はじめに


◆操体法専門の操体院です。

操体法は、昭和初期に仙台の医師 橋本敬三(1897-1993)が創案・体系づけされたものであり、東西医学と異なる未病医学に基づく独自の診断・臨床法をもつ日本医学であると言えます。
操体哲学として「息・食・動・想」と「環境」という生命力学のバランスの重要性を説いています。

操体法の源流は高橋迪雄氏の正体術を、ほぼそのまま取り入れたもので、骨格関節の動きを二者択一的に比較対照させて分析し、辛いほうから楽な方へと体を操って運動系の歪みを正すことにより、症候の治癒、改善をはかったもので、当初は紛れもない正体術そのものであったとも言われています。

橋本敬三氏が高齢により現役から退かれ、代診者を指導する立場になられた頃に正体術と同じ『比較対照した運動感覚差から楽な方に動き、たわめの間をとり、呼気で瞬間急速脱力』させていた方法から操体法の本流となった原始感覚(快・不快の生命感覚)のききわけへと変化したのです。

橋本敬三氏が晩年になって辿りついた教えが高弟(三浦寛東京操体フォーラム実行委員会理事長)に本流として受け継がれ、今なお進化しています。



操体法を取り入れている多くの臨床家が古い時代の操体法(正体術と同じ)をそのままされているのも事実です。

古い時代の操体法では、さほどの効果はなく、足りないところは他の治療法と組み合わせているのが現実です。
臨床家の中には、操体法はカイロプラクティック等と比べて効果が短いという方もいらしゃいますが、それは「快」のききわけをとおしているのではなく、単に「楽」な動きを選択しているからだと思われます。

「楽」と「快」は明確な違いがあり、からだは楽な動きを選択しないで、快適感覚を求めるのです。この快適感覚を味わうことができなければ、その効果も期待できないということになります。
当操体院は本流の教えに基づく操体法を専門にしています。器具等の使用や他の療法との併用は一切行っておりません。


からだの症状・疾患でお困りの方、是非、操体法を味わっていただくことをお勧めします。
すべての症状・疾患にはからだの歪みが必ず存在します。この歪みを正体に戻すのに、操体法では患者さん自身がからだにききわけて、感覚診断をし、快適感覚を味わうことによって治癒力を引き出します。患者さん自身が医療者の立場にあるのです。