言うはずです。あくまでも、「四菱電器の山田です」はビジネスが絡む時だけです。
Q-127 日本人はなぜ、人 (特に目上の人) と話をする時、視線をはずしたがるのか。 「相手の目を見て話しなさい」とは良く言われますが、ちょっと恥ずかしいです(笑)なぜ、と聞かれても困るのですが、見つめ合って話すのは恥ずかしいので、なかなかできませんね。
Q-128 日本人はなぜ、盆・暮れに上司などに贈り物をするのか。 「お中元」と「お歳暮」のことですね。普段お世話になった感謝の気持ちを込めて、お盆と年末に1回ずつ贈り物を贈る習慣があるんです。由来は知りませんけど、自分より上の立場の人(上司や先生)にいつもお世話になってるなと思ったら、せっかくですから感謝の気持ちを込めて何か贈ってみたらいかがでしょう。きっと驚きますよ(笑)
Q-129 日本人はなぜ、観光地に行くとすぐに土産物を買うのか。 日本人は記録を残すことが好きな国民性があるのかもしれません。その土地にしかない物を買って家に置いておくことで、後で「ここに行ったなあ」と、その時の思い出を思い出すんですよ。カッコ良く言えば、「その日の思い出の扉を開ける鍵を買ってる」ってことでしょうか(笑)
Q-130 日本ではなぜ、どこのTV局でも同じような番組ばかりやっているのか。 テレビ局の人じゃないので分かりません(笑)けど、いろんな情報をつなぎ合わせて推理すると、こんな風になります。
日本のテレビ局は、NHKを除いてスポンサーの広告料を主な収入源にしています。逆に言えば、広告料が入ってこないと従業員にお金が払えないし、何より番組を作れなくなってしまいます。
スポンサーにお金を出してもらうための1つの指標として「視聴率」というのがあります。無作為に選ばれた300〜600(地域によって違う)の家庭に特別な機械を設置して、その家庭で今どのチャンネルに合わせているのかを集計、これで今何パーセントの人が見ているのかを推し量る訳です。
スポンサーは、言わば時間的なスペースを広告を流す時間として「買う」訳ですから、できるだけたくさんの人が見ている番組にお金を出したいと思うのが普通です。つまり、スポンサーにお金を出してもらうには、視聴率が重要な要素を担う訳です。
ですから、テレビ局側からすると、視聴率の低い番組は出したくないんです。つまり、失敗はできない訳ですね。だから、視聴率が取れるかどうか分からない番組を作るよりは、とりあえず成功例を元にした番組を作って、とりあえずお金を稼ごう、という考え方だから、似たり寄ったりの番組しかできないんだと思いますよ。
Q-131 日本のテレビ番組 (ホームドラマ) はなぜ、食事場面が多いのか。 あまり意識したこと無いです。ですが、日本では「食卓を囲む」という言い方をすると、それだけでとても仲が良い感じがします。いつもバラバラだった家族が、1つのところに集まって食事をすることで、家族の絆が深まっている感じがします。そういうことを表現しようと思って、食事場面をたくさん取りいれているんでしょう。
Q-132 日本の年末のテレビはなぜ、毎年 「忠臣蔵」(赤穂浪士) を放映するのか。 「忠臣蔵」という話は非常にドラマチックな話なんです。
あるお殿様が、「お城(江戸城)の中で斬り合いをしてはならない(刃傷沙汰を起こしてはならない)」という法律に違反し、人に刀を振るって斬り付けてしまったのです。このとき、お殿様は「この間の恨みは忘れてないぞ!」と叫んだそうです。
こういう場合、斬った方はもちろんですが、斬られた方も何らかの原因を作っていた訳ですから、斬られた方も切腹(死刑)となるはずでした。ところが、不可解な判決で斬ったお殿様だけが切腹となり、斬られた方は無罪の判決が下ったのです。
これでお殿様を失い、同時に領地を幕府に没収された国は大騒ぎになります。「何で私たちのお殿様だけが切腹で、相手は無罪放免なのか」と。そして、無罪放免となった人間を、自分たちの手で殺してお殿様の無念を晴らそうという人がたくさん現れたんです。
でも、家老(お殿様のすぐ下の役職の人)は、そんな乱暴なことをせずに、話し合いで領地だけでも返してもらおうとしますが、認められないまま時は過ぎ、世論に押される格好でついに仇討ちに行くことになります。
47人の侍達が仇討ち相手の家を取り囲み、合図で一斉に飛び込むと、長時間の激闘の末、ついに相手を殺すことに成功します。
領内の人から喝采を浴びた47人の勇者は、切腹を命じられてこの世を去り、英雄になったのです。
誰かのために、命を懸けてまで何かをやり遂げるという話は、日本人がとても好きな話なんです。それに、この話はミステリアスな部分もあるんですよ。というのも、斬られた方は本当に何のいわれも無く切り付けられ、一方的に恨まれて47人もの侍に囲まれて(無実の罪で)殺されたのではないかと言っている人もいて、そこも面白いところなんですよ。さらに、人間ドラマみたいな物もあって、最初はどうしても仇を殺すと言っていた人も、だんだんと命が惜しくなって辞めたりする人も出て来て、そういうところの人間的なドラマも人気の秘密だと思います。
Q-133 日本のテレビアナウンサー (とりわけ女性) はなぜ、あれほどタレント的なのか。プロを感じさせる人が少ないように感じるし、子供っぽく思えることも多い。そうした女性アナウンサーを 「電波芸者」 と表現していた電車内雑誌広告を見たことさえある。 これはテレビ局に聞いてみないと分かりませんね(苦笑)多分ですが、アナウンサーって最初は「安い」から出していたんじゃないでしょうか。芸能人に出てもらうと基本的に出演料が発生するのですが、アナウンサーは「テレビ局に勤める従業員」という扱いなので、いくら番組に出ても給料だけを払えばいいんですよ。(ボーナスは出るのかもしれませんが。)そうやって制作費を切りつめて行くうちに、アナウンサーの中にもタレント的な人が現れ、視聴者がそれを望むからそういう人を採用するようになるという循環が生まれ、こうなったんじゃないでしょうか。
Q-134 日本人はなぜ、外国人の知人・友人を自宅に招待したがらないのか。 多分ですけど、自分の生活空間に呼ぶということは、日本人にとってとても仲良しであることの証拠なんです。外国人は、異文化で育っているという先入観が邪魔をして、なかなか家に呼べるまでの仲良しにはなれないんだと思います。
ちょっと大変かもしれませんが、いつか「うちに遊びに来いよ」って言ってくれると信じて頑張ってください。
Q-135 日本人はなぜ、時間や金を掛ける割りには、英語が下手なのか (たとえば、アジア諸国の中ではTOEFLの得点が低い)。 それは私も知りたいくらいです(笑)1つには、日本語と英語のギャップの大きさというのが挙げられると思います。
日本語は、文法的にも英語と大きく違っていて、日本語は「主語・目的語・述語」、英語は「主語・述語・目的語」の順です。さらに、発音の面でも日本語の音は必ず母音を伴うのに対し、英語は子音で終わることも珍しくありません。そして、日本語の発音の仕方はとても平板な感じで、英語独特の抑揚はなかなか真似できません。
英語とのギャップが大きいことが、日本人が英語をしゃべれなくしている原因かもしれません。
Q-136 日本人はなぜ、身内・先生・先輩・友人には親切なのに[優しいのに]、他人には不親切・冷淡・無関心なのか。 「誰にでも優しく」とは言いますけど、なかなか難しいです。特に、日本人は「仲間」という意識が強いので、知らない人にはなかなかうまく接することが出来ないんですよ。ですが、逆に言えば「仲間」という意識が強いので、仲間と認めた人にはとても親切です。ちょっと気持ち悪いかもしれませんが、慣れてもらうしかないでしょうね。
Q-137 日本の警察官・駅員などにはなぜ、外国人(特に白人)に親切なのに、同胞に対して不親切な人が少なくないのか。 なぜでしょうね。多分ですけど、日本人は「常識」が備わっているけど、外国人は日本の常識に戸惑っているのではないかという気持ちが働いているのかもしれません。
余談ですが、私も20歳を超えて初めて新幹線に乗ったのですが、新幹線から降りたら切符が出てきたので、「ここで降りますからもう要りません」と切符を返そうとしたら、「じゃあこの先の改札はどうやって出るんですか?」とバカにしたような口調で言われたことがありますね。これにはものすごく腹が立ちました。彼にとって、常識はずれの質問をした私は「バカ」とインプットされたんでしょうね、きっと。
Q-138 日本の役所 (区役所・市役所・官公庁など)で働く人にはなぜ、同じ日本人に対して横柄な人が少なくないのか。 役所は「サービス業」ではないからだと思います。いちいちにこやかに「いらっしゃいませ」とか言わなくても、競争相手がいないんだから構わないんですよね。そういう人ばかりじゃないと思いますけど、そういう職員に対応された時は本当に腹が立ちますね。
Q-139 日本人はなぜ、すぐに他人の血液型や星座を聞きたがるのか。 コミュニケーションのきっかけにしようとしているんです。たとえば、A型とO型は相性がいいと言われているので、相手がO型だったりしたら「私と相性いいよ」とか言って、これをきっかけにいろいろと聞くんですよ。星座も同じようなことです。コミュニケーションのきっかけなので、大した意味はありません。
Q-140 日本人はなぜ、プライベートな質問を平気でするのか(年齢・結婚・子供の有無等)。 これは日本では「プライベートな質問」の中には入らないんです。これもコミュニケーションのきっかけとして聞くもので、たとえば「30歳」と答えたら、「若く見えますが若さを保つ秘訣は?」とか、「息子が1人います」と言えば「私のところは娘が1人います」という感じで、話を広げていくんです。
もし、どうしても答えたくない時は「何歳ですか?」には「何歳に見えます?」とか、「それは内緒です」とにこやかに答えてみましょう。「結婚してますか?」や「お子さんはお持ちですか?」にも、「どう見えますか?」などとにこやかに答えると、「それは教えられません」よりはその場が盛り上がりますよ。
Q-141 日本人はなぜ、虫かごに虫 (スズムシなどのこと)を飼うのか。 これも答えに困る質問ですね。日本では、スズムシやカブトムシというのは、イヌやネコほどではありませんが結構一般的なペットなんですよ。飼うのにスペースを取らないし、スズムシは秋になるときれいな声で鳴いてくれるので、それも楽しみの1つなんですよ。
