[資料] HONDA TL125 形式
 
 下記の解説文は、「TL125 バイアルス・イーハトーブ 書きたい放題いいたい放題」へtaka(大家)さんが投稿なさったものです。
 バイアルスの形式・生産台数・カラーリングが詳細に記載されており、TL125のバイブルになるものです。
 takaさんよりお許しを頂き、ここに転載させて頂きました。ここに深謝の意を表します。

                                                                   大家一同
                           

[58] RE:教えてください 〜その1〜 - 2005/07/19 02:44 - Name:大家のtakaです。  Date:2006/01/19(木) 03:36
なりsanと武やんsan ご返事遅くなり申し訳ありません。
バイクを前にして説明が出来れば、最高に簡単なのですが、文章で説明してわかりにくい部分は改めてご質問下さい。
少しでもお二人への回答がわりになれば幸いです。

さて、まず“なりsan”ご質問の「バイアルスとイーハトーブを見分ける方法と各年式などによる違い」ですが、
あくまでもフレームを基本と考えてお話しましょう。
(というのは、例えばフレームのみバイアルスで、外装・エンジン・ホイール他パーツは全てイーハのバイクがあったとします。
使用パーツの比率から言ったら絶対イーハですが、フレームがバイアルスなのでバイアルスの改造版と考える、という意味です)

(1)一番簡単なのは、フレームナンバーでの判断。コレは年式・モデルによって変わっていきます。

 ■BIALS(バイアルス)…コレは日本での愛称。海外では単に「TL125」です。 
 ・TL125(K0) 1973年1月30日発売 TL125-1000003〜(1011429:現在確認できている車両番号)約12,000台の生産であったと思われます。
※K0を( )で括ったのは、最初期モデルは正しくは“K0”は付かない。他年式モデルと区別できるように、K1の前ということで“K0”とした為。
 ・TL125K1 1974年発売      TL125-1100001〜1110300 北米(アメリカ・カナダ)のみで販売され、日本国内にはナシ。
 ・TL125K2 1974年8月1日発売  TL125-1200001〜(1209504:現在確認できている車両番号)約10,000台の生産であったと思われます。
                                        北米(アメリカ・カナダ)では1975年に販売される。
 ・TL125s  1975年7月発売   TL125s-1000017〜1023050 (1016872〜1023050はスパークアレスター付きタイプ)
                                         北米:76年〜78年、ヨーロッパ・オセアニア:78年など世界で販売され、
                                         国内でも78年3月頃まで販売されていたようです。
 ■ihatove(イーハトーブ)…バイアルスの復刻版。
 ・TL125sB 1981年4月23日発売 JD03-1000011〜約10,000台位生産されたようです。
                                        1982年6月にはカタログラインナップから消えています。
 <おまけ>
 ■Pgasus(ペガサス)
 ・TL125D 1983年4月21日発売  JD06-1000016〜1004963 (フランスで販売:JD06-5000010〜5000967)
 ■Rothmans(ロスマンズ)
 ・TL125H 1987年4月25日発売  JD06-1100001〜1100550
 ■Fieldtripper(フィールドトリッパー)
 ・TL125J 1988年2月10日発売  JD06-1200004〜1202988 (フランスで販売:JD06-5100002〜5100481)
                                       1990年1月1日発行カタログにはラインナップ。これが最後と思われます。

