100万円クイズハンター 〜生活の句読点、クイズハンター

放送期間:1981.9.28〜1993.10.1(月〜木・9:30〜10:00→月〜金・10:00〜10:30(一部地域除く))

制作放送局:全国朝日放送

司会:柳生 博

アシスタント:若林 真弓→…→柳澤 順子→川井 奈緒美→藤岡 久美子→新保 映子

出題ナレーター:みずほ 亜樹→中村 真子

形式:早押しクイズ

優勝商品:ハワイ旅行

放送地域:関東、北海道、青森、秋田、岩手、宮城、福島、甲信越、富山、兵庫、京都、広島、山口、愛媛、長崎、熊本などで放送確認
(一部地域は一定期間のみ)

 

 平日の午前中という放送時間帯ということで、「生活の句読点」を合言葉に主なターゲットの主婦層が楽しめるよう問題の難易度を落としながら、ゲーム性を多分に持たせ、また 解答者だけでなく、応援団としてスタジオにやってきた家族にもスポットを当てる「家族が主役」という演出で人気を呼び、長寿番組となった。ローカル番組ながらバラエティー番組などでネタにされるなど、放送エリア外でも知名度のあった番組だった。

ルール

 この番組は東京の番組とはいえローカル放送だったのだが、そのわりに賞品が家電製品、宝石、温泉旅館宿泊券、お食事券など結構豪華なものであった。高いものだと数十万円の賞品が毎日のように登場していた。ただ、結構日によってはムラもあったようであるが。ただし、「クイズハンター」放送の頃はまだ公取委の規定により賞品の上限金額は100万円だったため獲得賞品の合計金額が100万円を突破した分については獲得していても実際はもらえなかった。 

俳優がクイズの司会をすると意外に長寿番組になるものであるが、この番組も柳生 博の司会で12年、3000回近くを放送するという長寿番組となった。また、柳生 博の司会は暖かいと評判で、「柳生 博といえばクイズハンター」といっても過言ではないほど番組の顔として活躍した。「クイズハンター」は朝の番組としては高い10%近くの視聴率を維持していたという。良い司会者と良質の企画があえば長寿になるのもうなづける。ただ、とうとう完全な全国ネット化されることはないままであった。(朝の時間帯は同一ネットワーク内でも足並みが乱れていることが多い)

 クイズ番組というのは展開によっては緊張感でピリピリするもの。実際「クイズハンター」は賞品を取り合うという醜い?ルールもあるのだが、その醜さを打ち消すようなアットホームな演出であった。勝っても負けてもみんなニコニコ・・・だったかどうかはわからないがそんな感じすらさせる番組であった。知識クイズなのにルールを飛び越えて不調の解答者に出題ジャンルを選ばせてくれるなんて普通ないのではないか。最近は逆に醜さを前面に押すような番組が多いだけに余計にいい番組だったんじゃないかと思う。

 番組のマスコットキャラクターは長年犬の「じゅうべぇ」(2人ペア戦のみになってしばらくしてからは妹の「じゅうじゅ」もできた)であったが、このキャラクターは4代目のマスコットキャラで、初代はトラネコのキャラクター(名前不祥)、2代目がシロクマの「クータン」、3代目がシロネコの「ニャン太郎」であった。

 12年間ずっと解答席の得点表示はフラップ式の回転盤が使用されていたが、長年にわたって表示コマが6ケタしかないタイプのものだったため得点が100万点を超えると正しく表示されないようになり、(例えば107万5千点だと「¥075,000」になる)その際はわざわざ「1」のコマを 柳生 博が「¥」のところに取り付けにいっていた(たまに付けないでいたこともあったが)。当初は各賞品の金額もさほど高くなかったため、100万円を超えることはそうなかったのだが、徐々に金額も上がって来たことから末期になってようやく「¥」の所もフラップ式装置になり、100万点を超えると「¥」が「1」に変わった。

 あと、「ハンターチャンス」のときにはなぜか出題と共に問題に関するイラストが表示されていた。といっても別に答えのヒント映像ではなく、ただ問題のイメージをイラストに起こしただけというものであった。そのイラストを解答者に見せていた わけでもない。 