Q-142 日本の高校球児はなぜ、甲子園の土を持ち帰るのか。 あれは「記念品」です。高校球児にとって、甲子園に行けるというのは大変名誉なことなんです。まず、何十校もある近隣のライバル校に勝たなければ甲子園で試合をすることすらできません。さらに、せっかく甲子園に行っても、ベンチ入りできる(試合に参加する資格のある)選手は1校につき18人なんです。甲子園に行けるような高校には、たいてい18人よりも多い野球部員がいますから、選ばれた18人以外は、せっかく甲子園に行っても試合に参加することすら許されないんです。つまり、甲子園で試合が出来るという人は、ライバル校に勝ったチームの、チーム内で選ばれた選手だけで、その数は1回の大会につき、何十万人のうちの1000人にも満たないんですよ。しかも、甲子園に出場できるのは16〜18歳の3年の間だけですから、チャンスも非常に少ないんです。だから、「甲子園で試合に参加した」という証拠として、負けたチームの選手は記念品として甲子園の土を持って帰る習慣が出来たんです。
ちなみに、最初は「記念品」という意味ではなく、「またここに帰ってくる」という意味だったそうです。一旦甲子園から土を持って帰り、来年必ずここに来て、土を元に戻そうといって土を持ちかえったチームがあるんです。そのチームは結局次の年に甲子園に戻ってくることはできず、当時の選手達はそのまま記念品として家に土を置いてあるそうです。
Q-143 日本人はなぜ、初夢を「一富士、二鷹、三ナスビ」の順に良いと言うのか。 これは、徳川家康の好きだった物の順番が、縁起のいいものの順番と言われるようになったという説を聞いたことがあります。将軍様の好きな物が夢に出てきたら、名誉で縁起がいいということになったんじゃないでしょうか。
ちなみに、私は初夢どころか、いつもの夢にだって富士山もタカもナスビも出てきたことはありません(笑)
Q-144 日本人はなぜ、正月の初詣をして 「破魔矢」 を買うのか。 破魔矢は、字の通り「魔を破る矢」、つまり「悪い物を打ち破る矢」ということで、縁起がいいんですよ。新年ですから、新しい年が何事も無く無事に過ごせますようにという意味で買うんですよ。
Q-145 日本ではなぜ、(特に女の子の)八重歯がかわいいと言われるのか。 これは説明がちょっと難しいですね。八重歯は「牙」にも見えるんですよ。女の子は基本的に「大人しい」というイメージがあって、それとは正反対の攻撃的な牙を持っているということで、そのギャップが「かわいい」に結びつくんです。心理学的にも、「意外性が好意に結びつく」というのが言われていて、そういうことだと思いますよ。
Q-146 日本ではなぜ、耳の大きな人を「福耳」と言って褒めるのか。 分かりませんが、多分「大黒天」と同じ耳だからだと思います。日本には「七福神」と呼ばれる、幸運を運ぶと言われている7人の神様がいて、その7人のうちの1人に「大黒天」という神様がいるんです。大黒天は「福耳」という大きな耳を持っていて、それと同じような大きな耳の人を「福耳」と言って褒めるんです。幸運を呼ぶ神様と同じ耳を持ってていいなって感じで。
Q-147 日本人はなぜ、「仲間はずれ」 にすることを 「村八分」 と言うのか。「八分」とは何か。また、日本語の「村八分」と英語の "ostracism" とはどう違うのか。 私が聞いた話だと、「八分」というのは「(全体を表わす十分から八分を引いた残りの)二分だけは関わる」という意味だそうです。その「二分」というのは、その家が葬式になった時と、その家が火事になった時です。葬式は死者を送る重要な儀式ですから、死者をそのままにしておく訳にはいきませんので、葬式は手伝うんです。そして、火事になったりしたら、自分のところに延焼したら困るので、その時は火を消しとめるために協力するんです。でも、それ以外ではあなた達とは関わり合いにならないという意味なんだと聞いたことがあります。
後半は「ostracism」自体初めて聞いた言葉なので、同じなのか違うのか分かりません。一応英和辞典には「村八分」と出てますけど、実際は聞いてみないと分かりませんね。
Q-148 日本人はなぜ、忘れることを 「水に流す」 と言うのか。 日本では、厄除けの行事などでは、厄をかぶせた人形などを川に流す行事が多いんです。だから、悪いことを「水に流す」ことで、忘れてしまおうということだったんじゃないでしょうか。
調べてみると、追記として、日本では水に聖なる力があると考えていたようです。水には悪い物や汚い物を流し去ってくれる力があると信じられていて、争いの種になるようなことを、その水に流すことで、お互いの気持ちを清めようという意味なのではないでしょうか。
Q-149 日本人はなぜ、自分の名前をローマ字で書く時、「姓・名」ではなく、「名・姓」の順で書くのか。 英語の影響です。英語圏の人は「名・姓」の順で表記するので、それに合わせたんでしょう。でも、最近では両方が混じっているそうで、ちょっとややこしいですね(苦笑)
Q-150 日本人はなぜ、他人の子(特に幼い男の子)に声を掛ける時、「ボク(僕)」 と言うのか。また、日本の父親・母親は自分の子供に向かって、自分のことを 「お父さん [パパ]が・・・」とか、「お母さん[ママ]が・・・」などと言うが、それはなぜか。 なぜ、一人称を使わないのか。 正式な理由は分からないので、私の推論ですが、呼びかけに使われる「僕」や「私」というのは、「お兄さん」や「お姉さん」などと同じ種類と考えてもいいんじゃないでしょうか。幼い子供には「僕」や「私」、中学生から30歳くらいまでは「お兄さん」や「お姉さん」、50歳以上の人には「お父さん」や「お母さん」という感じで分かれているような気がします。残念ながら、そう呼ぶようになった由来までは分かりませんが、そういう習慣ができたんでしょう。
後半の方も、ちょっと理由は分かりませんが、日本には自然発生的に、家族で呼び合う時は家族の一番下の子供の目線に立って呼ぶという習慣があるんです。(全ての家庭がそうなる訳ではありません。)だから、自分の子供から見て自分はお父さんだから「お父さん」、女性なら「お母さん」となる訳です。その他の家族を呼ぶ時も、妻を呼ぶ時には「お母さん」(夫の場合も「お父さん」)、長男を呼ぶ時には「お兄ちゃん」、長女なら「お姉ちゃん」などとなる訳です。
私はいい風習だと思います。子供が小さいうちは立場によって呼び方が違うと混乱するので、一番小さい子供に合わせた呼び方をすることで自然に呼び方を教えることが出来ると思うんです。それに、自分達も「お父さんになった」「お母さんになった」「お兄さんになった」「お姉さんになった」という意識が早く芽生えることになるので、日本が誇るべき風習かもしれませんね。
Q-151 日本人はなぜ、「ホンネ」と「タテマエ」とを使い分けるのか。 これも答えにくい質問ですね。こういう文化は、他の文化には無いのでしょうか。たとえば、自分の娘が初めて作った料理を食べてみたら、ものすごくまずかったとします。この時、正直に「まずい」って言う人いますか?
日本人は、とりわけそういう心が強いのかも知れません。誰かを傷つけてないか、もしくは自分が傷ついてしまわないかと考えてしまい、つい思っていることと違うことを言ってしまうのかもしれませんね。
Q-152 日本人は自然の中に神々を見る国民と言われながらなぜ、簡単に自然を破壊するのか( 山をくずしてゴルフ場にしたり、海を埋め立てたり、等々)。 そうですね。200年くらい前までは、本当にそう考えていたようですが、長い鎖国の時代から一気に欧米文化を取り入れるようになったとき、欧米に追い付きたくて無理をして、そのうちに自然に神様がいることを忘れてしまったのかも知れません。
日本人に「神様」の姿が見えなくなってからずいぶんと時間が経ってしまいました。いつの日か、また「自然の中に神を見る国民」として世界に誇れるよう、努力をしなくてはならないのかもしれませんね。
Q-153 日本人はなぜ、時間と金を掛けてまで、お茶の飲み方を教わるのか(茶道のこと)。 あれはお茶の「飲み方」というより、一種の「作法」ですね。茶道の動きであるとか、一緒に教わる精神であるとかというのは、とても優雅で上品に見えるので、特に女性には人気の高いお稽古です。茶道を学ぶことを通じて、気品を出そうとしていると考えてもいいかもしれません。
Q-154 日本人はなぜ、あんなにも温泉好きなのか。それも火傷しそうなほど熱い湯に好んではいるのはどういうわけか。 温かいお湯に浸かると、日本人はとてもリラックスした気分になれるんです。温泉は雰囲気にも非常に気を遣っていて、特に露天風呂と呼ばれる、周りに余計な壁の無い(場合によっては天井も無い)温泉は、外でお風呂に入れるという開放感から、さらにリラックスした気分が味わえるんです。
火傷しそうなほど熱い湯が好きな人はいますね。熱いお湯に浸かり、汗をいっぱいかくことですっきりすると聞いたことはありますが、そういうのが分からない(熱いお湯は本当に熱いだけ)という人もいるので、日本人がみんな熱いお湯に入っている訳ではありませんよ。
ちなみに、お湯の温度は42度が最も気持ち良い温度とされています。これより1度でも違うと、熱かったりぬるかったりするので、とても繊細なんですね。
Q-155 日本人はなぜ、風呂に入る時、家族が同じお湯を使えるのか。欧米のように一人一人のほうが清潔ではないか。 湯船のお湯は、基本的に浸かるだけの物なんです。湯船の外でまず体を洗い、それから湯船の中に入って体を温めるんです。だから、お湯はほとんど汚れないので、家族が入るくらいの回数だったら全然汚くないんですよ。
だけど、それは家族がみんなちゃんと体を洗っていることが前提条件ですがね(苦笑)
Q-156 日本人はなぜ、毎晩風呂に入るのか。まるで宗教儀式のようだが。 これは、日本人にとっては不思議な質問です。お風呂に入って体を洗い、お湯に浸かってリラックスをする。こうすると、体も清潔になりますが、その日1日の疲れが消えていくような気持ちになるんです。お風呂に入るのが気持ちいいと考える人が、日本人の中には多いのですよ。
Q-157 日本人はなぜ、冬至には「ゆず湯」にはいり、「かぼちゃ」を食べるのか。 由来はちょっと分かりませんが、ゆずを浮かべたお湯に入ると風邪を引かないと言われているんです。そして、かぼちゃの方も、「冬至に”と”の付く食べ物を食べると健康で暮らせる」という言い伝えに従い、かぼちゃを食べるんですよ。
…あれ?何か変ですか?実は、かぼちゃは「唐茄子(とうなす)」という別名も持っていて、立派に”と”の付く食べ物なんですよ。
Q-158 日本人はなぜ、人から貰った贈物の包みをその場で開けないのか。 日本では、その場で贈り物の包みを開けるのははしたないとされているんです。日本人は、それこそ「建前」の社会ですから、建前を聞く方も感覚が敏感になっています。その場で開けて、あまり嬉しくない物だったりしたら、さすがの日本人も一瞬表情が曇って言葉に詰まります。そんな一瞬を相手は見逃してくれません。ですから、お互いが気まずくならないよう、その場で開けないという暗黙のルールができたのかもしれませんね。