[59] RE:教えてください 〜その2〜 - 2005/07/19 02:45 - Name:大家のtakaです。  Date:2006/01/19(木) 03:37
(2)エンジン系の違い
  ※エンジンNo.もフレームNo.とほとんど同じで、一文字“E”が入るだけです。 例)・TL125E-1000003 ・JD03E-1000011 
    今は、フレームNo.とエンジンNo.は同一ですが、70年代前半は少々ナンバーが前後することは当たり前でした。
 ・排 気 量…TL125(K0)〜K2 →122cc/シリンダーヘッドが一体型。
          TL125s〜TL125sB →124cc/シリンダーヘッドが分割型(カムシャフト・ロッカーアーム・バルブスプリングが納まっている部分)
 ・点火方式…バイアルス→ポイント点火。 イーハトーブ→CDI点火。
 ・排 気 管…エンジンから出てすぐのカーブ。 バイアルス→丸みのあるカーブ。 イーハトーブ→U字型のカーブ
 ・サイレンサーの有無…三角マフラーの先。
          バイアルス→年式で有り無しの2種。有るタイプは、前述(TL125s)のスパークアレスター。
                  本来、北米用レギュレーションに合わせて付けられた機能で、マフラーからでる可能性の有る火粉から、山火事
                  などを防ぐためのものだそうです。形はイーハに比べて細身で、先端に向かってテーパー状に細くなっている。
         イーハトーブ→全車装備。ほぼ円筒形の茶筒タイプ。消音効果を高めるための装備のようです。
 ・キックアーム…TL125(K0)・K1→足を掛ける部分にゴムカバーが付く。
           TL125K2・S・SB→全てメッキ。
(3)フレーム・シャーシ系の違い
 ・塗 装 色…TL125(K0)        ダークグレーメタリック(灰色) ※車体が軽く見えるようにと、グレー色にしたというのが真相です。
         TL125K1〜TL125s  ブラック(製造効率化・コスト節減のお題目の元に、他車と同一の黒になる)
  TL125sB ihatove  クラウドシルバーメタリック(銀色)
 ・リヤショック上部取付部分形状…バイアルス→包み込む様にポケットを伏せたような形状。
                     イーハトーブ→ネジ穴を切られた円棒が付いている。
 ・タンク後部取付部分形状…バイアルス→2本の爪が出ている。
                  イーハトーブ→ネジ穴を切られた円棒が立っている。
 ・シート後のU字フレーム…イーハトーブ→ツールバックを付ける為のステーが溶接されている。
                 バイアルス→何も付いていない。
 ・フロントフォーク…バイアルス→K0・K1は、トップボルト部にアジャスト機能が付いている。
                    K2・Sは、トップはボルトではなく、ゴムのキャップ。
            イーハトーブ→セミエアサスの為、トップボルト部にバルブが付いている。 
 ・リヤショック…バイアルス→同じピッチで巻かれたメッキスプリングが装着されている。ダンパー本体を下にして装着。
          イーハトーブ→ブラックコーティングの可変ピッチのスプリングを装備。ダンパー本体は上に、ロッドを下に伸ばして装着。
                  上下をよく間違って装着している方がいますが、間違えて付けるとダンパーが効かず、跳ねてしまいます。

[60] RE:教えてください〜その3〜 - 2005/07/19 03:05 - Name:大家のtakaです。  Date:2006/01/19(木) 03:38
(4)外装系の違い
 ・フューエルタンクのタンク後部取付形状…バイアルス→大小3枚爪が出ている。
                           イーハトーブ→丸穴の空いたステーが付いている。
 ・フューエルタンクの塗装色…TL125(K0) タヒチアンレッド、キャンディーサファイアブルー、パイングリーンの3色(輸出は赤のみ)
               TL125K1  キャンディーサファイアブルー
               TL125K2  タヒチアンレッド、パイングリーンの2色(輸出は赤のみ)
               TL125s   マリアナブルーメタリック、シャイニーオレンジ(輸出はオレンジのみ)
               TL125sB ihatove 1色のみ
 ・サイドカバーエンブレム…バイアルス国内向けは“BIALS”、輸出向けは“TL125”
       TL125(K0) タヒチアンレッド、キャンディーサファイアブルー、パイングリーンのソリッド色3種(輸出は赤のみ)
        TL125K1 キャンディーサファイアブルーのソリッド色タイプ
        TL125K2 イエロー〜タヒチアンレッド、イエロー〜パイングリーンのグラデーション2種(輸出は黄〜赤グラのみ)
        TL125s  マリアナブルーメタリック、シャイニーオレンジのメタリック色とソリッド色2種(輸出はオレンジのみ)
        TL125sB ihatove 1色のみ
 ・前後フェンダー … TL125(K0)・K1→フェンダーの縁取りがない。
           TL125K2・S・SB→フェンダーに縁取りがある。
 ・テールレンズ … バイアルス→サイドにリフレクター(反射板)が付いている。
           イーハトーブ→リフレクターなし。
           ※同じように、バイアルスのみ、フロントのリフレクターがヘッドライト下に付く。
 ・シートの模様 … バイアルス→5本の縦縞。(注:よく似たものにTL50のシートがあるが、これは7本の縦縞)
           イーハトーブ→10本の横縞。

まだまだ詳しく書けば有りますが、これくらいで頑張って見てください。
武やんsanのバイアルスとイーハトーブの違い(パーツで互換性が無いもの)は、長くなりすぎたので改めさせて下さい。
ある程度参考になるかと思いますので、よろしくお願い致します。

この辺りのことは、ページを改めてまとめて解説したいと思います。

以上