 この番組のエピソードで有名なのが、『柳生 博と握手すると子宝に恵まれる』という伝説。「クイズハンター」では、前半の提供クレジットのときとクイズ終了時に 柳生 博が解答席に出向いて一人ひとり握手をしていくのだが、子宝に恵まれない女性が「クイズハンター」に出場して柳生 博と握手すると、きまってその後子供に恵まれる、というものだった。その伝説を聞きつけ、 柳生 博と握手をするために遠くからわざわざ出向いて番組に出場した人もいたとか。

 未確認であるが、この番組での獲得得点の最高記録は特別企画「第6回町ぐるみ対抗勝ちぬき戦」(「クイズハンター」では各地の祭りや観光地、商店街、自治体などの団体が集まっての対抗戦が何度か行われていた)で横浜市の「大口通商店街」チームがマークした218万5800点である。「町ぐるみ対抗」では団体での出場ということで(解答するのはペアだが)宿泊券や食事券の招待人数、また賞品のセット個数がいつもより多めに設定されていたために全体的に金額が高くなっており、さらに「大口通商店街」チームが驚異的な正解数で他チームを圧倒、「ハンターチャンス」でもペースは落ちずついに手持ちの賞品がなくなってしまうチームが現れるほどだった。結局20のうち17の賞品を獲得。残りの3つのうち2つは前半で正解者なしの「マル得賞品」になっていたため、「大口通商店街」チーム以外で獲得した賞品は1つだけというものすごい状況になっていた。番組後期では物価も反映してか全体的にの賞品の金額が上がっていて100万点を超えることはちょくちょくあったようだが、さすがに200万点を超えたのはおそらくそうはないだろう。ただ、100万円以上の分は結局もらえないのだが…。

 なお、なぜか番組末期から終了直後にかけてテレ朝の期首特番や正月特番にあいついで「クイズハンター」が1つの企画として登場していた。特にうち1度は柳生 博自らが登場していた。

 ちなみに、私はこれだけ書いているにもかかわらず「クイズハンター」をリアルタイムではほとんど見た事がない。放送エリアに「兵庫」と入れているが、これは独立U局のサンテレビジョンが放送開始当初のわずかな時期だけネットしていて、それを私が幼稚園くらいの頃、休みの日に見ていたくらいなのだ。でも印象が残っていた。ちなみにネットは私が小学校に入った頃に打ち切られたと記憶している。

 現在「クイズハンター」はパソコンやテレビゲームで遊ぶことができる。「アタック25」をゲーム化した「富士通パソコンシステムズ」というソフトメーカーから発売されている。番組が終わった後に、パソコン版が先に発売され、その後98年末にプレイステーション版が発売された。パソコン版は予選からできる一方、プレステ版は3Dを多用し、かなり本放送に雰囲気が近くなっている。ちなみにプレステ版ではゲーム購入者への懸賞キャンペーンが実施され、先着順だったため私も記念品をいただきました(キャンペーンは終了しています)。なお、この懸賞キャンペーン用キーワードがもらえると、同時に「クジハン→クイズハンター」である証拠が現れます(映像ではないですが、9時半スタート当時にオープニングで出題ジャンルの表示パネルがハワイの映像からタイトルに変わる時流れていた声、知りたい方はソフトを買われては?)。

それに加えてもう一つ。以前日本テレビ系の「世界まる見え!テレビ特捜部」という海外のテレビ番組を紹介する番組で、なんと韓国で「100万円クイズハンター」の韓国版の番組が製作されているというのが紹介されていた。 これはソウル放送(SBS)製作の「整理整頓クイズ」というタイトルで放送され、「クイズハンター」同様平日午前の帯番組でほぼ同一ルールで進行しているようであった。ちなみに韓国版ではハンマーではなく「こん棒」で早押しを行い、「ゴールデンハンマー」のようなアイテムはなかったようである(ただ、「ゴールデンハンマー」的なチャンス権利は設定されているようではあったが)。なお、これが紹介されたのは「クイズハンター」終了後であるが、かなり前なので今も韓国で放送されているのかは定かでは ない。

(ミムさん、のりまきさんより多大な情報を提供していただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。)

(ボツボレッドさんよりニセSTV内「日々是変わる掲示板」にて、またあきすてさん、Mr.お呉さんより放送エリアに関して情報をいただきました)

(原 健一さん、ぴ〜す!さん、みゅう一郎さんから情報をいただきました)

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