Q-159 日本人はなぜ、贈物を包む時、あれほど丁寧な包装にするのか。値段に跳ね返るのではないか。 贈り物は、感謝や謝罪など、何らかのあいさつを伴う物です。いい加減な包装をしていたら、相手に自分の気持ちを疑われるかもしれません。ですから、包装をきちんとしたものにして、「あなたのことを丁寧に扱いますよ」という意思表示をしているんだと思います。
Q-160 日本の家庭ではなぜ、トイレでスリッパを履くのか。旅館などの共同トイレのスリッパは、他人との共用で不潔に思えるのだが。 これは気持ちの問題です。日本人の多くは、共同ではくスリッパよりも、トイレの床の方が汚いと感じる人が多いのです。ですから、トイレではスリッパを履くのが普通です。
Q-161 日本の男性はなぜ、往来などで立小便をするのか。警察官も見て見ぬ振りをするようだが、なぜか。 おっしゃる通り、日本でも立ち小便は軽犯罪法という法律に違反するので、刑事罰の対象になります。けれど、日本で立ち小便はあまり大きな罪だという意識はありません。微罪で人を捕まえていたら、市民が警察を怖がったり、嫌いになったりする可能性があるので、嫌がらせのために毎晩特定の人物の玄関先に立ち小便していくとか、あまりに悪質な場合を除き、ちょっとくらいの罪は見逃そうという風潮があるのだと思います。
Q-162 日本ではなぜ、神社では手を叩き、寺では手を合わせるのか。 神社と寺では作法が違うんです。由来までは知りませんが、神社では神様にお願いする時、「二礼・二拍・一礼」と言って、2回おじぎをして2回手を叩き、その後1回おじぎをするというのが作法になっています。一方で、お寺では手を合わせて(合掌して)あいさつをするのが作法になってます。
由来を調べてみると、柏手の方は、大昔の日本人は偉い人に会った時に礼儀として手を叩いていたそうです。神様に降りて来ていただく訳ですから、それが神様への礼儀と言うことなんでしょう。
合掌の方は、インドでは右手を「清浄の手」、左手を「不浄の手」と考えていて、それを合わせることで、「きれいな世界(仏様の住む世界)と汚い世界(迷いのあるこの世)がひとつになる」という仏教の理想を表現しているのだそうです。
Q-163 日本人はなぜ、「ニホン」 と 「ニッポン」 の二通りの言い方を持っているのか。どのように使い分けるのか。 なぜかは分かりません。ですが、漢字にはいろんな読み方があり、「日本」という漢字をたまたま2通りの読み方で読んでいたのではないでしょうか。
一応、「日本」単独で使う場合のみ「ニッポン」と読み、「日本人」「日本海」のように「日本○○」と複合語を形成する場合は「ニホン」と読むと聞いたことがあります。(ただし、「日本銀行」は例外として「ニッポンギンコウ」が正式な読み方です。)ですが、日本人も特に気にしていませんし、そんなに神経質になる必要はないと思います。自分が発音しやすい方で構わないと思いますよ。
Q-164 日本にはなぜ、7、5、3 を使った子供のお祝い (七五三の祝い) があるのか。その数字の必然性は何か。 考えたこともないですね。やはり、医療の発達していない時代では、子供が死んでしまう率は高かったでしょうから、成長を祝う儀式として行われていたのではないでしょうか。
調べたところ、3歳の男女が髪を伸ばし始める「髪置(かみおき)」、5歳の男の子が袴を着け始める「袴着(はかまぎ)」、7歳の女の子が帯を締める着物に着替える「帯解(おびとき)」という儀式が由来だそうです。七、五、三という数字は、奇数が縁起がいいとする昔の日本の考え方に由来するそうです。
やはり私の推論通り、死亡率の高かった200年前くらいまでは、7歳までの子供を「神の子」と呼び、現世に魂の定着していない人間として扱っていました。ですから、これからも子供が健康で成長しますようにという願いを込めて、七五三を祝っているのだそうです。
Q-165 日本にはなぜ、3、3、9 を使った酒盃の交わし方 (三々九度) があるのか。その数字の必然性は何か。 これは分かりません。まだ結婚してないので、三三九度という物があるのは知っていても、中身までは分かりません。
調べました。最初の「3」は天・地・人(つまり、現代でいうところの宇宙全体)を表わす3つの盃を意味し、次の「3」はおめでたい数と考えられているから「3回飲む」の「3」。そして、3つの盃で3回ずつ飲むことで、合計9回飲むから「9」だそうです。「9」は最高におめでたい数だそうで、だから「9」なんだそうです。全然知らんかった…。
Q-166 日本人はなぜ、祝儀 (「お年玉」を含む)・不祝儀に現金を贈るのか。 いつからこうなったのかは知りませんが、何かと入用な儀式に対して祝儀・不祝儀を贈るので、費用負担の軽減につながっているのは確かですね。お年玉も、せっかくの正月ですから、子供も少しはぜいたくしてもいいんじゃないかっていう意味もあるんでしょうね、きっと。
ちなみに、お年玉は元々現金ではなくて魂を意味する餅を渡していたと聞いたことがあります。まあ、現代の子供は、お年玉を貯めてちょっと値の張るおもちゃとか買おうと思っていますから、餅なんかもらっても嬉しくないでしょうね(笑)
Q-167 日本人はなぜ、祝儀袋の表書きは墨を濃く、不祝儀袋は墨を薄くして書くのか。 祝儀袋に書く時には、普通に書いているだけです。不祝儀袋の墨が薄いのは、「涙で墨がにじんでしまいました」ということを表わしていて、今回の出来事を本当に悲しいと思っているという意味なんですよ。
Q-168 日本人はなぜ、結婚祝いの祝儀袋に 「水引き」 と呼ばれるものを付るのか。数種類あるようだが、どのように使い分けるのか。 水引きは、確かその名の通り「水の流れ」を表現する物だったと思います。水には清らかな力が備わっているという考えがあり、それで水引きをつけるんじゃなかったかなと思います。
使い分けですが、結び目が複雑でひもの端が上を向いてる奴(「結びきり」と言います)は、なかなか結び目がほどけないことから、これ以上同じもの渡さなくて済むようにとの願いを込めて、これ以上起こらないことが望ましいもの、たとえば結婚式の祝儀や、葬式の香典等に使います。また、蝶結びにしてあってひもの端が下を向いてる奴(名前は忘れました)は、簡単にほどけてすぐ結び直せることから、何度起こっても嬉しいもの、たとえば出産祝いや入学祝いを包む時に使います。
また、結婚祝い等のお祝いの時には金と銀の水引きを、不幸に対する不祝儀を包む時には黄色と白の水引きを使います。
Q-169 日本ではなぜ、死者の枕元に「守り刀」というものを置き、枕元の屏風を逆さにして立てるのか。 守り刀は、死んだばかりの人間の魂を奪いに来た悪霊から魂を守るためだそうです。屏風を逆さにするのは、ちょっと理由が分かりません。
調べた結果、屏風を逆さにして置くのは、こうすることで魂が勝手に抜けるのを防ぐという意味があるそうです。
Q-170 日本ではなぜ、「北枕」は嫌われるのか。また、なぜ、通夜の線香や灯明は一晩中絶やしてはいけないと言われるのか。 仏教の開祖であるお釈迦様が亡くなって仏様になった時、北の方角に頭を向けて亡くなったため、死者は北を向けて寝かせておくというのが風習になったんですよ。ですから、北の方角に頭を向けて寝るのは、死者と同じ寝方ですから非常に縁起が悪く、嫌われるんです。
線香やろうそくを絶やしてはならないというのは、良く分かりません。ただ、線香を焚くのは死者への一番の供養と考えられているので、死んだばかりで落ち着かない魂を落ち着かせる意味があるのかもしれません。それと、ろうそくの方は光で邪気を払っているのか、あるいは迷わず成仏できるように周りを照らしているのか、そういう意味があるのではないかと推測します。
Q-171 日本人はなぜ、「喪中」の葉書き(年賀欠礼の挨拶状) を出すのか。 家族が亡くなった時、「次の正月の年賀状は出しませんし受け取りません」という意味で出すのが喪中ハガキです。というのも、年賀状には「年が明けておめでたい」という意味の文面を書くことが普通で、家族が亡くなっている人にとってはそんな気分になれないでしょうし、逆にそんな文章を書いたハガキを出したら、「この間家族が亡くなったばかりなのに”おめでたい”とはどういうことだ」となるわけです。
なので、家族が亡くなったばかりで、次の正月に「おめでとう」と言い合える気分じゃありませんという意味で、喪中ハガキを出すんですよ。
Q-172 日本ではなぜ、死者に「戒名」というものを付けるのか。 今、私たちに付いている名前は「俗名(ぞくみょう)」といって、迷いのある世界を生きている間につけられる名前なんです。人が亡くなると、迷いのない清らかな世界に行くと考えられていて、清らかな世界で俗な世界の名前は使えないので、仏のそばに行った時に名乗る名前を、修行した僧侶が付けてあげるのが習わしになっています。
Q-173 日本ではなぜ、年末に「除夜の鐘」と称して108回の鐘を撞くのか。その数字の必然性は何か。 人間には1年で108個の煩悩(迷いや汚い心)が生まれると言われています。大晦日の夜、除夜の鐘を1回聞くごとに1つ煩悩が消え、108回聞き終わると煩悩が全て消えて、清らかな気持ちで新年を迎えられると信じられているのです。
「108」という数字は、「四苦八苦」から来ていると言われています。知らない人に説明するのはちょっと難しいのですが、「四苦八苦」は「しくはっく」と読み、「しく」と「はっく」はそれぞれ「4×9」と「8×9」を覚える時の発音と同じなのです。日本では、掛け算は「九九」と言って1〜9の掛け算の組み合わせを覚えることになっていて、その時は「1×1=1」を「いんいちがいち」、「3×6=18」を「さぶろくじゅうはち」と読んで、リズムで覚えるんです。「4×9=36」は「しくさんじゅうろく」、「8×9=72」は「はっくしちじゅうに」と発音して、「しくはっく」は「4×9+8×9」と言っているようにも聞こえるんです。だから、これを計算して「108」になり、煩悩は108個生まれると言われているんです。
ところで「四苦八苦」というのは、仏教の用語で「この世に生きている限り味わう苦しみの全て」を表わす言葉です。「四苦」とは、「生老病死」といって「生きているという苦しみ」「年を取っていくという苦しみ」「病気になる苦しみ」「死ななければならない苦しみ」という、人間の根幹となる苦しみを表わし、「八苦」とは、先ほどの4つに加えて「愛する人と死別しなくてはならない苦しみ」「嫌いな人間と付き合わなくてはならない苦しみ」「欲しい物が手に入らない苦しみ」「周囲からの刺激を受ける苦しみ」の8つの苦しみを表わしているんです。はあ、暗い話をしたからちょっと疲れた(苦笑)
