「連中を手前で迎撃する、そっちも手早くプレゼントをバラもいてくれ、

スラッシュ、お守を頼む。」

そう言って、愛機のスロットルを全開にし、B−1の編隊の前へ出た。

青い空の彼方に2つの黒い染みが見える。

「前から2機つっこんでくるぞ!クフィール…ちがう!ビゲンだ!」

そうグリーンが叫ぶと同時に合成音声の警告が敵にロックオンされたことを警告した、

しかし敵はまだ撃たない、FCSから信号音が流れる、

敵をロックオンした合図だった。

「ヘッドオンで、2発連続でいくぞ!」

2発のミサイルが機体から放たれる、それと同時に相手も機銃で撃ってくる、一瞬機体を捻るのが遅れる。

「くそ!2,3発食らった!」そうバックシータ叫ぶ

その時スラッシュからの無線が入った。

「残りはこっちで処理する。」

「すまない、生きて帰ったら一杯奢る。」

グリーンがその時、口を挟んだ

「正面からツーペアフォーボギー(二編隊四機)、F-18だ。」

「分が悪すぎる、護衛に回るぞ!」

「そいつに手をだすな、B−1を先に殺れ、我々の目標は、そっちだ、あいつらを援護するぞ。」

「わかった、ゾーイ。」

ゾーイと呼ばれたパイロットは、そう言うとトムキャットのエンジンを全開にし急上昇させる

最初の二機が左へ次の二機は右へ抜けて行く先頭の奴落とす為に左へ鋭いターンをするしかし追いつけない、

一世代の差は思った以上に大きかった、解ってたた事だったが、せめてTOM(F-14)かラファールが欲しかった。

B-1の編隊が敵とすれ違いどこかぎこちない浅い旋回で回り込もうとする。

「こいつらほとんど素人だ!」

後ろでマークが叫ぶ、

「ヨタヨタ飛んでる、こんな素人まで引きずり出して、そこまでして何が残るんだ!」

おれは、そう言った直後、上空からの鋭い殺気を感じた。

「全機散解しろ上からくるぞ!」

そう爆撃隊に言うと左へ鋭いターンをした。

一瞬間を置いて彼らにとっての急旋回を始めるしかし、間に合わない!

コクピットの周囲へ無数の弾丸が降り注ぎジュラルミンが、キャノピーが、

そして、

人の身体だった物が周囲の空へまき散らされて

燃える巨大な十字架のように爆撃機は大地へ激突する。

「正面に出るぞ!」

赤いF-14が上から降りて来た。

赤いF−14をファントムが追う、

ミサイル撃つと同時にF−14がループする、それを追うF−4、

F−14がコックピットの視界から消える、オーバーシュートした!

先ほどと立場が変わる、シザーズからインメルマンターンへ、

しかし振り切れない!確実に一歩また一歩と追い詰められて行く、

「くそ!食らい付いてやがる!」

お互いの距離がさらに近くなる、咄嗟にエアブレーキを開く、再び立場が変わり今度は間を置かず機銃で撃つ

赤い雨の中をスロットルと操縦桿、ペダルを使い泳ぐように飛ぶ

……もし同じ戦闘機だったら落とされる……

そう思うと冷たい物が背筋を流れる。

赤いトムキャットは弾丸を見事に避ける

二機は再びシザーズへ、しかしまだ撃たない、今撃てばまた逃げられる。

目の前が暗くなってくる、その時トムキャットの動きが一瞬止まりまた消えた

そして機体に衝撃が走り高度が下がる。

そして奴は、そのまま離脱して行った。

無線が爆撃隊が爆撃を終え帰投する事を伝えていた。

「大丈夫か?」

スラッシュがそう語りかけた。

「何とかな、」

そう言い返すのが精っいぱいだった。

 

 

 

 


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CUCKOO'S NEST