闇の中を複数の戦闘機に守られた2機の早期警戒機が飛行していた。

「そろそろあっちの早期警戒機のレーダーレンジを抜けますね。」女性の電子戦士官がそう言って上司の方を見た。

「レーダーの火を入れろ。」そう彼が言ったと同時に別の電子戦士官がレーダーの火を入れた。

彼らの予想より近い所、200キロほど離れたところを統合軍の早期警戒機、E−2ホークアイが2機のF−14に守られて飛行していた、

「逆探に感有り、発信源は、E−767、クーデター軍です!」

コンソールの前に、座っていた二等兵が叫ぶ、機内が騒がしくなり始めた。

「波を出せ、向こうもヤルきだぞ!」

「敵は、12機、内ニ機は、ステルスです、写りが良くない……ボギージャミング始めました!」

ジャミングの影響で途切れ途切れ無線が、聞こえる。

『……は退避…………ハンマーへッ……』

「ハンマーヘッド、スカーフェイス01、支援する、波出してるデカイのが何処にいるのか教えててくれ。」

『スカ……ェイス0……北…向か…る、ステルスがニ…………気を付…!』

「了解、スラッシュ聞いたな?」

『ラプター(F−22)……ないと良いん…すけ……』

最近コンビを組んでいるスラッシュがそう言った。

ラプター……海軍に居た頃一度訓練で戦った事が有った。もっといい機体……F-14……でも勝てなかった。

「だとしたら最悪だな……グリーン、レーダーはどうだ?」

「真っ白になった!近いぞ」

『正面から二機、高く……えない!』

「あいつらに手を出すな、一度見失ったらしばらくは、こっちが有利だ!」

暗闇の中を進む、何秒かの沈黙、コレが破られるのは、二つ、いや三つか、一つはまず可能性が無い双方合意の上での停戦、

二つ目が敵のFCSのレーダーを浴びせられる……頂けない、三つ目が……

「見えた!ヨタヨタ飛んでる!左を頼むスラッシュ、右はもらう!」

突然機体全体を鈍い鈍器叩かれた衝撃が走る、機内白くなる、何処かに穴が開いた証拠だった。

「レーダーがシステムダウンします!」

そう言ってる間に機内が暗くなる、もはや神に祈るしか無かった。

『レーダー機能回復!クリアーです。』

「ウオーレン、ニ発撃ったらケツまくるぞ!」

『ヤー、リーダ』

二機のFー14から合計四発のAMRAAMが発射される。

『ケン、ハンマーヘッド、こちらで誘導する、応援は五分で到着する、それまで護衛を続けろ。』

四発のAMRAAMの内敵へ命中したのは三発だった、二発はスラッシュの後ろへ付こうしたホーネットを撃墜し、

残りの一発はべつのホーネットのコクッピットに直撃だった。

『助かった』

恐怖とその後の安堵で息が荒い、

『ロックオンしたステルスだ!F-117だ!』

一瞬、助かったと思ったそれでも厄介な相手に違い無かった。

「うしろだ!こっちにも回って来た!」

白い機首がバックミラーに写る、シザーズで……

「でた!落とせ!撃て!」

返事の変わりにミサイルを撃つ、

「九時から二機、ホーネット!」

右斜うえへ機首を向け相手をやり過ごしながらロール、背面のまま急降下、相手の内一機は上昇、

もう一機は右へ逃げる、殺るのならよこに逃げる方を狙う、近ずきすぎる、スティックのセレクターを機銃に、

相手の機体からジュラルミンが剥がれる、

「のこりは!」

「12時の上!間にスラッシュが居る。」

奴の横へ並ぶ、それぞれ一発のミサイルとバルカンの弾をばらまく、最後は呆気無かった。


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