Q-174 日本の地蔵さんにはなぜ、6体のもの(六地蔵)が少なくないのか。 残念ですが、知らないどころか、そんな地蔵があること自体知らなかったのですが。
調べました。6体の地蔵は「六道(ろくどう)」から来ているようです。日本において、死後の世界には6種類の世界があると言われていて、その世界とは灼熱や極寒の苦しみを味わい続ける「地獄道」、常に飢えや渇きに苦しみ続ける「餓鬼(がき)道」、動物として生まれ変わる「畜生(ちくしょう)道」、争いや憎しみの絶えない世界に生きなくてはならない「阿修羅(あしゅら)道」、人間として生まれ変わる「人道(にんどう)」、そして天の上の不浄の世界に行く「天道(てんどう)」の6つです。
地蔵は仏様の1人を表わした物で、六地蔵は6つの世界のどこに行っても、仏様に救っていただけますようにという意味を込めて、お墓の近くに建てられることが多いそうです。全然知らんかった…。
Q-175 日本ではなぜ、節分の行事の時、イワシの頭とヒイラギを玄関口にぶら下げるのか。 節分は、悪いことを運んでくる「鬼」を追い払い、無事で暮らせることを願う行事です。イワシの頭を飾るのは、鬼がその生臭い臭いを嫌って逃げていくからだと言われています。そして、ヒイラギの葉にはトゲがあり、そのトゲが目に刺さったことがある鬼は、怖がって近づけないと言われています。そして豆をぶつけて、家の中から完全に鬼を追い払ってしまおうという訳ですね。
Q-176 日本ではなぜ、雛祭りに「菱形の餅」(菱餅)をそなえるのか。 これは残念ながら知りません。
調べたら、諸説あるようですが、決定的な解答は無いようです。載せようかとも思ったのですが、まとめるのが大変なのでやめました(笑)興味がある方は、「菱餅 由来」で検索すると、いろいろ出てきますよ。
Q-177 日本ではなぜ、雨降りの日に 「照る照る坊主」 をぶら下げて、翌日の好天を祈るのか。「照る照る坊主」とは何か。 これも残念ながら知りません。
調べました。中国の習わしから来ているそうです。中国では雨が続くと、白い紙で頭を作り、赤い紙で作った着物を着せ、ホウキ草で作ったホウキを持たせた人形を作り、これを軒下にぶら下げて晴天を祈っていたのだそうです。それが日本に伝わり、楽しみにしている行事が雨で潰れてしまわないように、翌日の好天を祈ってぶら下げるようになったんでしょう。
Q-178 日本ではなぜ、新築祝い・開店祝い・創業記念・結婚披露宴などで「忌み言葉」を使わないように注意するのか。 気持ちの問題です。せっかく楽しい気分のところに、(悪意は無いとはいえ)不安を思い出させるような言葉を言われたら気分が悪いじゃないですか。たとえば、結婚披露宴で「別れる」という言葉を聞いたら、全然関係無い話だったとしても「離婚」ということが頭をよぎってしまうかもしれません。それで、互いに気を遣って、忌み言葉を言わないようにしているんです。
でも、うっかり忌み言葉を言っちゃうこともあるんですよね。そういう時は、言っちゃった物は仕方ないので「知らんぷりしてごまかす」のが一番です。変に「あっ」とか言ったり、下手にフォローすると余計に忌み言葉を言ってしまったことが目立ってしまいますからね。…なんて、そう簡単なものでもないでしょうが(苦笑)
Q-179 日本人教師はなぜ、同僚に声を掛ける時、「先生」とか「〜先生」と言うのか。改まり過ぎていないか。 何となく、そうしているんでしょうね。日本人は、よほど仲の良い友達でない限りは、相手の姓や名を単独で呼ぶことはありません。これは「呼び捨て」と言って、大変失礼な行為にあたるんです。
名前の後ろに「さん」をつけるのが、最も基本的な呼び方です。ですが、相手の職業によっては、その職業の名前が「さん」の代わりになるものがあるんです。そのうちの1つが「先生」で、相手の名前に「先生」を付ければ、呼び捨てにならないんですよ。ですから、もちろん「○○さん」と言っても悪くはないのですが、たまたま「○○先生」という呼び方を選択したんでしょう。
「改まり過ぎではないか」という疑問については、結論から言うと「NO」です。「先生」と呼ぶことで、「さん」よりもさらに上位の敬意を表現することもありますが、この場合は「さん」の代わりに「先生」を使っているだけと判断できますから、特に「改まり過ぎ」という印象はありません。
Q-180 日本人はなぜ、職場で相手を職名 [肩書き] で呼び、姓名で呼ばないのか。 これも同じような理由です。相手の名前を単独で呼ぶのは失礼ですから、名前に「さん」を付けるというのは先ほど説明した通りです。
相手が何らかの肩書きを持っている人であれば、その肩書きも「さん」の代わりに使えるんです。ですから、「○○課長」と言ってもいいのでしょうが、普通は目の前に課長は1人しかいないので、名前を呼ばずに単に「課長」と言っただけでも、相手に敬意を表した呼び方になるんです。いちいち名前を呼ぶのは面倒なので、姓名を省略することが多いんでしょうね。
Q-181 日本人はなぜ、年長者や上位者に 「あなた」( = you)と呼び掛けないのか。 厳密には、「あなた=you」ではないからです。日本語の「あなた」というのは、ちょっと失礼な言い方にも聞こえるんです。アンケートなどの質問文や、私が今こうやって書いている文章は、特定の人に言っている訳ではないので、「この文章を読んでいる(聞いている)人」という意味で「あなた」を使いますが、通常の会話では相手が特定されていますから、ちゃんと相手の名前で呼ぶのが自然な日本語です。
Q-182 日本人はなぜ、職場で責任を追及された場合、すぐに辞職するのか。日本人にとっての責任の取り方とはどのようなものか。 これは不思議ですよね。けど、日本では幹部が辞職すると、それで組織が新しくなると考える人が多いのでしょう。それに、その人は職を失う訳ですから、生活にとても困ると思うんです。そういう意味で「罰」と考える人も多いのかもしれません。実際はどうなのか分かりませんがね(苦笑)
Q-183 日本ではなぜ、電車・駅構内など、公共の場で人に触れたりぶつかったりしても詫びを言う人が少ないのか。 それは、状況が分からないとどうとも言いにくいのですが、もしかしたら大都市の人なんじゃないでしょうか。
たとえば、東京なんかは人がたくさん住んでいて、大きな通りを歩けば人とぶつかることなど日常茶飯事なんでしょう。だから、ぶつかっていちいち謝るのが面倒になり、そのうちそれが普通になってしまったのかもしれません。
私としては、そんな人ばかりではないと信じたいところですが。
Q-184 日本ではなぜ、運動会などの時、頭に「鉢巻き」を巻くのか。 残念ながら由来は分かりません。ですが、日本人は頭に鉢巻きを巻くと、ギュッと引き締まった気持ちになれるんです。運動会は言わば「戦いの場」ですから、鉢巻きを巻いて気分を高揚させているんです。
Q-185 日本ではなぜ、医者だけ「お医者様」と特別丁寧な呼び方をするのか。 これも由来は分かりません。ですが、医者は人の命を預かるという点で「神様」みたいなところもありますからね。家族を助けて欲しい、あるいは自分の命を助けて欲しい。身近にいる「神様」が、「お医者様」ということなんじゃないでしょうか。
Q-186 日本ではなぜ、退院する時などに患者やその家族の者が担当医だった人に現金を贈るのか。 分かりません。まあ、現金を贈りたくなる気持ちは分かりますがね。感謝の意を込めて、病院に支払うお金とは別に、担当医に現金を贈っているのではないでしょうか。
Q-187 日本ではなぜ、交通信号の「緑」を「青」と呼ぶのか。 これは、大昔の呼び方の名残だと聞いたことがあります。
日本語の色の名前は、「シロ・クロ・アカ・アオ」の4つしか無かったんです。無彩色で色の薄い物をシロ、濃い物をクロ、有彩色で明るい色をアカ、暗い色をアオという分類だそうです。緑は、有彩色で暗い(と当時の日本人が感じた)ので、「アオ」と呼ばれていたんです。
それが現代まで生き残り、きれいな草原を見て「青々と草が茂っている」なんて言うんです。そのつながりで、「赤・・黄」よりは、「赤・・黄」の方が語呂がいいので、こっちの呼び方が広がったんだと思います。
Q-188 日本人はなぜ、「忘年会」という集まりを催すのか。「年を忘れる会」 とはどのような意図があって行なうものか。 特に深い意味はありません(笑)宴会が好きな日本人が、「1年で溜まった嫌なことを忘れよう」という名目で、大騒ぎしようという会です。特に深い意味がある会ではないので、あまり深く考えず、一緒に楽しんでみたらどうでしょうか。
Q-189 日本人はなぜ、年末に大掃除をするのか(英語圏では春にするのが一般的)。 江戸時代の風習だったと思います。江戸時代の江戸(現在の東京)では、12月14日に一斉に大掃除を始めたんだそうです。一斉に始める理由は、時間差が出来てしまうと、先に大掃除の終わった家に、後から大掃除をした家のほこりが飛んで行ってしまうので、全部の家庭が一斉に大掃除を始めたんです。
年末に行うのは、やはり「新年を気持ち良く迎えたい」という気持ちが大きいからでしょう。世界基準から見ると、日本人にとって正月は意外に重要な日なのかもしれません。
Q-190 日本人はなぜ、入院患者を見舞う時、紙の鶴を千羽も折って見舞い品とするのか。また、なぜ鉢植えの見舞い品は嫌われるのか。 ゴメンナサイ。両方とも分かりません。
調べました。千羽鶴の方ですが、日本では鶴は亀と並ぶ長命の象徴なんです。折り紙で鶴を1枚折る度に寿命が延びると言われていて、場合によっては死に近づくこともある病院では、一刻も早い回復を願うアイテムとして作られるんだそうです。
鉢植えの見舞い品は、「根付く」に結びつくから嫌われるんだそうです。つまり、病院にいつまでもいなくてはならないということを連想してしまうため、根っこを切った「切り花」の方が好まれるんだそうです。
Q-191 日本の幽霊にはなぜ、足がないのか(西洋の幽霊には足があるのが普通)。「お化け」とはどう違うのか。 これは、円山応挙(まるやまおうきょ)という人が描いた幽霊の絵が有名になり、日本人がそのイメージで幽霊を考えるようになったからです。彼の描いた幽霊の絵には足が無いため、「幽霊に足が無い」という風に言われているんです。
お化けと幽霊の違いですが、私の記憶が正しければ、お化けは捨てられた「物」に魂が宿った姿で、幽霊はこの世に未練を残して死んだ人の魂が、肉体が滅んだままこの世に残っている状態だったと聞きます。
Q-192 日本の盆踊りはなぜ、そう呼ばれるのか。どんな歴史があるのか。 「お盆」に行われる「踊り」だから「盆踊り」な訳です。この「盆」とは、飲み物や食べ物を乗せて運ぶあの「盆」ではなく、ご先祖様の魂があの世から帰ってくると言われている「盂蘭盆(うらぼん)」の略なんですよ。その盂蘭盆の次の日には、ご先祖様の魂はあの世へと再び行ってしまうため、その夜にご先祖様の魂と一緒に楽しく踊りましょう、というのが盆踊りなんですよ。
Q-193 日本人はなぜ、おめでたい時に「松」「竹」「梅」を用いるのか。寿司屋でも寿司のランクに 「松」 「竹」 「梅」 があるようだし、日本酒の名前にも「松竹梅」があるようだが。 気にしたことが無いですね。分かりません。
調べてみると、中国の考え方が日本に伝わったからだそうです。厳寒に耐えて緑を保つ松と竹、他に先駆けて花をつける梅の3つを「歳寒の三友」と呼び、高潔・節操・清純の象徴として絵の題材にされていて、日本ではその3つをおめでたい植物として考えるようになったんだそうです。私自身が勉強になりました。
Q-194 日本人はなぜ、盆栽や箱庭などを好むのか。 盆栽や箱庭というのは、「自然(宇宙)の縮図」な訳です。大きな木を育てる代わりに、その縮図である盆栽を手入れして楽しむ。これなら、場所は取らないし手入れも楽ですから。そして、箱庭は水の流れを砂で表現するなど、様々な方法で「宇宙」を表現しているんです。それが好きな理由っていうのは難しいですが、自然と触れ合うのは日本人の好む趣味なのかもしれません。
Q-195 日本人はなぜ、「花見」というと「桜」を連想するのか。なぜ、「桜」が好きなのか。 個人的な感情を含めて答えると、桜って咲いている時よりも少し散っている時の方がきれいなんですよね。桜の花は咲いている期間が本当に短く、あっという間に散ってしまうので、たくさんの花びらが一斉に散る様子を見ていると、うまく表現できないんですが、一種の「感動」を覚えるんですよ。だから、日本人は桜が好きなんですね。
誰の書いたものだったか忘れましたけど、日本の昔の文献にこんなことを言った人がいると載っているそうです。

「桜は見ても美しい。けど、桜が咲かないかと待っている時に、心に浮かべる桜も美しい。」

桜が咲く期間は短いから、桜が咲くのを待ち遠しいと思う時間が他の花よりも長いんですよ。だから、少しだけ見せてくれる桜の花が、とてもいとおしく思えるのかもしれません。
Q-196 日本人はなぜ、「けじめ」という言葉を頻用するのか。 他の国の状況を知らないから分かりませんが、日本人は(常識的な範囲であれば)何をしても良い時間と、そうでない時間を使い分けているからかもしれません。何と言うか、緊張感の無い時間と緊張感のある時間の境目を「けじめ」と言っているような気がします。
Q-197 日本の乗り物はなぜ、あれほど時刻が精確なのか。 それが売り物だからです。特に鉄道は、到着予定時刻と実際の到着時刻のずれは、事故などが無い限りは秒単位です。これは乗客にとってはとてもありがたいことで、移動時間がとても計算しやすいので、計画が立てやすいんです。そういう安心感と一緒に旅客サービスを販売しているから、時刻に精確なんですよ。
Q-198 日本人はなぜ、悪いことをした時に、「世間をお騒がせして申し訳ございません」と言うのか。「世間」とは何か。 これは決まり文句のようなものです。自分達のせいで、皆さんを不安にさせて申し訳ありません、という意味です。
「世間」とは、「皆さん」という意味です。これは直接的に、あるいは間接的に、自分の悪事のせいで迷惑を受けた人を指していると思います。この「迷惑を受けた人」というのは、それぞれの感じ方の違いですから、そのニュースを聞いて不安になったというのも「迷惑を受けた」となる人もいるでしょう。なので、「今回の事で何らかの迷惑を受けたと思っている人はみんな」と言い換えても良いかもしれません。
Q-199 日本人はなぜ、会議などでの発言が控えめなのか。発言することを嫌っているようにさえ思える。 その通りかもしれません。自分で発言してもいいのですが、それだと自分がその言葉に責任を持たなくてはならなくなります。それだったら、他の人に発言をしてもらい、その人に賛成することで、責任を回避しようという気持ちがあるからかもしれませんね。
Q-200 日本の神社にはなぜ、玉砂利が敷いてあるのか。 ちょっと分かりません。玉砂利には、何か清らかな力があると聞いたことがありますが、詳しくは忘れました。
でも、もう1つの理由として賽銭泥棒などを寄せ付けない「防犯」という意味もあると思います。玉砂利を踏むと音が鳴りますし、石畳は細い一本道なので、そこだけ警備していれば泥棒は簡単に神社に近づけませんから。
Q-201 日本人はなぜ、食器を洗う時、あれほど丁寧に洗うのか。(英語圏では食器を洗剤に浸すだけと形容できるほど簡単。) それは聞かれても困りますよ。やっぱり汚れを残したままだと、その汚れにカビが生えたりして衛生的によろしくないと思うのですが。直接食べ物に触れるものは、きれいにしておかないと気持ち悪いからですよ。
Q-202 日本ではなぜ、紙幣や切手に「天皇」の顔が使われないのか。(英国ではエリザベス女王が使われている。) 確か、天皇の顔に汚れやしわ(折り目も含む)がつくのを嫌ったからだと聞いたことがあります。日本において、天皇は神のような存在でしたし、今でもそう考えている人がいますから、たとえ写真や絵とはいえ、天皇の顔が汚れたり折れたりするのは気分が悪いんだと思います。
Q-203 日本人はなぜ、戦後の東京裁判の理不尽さ(戦勝国が日本を裁き戦争犯罪国に仕立てたこと)にもっと抗議しなかったのか。 申し訳ありませんが、私の年齢ではもはや東京裁判がどのように行われ、何が問題かというのは分かりません。もちろん、情報として東京裁判の資料を集めれば、何らかの答えを導けるのかもしれませんが、伝わってきた情報だけが真実とは限らないし、特にこういう資料はどちらかに偏っている可能性もあり、間違った方向に結論を出すかもしれません。
という訳で、この質問に関しては敢えてノーコメントとさせていただきます。
Q-204 日本人はなぜ、衣服、立ち居振る舞いなどを含め、外見を重要視するのか。 日本には、外見と気持ちが影響し合うという考え方があるからです。外見の悪い人間は、内面が汚れていて、逆に外見に気を遣っているうちに、内面も磨かれるという訳です。
個人的には、あながち間違った考え方ではないと思いますよ。説明するのは難しいですが、この話は良く分かる気がします。着る服装の雰囲気によって、気持ちが若干変わるんですよね。
Q-205 日本の中高年女性にはなぜ、韓国の男性俳優に夢中になる人が多いのか。一時(2004−5年あたり)の流行なのか。 私はちょっと若い男ですから、理由は全く分かりません(苦笑)ですが、ドラマで彼らが演じる役柄が影響しているのではないか、と考えます。
彼らがドラマで演じる役はとても純真で、少女が憧れる純粋な恋の物語の主人公な訳です。失礼ながら、「少女」と呼ぶには少し年齢が高くなってしまった彼女たちが、少女だった頃に憧れた「理想の男性」を思い描いているのではないのかと思います。そして、そんな期待に彼らも応えていて、それも人気の秘密だと推理します。
一時の流行かどうかは分かりません。これは日本人かどうかという問題以前に、予知能力者じゃないので分かりません(苦笑)
Q-206 日本人はなぜ、年末になるとベートーベンの「第九」を合唱するのか。 これは知りませんね。
調べました。東京音楽大学の卒業生が、戦況の悪化で徴兵されて繰り上げの卒業式となった12月に演奏したんです。徴兵された卒業生のほとんどは戦争で亡くなり、生きて戦争から帰って来た人が、「あの別れの時に演奏した曲を演奏して、戦死した仲間に捧げよう」という声を上げ、12月に演奏したんだそうです。
その後は、オーケストラ団員が年越しの資金を得るための演奏会で演奏する際の定番曲となり、日本では「年末に第九を演奏(合唱)する」というのが定着したそうです。
Q-207 日本語の「社会人」はなぜ、英語にならないのか。(「社会人」にぴったりの英語はない。) これは答えようが無いですね。「社会人」という言葉は、よく「学生」に対して使われる言葉ですから、いろんな意味で「プロ」ということを意識しているためではないでしょうか。学生の時には、多少の失敗などは周りが助けてくれますし、多少甘えても文句を言う人はいません。ですが、社会人になると、自分の行動に責任を持ち、わずかな甘えさえ許されません。たとえば、学生なら宿題を1日くらい遅れても「今度から気を付けなさい」くらいで済むでしょうが、プロになると1秒の遅れさえ仕事の上で致命的なダメージを与えてしまいます。学生と社会人には、とても大きな差があるんです。
私はあまり英語圏のことに詳しくないのですが、英語圏の人は小さい頃から自立心を養うように教育している人が多いと聞きます。小さい頃から夏休みに社会勉強の一環としてちょっとしたアルバイトのようなことをして、ある程度の年齢に達すると立派に責任を取れる大人として扱われると聞きました。ですから、英語圏の人はわざわざ「社会人」なんて言葉を使わなくても、大学に進むか仕事をするかに関係無く、日本の「社会人」と同じくらいの責任能力がある(とみなされている)からではないでしょうか。
Q-208 日本人サラリーマンはなぜ、仕事が終わったらまっすぐに自宅に帰らずに飲み屋などに行くのか。 会社では、ずっと緊張した状態です。ですから、仕事に関するコミュニケーションはあっても、それによって仲良くなることはまず考えられません。
そこで、飲み屋に行って酒を飲みながら、リラックスした状態でコミュニケーションを取るんです。仕事の時間では見られなかった、その人の(「公」に対する)「私」の部分を見ることができて、それで仲良くなるってことです。これを、酒を飲みながらのコミュニケーション「飲みュニケーション」なんて言ったりします。互いの親睦を深めるのが目的ってことですね。
Q-209 日本人はなぜ、自分を指すとき、自分の鼻を指すのか。 なぜ、と言われても困るんですが。多分、日本人の感覚で「自分」というのは顔に集中しているんだと考えているのかもしれません。ですから、顔を指差しているんですよ。何かを指差す時には、普通は注目してもらいたい物(もしくは部分)の中心を指しますから、たまたま顔の中心にある鼻を指しているんだと思います。
Q-210 日本人はなぜ、欧米人(特に白人)には親切なのに、同じアジア人にはそうではないのか。 それは分かりませんが、珍しさの違いなのかも知れません。アジア人は欧米人に比べて文化が近いので、欧米人の方が日本の文化によりとまどっているのではないかという気持ちが働くんでしょう。
Q-211 日本人はなぜ、ジャンケンをする時、「最初はグー」と言うのか。 これは、昔日本で非常に人気の高かった番組に『8時だヨ!全員集合』というのがあったんです。この番組の中で、ジャンケンの時に「最初はグー」と言っていたのが始まりです。『8時だヨ!全員集合』は1970年代の番組ですから、歴史は意外に浅いんです。
でも、このシステムはなかなか良いシステムだと思いますよ。(本来の)ジャンケンの掛け声は「じゃん」「けん」「ぽん」の3拍しかないので、これに「最初はグー」をくっつけることで、程よく掛け声が伸びて心の準備ができますから。
Q-212 日本人にはなぜ、歯が悪い人が多いのか。 これは分かりません(苦笑)比較対象が無いので何とも言えないですね。
Q-213 日本人はなぜ、ブランド物が好きなのか。一所懸命仕事をして貰った給料をブランド物を買うのに使う人が多い。 日本人にとって、「高いものはいい物」という考え方があり、高級なことで有名な会社の物を身に付けていることは、自慢できることなんですよ。だから、特に女性は多少無理をしてでも、いわゆる「ブランド品」と呼ばれる物を身に付けたいと思うんです。
Q-214 日本のテレビにはなぜ、性的な番組が多いのか。子供に悪い影響を与えるのではないか。 日本人の中にも、そのように危惧する人はいます。これに関しては賛否両論で、まさに子供に悪影響があるからこういった表現をやめて欲しいと訴えている人もいます。
私の個人的な意見では、子供は大人が思っているほどバカじゃないと思っています。性的なシーンを見て、ふさわしくないと思えば「マネをしたらダメ」と親が教えれば済むことだと思うのですが、いかがでしょうか。
Q-215 日本の高校生はなぜ、高校生らしくないのか。ルーズソックスを履いたり、ガン黒にしている高校生が目立つ。 ある意味では「高校生らしい」ですよ(苦笑)高校生くらいになると、そろそろ「大人になりたい」という気持ちが芽生えてきて、一生懸命背伸びをするんです。ルーズソックスやガン黒っていうのは、彼女たちが考える「未来の大人像」なのかもしれません。
Q-216 日本文化はなぜ、漫画好きの文化になったのか。 これにはいろんな説があります。日本には「鳥獣人物戯画巻」というのがあって、これを漫画ととらえて、800年以上前から漫画があったのだから、日本人が漫画好きで当然と言っている人もいます。
私の支持する説では、やはり手塚治虫の影響が大きいです。彼が現代の漫画に今なお利用されている手法を次々と考案し、漫画の基礎を作りました。そして、1980年代に放映された『機動戦士ガンダム』というアニメは、さまざまな設定を細かく作っていて、当時の大人を巻き込んで大人気となりました。
そこで、漫画を作っている出版業界やアニメ業界は、「子供のものである」という常識にとらわれず、「子供のものであるという体裁を保ちつつ、大人にも喜んでもらえる作品を作ろう」と考えた訳です。その方が、見る人も前より多くなるし、大人はお金を持っていますから、関連商品もたくさん売れるだろうと考えた訳です。
試行錯誤の結果、今では大人も楽しめる娯楽として定着し、結果として「漫画好き」となった訳です。
Q-217 日本人はなぜ、真冬なのに年賀はがきには「迎春」とか「初春」のように書くのか。 これは旧暦に関係があります。日本では昔「太陰太陽暦」というのを使っていて、その暦では今でいう2月頃が「1月」だった訳です。つまり、今よりも約1ヵ月後ろにずれているわけですね。で、便宜上12ヵ月を4分割して、それぞれを「春夏秋冬」としたわけです。旧暦の1〜3月ですから、今でいう2〜4月を「春」としていた訳です。だから、年の始めは春の初めを迎える訳ですから、まさに「迎春」であり、「初春」なんですね。
今は暦が変わって真冬が1月になってしまった訳ですが、昔の名残で年賀はがきには「迎春」「初春」と書く訳です。
Q-218 日本人はなぜ、6月1日と10月1日という特定の日に「衣更(ころもがえ)」と称して着衣を替えるのか。 日本人は、学生にしろ社会人にしろ制服(やスーツ)で過ごすことが多いですから、夏服と冬服の切替も同時に行おうという意味ではないでしょうか。その基準となるのが、6月1日と10月1日で、それが普段の生活に流入したんじゃないでしょうか。
Q-219 日本の乗り物にはなぜ、「〜丸」や「〜号」が付くのか。船には「丸」が付き、飛行機や列車には「号」が付いている。 ちょっと分からないですね。
調べました。由来は分からないのだそうです(苦笑)平安時代には船に「丸」をつけていたという記録は残っているそうですが、その理由は分からないとのことでした。まあ、昔からの風習でそうしている、という理由なんでしょう。
Q-220 日本の京都にいる舞妓さんがなぜ、東京にはいないのか。 昔は京都が中心地で、東京は「田舎」だったんですよ。むしろ、京都が日本の中心地だった時間の方が長く、その間に舞妓さんも生まれたんでしょう。優雅な宮中文化を育んだ、京都らしい職業だと思いますよ。
Q-221 日本人はなぜ、出勤簿・出席簿などにサインをする時、自分の名字を書いてそれを丸で囲むのか。 印鑑をイメージしてるんですよ。印鑑を押すと、自分の名字を囲むように丸い印影が付くので、それをイメージしているんです。
Q-222 日本人はなぜ、ご飯を食べる器を“茶碗”と言うのか。“茶”を飲む器ではないはず。 今は、茶碗にはご飯しか入れませんが、昔はまさに茶碗にお茶を入れて飲んでいたと聞いたことがあります。ですから、「茶」を飲む「碗」で「茶碗」なんじゃないでしょうか。
Q-223 日本人はなぜ、外国語(多くは英語)を短縮してしまうのか。意味が理解できないことが多いのだが。 例:「アポイントメント→アポ」「インフレーション→インフレ」、「ストライキ→スト」。 元々、日本には良く使う単語を省略して言う習慣があります。それに加え、外国語ですから、ちょっと言いにくいというのもあるかもしれません。ですから、日本人が一番心地よく発音できる2〜4拍の言葉に短縮してしまうんだと思います。
Q-224 日本人はなぜ、同僚たちと飲み屋に行き、支払いの時になると、勘定を参加総数で割るのか。自分が飲んだ分だけ払えばよいのではないか。 確かに、それが一番合理的な支払い方ですよね。でもそれだと、特にお酒の席では自分が何をどれだけ飲んだのか覚えていなくてはいけません。それに、ビールを瓶で頼んだりすると、1つの瓶を複数人で飲む訳ですから、「私は0.1本ほどしか飲んでない」「私は0.5本よりはちょっと多く飲んだかもしれない」とかなったら計算がややこしいじゃないですか。だから、みんな同じ額だけ飲んだことにして、勘定を参加人数で割って、費用をそれぞれ負担しているんです。
Q-225 日本人はなぜ、何かを贈られるとすぐにお返しをするのか。日本人から贈り物をされると、とても精神的負担を感じるのだが。 一応、「お礼の気持ち」ということです。でも、そこまで気にしなくてもいいですよ。何かのお祝いとしてもらったものなら、「お祝い返し」と言って品物を贈り返す習慣がありますが、どこか旅行に行って帰って来た時にくれたお土産だったりしたら、別に品物で返さなくてもいいんじゃないでしょうか。たとえば、「この間のお土産のお返しに、いい店を見つけたから招待するよ」とかでも全然構わないと思いますよ。
Q-226 芸者さんの名前にはなぜ、男の名前が付いているのか。例:金太郎、染太郎。 聞いたことはあるのですが…。すみません、忘れました。
ざっと調べたのですが、やっぱり分かりませんでした。「芸者」は、意外にも日本人になじみの薄い存在ですから、芸者の名前に男の名前が付いていること自体知らない人が多いんじゃないでしょうか。
一応、江戸時代に「女性は羽織を着てはならない」という法律が出来て、それに反骨精神を抱いた芸者達が羽織を着るようになり、その影響で男の名前を使い始めたのではないかという説があるそうですが、あまり自信はありません。
Q-227 日本の高校球児はなぜ、坊主頭にするのか。 坊主頭は清潔感の象徴です。高校生は多感な時期ですので、おしゃれをしたくていろんな髪型をするんですよ。でも、それを見ている人(特に大人)は、髪型によってはあまりいい印象を受けない人もいるんです。
日本における高校野球というのは、他のスポーツと比べても比べ物にならないほど注目度が高く、また高校球児にはさわやかでいて欲しいと願う人も結構多いので、変な髪型でプレイされると不満に思う人が意外に多いんです。ですから、最も清潔感をアピールできる坊主頭でプレイさせる高校がほとんど(というか全部?)ですね。
Q-228 日本人はなぜ、鶴と亀を縁起の良いものと考えるのか。 さあ、分かりません。
どうやら、中国の伝説が元になっているらしいのです。なぜ「鶴」と「亀」かというのは分かりませんが、おそらく中国の「四神」に由来しているのではないかという説があるそうです。
「四神」とは、東を守る「青龍(せいりゅう)」、西を守る「白虎(びゃっこ)」、北を守る「玄武(げんぶ)」、南を守る「朱雀(すざく)」の4柱の神様で、このうち時代と共に玄武が亀に、朱雀が鶴になったと言われています。ちなみに、青龍と白虎は「龍」と「虎」として2つの強大な力のぶつかり合いの象徴として使われます。
Q-229 「七夕」はなぜ、「たなばた」と読めるのか。 また難しい質問ですね(苦笑)これも残念ながら分かりません。
調べてみると、豊作を祈る七夕(しちせき)という行事に、日本の棚機津女(たなばたつめ)や中国の乞巧奠(きこうでん)という伝説が合わさって出来たという説が有力だそうで、「七夕」を「たなばた」と読むのは、「棚機」の名残だそうです。
ちなみに棚機津女とは、村の災厄を取り除いてもらうために、水辺で神の衣を織り、神の一夜妻となるために神の降臨を待つ巫女の伝説だそうです。また乞巧奠とは、機織りに優れた働き者の女性が天帝からほめられ、「織姫」の名を与えられたのですが、「夏彦」という男と出会って結婚してからは、夫婦生活の方が楽しくなって働くのをやめてしまい、天帝の怒りを買って二度と2人は会えなくなってしまったという伝説だそうです。この話には続きがあって、さすがに永遠に会えないのはかわいそうだと思い直した天帝は、1年に1度の七夕の日にだけ会えるようにしたんだそうです。
そういった理由で、元々は機織りの上手だった織姫にあやかり、女性の手習いがうまく行くように願う願懸け行事だったのですが、次第に庶民に広まり、広く願懸けの行事として現在に至っているようです。
Q-230 日本人にはなぜ、カラオケが好きな人が多いのか。 カラオケは、安価で手軽という理由が大きいと思います。カラオケは、1人2000円もあれば少なくとも3〜4時間は楽しめますし、ゲームではないので、上手下手の差はあっても特にそれでどうこうという訳ではなく、下手は下手なりに楽しめばいいっていう考え方ですね。
もちろん、歌が下手だから恥ずかしくて行けないという人も多いですが、基本的には誰でも気軽に、しかも(時間との比率で)とても安価で遊べるというのが人気の秘密だと思います。
Q-231 日本ではなぜ、男の子に食器を並べさせたり洗わせたりすることが少ないのか。甘やかしているようにしか思えないが。 日本において、特に明治時代には、男性と女性の役割の違いを意識する人が非常に多くて、「男子厨房に入らず(男は台所に入ってはいけない)」という言葉まであるくらいだったんですよ。つまり、台所は女性の聖域だから、男性は入ってはいけないということですね。その名残で、女の子のみに食器を並べたり片付けたりということをさせている家庭はあります。
しかし、今は既に女性の社会進出が当たり前の時代になっていて、そういった意識もだんだんと薄らいでいます。そういう家庭は、少しずつ無くなっていくんじゃないかなと思います。
Q-232 日本人にはなぜ、クルマの往来がないような道路でも、信号が青に変わるのを待つ人が多いのか。待つだけ無駄だと思うのだが。 他人の目を気にする日本人らしい行動だと思いますよ(笑)実はおっしゃる通りで、別に赤でも車が来ないことを確認して通過してもいいのかもしれません。ですが、それを他の人に見られていて、後でトラブルになっても嫌ですから、とりあえず「信号は守った」ことにしておきたいんですよ。
Q-233 日本のタクシー運転手にはなぜ、無愛想な人が多いのか。外国人だと分かると急に横柄な態度や言葉遣いをする運転手に出会うことがよくある。 残念ながら私は日本人なので、その辺りの事情は良く分かりません。でも、やはり密室空間ですから、特に「仲間」意識の強い日本人であるタクシー運転手は、「嫌な客を乗せてしまった」という気分になってしまうんでしょうか。客商売ですから、そう思うのは人間だから仕方ないにしても、それを悟られたらいけませんよね(苦笑)
Q-234 日本人はなぜ、感情(喜怒哀楽)を素直に表に出さないのか。不正直に思えるが。 「出さない」のではなく、「出していることに気付かない」のではないでしょうか。これは何かの実験で見たことがあるのですが、日本人は表現力が乏しい代わりに表情に対する洞察力に優れていて、欧米人はその逆だったという実験結果があるんです。だから、日本人は感情をちゃんと表に出していても、気が付いていないだけなのかもしれませんよ。
Q-235 日本のテレビにはなぜ、天気予報と買い物の番組が多いのか。 天気予報はそんなに多いのでしょうか。私はそんなに天気予報が多いとは感じないのですが、気候の違いなんでしょうか。特に、出かける時には雨が降ると大変ですからね。常に最新の情報を手に入れておきたいと思う時にはとてもありがたいですよ。
買い物(テレビショッピング)の番組は確かに多いですね(苦笑)詳しくはQ-130の回答を参照していただきたいのですが、日本のテレビ局は広告収入が主な収入源なんです。なので、丸々1本分の時間を買い取ってくれるテレビショッピングは、ありがたいお客様なのかも知れません。
Q-236 日本人にはなぜ、会話下手な人が多いのか。日本人と話をしていると、会話が発展せずに、すぐに話題が途切れるように感じる。 それはなぜかと言われても困るんですけどね…。私も割とそういうタイプなので、私の方こそ教えて欲しいくらいですよ(笑)
日本人は「会話」に慣れていないのかもしれませんね。相手の話を聞き、次の話題につなげられるような話を頭に浮かべる反射神経のようなものが形成されていないのかも知れません。
Q-237 日本ではなぜ、タレント、スポーツ選手など「有名人」の講演料が高く、学者のそれは低いのか。反対であってもよいように思うが。 確かにそうですね。まあ、資本主義の考え方では、有名人はいろんなところから講演依頼が来ているでしょうから、たくさんお金を出してくれるところで講演するし、学者はそんなに講演依頼が来ないので、それなりのお金でも呼べるってことじゃないですか?逆に言えば、学者の講義よりも有名人の話を聞きたいって人の方が多いからでしょうね。
Q-238 日本人はなぜ、ホームステイをしている外国人に「何時に帰るの?」「今日はどこに行くの?」などといちいち訊くのか。個人の問題に立ち入り過ぎるように思う。 日本人は、どこに行って何時に帰宅するかを告げる風習があります。こうしておけば、万が一宣言した時間までに帰ってこなかった場合は心当たりを探すことが出来ますし、どこに行くかが分かっていれば、そこにも連絡して所在を確かめることができますからね。これはまさに「文化の違い」ですから、慣れるしかないんでしょうね。
Q-239 日本人はなぜ、「政教分離」と言いながら、キリスト教由来の「西暦」を使っているのか。マスコミも政府の政教分離問題には神経質になりながら、自分たちは「西暦」を使っているではないか。 日本人で、西暦がキリスト教由来の暦の数え方であると気付いている人は少ないんじゃないでしょうか。今では、単純な暦の表わし方の1種としか考えられていないからだと思います。
Q-240 日本の大学にはなぜ、危機管理を教える講義がないのか、あるいは少ないのか。 確か、私も危機管理の授業に出たことはありますが、そこでは日本人は「危険性」というより「安全性」と言った方が安心するからだと説明されていました。たとえば、「この機械は15%危険です」と言うのと、「この機械は85%安全です」と言うのとでは、後者の方を日本人は好むからだそうです。わざわざ「危険」について学ぶより、いかにしてその「危険を回避するか」を学ぶ方が、日本人には合っているんでしょう。
Q-241 日本の相撲はなぜ、体重別ではないのか。 実は、相撲は特殊なスポーツなんですよ。元々は豊作を願う神道の儀式で、その名残でさまざまな習慣が伝統として残っているんです。
体重別でないのもその1つで、「大きな男がぶつかり合う」という部分が重要な相撲において、他のスポーツのように勝負の公平性はあまり関係無いんです。まあ、小さい力士が大きな力士を打ち負かすのも、相撲ならではの醍醐味ではあるんですが。
Q-242 日本人はなぜ、床に布団を敷いて寝るのか。日常的に歩く所に布団を敷くことを汚いと感じないのか。 汚いとは思いませんね。「歩く」と言っても、靴を脱いで歩いている訳ですし、掃除もこまめにやっていれば、泥やほこりはほとんど残っていないはずですから。そこに布団を敷いても、何ら問題は無いと思います。
Q-243 日本人はなぜ、富士山を日本一美しい山だと海外に宣伝し、日本人自身もそう思って来たはずなのに、そこをひどく汚して平気なのか。汚れが原因で世界自然遺産登録からはずされたと聞いたことがあるが。 平気な人もいるのかもしれませんが、平気ではない人もいますよ。富士山はとても高い山ですから、登っている最中に出たゴミが邪魔になり、こっそり捨てる人が多いのかもしれません。残念ながら、心の弱さに負けてそうしてしまう登山者が多く、こうなってしまったんでしょうね。この現実を、多くの日本人は残念に思っていると願いたいですね。
Q-244 日本ではなぜ、国民間の貧富の差が小さいのか。 多分ですけど、日本ではお金をたくさん持てない仕組みになっているからではないでしょうか。日本では、お金持ちにはたくさん税金をかける制度があるので、あまり「大儲け」できないんでしょうね、きっと。私は残念ながら、そこまでお金持ちじゃないし、お金に困っている訳ではないので分かりませんが(笑)
Q-245 日本人にはなぜ、外国人と握手をする時、お辞儀をする人が多いのか。 これは条件反射ですね。日本人は「あいさつ」とくれば「お辞儀」というように、あいさつとお辞儀はセットになっているんです。だから、つい握手する時も、その癖で一緒にお辞儀してしまうんでしょう。
Q-246 日本人はなぜ、力の入らない弱弱しい握手をするのか。 日本人には握手の習慣が無いのですが、時々握手をする場面もあります。その時、強く握ってしまうと、人によっては敵意を感じてしまう人もいます。なので、相手の手を軽く握る程度の握手が日本流なんですよ。でも、ギュッと握るのが(欧米式の)正しい握手だとは知りませんでした。今度はその辺りも注意してみますね。
Q-247 日本の政治家にはなぜ、会議中に居眠りをしている人が少なくないのか。 それは私も聞きたいです(苦笑)国民の代表として選ばれているんだから、もっと真面目にやって欲しいですよね。まあ、彼らは彼らで、夜遅くまで激務に追われているんでしょうから、多少は仕方ないのかも知れませんがね。
Q-248 日本はなぜ、物価が高いのか。日本人は高いと思わないのか。 これは「なぜ」と言われても困るのですが、日本人の給料に合わせたらこうなるんじゃないでしょうか。なので、時々物価が高騰して困ることはありますが、基本的には物価が高くて困るということは無いです。
でも、確かに他の国の(特に日本以外のアジア諸国の)物価を聞いて、そのあまりの安さに驚いたことはありますね。その逆ってことでしょうね。
Q-249 日本人はなぜ、東京大学を最高の大学だと思うのか。日本人が思うほど世界的には評価されていないという意見を聞いたことがあるが。 昔の名残だと聞いたことがあります。東京という日本の首都にあるというのも1つの理由ですが、古くは「帝国大学令」という法律の下で最初に設立された大学で、最も歴史があり、最も権威のある大学だったのだと思います。その名残で、現在でも東京大学を目指して必死に勉強する人は多く、いわゆる「エリート」と呼ばれる人々が競って東京大学を目指すので、東京大学が最高の大学であると思っている人は多いのだと思います。
世界的に評価されていないというのは聞いたことがあります。どうやってランク付けしたのか知りませんが、確か132位くらいだったと思います。逆に言えば、日本の大学というのはその程度ってことです(笑)
Q-250 日本の大学ではなぜ、教師が学生に「出席点」を与えるのか。学生が授業に出席するのは当たり前のことではないのか。 確かに、言われてみれば正論ですね(苦笑)でも、お察しの通り授業に出席せず、いろんな手を使ってテストだけいい点数を取って単位をもらおうとする学生も多々いるんですよ。こうやって単位が取れてしまうシステムに問題があるのかもしれませんけど。
Q-251 日本人大学教員はなぜ、自分の研究室では、入り口を背にして窓際や壁際に机を置くのか。(アメリカでは、自分が部屋の入り口に対面するように座ることが多い。)この机の置き方は、日本人の一般的傾向か。 そんなにたくさんの研究室に入ったことが無いので知りませんけど、おそらくそうでしょう。その他にも、入口からすぐのところについたてを立てている教員もいます。これは、重要書類(特に成績関係の書類)を生徒に見られないようにする意図があると思われます。生徒が入ってくれば、すぐに隠せますからね。
Q-252 日本人にはなぜ、自分の仕事部屋や(大学などの)研究室の入り口に衝立(ついたて)を置く人が多いのか。 Q-251と同じ理由だと思います。重要書類を生徒に見られないようにするためだと思います。
また、ついたてにはもう1つ、来客中に外と遮断する意味も込められていると思います。日本では、特に客が来た時にはついたてで囲まれた空間で打ち合わせなどをする習慣があるので、そういう意味も込められていると思います。
Q-253 日本のテレビ時代劇ではなぜ、第8代将軍・吉宗が頻繁に採り上げられるのか。ほかに話題になる将軍はいないのか。 いない訳ではありませんが、徳川吉宗は公事方御定書(くじかたおさだめがき;法律のようなもの)や目安箱の設置、享保の改革などを進めた、何かと話題の多い将軍なんです。
さらに言うと、江戸時代は250年続いたのですが、最初の方は戦乱の世の中が終わったばかりで、最後の方は外国の圧力が強くなったりと、特に政治的に混乱している時期だったので、ちょうど吉宗が将軍をやった江戸時代中期辺りが、政治的にも安定し、物語を作りやすい時期だったという理由もあると思います。
Q-254 日本の女性(中年女性?)はなぜ、「マツケン・サンバ」に夢中になるのか。 これは分かりませんが、「マツケン」だからだと思いますよ(笑)
「マツケンサンバ」を歌っている「マツケン」こと松平健さんは、すごく有名で、とてもカッコイイ俳優なんです。ところが、「マツケンサンバ」の衣装はとてもきらびやかで、どちらかと言うとこっけいな格好ですし、俳優の時には落ち着いた感じの役柄を演じることの多い松平さんが、「サンバ」というとても元気のいい歌を歌っているということで、その意外性に心を奪われた女性が多いということではないでしょうか。
Q-255 日本人はなぜ、天皇に女性を据えたがらないのか。 「伝統」の一言だと思います。天皇というのは、太陽の化身であるため、代々「太陽の化身」でなくてはなりません。初代の「太陽の化身」が男性だから、それを受け継ぐのは当然男性であるという考え方なのではないでしょうか。
Q-256 日本の英語の先生にはなぜ、英語が話せない人が多いのか。英語の授業を日本語で行うというのも変ではないか。 日本における英語は、正直に言って「受験英語」と揶揄されていますね。日本の学校教育における英語というのは、受験で上の学校に行くための勉強に過ぎないというのが、意識的にしろ無意識的にしろあるように思えます。だから、実践的な英語が出来ない英語の先生は多いと思います。
Q-257 日本の英語教育ではなぜ、ブロック体だけを教えて、筆記体を教えないのか。 これはどの段階のことを言っているのか分かりませんけど、少なくとも私は中学校で筆記体を学びましたよ。でも、言われてみれば確かにブロック体の方が重要視されている気がしますね。
これは日本語の感覚をそのまま英語に移してしまっているからかもしれません。日本語においては、楷書体と言って1文字1文字を切り離して書くのが普通で、文字を連続させる草書体は習字などの習い事をしている人を除いて使っている人はいないと言って過言ではないでしょう。これがちょうどブロック体と筆記体に当たるので、1文字1文字切り離して書くブロック体の方が、文字を連続させる筆記体より日本人の好みに合うからじゃないでしょうか。
Q-258 日本の大学生にはなぜ、自分の大学を二流・三流と卑下する者が多いのか。嫌ならばなぜその大学に入るのか。日本の高校生が大学を選ぶ基準は何か。 日本人の礼儀として、自分や自分に関わるもの(身内)を蔑むというのはごく当たり前に行われていることです。心の底から自分の所属する大学を嫌っているとは限りません。(もちろん、第1希望の大学でなければ本当に嫌がっているかもしれませんが。)
日本の高校生が大学を選ぶ基準というのは1つではないと思うので、「これ」というのは提示できませんが、学習内容であったり、自分の学力でついていけるかどうかということであったり、実家に近いか(あるいは遠いか)というのもあるかもしれません。
Q-259 日本の女子学生はなぜ、卒業式(や入学式)など、特別な時だけ和服を着るのか。男子学生に和服を着用する者が少ないのはなぜか。 和服は結構着るのが面倒なんです。なので、現在となっては常に和服を着ている人はかなり稀です。
ただ、女性の和服(晴れ着)はとても美しいので、記念の日に着たいという女性は多いようです。また、女性用の和服はあまり派手な動きに対応できないようになっているので、普段よりも大人しい、奥ゆかしい自分を演出できるというのも和服の魅力ですね。
男性の和服が少ないのは、男性の場合は紋付き袴になるので、女性の晴れ着ほど美しいものではないんです。和服とスーツであまり代わり映えしないんだったら、着るのが楽なスーツにということになるんですよ。
Q-260 日本の親はなぜ、中高生や大学生にもなった自分の子供のことを、「いつまでも甘えて困ります」などと、嬉しそうな顔で言うのか。親が「困る」と思うことをなぜ子供にさせるのか。そしてなぜ、嬉しそうに言うのか。 これは、「いつまでも甘えて困る」ということを真剣に相談している訳ではなく、これをきっかけにして話をするための、言ってみれば「話の種」をまいていると考えてもらえばいいでしょうか。たとえば、「うちの子が麻薬に手を染めて困ってます」なんて笑いながら話す人は絶対いませんから。あまり深く考えないで下さい(笑)
Q-261 日本人はなぜ、交通事故の現場に、花はもちろんのこと、菓子・飲料(アルコール類まである)・オモチャなどを供えるのか。 ちょっと誤解される言い方かもしれませんが、日本には昔から死者を生きている人と同等に扱うかのような風習があるんです。つまり、お墓に向かって近況を報告したり、お菓子やお米を供えて霊魂に食べさせたことにしたり、お墓に飲料を供えることで飲ませたことにしたりということはよくされるんです。おもちゃが供えてあるのは、犠牲者の中に子供がいたんでしょうね。おそらく、その子供(の霊魂)に遊んでもらおうと思って、おもちゃを置いてあるんだと思いますよ。
Q-262 日本人はなぜ、自分の車の中に縫ぐるみを並べるのか。縫ぐるみ専門店のウインドーのように、多くの縫ぐるみを並べているドライバーをしばしば見かけるが。 Q-118にも書いたと思うのですが、車は移動手段であると同時に空間でもあると思うんです。だから、あまり殺風景にならないようにぬいぐるみを並べる人が多いんだと思いますよ。
Q-263 日本人はなぜ、年の初めに大勢で「習字の練習」(書初めのこと)をするのか。 年の始めは「年神様」という神様がいらっしゃるので、何かと縁起がいいんですよ。書き初めもその1つだと思います。
あやふやなので調べてみました。書き初めの由来は、平安時代の「吉書始の式」という宮中行事だそうです。年の始めの清らかな水で墨をすり、おめでたい名歌名文を書いたのが始まりだとか。それが、江戸時代に寺子屋で書き初めをしたのがならわしとなり、現在に至るそうです。
Q-264 日本人はなぜ、男女の仲の良さを表すのに「傘」(相合傘のこと)を描くのか。(英語圏では、愛し合う男女が自ら、樹の幹にハートを刻んで、その中にお互いの氏名の頭文字やキューピッドの矢を描くことが多い。人によっては、壁に頭文字を書いたり、Paul loves Mary.と書いたりする。) これは分かりません。私の推測ですが、昔の日本は男女が一緒に歩くというだけで冷やかされるほどの時代があったんです。ですから、おそらく「相合傘」という密着度の高い物を冷やかしの記号として、誰が始めるでもなく始まったのではないかと思うのですが。
Q-265 日本人はなぜ、宴会などに遅れて来た人に、3回続けて酒を飲ませるのか。(「駆けつけ3杯」の習慣のこと。) 酒宴が進んでいると、他の人はみんな酔っ払ってますから、それに付いて行くのは大変なことでしょうね。ですから、ちょっとでも早くみんなと同じ具合にするために、「駆け付け3杯」なんでしょう。
飲ませる回数は、別に4でも10でも良さそうですけど、「3」はおめでたい数字ですし、あまり飲ませすぎると自分達が飲めないので、3杯くらいがちょうどいいってところなんじゃないでしょうか。
Q-266 日本にはなぜ、「鈴木」という姓の人が多いのか。 これは、確か神社の名前だったと記憶しているのですが、詳しいことは忘れました。
確か「鈴木神社」という神社の神主が、各所で水不足で困っていた村人を助け、その神社の名前にあやかって「鈴木」と名乗る人が多くなったと聞いたことがあるのですが、間違っていたらすみません。
Q-267 日本画はなぜ、西洋画と比べて余白部分が多いのか。何も描かれていない部分がとても多いように感じる。 私は美術に疎いので分かりませんけど、おそらく「無用の用」ということではないでしょうか。つまり、余白部分を敢えて多く作ることによって、そこに生まれる空間的な美しさみたいなものを表現しているのではないでしょうか。
Q-268 日本人はなぜ、他人の飼い犬や飼い猫を指して「シロちゃん」とか「ロンくんのように、「〜ちゃん」「〜くん」を付けて丁寧に言うのか。「シロ」「ロン」ではいけないのか。 日本人には、「ペットも家族」という考え方をする人もいて、特にペットを飼っている人同士ではこう呼び合うのが常識のようですね。まあ、相手の子供を呼び捨てにしないのと同じで、ペットにもきちんと「ちゃん」や「君」をつけるってことでしょうね。
Q-269 日本人はなぜ、他人から何かを勧められた時、「(それでは)お言葉に甘えて」と言うのか。「甘えて」とはどういう意味か。 日本人は遠慮を美徳としているところが多くて、勧められても断ってしまう方が多いんです。でも、相手の勧めてきたものが今本当に自分に必要な物だった場合には、断らずに素直にあなたの勧めを受け入れるという意味で、「お言葉に甘えて(提案を受け入れる)」と言うんですよ。
Q-270 日本人はなぜ、自分のきょうだいを上(兄・姉)とか下(弟・妹)とか、いちいち区別するのか。(英語圏では普通はその区別はしない。) 日本では上下関係を非常に気にするので、たとえ家族と言えども年上を敬うという習慣があるんです。ですから、自分より年上か年下かというのは区別されるんです。

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